
◆2025年11月13日(木)更新:シェアスクリーン機能と販売数に関する画像と記載を修正しました。
5年前の2020年11月にPlayStation®5は発売を迎えました。ロード画面を過去のものにする圧倒的なスピード、そして、まるでゲームの世界に入り込んだかのような没入体験によって、PS5は新たな世代の幕を開けました。
本記事では、発売5周年を記念して、PS5がシステムソフトウェアアップデートや新しい周辺機器、コミュニティーの成長を通じてどのように進化してきたのかを、年ごとに振り返ります。
2020年: 新世代の幕開け
2020年11月の発売とともに、PS5は家庭用ゲーム機の可能性を再定義しました。超高速SSD、臨場感あふれる3Dオーディオ、革新的なDualSense® ワイヤレスコントローラーなどの機能を備え、かつてない没入体験を実現しています。

● シェアスクリーン機能の登場により、プレイヤーはPS5を通じてリアルタイムでフレンドのゲームプレイを視聴できるようになりました。のちにこの機能はPlayStation®Appでも利用可能となり、これまでに16億回以上利用され、合計9億時間以上視聴されています。『フォートナイト』『Roblox』『Call of Duty: Modern Warfare II』『グランド・セフト・オートV』などが、最も頻繁にシェアされたタイトルです。
● PS5発売当初から、アクセシビリティは重要な取り組みのひとつでした。発売時点で既に11のアクセシビリティ機能を搭載していましたが、2025年までにはその数が20にまで増加。”アクセシビリティタグ”や、2個目のコントローラーを”アシストコントローラー”として使用できる機能などが追加されました。PS5ユーザーのうち、4人にひとりが少なくともひとつのアクセシビリティ機能を使用しています。
● すべてのPS5本体と周辺機器には、PlayStation®のシンボルである△〇✕▢をあしらった微細なテクスチャが施されています。DualSense® ワイヤレスコントローラーだけでも、45,674個の小さな△〇✕▢が刻まれています。
2021年:進化するゲーム体験
プレイヤー数の増加に伴い、PS5の機能も拡張しました。2021年は、ソーシャル機能とストレージ拡張を中心に進化を遂げた年でした。

● 初の大型システムアップデートでは、世代を超えたシェアプレイに対応。PlayStation® Plusに加入していれば、PlayStation®4で遊んでいるフレンドに向けて、PS5からバーチャル上でコントローラーを”渡す”ことが可能に。シェアプレイ機能は、PS5で7億回以上利用されています。
● この年は、M.2 SSDによるストレージの拡張にも対応。広く普及している”M.2”規格に対応したことで、市販品を用いてPS5のストレージを自由に拡張することができ、現在では数百万人のプレイヤーがPS5にM.2 SSDを導入しています。
● PS5でキャプチャーしたゲームのスクリーンショットや映像をPS Appに共有する機能も追加されました。これまでに合計56億を超えるキャプチャーがPS Appにアップロードされています。PS Appの利用率も伸びており、現在ではPlayStationの全メッセージのうちの約半数がPS Appから送信されており、ボイスチャットは10億回以上行われています。
● さらに、PS5初のカラーバリエーションである「ミッドナイトブラック」と「コズミックレッド」も登場し、お好みの色でカスタマイズを楽しめるようになりました。
2022年:広がる選択肢、広がる遊び方
2022年、PS5はさらなる進化を遂げ、より豊かでパーソナライズされたゲーム体験を実現しました。

● VRR(可変リフレッシュレート)機能の導入により、映像の乱れを最小限に抑え、より滑らかで鮮明なプレイを実現。VRR対応モニターを使用しているプレイヤーのうち96%が、日常的にこの機能を有効化しています。
● この年は、PlayStation®Plusのサービスもリニューアル。新たに3段階のプランからお選びいただけるようになり、PlayStation Plus エクストラおよびプレミアムに加入すれば数百本のタイトルを収録したゲームカタログを、プレミアムに加入すればさらに数百本のクラシックスカタログのゲームが遊び放題になりました。サービス開始当初と比較して、カタログを利用したプレイヤーの総数は2倍に増加し、両カタログの累計プレイ時間は現在140億時間を突破しています。
● さらに、PS5のパーソナライズ性もさらに広がり、銀河をモチーフにした新しいカラーバリエーション「ノヴァピンク」「スターライトブルー」「ギャラクティックパープル」が登場しました。
2023年:新たな周辺機器で遊びの限界を押し広げる
2023年は、さらなるハードウェアの革新が進んだ一年でした。

● PlayStation®VR2 が登場し、視線トラッキング、ヘッドセットの振動、そしてPlayStation VR2 Sense®コントローラーによるハプティックフィードバックやアダプティブトリガーを通じて、次世代の没入体験を実現しました。
● DiscordボイスチャットがPS5に導入され、プラットフォームを超えたプレイヤー同士のコミュニケーションが可能に。リリースして以来、PS5上でDiscordボイスチャットセッションは累計10億回以上使用され、1回あたりの平均セッション時間は約105分にのぼります。
● PlayStation Portal™ リモートプレーヤーは、リモートプレイのあり方を再定義しました。現在では、PS5の全リモートプレイセッションのうち、50%以上をPS Portalが占めており、モバイル、PC、PS4、PS5を上回る利用数となっています。
● さらに、PlayStation史上初となる、カスタマイズ機能を備えたハイパフォーマンスコントローラー、DualSense Edge® ワイヤレスコントローラーや、あらゆる方がより快適にゲームをプレイできるよう設計したAccess™コントローラーも登場しました。
● PS5ゲームのクラウドストリーミング対応により、PlayStation Plus プレミアムの加入者は、ゲームカタログやゲームトライアル、PlayStation®Storeで購入した対応タイトルをPS5でストリーミングプレイできるようになりました。
● 加えて、プレーナーマグネティックドライバーを採用した新しいオーディオ製品シリーズを発表。独自のPlayStation Link™テクノロジーによる高速かつロスレスなオーディオ接続を実現するPULSE Explore™ ワイヤレスイヤホンを発売し、続いて2024年初頭にはPULSE Elite™ ワイヤレスヘッドセットをリリースしました。
2024年:よりパワフルに、よりつながる体験
2024年は、コミュニティーとより深く繋がり、パーソナライゼーションを推し進めた1年でした。

● 新機能”コミュニティゲームヘルプ”が登場し、自分のゲームプレイ映像をほかのユーザーに向けてヒントとして共有できるようになりました。ヒントは参加登録したプレイヤーの協力によって生成されるもので、現在では数百タイトルにおいて、世界中のプレイヤーから数千件におよぶ役立つヒント動画が投稿されています。
● PS5のホーム画面にWelcomeハブを新たに導入し、お好みにあわせてウィジェットや背景を自由にカスタマイズできるようになりました。カスタマイズの利用率は導入以来上昇しており、最も人気の高いウィジェットはバッテリー残量表示、そしてプレイヤー自身のゲームプレイのスクリーンショットが最も多く背景として選ばれています。
● さらにこの年、PlayStation史上最も高性能で革新的なコンソールであるPlayStation5®Proを発売。PlayStation 30周年アニバーサリーコレクションも展開し、30年にわたる歩みを祝いました。
2025年:5年にわたる“遊び”の軌跡
この5年間の歩みを振り返ると、数字がその軌跡を物語っています。

● PS5は全世界で累計8,400万台以上を販売。これらのPS5をすべて並べると、総延長はなんと約28,600キロメートル。東京からサンフランシスコ、ロンドンを経由して、再び東京へ帰って来られるほどの距離になります。
● これまでに世界中の4,000以上のクリエイターによって、7,500本を超えるPS5タイトルがリリースされました。累計プレイ時間で見ると、PS5のマルチプレイヤーゲームのトップ3は『フォートナイト』『グランド・セフト・オートV』『Call of Duty: Modern Warfare II』、シングルプレイヤーゲームのトップ3は『アサシン クリード ヴァルハラ』『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』『ホグワーツ・レガシー』でした。
● プレイヤーがPS5上で獲得したトロフィーは累計400億を突破。そのうち1.1億がプラチナトロフィーです。
● そして、この5年間でPS5プレイヤーが記録した総ゲームプレイ時間は1,000億時間に達しました。
発売から5年を経た今も、PS5は進化を続けながらプレイヤー同士をつなぎ、クリエイターとコミュニティー双方にとって”遊び”の意味を再定義してきました。この5年間の素晴らしい歩み、そしてともに歩んでくださった何千万のプレイヤーの皆さんに、心より感謝いたします。
※ 数値はすべて2025年9月時点の社内データに基づきます。









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