不思議で奇妙なウォーキングシミュレーター『Baby Steps』が来年PlayStation®に登場！

※本記事は英語版PlayStation®.Blogの日本語翻訳記事です。

本日9月15日（金）の「State of Play」で、新作『Baby Steps』がPlayStation®で発売されることが発表されました。主人公であるネイト、そして一緒に歩みを進めていくこのゲームの世界観をご紹介します。

不思議で奇妙なウォーキングシミュレーター『Baby Steps』が来年PlayStation®に登場！

足とともに

『Ape Out』や『Getting Over It with Bennett Foddy』などの開発者であるGabe Cuzzillo氏、Bennett Foddy氏、そして私が開発に携わった『Baby Steps』は、歩き続けることが最大の難関となる未知の旅へプレイヤーたちを誘います。文字通りのユーモアあふれるコントロールスキームでプレイヤーの皆さんは、DualSense® ワイヤレスコントローラーを使い、足をあげる動作からおろす場所までネイトの歩みを手動で制御することになります。

ただし、足を置く場所には気をつけてください！すべての路面が物理的にシミュレートされているので、ネイトを一歩ずつ導きながら、荒々しい地形を舞台に数々のチャレンジをクリアしていきましょう。

頂点を目指す過程で、予想外の障害につまずいてしまうこともあります。本作では、そのような障害に対してユニークなアプローチを見つけて対処すること、あるいはうまく対処できなかったときに別の手段を見つけられるスキルが求められます。失敗を重ね、そこから多くを学ぶのです。原動力となる汚れたツナギを身に着け、旅を続けましょう。

まず、初めの一歩を踏み出してみましょう。次に自然に歩けるようになるまでステップを踏み続け、目の前の障害物を見極めてから、まるで催眠にかかってしまいそうなリズムに身を委ねていきます。

足場を固めよ

主人公は、外の世界と向き合おうとしていなかった落ちこぼれのネイト。物語は実家の地下室に引きこもって生活をしていたネイトが、自身の人生を大きく変える壮大な旅に出るところから始まります。少しアレンジを加えた昔ながらの異世界物語の如く、ネイトは自分が謎めいた領域に一瞬でテレポートしていることに気づきます。しかし自分は暗示された”選ばれし者” ではなく、取るに足らない人物であることに気づくのです。

ネイトは登山しながらその土地に生息する動物たちと心を通わせ、彼をからかい軽蔑する敵たちとも遭遇します。そして、道を見失い途方に暮れて戸惑いますが、それを悟られまいと感情を隠します。『Baby Steps』では、カットシーンやセリフのナレーションに即興的な手法を用いて、遊び心にあふれた軽快な語り口でネイトの物語が描かれています。

本作では開発者たちが自らナレーションを担当し、各シーンのユーモアを発掘するまでレコーディングとテストを行まっています。クスクス笑いやブレイクを残した型破りな編集と、CuzziiloとFoddyの遊び心あふれる関係性が『Baby Steps』にコメディ映画のような雰囲気をもたらしています。

世界はあなたの手のなかに

茂みに隠れている傲慢なオーストラリア人、行く手に立ちはだかる卑屈なオーストラリア人、靴を売ろうとしない嫌味なオーストラリア人など、『Baby Steps』の世界ではつねにオーストラリア人との新たな出会いが待ち受けています。「次はどんなオーストラリア人に出会うのだろう」、「今度はネイトがどんな失言をするのだろう」などと、さまざまな要素を噛みしめながら物語を楽しむことができます。

歩を進めるネイトを取り囲むのは、環境サンプルから作られたリズミカルなシーケンスで構成されるダイナミックなサウンドスケープです。木々の枝がリズムに合わせて曲がり、きしみ、コオロギが鳴く。風がリズムに乗って木々や茂みの間を吹き抜け、鳥がさえずり、歌う。それぞれの環境ごとに新しいサウンドとリズムが登場し、無限でユニークな、そしてプロシージャル生成されたミュージカルサウンドスケープに組み込まれていきます。