
※本記事は英語版PlayStation®.Blogの日本語翻訳記事です。
たくさんの方に楽しんでいただいている『Ghost of Yōtei』(ゴースト・オブ・ヨウテイ)。篤の復讐の旅路については「State of Play」でも特集したほか、多彩な武器を駆使する戦闘の奥深さや、美しくも荒々しい蝦夷地の探索を形作る仲間や脅威との出会い、さらにはそのサウンドスケープ(音風景)についても紹介してきました。
そしてこの記事では、フォトモードについて詳しく説明します。
前作と同じく、『Ghost of Yōtei』はプレイヤーが画面上のアクションをあらゆるタイミングで停止させ、さまざまなオプションを利用し、その瞬間を魅力的な写真や、感情をゆさぶるシネマグラフ、迫力あるライブ写真へと自在に形作ることができます。ここでは、フォトモードの機能について一通り紹介するとともに、それらの設定を活用して蝦夷地の旅を写真に収めるためのヒントをお届けします。
『Ghost of Yōtei』のフォト機能 | |
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ライブ写真 | △ボタンを押すと、視点を動かしながらアニメーションが作れる”ライブ写真”のカメラ位置を、最大で16箇所登録できます。 |
ズーム | 12mm~300mm |
被写界深度 | オフまたはf/1.2~f/63 |
ピント調節 | 0.1m~200m |
色補正 | なし、色彩、白黒、白黒 弐、嵐、秋、侍 赤、煙、紅葉、銀杏、鉄板写真 |
色補正の強さ | 0%~100% |
露出補正 | -5.0~5.0 |
コントラスト(白黒) | 1.0~3.0 |
エフェクト | なし、紅葉、銀杏、笹の葉、橙色の葉、青葉、桜、すすきの綿毛、灰塵、蛍、とんぼ、蝶々、からす、丹頂、島柄長、極光 |
エフェクトの密度 | 0%~100% |
風の強さ | 0~44 |
風向き | 0~358 |
雲の位置 | |
時間 | |
天気 | 現在の天気、晴れ、霧、濃霧、日の出、曇り、雨/雪、大雨/大雪、雷雲 |
環境のアニメーション | オン/オフ |
篤 | なし、非表示、泥塗れ、血塗れ |
表情 | 現在の表情、怒り、困惑、死亡、不信、反感、恐怖、喜び、慎怒、緊張、無表情、悲しみ、驚き、愉快、苛々、心配、期待 |
兜/面頬 | 表示、非表示 |
刃の光 | 0.00~15.0 |
アスペクト比 | 標準、21:9、32:9 |
音楽 | Atsu’s Themeなど |
スタンプ | 写真に複数種類のスタンプを重ねて表示できます。 |
注意:本記事で紹介している写真の例には、ストーリーのネタバレは含まれていません。すべての写真は、ゲームの序盤、オープニングのエリア周辺で撮影されたものです。
初心者向けのガイドとヒント
フォトモードに興味がある方は、ぜひ以下のヒントや写真をご覧ください。ここで紹介する内容は、決して網羅的なものでも、写真撮影の技術的な側面を深掘りするものでもありません。私自身が撮影する際に意識しているポイントをまとめたものです。また、この記事をご覧になっているバーチャルフォトグラファーの皆さんは、ぜひコメント欄でご自身のテクニックなどを共有してください。
撮影の基本
- フォトモードは、方向キーの右ボタンで起動できます。探索中でも、戦闘の最中でも、遠距離からの一撃を狙って構えているときでも、ほぼあらゆるタイミングで使用可能です。
- サブメニューごとに個別の設定をリセットできるほか、▢ボタンですべての設定をデフォルトに戻すこともできます(誤操作を防ぐため確認文が表示されます)。フォトモードを終了しても、最後に行なったカスタマイズの設定は自動的に保存されます。
- オートフォーカスモードも用意されていて、オン・オフの切り替えが可能です。
人物写真や風景写真におすすめの焦点距離
『Ghost of Yōtei』のフォトモードでは、カメラの焦点距離を12mmから300mmまで設定できます。焦点距離は主にズームの値を示し、値が大きいほど遠くのものが大きく映り(望遠)、値が小さいほど広い範囲が映ります(広角)。この幅広い範囲で、ほぼあらゆるシチュエーションにも対応できるはずです。被写体や写真の種類ごとに一般的に適した焦点距離の目安はありますが、絶対的なルールではありません。焦点距離を工夫すれば、思わぬ構図の魅力が引き出せることもあります。ぜひご自分でもいろいろと試してみてください。
風景写真:24mm以下。


人物写真:“日常の一場面”を切り取ったような写真では35mm、顔写真では50mm、被写体がひとりの全身を写す写真には80mmが適しています。同時に被写界深度を浅くすると、前景や背景にあるものがぼやけて写り、被写体を際立たせる効果が生まれます。
マクロ撮影:『Ghost of Yōtei』では、焦点距離を100mm以上にすることで、細部を拡大して写したり、遠くの対象をクローズアップしたりすることができます。

時間を取って周囲を見渡そう
フォトモードを終了する前に、カメラを巡らせて、周りの景色をよく調べてみましょう。NPC同士のやりとりや、近くにいる動物、撮影した写真の別構図など、見落としていたディテールに気づけるかもしれません。
[右] この鷲は、人物写真を撮影したときには、篤の肩越しに遠くに見える小さな点でしかありませんでした。
自然光を変えてみよう
あなたは時間を自由に操ることができます。時間帯を変えてみて、昼の明かりや夜のライティングが写真にどんな変化を与えるかを試してみましょう。真昼の太陽が落とすくっきりとした影や、写真撮影に最適の時間帯だとされているゴールデンアワー(日の出の直後や日没の直前)の柔らかく暖かい光を好ましいと思うかもしれませんし、その場面には壮大な夜空が映えるかもしれません。また、写真の特定の部分を強調したいときには、その箇所に自然光が当たるよう調整することもできます。


時間帯を変えた同じ写真。曇り空と弱い太陽の光は、強くクールな印象を与えます。2枚目の写真では、時間帯をゴールデンアワーに合わせ、雲のかかり方を少し調整することで、より暖かみのある仕上がりになっています。追加のヒント:カメラアングルを少しだけ傾けることで、写真のインパクトを強めることができます(この技法はダッチアングルと呼ばれています)。
昼と夜の人物写真。最初の写真では朝日を利用し、篤の輪郭を際立たせつつ体の一部を影にしています。2枚目の写真は月明かりを使ったもので、篤を画面下3分の1に配置することで、背景に広がる夜空の圧倒的なスケール感を強調しています。
アニメーション付きのカメラVSスチルカメラ
フォトモードのカメラは、デフォルトでアニメーション付きに設定されています。この設定では、篤やそのほかのキャラクターは静止していますが、風に揺れる木々や飛び立つ鳥の群れなどはそのまま動き続けます。シネマグラフ風の写真を撮りたいのであれば、この設定が適しています。このモード専用の“エフェクト”オプションを使えば、画面に降りかかる落ち葉や、火の粉、虫、鳥などを加えることができ(エフェクトの密度も指定可能)、さらに“風向き”オプションで、エフェクトが流れる方向を指定することもできます。


最初の写真では、広角(約24mm)に設定して駆ける群れの大きさを表現し、ダッチアングルを使ってインパクトを強めています。落ち葉のエフェクトは、蹄で蹴り上げられた破片を表しています。
2枚目の写真も被写体は全く同じですが、私自身のアドバイスに従って、カメラで周囲を見回して違う構図を試し、エフェクトを外し、時間帯をゴールデンアワーに変更しました。
色補正:ムードを変え、視線を誘導し、アーティスティックに表現しよう
『Ghost of Yōtei』には、優れた色補正のオプションがいくつも用意されています。私は色補正を変えて違うバージョンの写真を撮影するようにしています。私が撮った写真がすでに100枚以上になっているのはそのためです。実際の例を見てみましょう。
上の4枚は、すべて同じ場所で撮影したものですが、色補正を切り替え、濃霧を追加しました。わずかな調整だけで、穏やかな風景を抽象的なアートのような雰囲気へと変えることができるのです。

左下に人物を配置したことで、この景色のスケールの大きさが強調されています。時間帯を変更して草原に光が差し込む瞬間を探すことも可能ですが、色補正を切り替えるだけで思い描いていた鮮やかさを手軽に加えることができました。

もっと独創的な色補正の使い方も紹介しましょう。“紅葉”の色補正では、赤以外の彩度が落ち、赤だけが際立ちます。これによって、篤の手に残るひっかき傷に気づき、強調することができました。2枚目の写真で分かるように、“銀杏”の色補正を使えば黄色に対して同様の効果が得られます。
創造性を発揮して、いろいろと試してみよう
最終的にできあがる写真は、何をどう組み合わせるかで大きく変わります。色補正や露出、コントラストを調整することで、重要な瞬間の魅力をさらに引き出し、まったく別の創造的な方向性を生み出したりできます。そうした発見を楽しむのもフォトモードの魅力です。
敗北した決闘でさえ、シャッターチャンスになり得ます。この写真では、敵から止めの一撃を受けた瞬間にフォトモードを起動しました。画面を回転させ縦向きにしたうえでコントラストを強くして、紅葉の色補正を使って赤色を強調しています。

次はあなたの番です
ぜひ皆さん自身でフォトモードを試して、撮影した写真をSNSで投稿してください!
Ghost of Yōtei(ゴースト・オブ・ヨウテイ)
・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation®5
・ジャンル:オープンワールド時代劇アクションアドベンチャー
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 通常版 8,980円(税込)
パッケージ版 希望小売価格 コレクターズエディション 31,980円(税込)※
ダウンロード版 販売価格 スタンダードエディション 8,980円(税込)
ダウンロード版 販売価格 デジタルデラックスエディション 9,980円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:Z(18才以上のみ対象)
※『Ghost of Yōtei』ゲーム本編(ダウンロード)およびデジタルアイテムのプロダクトコードが封入されています。早期購入特典が含まれます。
PS Blogの『Ghost of Yōtei』記事はこちら
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