「ガンダム」をテーマにしたチームバトルアクションゲームとして15年間ファンに愛され続けてきた「機動戦士ガンダム VS.」シリーズ。
その最新作となる『GUNDAM VERSUS(ガンダムバーサス)』が、本日7月6日(木)、ついにPlayStation®4向けに発売された。
さまざまなモビルスーツ(MS)を駆って、「ガンダム」に登場する多彩なフィールドでのバトルが楽しめる「機動戦士ガンダム VS.」シリーズ。
本作では伝統の2on2方式のチームバトルに加え、3on3対戦や、味方全員で挑む巨大ボス戦など、今までになかった多彩な対戦ルールが導入され、最大6人でのオンラインマルチプレイに対応した。
さらに、PS4®向けのやり込み要素として、ひとりでコツコツ遊べるトライアルバトルや機体開発といったソロプレイ要素も新搭載。オンラインでもオフラインでも、存分に手に汗握るMSバトルが楽しめる。
PS.Blogがお送りする特集では、それぞれがこだわりのガンダム愛を持った4人のスタッフによる、リレー形式でのゲーム紹介&プレイレビューをお届け中。
ついに発売日を迎えた今回の特集第4回では、気になるソロプレイ要素と、オンライン体験会では触れることができなかったMSの中から注目機体を紹介する!
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<レビュー担当スタッフ>
PS.BlogスタッフT
ガンダム偏差値※:52
小学生で再放送の『機動戦士ガンダム』を初視聴し、最初に作ったガンプラがガンキャノン。宇宙世紀至上主義ではありつつも、シリーズ新作は毎度チェック。最近の作品もイケるクチです。
「ガンダム」ゲームは「エクストリームバーサス」シリーズも下手の横好き程度にはプレイ済みで、本作ではガンダム・バルバトスに興味アリ。
オンライン対戦に腰が引けがちなのは否めないとはいえ、「行けるかだと? 行くしかねぇだろ!」気分で参戦します。
※PS.Blogスタッフ間基準
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「やり込みの違いが決定的な差になることを……教えてやる!」
充実のソロプレイ要素をチェック!
本作の「PLAY」メニューから遊べるゲームモードのうち、ソロプレイに対応しているのは「アルティメットバトル」「トライアルバトル」「フリーバトル」「チュートリアル」の4つ。
このうち「アルティメットバトル」は特集第2回の記事中で詳しい内容をお伝えしたので、今回はそれ以外の3つ、「トライアルバトル」「フリーバトル」「チュートリアル」の詳細をご紹介します。
難易度の違う10のルートを攻略! 「トライアルバトル」
ソロプレイに特化したゲームモードの「トライアルバトル」は、マップや出現する敵、自分のパートナーなどが決められた複数のミッションからなるルートを攻略していくモードです。
オンライン体験会のバージョンではひとつのルートのみがプレイできましたが、製品版では10ルートが最初からプレイできます。
挑戦するルートと使用するMSを選んだらバトル開始です。各ルートの中には分岐や隠しステージが存在するものもあり、原作のシチュエーションをイメージしたミッションや、巨大モビルアーマーと対決するボス戦ステージなどが用意されています。
各ミッションは敵の戦力ゲージをゼロにすることでクリアでき、途中でやられてしまった場合もコンティニューが可能。
ルートを制覇すると、報酬として機体開発に使える「GP」が手に入り、難しいルートほどもらえるGPも多くなります。
実際にプレイしてみた感想としては……なかなかの手応え! 各ルートはEASY、NORMAL、HARD、ULTIMATEの4種類の難易度が設定され、ミッション数や出現する敵の強さもそれに応じて変化しますが、HARD以上では敵の回避も的確になり、油断していると囲まれてボコボコにされることも……。
トライアルバトルでは、アルティメットバトルのように使うMSの性能を上げることはできないので、全ルートをクリアできるかはプレイヤーの熟練度と根性次第。
味方CPUもある程度は頼りになりますが、難しいミッションではプレイヤーが積極的に攻めて、早めに敵の戦力を減らしていくのがベターですね。幸い、出現する敵は固定なので、繰り返し挑戦して有効な機体や攻略のパターンを探っていくといいでしょう。
操作の基本はここで学べる! 「チュートリアル」
「チュートリアル」はその名前の通り初心者向けの練習モード。ここではMS操作の基本を順番に学べます。
チュートリアルで使う機体はガンダム(RX-78-2)に固定されていて、表示される操作方法をひとつひとつ実際に試して自由に確認していく形式。
ここで基本操作を学んだら「フリーバトル」に行き、好きな機体で実戦形式のトレーニングをしましょう。
より実践的なトレーニングモード? 「フリーバトル」
CPUを相手に、最大2対2のチーム戦が行なえる「フリーバトル」。1対1、1対2などの対戦形式も選べるほか、セッティングを変更することで試合時間やブーストゲージの量、覚醒の時間やゲージの量、戦力ゲージの増減などを変えることができます。
勝利してもGPや機体の経験値は入りませんが、CPUを相手に実戦形式で気になる機体のアクションを確認し、連続技や立ち回りを練習するにはうってつけ。
相手MSが動かないよう設定することもでき、実質的なトレーニングモードとしても活用できます。
ちなみに、チュートリアルでもさらっと説明されますが、本シリーズではボタン長押しでチャージができたり、方向キーを押しながら攻撃を行なうことで通常とは違った攻撃を出すことができます。
特に、ガンダムの格闘攻撃は方向キーを横方向に入れて出すことで、広範囲をカバーする攻撃を出すことができ、これがなかなか強力。
チャージ攻撃も攻撃方法がメイン射撃や格闘と異なる攻撃になる場合があり、初めて触るMSではそうした攻撃にきづかないこともしばしば。
ユニコーンガンダムのデストロイモードのように、特殊状態などで攻撃アクションが変わるMSもいるので、本作からシリーズを始めようという新米パイロットは、使いたい機体がどんな能力を持っているのかフリーモードでひと通りチェックしておきましょう!
「機体を育ててやる! 徹底的にな!」
機体開発でストライカーやパイロットを収集!
「お気に入り機体・ストライカー」の設定、「機体開発ツリー」、「作品紹介」が見られる「MOBILE SUIT」メニュー。
このうち「機体開発ツリー」では、「アルティメットバトル」や「トライアルバトル」で入手できるGPを消費して、MSごとに設定された各要素をアンロックし、ゲーム中で使えるようになります。
最初のプレイ時からプレイアブルMSとして用意された機体がすべて使える本作ですが、初期状態のMSは、メインパイロットのみが開放されたレベル0の状態。
ここから各種のバトルで経験値を稼ぎ、機体レベルを上げることによって、機体開発ツリーの各要素がアンロック可能になっていきます。
開発ツリーは機体によってさまざまで、用意されているのは援護機のストライカー、パイロット、称号、エンブレム、バトルナビなど。
複数の機体の開発ツリーに同じストライカーやパイロットがいることもありますが、この場合どれか1機でアンロックすれば、ほかの機体の開発ツリー内でもアンロックされます。
すべてのストライカーやパイロットをアンロックできるだけのGPと機体レベルを稼ぐには、かなりのやり込みプレイが必要になりそう。
ただ、GPは全機体共通なので、お気に入りの機体でバトルに挑戦してGPをため、徐々にほかの機体にも手を出していくことも可能です。
「Hi-νガンダムは伊達じゃない!」
製品版から気になる4機のMSをピックアップ!
本作の発売時にプレイヤーが使用できるMSは、総勢90機以上。オンライン体験会では最終的にその約半数を使用できましたが、それ以外の機体にも注目の機体が多数存在しています。今回はその中からレビュアーが特に気になった4機をピックアップして紹介します。
■Hi-νガンダム/コスト500
パイロット:アムロ・レイ
型式番号 :RX-93-ν2
所属:ロンド・ベル
頭長高:20.0m
重量:27.9t
急造されたνガンダムの完成形といえる、サイコ・フレーム搭載MS。
武装は名前だけ見るとνガンダムとほぼ共通に思えますが、特殊射撃の「ニュー・ハイパー・バズーカ」の弾数増加、格闘攻撃の変化、サブ射撃の「フィン・ファンネル【展開】/【射出】」と内容も異なるなど、細かな違いがあります。
注目すべきは、さらに強力になったフィン・ファンネル! 展開時は自機の周囲に最大6つが張り付いてビーム・ライフルの発射と連動して射撃を行ない、射出時は素早く敵の元へと飛んでいき、ビームを射出してくれます。
前者は簡易なビームのように集中した攻撃を敵に与えることができ、後者は敵を囲むように連続した攻撃が可能。
特殊格闘の「サイコ・フレームの共振」の発動でさらに性能が強化され、遠距離からでも敵に強いプレッシャーを与えることができました。
■メッサーラ/コスト300
パイロット:パプテマス・シロッコ
型式番号 :PMX-000
所属:ティターンズ
頭長高:23.0m
重量:37.3t
巨大なスラスターを搭載し、変形・飛行が可能な可変MS。メイン射撃の「メガ粒子砲」を始め、強力な射撃武装を搭載しているので、遠めの間合いを保ちながらスキあらば射撃でダメージを与えていく、後衛のようなバトルスタイルに向いていそうなMSです。
対戦相手にとって嫌だろうな、と感じるのはサブ射撃の「メガ粒子砲【照射】」。
弾速が速く、ヒットすると一時的にしびれて動けなくなるスタン効果もあるため、離れたところから撃ち、当たったところでダメージの大きめなメイン射撃で追撃するといったこともできそうです。
敵に近づかれたらすかさず変形して距離を取れますし、クセはあるものの味方との連携を強めに意識することで戦いを有利に進められる機体でした。
■ガンダムエピオン/コスト500
パイロット:ミリアルド・ピースクラフト
型式番号 :OZ-13MS
所属:OZ→ホワイトファング
頭長高:17.4m
重量:8.5t
射撃武器を全く持たない、本作の収録MSの中でも特に変わり種のMS。
武装は、通常格闘の「ビームソード」とサブ射撃に割り当てられた「ヒートロッド」のみで、飛び道具の間合いで戦おうとしても手も足も出ません。
その反面、接近した状態でビームソードをヒットさせれば方向キーとの組み合わせで怒涛のラッシュを決められます。
ブーストダッシュやステップ以外に、メイン射撃に割り振られた「ホーミングダッシュ」や、ジャンプ中にダッシュステップで出せる変形など、特殊な移動アクションも充実。
また、特殊射撃に割り振られた「ビームソード【出力切替】」でブーストゲージ消費が激しくなる代わりに攻撃力と機動力が上がる特殊な機能も持っています。
正直なところ、使いこなすのはかなり難しそうですが、ラッシュ成功時のゴリゴリと相手の体力を削っていく感覚はほかのMSでは味わえない爽快さなので、ぜひ一度は試してほしい機体でした。
■マックナイフ(マスク機)/コスト300
パイロット:マスク
型式番号 :CAMS-05
所属:キャピタル・アーミイ
頭長高:16.0m
重量:32.6t
特異なスタイルが目を引く可変MS。
軽快な運動性に加え、武装も追尾性能の高めなメイン射撃の「ビーム・バルカン」&サブ射撃の「グレネード・ランチャー」、多段ヒットさせやすい格闘武器の「プラズマ・クロウ」と、直感的に使えるわかりやすいものが揃っています。
さらに、ストライカーとは別の援護機であるバララ機を呼び出し、攻撃のアシストをさせる特殊格闘「マックナイフ【呼出】」を活用して、ひとりで敵を挟撃するような攻め方も可能。ほかのMSとはひと味違ったプレイが楽しめます。
操作の軽快さや武装のわかりやすさで、新米パイロットでも扱いやすそうな機体なのですが、「ビーム・バルカン」以外の攻撃については、攻撃後のスキがちょっと大きめなところも……。
とはいえ、ユニークな外見やどこかひょうきんにも見えるアクションは触っていて面白く、こちらもぜひ試してほしいMSです。
間合いを意識しつつ射撃攻撃で敵の体力を削り、ここぞという場面で飛び込んで格闘攻撃による大ダメージを狙っていくなど、機動力を活かす戦法を心がけるのがよさそうです。
ダウンロード通常版&『プレミアムGサウンドエディション』を、お得な早期購入価格で配信中!
PlayStation™Storeでは、ダウンロード版『GUNDAM VERSUS』の通常版と、期間限定生産『プレミアムGサウンドエディション』が好評配信中! ダウンロード版の早期購入特典として、「GUNDAM VERSUS特製テーマ」も付属する。
また、8月2日(水)までは早期購入価格として、通常版が7,970円(税込)、『プレミアムGサウンドエディション』が10,886円(税込)で購入可能。購入を検討中の人はお得なこの期間に手に入れよう!
オンライン配信版 ¥9,020
いよいよ発売を迎えた『GUNDAM VERSUS』。個性豊かなMSからお気に入りの機体を見つけ、充実したソロプレイ用ゲームモードで腕を磨いたら、オンラインにもぜひ挑戦してみましょう!
次回の特集では、これまで記事をお届けしてきた4人のオールドタイプこと、PS.Blogスタッフによる座談会を実施! オンライン体験会や製品版でのプレイを通じてわかった本作の魅力を、それぞれが語り尽くします、お楽しみに!
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GUNDAM VERSUS
・発売元:バンダイナムコエンターテインメント
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:チームバトルアクション
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 通常版 希望小売価格 8,200円+税
ダウンロード版 通常版 販売価格 8,856円(税込)
ダウンロード版 通常版 早期購入価格 7,970円(税込)
パッケージ版 プレミアムGサウンドエディション 希望小売価格 11,200円+税
ダウンロード版 プレミアムGサウンドエディション 販売価格 12,096円(税込)
ダウンロード版 プレミアムGサウンドエディション 早期購入価格 10,886円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン時:1~6人)
・CERO:A
※ダウンロード版の早期購入価格は2017年8月2日(水)までです。
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