人間と同じ見た目を持つアンドロイドが一般化した社会における、人間とアンドロイドの立場の違いや、それにより起こる事件などを描くPlayStation®4用ソフトウェア『Detroit: Become Human(以下『Detroit』)』。4月末に配信された体験版をプレイして、その分岐の多さと物語の変化に驚いた人や、もし自分が”アンドロイド”に関わることになったら……と思わず考えてしまった人も多いのでは?
また、4月末には体験版の配信とほぼ同時に、ツイッター上で「アンドロイドが”意識”や”感情”を持ったら、あなたはどうする?」というアンケートを実施したり、「#Detroit体験版」のハッシュタグを付けていただき自由な感想を募集したりもしました。すでに結果を調べていただいた方もいらっしゃると思いますが、『Detroit』の発売迫る今回は、これらの結果を電撃PlayStation編集部が改めてご紹介! みなさんの熱量をお伝えしていこうと思います。
ツイッターアンケートの結果はこうなった!
本アンケートは、投票期間は1週間ながらも、合計10,000人以上もの方が参加。その投票結果は下記の通りとなりました。
ご覧の通り、投票してくれた方のうち、58%が「人間と平等に扱う」とのことでした。体験版で操作できるコナーもそうですが、やはり見た目も内面も人間のように精巧なだけに、機械として認識するのは難しいということでしょうか。一方で「意識をもったアンドロイドは危険なので破壊する」が2番目に得票数が多く、17%を占めています。いくら人間に似ていようとも、アンドロイドは身体能力や頭脳で人間に勝る機械。となれば、反乱を危惧して早めに処分したほうがいい、という判断も十分納得できるものです。そして「意識があっても機械は機械なのでモノとして扱う」が14%、「意識があっても人間とは違うのでペットとして扱う」が11%、と続きました。この2つは扱い方にこそ差はあれど、一定の距離感は保ちつつ関係を構築していく、といった感じでしょうか。
本作の脚本を手がけるデヴィッド・ケイジ氏は以前、「アンドロイドを人間と平等に扱うことは、日本らしいことだと思います」と言っていましたが、その結果を裏付けるものになったかもしれません。海外のユーザーさんの意見も気になるところです。
また、SIEローカライズスペシャリストである谷口新菜が、本作を手がける前と後で意見が変わった、と『Detroit』の特集記事第3回で言っていたように、本編で自分自身の選択によって迎えた結末を見たあとで再びこのアンケートを振り返ると、その考え方は投票当時と変わっているかもしれません。そういった心境の変化が起こりうるのも、本作に秘められた魅力でもあります。本編プレイ後は、今一度この問いを自分へ投げかけてみるのもおもしろいかもしれませんね。
「#Detroit体験版」に寄せられた感想をピックアップして紹介!
ここからは『Detroit』の体験版をプレイした方々の感想をピックアップして紹介。本作を遊んでくださった方々の生の声から、”本作の魅力”や”本作へのみなさんの期待と熱量”を感じていただければ幸いです。
※一部をPS.Blogの表記ルールに準じて変更いたしました。
自分の選択がキャラクターに熱を与える感じとか、望まない罪悪感の残る結果にすごく引き込まれて落ち込みそうにw すごく楽しみ! すでにパッケージ版予約済みでしたがさらに楽しみになりました
選択肢が沢山あるね。大して変わらないものもあるんだろうけど、間違えたら人の命が危険に晒されるようなものもある。ドキドキしたよ。あとアンドロイド花輪さん超イケボ。
最初に受ける衝撃は、目に入る綺麗な情景。次に受ける衝動は、焦り出すストーリー(没入感)。最後に受ける情動は、変えたい運命!! 面白かったです!! 続きを早く見たい!!
純粋にストーリーもよさそうだけど、自分の選択でどういう結果になるのか凄く楽しみ。というか、コナーはダニエルについてどう考えていたんだろうか? とか、いろいろ考えてしまって昼も眠れない。
映像がリアルなだけに、映画を観ながら自分で物語を進めていくような感じで、スティックを傾けたり360度回しながら情報を探すプレイスタイルが簡単で普段ゲームやらない人でも楽しめると思った。
アンドロイドだからこそ現場の状況から「何が」あったのかを瞬時に調べることが出来る良さがあるが「人間」ではないと言うことが人々から不安に思われるという。なんとも考えさせられる作品
ムービーと操作場面にグラフィックの差異がなく美しいし、分析・調査の仕方が近未来で興奮したし、時が差し迫る中、物語の結末に影響を及ぼす選択と決断をしていかなければならない緊張感がたまらないし、最後のトレーラーなんてもう映画の予告並の素晴らしさでつまりその最高でした。
翻訳字幕のフォントや訳の違和感を心配してたけど杞憂でした。こんなに選択肢があるのに没入感があるのはすごい。ますます期待です。
「OPTIONS」で変更を確定する際に「制限時間」が有り、プレイを始める前からこの作品に漂う緊張感をひしひしと感じた。犯行の再生と巻戻しで証拠を掴んでいくパートは、「そこで止めて…拡大!」という、恒例の格好良い体験が出来る。声優の演技も素晴らしい。
コナーが部屋で歩いてると、その場でゆるく一回転するモーションが面白いなと思った! アンドロイド機械ならまっすぐ歩くだけでいいけど、くるりと回る動作があることで人間らしさがある
トレーラー見たときと印象が全然違ってびっくりした。完全にハート掴まれた。ゲームの中で起こることはお前に責任があるんだぞ、って感覚を叩き込んで来るまでのスピードが『HEAVY RAIN』に比べたら信じられないほど早い。やばい。
周回プレイであれこれ試してみると、同じ内容でも細かい部分で気付きがある。交渉の際、倒れているSWAT隊員に近づくと選択肢が出るのだけど、話してる最中に到達しても、旧来のゲームのように会話がスキップすることがなく、きれいに繋がっていく。
やり込んでみた感想を…。成功率100%だとしても、それが本当に正しい選択なのか、それとも別の道があったのか大変考えさせられるゲームでありました。人を助ける、またはアンドロイド側につく…。製品版がとても楽しみです。
“自我を持った機械が反乱を起こす”というのは、日本なら手塚治虫の『メトロポリス』など、SF作品ではよく見る展開ではあるけれど、今作は人間の感情とは何かを問う物語であり、人間側がエゴの強い悪いものとして描かれているそうなので、その辺りも楽しみ。
そうか、これは優等生的な選択肢を選んで成功させることが正解ではないのか。ほかのエンディングも見てみようと思う。
体験版の範囲だけでも、プレイヤーによってさまざまな結末が描かれる本作。それを表すかのように、さまざまな感想が寄せられました。数が多いので一部のみの掲載となりますが、グラフィックの美しさに感動したり、結末がまったく異なることに驚くといった感想が多く見られます。また、アンドロイドとはいえしっかりと感情移入し、物語に没入した人がほとんどのようで、さらに先の展開に思いを馳せる人も少なくありません。なかには本編が楽しみなあまり、体験版を一周で止めるという人もいらっしゃるようです。ともあれ、テクノロジーが発達している現代、近く登場するかもしれないアンドロイド(やそれに準ずる機械)をどう扱っていくかという問題を真剣に考えた人も多く、デヴィッド・ケイジ氏が本作に込めたテーマは、すでに伝わっていると言えるかもしれません。
期待に溢れる本作の発売は5月25日(金)! 発売まで残り僅かな期間を、ぜひ体験版をプレイしたり、感想や意見などを話し合ったりして、気分を盛り上げていきましょう。
さまざまな特典が付いた「Premium Edition」や「Digital Deluxe Edition」も予約受付中!
豪華な特典が付いたパッケージ版「Premium Edition」では、本編ディスクに加えて、100点以上のアートやグラフィック、設定資料、開発者のインタビューなどを収録した、日本限定特別編集アートブックが付属! さらに86曲にもおよぶゲーム内楽曲を収録したオリジナルデジタルサウンドトラックや、オリジナルPS4®用テーマ、オリジナルステッカーが、特製ボックスに封入されています。
ダウンロード版の「Digital Deluxe Edition」では、本編DL版に加えて、数十点のコンセプトアートを収録した海外版デジタルアートブック、オリジナルデジタルサウンドトラック、オリジナルPS4®テーマがセットになっています。
本編の世界観をより深く知りたいという人は、ぜひ予約して手に入れましょう!
▼PS4®『Detroit: Become Human』のPS Storeでの予約購入はこちらから
——————————————
Detroit: Become Human
・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:オープンシナリオ・アドベンチャー
・発売日:2018年5月25日(金)予定
・価格:パッケージ版 通常版 希望小売価格 6,900円+税
パッケージ版 Premium Edition 希望小売価格 8,900円+税
ダウンロード版 通常版 販売価格 7,452円(税込)
ダウンロード版 Digital Deluxe Edition 販売価格 8,532円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:D(17才以上対象)
——————————————
『Detroit: Become Human』公式サイトはこちら
©Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Quantic Dream.
コメントの受付は終了しました。