11月5日(金)発売予定のPlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェア『コール オブ デューティ ヴァンガード』。本作は、全世界のプレイヤーから支持を受けるFPSシリーズ「コール オブ デューティ」(以下「CoD」)最新作だ。
今作は、2017年発売の『コール オブ デューティ ワールドウォーII』を手がけたSledgehammer Gamesが開発を担当。第二次世界大戦のヨーロッパや北アフリカのほか、太平洋における戦いが描かれる。今回は、9月11日(土)から9月13日(月)に予約者限定で実施された、本作の対戦モード“マルチプレイヤー”のベータテストプレイレポートをお届けする。
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新アクションが追加されてもテンポよく豪快なバトルは健在!
まず操作周りとしては、ダッシュボタン2度押しで短時間より速く走れる“タクティカルダッシュ”やエイム中に近接攻撃ボタンで近くの障害物に武器を固定できる“武器マウント”といった、2019年発売の『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』で採用されたアクションが復活しているところがポイント。
必須というほどではないが、使いこなすことで要所でメリハリの効いた戦い方ができるだろう。ちなみに通常のダッシュは無限にできるので、マップと参加人数にもよるがシリーズ特有のテンポの良いバトルが楽しめた。
さらに、初期状態では発砲で画面左上のミニマップに位置が表示されなくなり、表示したい場合は“レーダー”のPERK(パーク)を装備する必要があることも大きい。発砲した相手プレイヤーの向きは画面上のコンパスには表示されるので、よりプレイヤーの索敵力が試される仕様になったといえるだろう。
アクションが復活していることもあり、操作は『CoD モダン・ウォーフェア』をより洗練させた感じだが、キャラクターの耐久力がやや高い印象を受けた。相手を確実に倒すには武器種ごとの射程を把握した立ち回りや、より高いダメージを与える部位を狙う腕前が重要になりそうだ。
また、マップの各所に、板が張られただけの壁などプレイヤーの攻撃で破壊可能なオブジェクトが多数配置されているのも大きな特徴といえるだろう。これらのオブジェクトは、銃弾が貫通するので防御面では頼りにならないが、あれば相手の目から隠れられる利点がある。壊すか壊さないか、壊すとしてもどこまで壊すかといった判断力が問われるところだ。
伝統的な6vs6から大人数戦まで同じルールとマップで楽しめる!
今作のマルチプレイヤーでは、参加人数によってバトルが“Tactical”と“Assault”、“Blitz”の3タイプに分かれているのが大きなポイントだ。ベータテストでは、すべてのゲームタイプが選択された状態でロックされているため、個別のタイプを選ぶことはできなかったが、AssaultとBlitzのゲームタイプのマッチを何戦か体験できた。
今回プレイできたのは、いずれも屋内戦が中心の“HOTEL ROYAL”マップだったが、索敵すればすぐに敵と遭遇するかなりの激戦ぶりで、やられることも多かったが、ハイテンションのバトルが非常に楽しかったことだけは伝えておきたい。
ベータテスト2日目では、固定のプレイリストとしてBlitzタイプの“TEAM DEATHMATCH”ルール“一閃”が個別にプレイできるようになったので、2週目から参加予定のプレイヤーはより手軽に大人数戦のカオスぶりを体験できることだろう。
新ルール“PATROL”は絶えず移動する目標の確保が勝利条件
ベータテストでは、シリーズおなじみの“DOMINATION”などに加えて、新ルール“PATROL”が体験できた。このルールは、マップ上にひとつだけある目標にプレイヤーが待機することで加算されるスコアを競うチーム戦で、シリーズのプレイ経験がある人にはピンとくると思うが、“HARDPOINT”がベースとなっている。
HARDPOINTとの違いは、目標が特定のルートに沿って移動し続けることだ。目標を確保するには味方チームの誰かが範囲内にとどまり続ける必要があるため、目標を確保しつつ奪取せんと近づいてくる相手プレイヤーに対処するのはかなり難しい。必然的に目標の奪い合いがひんぱんに発生するので、HARDPOINTよりも勝敗の行方がわからない混戦となった。
また、不特定のプレイヤー同士がチームを組んで戦ういわゆる野良マッチにおいて、このルールは先にあげた参加人数によっても戦術が大きく変わるとも感じた。6vs6では、目標に直接攻め込める人数によって勝敗が決まる印象だったが、大人数になるほど直接目標を押さえるのではなく、相手プレイヤーを排除して目標から遠ざけるプレイも生きるようになるだろう。
世界観に合わせて武器やPERKのシステムも一新!
武器やPERKと呼ばれる特殊能力を組み合わせてプレイヤーの装備をカスタマイズできるシステムは、本シリーズの魅力のひとつといえる。今作は、第二次世界大戦が舞台ということで登場する武器が一新されたほか、PERKも過去作とは異なる能力が多いので、シリーズをやり込んだ人も新たな組み合わせの追求に頭を悩ませられるはずだ。
特徴は、メイン武器に最大10種のアタッチメントが装着可能なことだろう。今作でも各武器は経験値によってレベルが上がり、装着可能なアタッチメントが追加されていく。アタッチメントには過去作で武器PERKと呼ばれたアイテムも含まれ、リロード速度向上などの能力の付与が可能だ。
さらに、アタッチメントには効果にメリットとデメリットが付与されるものも多数あるため、どの性能を伸ばしていくかはっきりとした方針をプレイヤーが持つことが重要となるだろう。
ベータテストではキャラクターレベル30までの上限が設けられているが、かなりの種類の武器やPERK、グレネード類が使用可能となっていることもつけ加えておきたい。
今回は『コール オブ デューティ ヴァンガード』の予約者を対象とした1週目のベータテストについてレポートしたが、9月17日(金)午前2時からはすべてのPlayStation®ユーザーを対象としたオープンベータテストが実施される。参加に際してPlayStation®Plusの加入は必要ないので、PS5/PS4本体を持っていれば誰でも新たな戦場へ参加できる。
「CoD」シリーズの目玉である6vs6のバトルに加えて、世界中を巻き込んだ戦いを題材とした作品ならではの大規模戦を特色とした本作のマルチプレイヤー、この機会にぜひ参加してほしい!
コール オブ デューティ ヴァンガード
・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:ファーストパーソンシューティング
・発売日:2021年11月5日(金)予定
・価格:PS5/PS4 ダウンロード版 販売価格 クロスジェンバンドル 9,680円(税込)
ダウンロード版 販売価格 アルティメット版 13,090円(税込)
PS5 パッケージ版 希望小売価格 スタンダード版 9,680円(税込)
PS4 パッケージ版 希望小売価格 スタンダード版 8,690円(税込)
ダウンロード版 販売価格 スタンダード版 8,690円(税込)
・CERO:審査予定
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