『バイオハザード RE:4 VRモード』試遊レビュー！レオンになりきって過酷な救出劇に挑む究極の没入感【TGS2023】

今冬に無料配信が予定されているPlayStation®VR2『バイオハザード RE:4 VRモード』。本ダウンロードコンテンツ（DLC）は、PlayStation®5版『バイオハザード RE:4』のストーリーモード全編が、PS VR2で体験できるようになる追加DLCだ。

世界中のゲームファンから絶賛された『バイオハザード RE:4』の世界に丸ごと飛び込み、”究極の没入感”でサバイバルを味わうことができる。鬱蒼とした森、狂気を湛えた者が彷徨う村、厳かな装飾と仕掛けが散りばめられた古城など、精緻に描かれたステージの細部まで、ヘッドマウントディスプレイを通して360度見渡すことが可能に。3Dオーディオの臨場感が、さらに没入感を深める。主人公のレオン・S・ケネディになりきって、大統領令嬢救出任務に挑もう。

9月21日（木）から24日（日）にかけて開催された「東京ゲームショウ2023」では、本VRモードをいち早く体験できる試遊台が出展された。「バイオハザード」に登場する銃器類の模型も数多く展示され、来場者の注目を集めていた。

三人称視点から主観視点への変更により臨場感と恐怖が格段にアップ

今回の試遊は、ゲーム開始直後にレオンを操作できるようになるところからスタート。通常のモードではこれまでに何度もプレイしてきたシーンではあるものの、PS VR2の4K HDRディスプレイに映し出される夜の森は、非常に鮮明かつ本当に不気味で、自然に歩みが重くなってしまう。道中にある牛の死体などはあまりにもリアルで、近づくことすら恐ろしい。

また、通常のモードではカメラ視点が三人称視点の”ビハインドビュー”だが、このVRモードでは基本的にレオンの主観視点となっているのも特徴のひとつだ。これによって通常のモード以上にレオンになりきっている感覚を味わえるので、臨場感と恐怖がさらに増している。

もちろんPlayStation VR2 Sense®コントローラーでプレイすることも、本モードの大きなポイントとなる。『バイオハザード RE:4』において重要な装備となるナイフの操作はもちろん、銃を構えたり狙いを定めたりといった操作は、コントローラーを持つ手を実際に動かすことで実行できるようになっていた。

目の前に迫る敵の攻撃をナイフで弾く快感

左胸あたりに装備されているナイフに左右どちらかの手を近づけて、L1ボタンかR1ボタンを押すとナイフが装備可能に。ナイフを持った手を振ることで実際に攻撃することができる。ナイフを持っている手のL2ボタンもしくはR2ボタンを押すと、逆手持ちができるのもカッコいい。

もちろん一部の敵の攻撃にタイミングよくナイフを合わせることでパリィもできる……と説明を受けたが、VR空間で対峙する敵のサイズはあまりにもリアルで迫力も段違いだ。そんな敵の攻撃を正面からナイフで弾くなんて無謀にも程があるが、恐怖に耐えながら試してみると、意外にあっさりとパリィに成功することができた。体勢を崩した敵へのメレー（体術）は×ボタンを押すだけで実行できるので、一瞬でピンチがチャンスへと変わるのが面白い。敵の攻撃を恐れずよく見て、その軌道にナイフを合わせるような感覚で手を動かすと、パリィが成功しやすい印象だ。この感覚はクセになりそうだ。

手間がかかるリロードも”究極の没入感”の一助に

ハンドガンは右の腰あたりに装備されており、左右どちらかの手を近づけてL1ボタンかR1ボタンを押すことで持つことができる。そのままコントローラーを動かして狙いを定め、L2ボタンもしくはR2ボタンを押すことで発砲が可能だ。リロードする際は、まず○か△ボタンを押してマガジンを排出。そしてハンドガンを持っていない方の手で左腰にある予備のマガジンを取り出し、ハンドガンに近づけることで挿入する。そして同じくハンドガンを持っていない方の手で、ハンドガン上部のスライドを掴み、コッキングを行なうことでリロードが完了する。

こうして実際に操作方法を確認してみると、ものすごく手間がかかるように思えるが、PS5版『バイオハザード　ヴィレッジ』のVRモードとリロード操作はほぼ同じ。『バイオハザード　ヴィレッジ』のVRモードをプレイしたことがある人ならすんなりと操作できるはずだ。もちろん慣れるまではハンドガンを落としてしまったり、予備のマガジンをうまく掴めなかったりして焦ることもあるだろう。しかし、そのドタバタ感もVRモードの醍醐味だ。

今回の試遊で体験できたのは『バイオハザード RE:4』の本当に序盤の一部だったから、敵の攻撃もさほど厳しくはなかった。しかし、VRモードでのプレイはひたすら新鮮で、何度もプレイしたことがある場所ですら新たな恐怖を味わえるのが面白い。

『バイオハザード RE:4』の代名詞とも言うべき、レオンがまず足を踏み入れることになる”不穏な村”はVRモードではどのように描かれるのか？そしてVRモードで出会うアシュリーからはどのような印象を受けるのか？気になることが多すぎて、試遊を終えたあともワクワクが止まらない。

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バイオハザード RE:4

・発売元：カプコン
・フォーマット：PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル：サバイバルホラー
・発売日：好評発売中
・価格：パッケージ版希望小売価格通常版 8,789円（税込）
　　　　ダウンロード版販売価格通常版 7,990円（税込）
　　　　ダウンロード版販売価格デラックスエディション 8,990円（税込）
・プレイ人数：1人
・CERO：Z（18才以上のみ対象）

バイオハザード RE:4 VRモード（バイオハザード RE:4 追加DLC）

・フォーマット：PlayStation 5
・配信日：今冬予定
・価格：無料

※PlayStation VR2専用
※このDLCをプレイするにはPS5版『バイオハザード RE:4』本編ソフトウェアが必要です。

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