恐竜などの古代生物が生息する島で生存していくサバイバルACT『ARK: Survival Evolved』(アーク:サバイバル エボルブド)。ゲームの概要をお伝えした第1回に引き続き、今回は本作に登場する主な古代生物や、製作できるアイテムなどを紹介していきましょう。
圧倒的な存在感を誇る古生物たちに、恐竜ファンはもちろん、それほど詳しくない人でもワクワクするはず。その感覚を本記事で一足先に体験してもらえればと思います!
気分はサファリパーク! 島で見つけた恐竜や古代生物を激写!
本作の魅力は、なんといってもリアルな恐竜たち! 島ではさまざまな恐竜や動物が暮らしている姿を見ることができます。地域によって見ることができる生物はさまざまで、種類によって生息域が分かれていることがわかります。
なお、ゲーム開始時にはスタート地点を複数の場所から選択できます。大別すると東西南北の4方向ですが、初心者は比較的おとなしい生物が多い南側のスタートがよさそうです。
余談ですが、最初は東からのスタートを選んだのですが、いきなり凶暴なヘビに襲われて即死したのはトラウマになっています……(苦笑)。
《ドードー》
おそらくほとんどのプレイヤーが最初にお世話になるであろう鳥です。おとなしいうえに殴ってもほとんど逃げないので、序盤の食用肉を集めるのに最適。実際、人間による乱獲で絶滅してしまいました。本作に登場する生き物のなかでは、めずらしく人間と同時期に実在していた動物ですね。
《パラサウロロフス》
おとなしい草食恐竜。攻撃しても反撃してこないため食用にいいかと思いきや、逃げ足が非常に速く、壁際に追い詰めるなどちょっと工夫しないと倒すことはできませんでした。狩りの基本を学ぶにはいい相手かも。
《イクチオサウルス》
水中にいると、まれに向こうから近づいてくる人懐っこい魚竜です。海に入るとぐいぐい近づいてくるので攻撃的な動物かと思うかもしれませんが、ぜんぜん安全です! テイム(後述)の方法が特殊で直接生肉をあげることで手なずけられます。
《トリケラトプス》
いわずと知れた草食恐竜の代表格。私はティラノサウルスよりトリケラトプス派でした。ゲームでは島全域に生息しており、群で生活するようすが多く見られます。攻撃すると反撃してくるので、序盤に手を出すとボコボコにされるので注意が必要です。
《ブロントサウルス》
見上げるほどの巨体を持つ大型恐竜。難易度が低めのスタート地点である南側の海岸にも出現するため、始めたばかりでもすぐに見ることができます。むしろ、スタート地点の側に家を建てたら、出現したブロントサウルスの足踏みで家を壊されかけたことも……。ちなみに、いろいろな事情があって現在はアパトサウルスというのが正式名称となっているようです。
《ユタラプトル》
群で狩りをする、中型の肉食恐竜。かなり足が速く、見つかったが最後、段差などをうまく利用しなければほぼ逃げられません。ユタラプトルに勝てるようになれば、初心者卒業といってもいいかも?
《プテラノドン》
いわゆる翼竜と呼ばれる、空を飛ぶ恐竜として有名なプテラノドン。本作では島全域で空を飛んでいる姿を見ることができます。さらにいえば、地面を普通に歩いている姿もかなりの確率で見ることができます。地面を歩いているプテラノドンという図はなかなか目にできないので、かなり衝撃を受けること間違いなし!
《バリオニクス》
陸上だけでなく、水中でも素早い動きを見せる肉食恐竜。水中だと攻撃にスタン効果があり、一方的に攻撃されてしまいます。一度攻撃されたらスタン地獄から抜け出ることが困難なため、自分のキャラクターが死ぬまで画面を見続けるしかないというトラウマメーカーです。
《ティラノサウルス》
恐竜界の人気者、ティラノサウルスももちろん登場! 大きいですが、本作に登場する恐竜のなかでは控えめなほうかも。とはいえ、やはり迫力と出会ったときの感動は段違い! まあすぐにそのあと食べられることになると思うので、近くで見たい場合は死ぬ覚悟もしておきましょう(笑)。
今回は比較的有名どころ数種類のみの紹介となりましたが、本作に登場する古代生物は100種類近くにものぼります。実際にプレイしてみると、行く先々で新たな出会いが待っていることに気付くはず。
毎回気になるのが「あの動物は襲ってくるのかどうか」ということなのですが、個人的にオススメの見分け方は歩く足の数。四足歩行の動物は比較的おとなしいものが多く、二足歩行の生物はほとんどが強暴です。まずは遠くから観察してみるといいでしょう。
移動用から戦闘のおとも、荷物運びなど大活躍! 恐竜や動物を手なずけてペットにできる「テイム」要素とは
前回も少し紹介しましたが、本作の特徴の1つとして、出てくる古代生物(水棲生物含む)のほとんどをテイム(手なずけ)することができます。三葉虫、メガネウラなどはテイムできませんが、恐竜やほ乳類などはどんなに体が大きくてもテイム可能! 今まで恐竜が登場するゲームはそれなりにありましたが、ここまで自由に飼いならして連れ歩けるゲームは初めてではないでしょうか!?
テイムする方法は非常に簡単! 殴って気絶させて、エサをねじ込む(エサとなるアイテムを渡す)だけ! もっとゲーム的な説明をすると、棍棒や麻酔矢といった非殺傷系の武器で動物を攻撃すると「気絶値」という数値が溜まります。この値が一定以上になると動物が昏倒するので、そのあいだにその動物のエサとなるアイテム(肉食なら生肉、草食ならベリー系が多い)を渡す、これだけです。
動物は気絶値がゼロになると起きてしまうので、その前にテイム値を上げ切れれば無事テイム完了となります。エサは複数渡しておけば一定時間ごとに自動的に食べてくれるので、操作はほとんどしなくてよし! 気絶値も特定のベリーを食べさせることで引き伸ばすことができるので、基本的には気絶させてしまえば(動物の種類によっては時間はかかるものの)テイムはほぼ可能です。
問題は、気絶している恐竜も、ほかの肉食獣に襲われる可能性があるということ。そりゃ動かない獲物がいたら「しめしめ」といわんばかりに食いつきますよね……。ということで、テイム完了まで守りきるのもプレイヤーの仕事なのです。
方法としては、単純に自分で監視して守る方法や、周りに柵を立てて隔離してしまう方法などがあります。先に隔離場所を作っておいて、そこにおびき寄せるor追い込むのもいいかもしれません。
なお、当然ながら一部の草食動物や肉食動物のほとんどは攻撃してきます。彼らの攻撃を耐えながら気絶させられるだけの装備が必要になるので悪しからず。テイムする方法は簡単だと言ったけど、テイムそのものが簡単だとは言っていない……!
テイムした恐竜の使い道がいろいろ用意されているのもニクイところ。わかりやすいところでいえば護衛ですね。本作は基本的に恐竜との戦いになりますが、装備が整っていない序盤~中盤では、中型以上の恐竜は人の手に余るほど強力です。そこでテイムしたペットを使い、戦闘を有利に進めるのがひとつの手段となります。
ただし、ペットにも体力があり、ゼロになると死んでしまいます。キャラクターとは違い復活もできないため、お気に入りのペットは大事に扱う必要があるでしょう。ペットには時間経過で経験値が入るため、一定の強さになるまでは拠点で待機させておくのも大事だと感じました。初めてテイムしたドードーがいつの間にか肉食恐竜に食われていたのは、非常に悲しかった……。
また、アイテムの運搬用としてもペットは非常に優秀。本作のアイテムにはそれぞれ重さが設定されており、許容範囲を超えて持つと、一切動けなくなってしまいます。なので、ペットに荷物を持たせて多くの素材を持ち帰るのに役立ちます。ただし、当然道中にほかの肉食動物に襲われることもあるので、警護は万全にしたいところ。
一定以上の大きさの動物にならば、サドルを取り付けることで騎乗することもできます。歩くスピードは動物によってさまざまですが、多くの場合は人が歩くよりも早いため、遠出するにはほぼ必須! ちなみに、魚竜などは騎乗したまま海に潜ることができますし、プテラノドンなどであれば空を飛ぶこともできます。島は空を飛ばないと移動がままならないくらい広いので、翼竜は一家に一匹欲しいマストダイナソーといっていいでしょう。
自給自足で生き残れ! サバイバルに役立つさまざまなアイテムを紹介!
ゲームを始めると裸で放り出されるため、本作では生きるためにさまざまなアイテムを製作しなければいけません。自然物や生物から素材を集め、それを材料として多彩なアイテムを製作していきます。最初は覚えているエングラム(レシピ)の数も少ないうえ、手に入る材料も限られているので、あまり多くのアイテムは作れません。しかし、ゲームを進めていくと、作れるようになるアイテムの膨大さに度肝を抜かれるはず……! それくらい多彩なアイテムを作ることができるのです。
アイテムを作るには、まずそのアイテムのエングラムを習得している必要があります。エングラムの習得にはEPと呼ばれるポイントが必要。EPはキャラクターがレベルアップすると一定ポイント入手できます。これを消費してエングラムを習得し、作れるアイテムを増やしていくのは基本となります。
当然、アイテムを作るには素材が必要。最初は道具も持っていないので、素手で集めます。その辺に落ちている石を拾ったり、草をむしったりして集めるのですが、なんと素手で木を殴り倒すこともできます……! しかし素手で木を殴るたびにダメージを受けるので、その点には注意が必要ですね。普通に考えて、そりゃ痛いですよ。
石や木材、わらといったアイテムを入手できれば、最初の道具……ピッケルや斧などが作れるように! これらを使って石を削り出したり、動物から皮をはいだりして、さらなるアイテムを作っていくのが序盤の大まかな流れ。このように、少しずつできることが増えていき、装備が充実するにつれ行動範囲が広がり、さらに新しい素材に出会う、といった循環が気持ちいいのも本作の魅力です。うまくいくまでに何十回と死んだんですけど……。
では、ここからはゲーム中で実際に製作できるアイテムを紹介! おおまかなカテゴリー別に分け、どんなことができるのかを交えて解説していきます。もちろんここで取り上げたものはごく一部。実際にはこの数倍ものアイテムを作ることができるので、実際にゲームを購入して確かめてみてください!
《道具系》
序盤のおとも、石の斧や石のピッケルなどが代表格。サバイバルゲームの多くでは、採集対象に合った道具を使う必要がありますが、本作ではどちらでも構いません。石に斧を使っても、木にピッケルを使ってもOKです。じゃあなんで2種類必要なの? と思うかもしれませんが、なんと使う道具によって手に入る素材の割合が変化するんです。たとえば木から素材を得ようと思った場合、斧を使うと木材が多く採れるのに対し、ピッケルを使うとわらが多く取れます。このように、欲しい素材に応じて道具を使い分ける、というのが本作の特徴となっています。
さらに欠かせないのが、たいまつやたき火といった光源系の道具。夜はかなり暗く、移動すらままならないほどなので、最初の夜が来る前には何かしらの光源は欲しいところです。たいまつは手に持ち歩けるのが利点ですね。一方たき火は持ち歩けませんが、生肉を焼くことができます。空腹対策に焼肉は必須ですので、こちらも早めに作っておきたいですね。なお、たき火などは、燃料となる木材やわらを入れておかないと火がつかないので注意が必要です。
《武器》
斧やピッケルでも攻撃することはできますが、獲物を狩ったり身を守るためには、しっかりとした武器も欲しいところ。序盤に活躍するのは槍やパチンコ、弓といった武器です。槍は確率で壊れてしまうのが欠点ですが、近接武器としては随一の威力を持つほか、投げ槍としても使うことができます。パチンコは周囲に落ちている石を弾として使えるため、弾に余計な資源がかからないのが特徴。弓は別途矢を必要としますが、遠くから攻撃できることと、麻酔矢を作って遠距離から安全に恐竜を気絶させられるのが利点です。
《防具》
どう猛な生き物と戦う際には防具は必須! 最初は布の防具から始まり、素材を手に入れることで皮や毛皮、キチンなど、さまざまな材質の防具を作成可能になります。当然、いい素材のものほど防御力も高いため、可能な限りよい物に交換していくのがベスト。とはいえ、防具は部位ごとに分かれているため、一式そろえるのにはかなり多くの素材が必要になります。
なお、防具には防寒と防熱というパラメータもあり、それぞれ寒い場所・暑い場所にどれだけ強いかを表しています。寒かったり暑かったりすると体調に影響が出てしまうので、そういう意味でも防具の準備はしっかりしたほうがよさそうです。
《建材》
拠点となる家を建てることも可能です。家はそのままポンと建つわけではなく、土台に壁、屋根、ドアなど、さまざまなパーツを一つひとつ作り、それを自分で組み合わせて建築していきます。作るパーツが多い分必要な素材数も多くなりますが、積み木の要領で自分だけの家を作れるのが大きな魅力。階段や窓などといったパーツもあり、自由度はかなり高いといえます。
加えて、わらの家や石の家というように、使う素材によって家の耐久度や見た目も大きく変化。実用性だけを追求した四角い家を建てるも、ロフトやベランダを備えたオシャレなログハウスを作るもプレイヤーしだい! また、巨大な木の上にはツリーハウスを作れるなど、一風変わった拠点を作ることもできます。
《家具》
家具というとちょっと語弊がありますが、収納箱など拠点に設置することが前提のアイテム、という感じ。収納箱はその名の通り、持ち歩く必要のないアイテムをしまっておける倉庫として活躍します。そのほかにも、肉やベリーなど、そのまま持っていると腐ってしまう食べ物を長期間保存しておける食料保存庫、金属をインゴットにする製錬炉に、上等な道具を作ることができる作業台など、クラフトにとっても重要となる設備などが存在します。こういったアイテムを製作して、少しずつ拠点としての利便性を向上させていくのも序~中盤で大事なことです。
そして、必ず設置しておきたいのがベッド。リスポーンポイントとして活用できるほか、ベッドからベッドへはファストトラベル(瞬間移動)が可能です。まあそのときに持っているアイテムはすべてその場に落としてしまうため、長距離間で素材を移動する手段としては使えないんですが……。それはプテラノドンとかを使ってください。プテラノドンはあまり重い荷物を持てませんが(苦笑)。
《菜園》
菜園を製作すれば、ベリーや野菜などを栽培することができます。ただし、種を植えれば自動的に育つというわけではありません。種が育つには、水と肥料が別途必要です。水は皮袋などに入れて自分で運ぶ方法もありますが、あまり現実的ではありません。一番いいのはパイプで水路を引いてしまうこと。もちろんパイプも自作です。肥料は動物の糞を使いましょう。動物は一定時間おきに糞をするので、それを拾って集めます。ブロントサウルスの糞など、大きいものほど長持ちするので、ブロントサウルスを見かけたらお尻のあたりで待ってみてもいいかも? あ、一応キャラクターも糞をするので、それを使ってもOKです。
古川未鈴さんと雨宮伊織さんによる実況動画を見て、本作の基礎知識を把握しましょう!
本作の発売に先駆けて、でんぱ組.incのメンバーで、ゲーマーとしても知られる古川未鈴さんと、妄想キャリブレーションの雨宮伊織さんによる紹介動画を公開中です。古川さんが雨宮さんにレクチャーしつつ、実際にゲームをプレイしながら本作の要素を一つずつ丁寧に解説しています。ぜひともご覧いただき、本作の魅力に触れてみてください。
今回見られる動画では「クラフト編」で衣装、家屋、ベッドなど、サバイバル生活に必要なものを作っていくまでの流れを解説。また「恐竜&冒険編」では、島内を闊歩する恐竜たちをフィーチャーし、古代生物、草食恐竜、肉食恐竜にいたるまで手なずける方法を紹介しています。ティラノサウルスすらも手なずけて、島内を冒険する姿にワクワクすること間違いなしです!
古川未鈴と雨宮伊織のARK: Survival Evolved 恐竜世界を生き残れ!-クラフト編-
https://www.youtube.com/watch?v=F-_gxG1pQp8
古川未鈴と雨宮伊織のARK: Survival Evolved 恐竜世界を生き残れ!-恐竜&冒険編-
https://www.youtube.com/watch?v=v4FyMpD8R1M
10月26日(木)に発売される電撃PlayStation Vol.649には、『ARK: Survival Evolved』の付録冊子「原始世界の手引書」が付属します。サバイバルの基礎知識から恐竜の手なずけ方まで、初心者をばっちりフォローするガイドを掲載。こちらもお楽しみに!
本作に登場する恐竜やアイテムを紹介しましたが、これでもまだ氷山の一角。実際にプレイすると、新たな発見ばかりで頭が追いつかないかもしれません。しかし、自分の体験によって知識を得て、少しずつ進んでいくのが非常に楽しい作品です。ここはひとつDIY精神を磨きながら、太古の自然のなかでサバイバルできる日を待ってみてはいかがでしょうか。
▼PS4®『ARK: Survival Evolved』のPS Storeでの予約購入はこちらから
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ARK: Survival Evolved(アーク:サバイバル エボルブド)
・発売元:スパイク・チュンソフト
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:オープンワールド恐竜サバイバルアクション
・発売日:2017年10月26日(木)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 6,800円+税
ダウンロード版 通常版 ARK: Survival Evolved 販売価格 7,344円(税込)
ダウンロード版 ARK: Survival Evolved – Explorer’s Edition 販売価格 11,880円(税込)
・CERO:D(17才以上対象)
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『ARK: Survival Evolved』公式サイトはこちら
© 2017 Studio Wildcard. ARK: Survival Evolved is a trademark of Studio Wildcard. Created and developed by Studio Wildcard, Snail Games, Efecto Studios, Instinct Games, and Virtual Basement.
※画面は開発中のものです。
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