アクションアドベンチャー『野狗子: Slitterhead』が、PlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェアとして明日11月8日(金)に発売される。本作は『SILENT HILL』『SIREN』『GRAVITY DAZE』などを手掛けたゲームクリエイター外山圭一郎氏が立ち上げた開発会社「Bokeh Game Studio(ボーカゲームスタジオ)」の第1作となる。
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猥雑さを色濃く残す架空の街「九龍(くーろん)」を舞台に、プレイヤーは記憶と肉体を失った「憑鬼(ひょうき)」となって、人間に擬態する怪物「野狗子(やくし)」殲滅に奔走する。極彩色のネオン街をさまよい、協力者となる人間である「稀少体」を見つけ出し、危険な場所や組織に潜入しよう。「血の力」を駆使したバトルを繰り広げていくなかで、自身と野狗子出現の謎を追うサスペンスドラマが展開されていく。
姿無き憑鬼が歓楽街に巣食う魔を暴く
1990年代初頭、混沌の街「九龍」。大都市の闇に紛れ、脳のない死体が次々と見つかる連続猟奇殺人事件が起こっていた。捜査は難航を極め、原因不明のまま被害者の数を重ねていく。そんな混迷の折に、繁華街の路地裏でひっそりと目覚める自我があった。それは肉体のない意識のみの存在、憑鬼として、ネオンの海を漂い続けていた……。
野狗子(やくし)
人間に擬態して人間の脳を食す、未知の怪物。擬態を解いたあとのおぞましい姿は個体によって異なり、軟体生物や昆虫、魚類を彷彿させるものなど、さまざまなフォルムを擁している。高い知能を持ったものや驚異的な攻撃力を備えたものなど、その能力も計り知れない。なぜ野狗子はこの世界に現われたのか? 彼らの目的は何なのか? すべての答えは謎のままである。
憑鬼(ひょうき)
実体を持たない精神生命体。都市の住民の体を借りることで、現実世界への物理的干渉が可能となる。一切の記憶を失っているが、「すべての野狗子を殲滅する」という強い意志だけは残っていた。
稀少体
憑鬼と強くシンクロする人間のことを指す。複数人が存在し、強靭な体で人間離れをした能力を発揮する。個別のスキルを持っており、それぞれの特性を活かして野狗子と戦う。
アレックス
フルフェイスのヘルメットで顔を隠し、散弾銃を装備してバイクを駆り、人知れず野狗子を追う「猟人」。ふだんの顔は、黒社会の人間を相手に非合法に営業する外科医だ。
ジュリー
野狗子に襲われて瀕死の重傷を負ったところを憑鬼に救われ、最初の稀少体となる。フードと仮面で正体を隠し、「血の爪」を武器として立ち回り、野狗子殲滅に奔走する。
エド
繁華街周辺を根城に、犬とともにその日暮らしを送るホームレス。かつては華やかなショービジネスの世界に身を置いていたようだが、現在の境遇に至る経緯は話したがらない。
ドニ
陽気とは言い難いが孤独というわけでもない、ごく普通の高校生。比較的裕福な家庭に育ち、友人や教師たちと一定の距離を保って穏便に接している。繁華街のゲームセンターに出入りしている。
トゥリ
外国から九龍へ出稼ぎにやってきた家政婦。得意とする料理をはじめ、家事全般をそつなくこなす。勘が鋭く、他者の振る舞いの些細な違和感を察知し、隠された秘密に迫ることができると自称する。
九龍で生きる人々
野狗子による猟奇事件が発生している九龍では、さまざまな人々が生活している。
アニタ
黒社会組織「金麒麟」が運営する、売春組織に属する娼婦。もともと仲間内では若干浮いた存在ではあったが、性格が急変し、張り付いたように冷たい表情で周囲の娼婦たちから訝しがられている。
ミシェル
ナイトクラブ「Moon Flower」の支配人。裏の顔は売春組織の元締めだ。面倒見がよく、配下の娼婦たちから「娟姐」と慕われている。振る舞いが急変したアニタを案じている。
銀月
新興宗教団体「愛鳴會(あいめいかい)」の幹部。療養中で身動きの取れない宗首(教祖)に代わって、信者を統率する。武道の達人でもあり、極めて高いカリスマ性で信者たちから崇められている。
憑依を駆使して、さまざまなミッションに挑め
肉体を持たない憑鬼は人間の身体に憑依して、その制御を奪うことができる。街中の人間たちを駒として活用し、障壁をすり抜け、特定の人物になりすまし、危険な地域や組織に潜入しよう。屋外で次々に宿主を乗り換えると、街中を高速で移動することも可能だ。
本作はミッションを選択し、そのミッションに挑戦するメインの稀少体と同行者の稀少体を選ぶことで、ゲームが進行していく。ステージに潜んでいる野狗子を捜索、追跡して倒すのが基本となるが、バトルがメインのものや潜入捜査がメインのものなど、ミッションのバリエーションは豊富だ。挑戦するミッションの順番や稀少体の組み合わせは基本的に任意のため、稀少体が持つスキルの相性などを考慮しながら効果的な組み合わせを探してみよう。ミッションが終了するとインターミッション画面に移行し、仲間になった稀少体との会話、強化、コスチュームの変更などができる。稀少体と会話をすることで、新たなミッションが解放されていく。
時間がゆっくり進む「憑依モード」
ボタンを押すことで切り替わる「憑依モード」中は、ゆっくりと時間が進行する。その間に、カメラを操作して憑依対象を探すことが可能だ。憑依可能な対象にはマーカーが表示される。また、憑依モード中はある程度の範囲を見渡したり、魂の状態で空中を移動したりすることも可能。憑依モードは移動、探索、戦闘に至る、すべての行動の基本となっている。
野狗子の正体を暴く
憑鬼は人間の体を駆使して街を駆け、野狗子を探し出していく。気流のような野狗子の気配をたどったり、「鬼子眼(サイトジャック)」で野狗子の視界を盗み見たりしながら、怪しい人物を特定しよう。人に擬態した野狗子は、憑鬼の血を浴びせると正体を暴くことができる。
追跡マーカーと痕跡
正体を暴かれた野狗子は逃走を図ることがあり、逃走中の野狗子には「追跡マーカー」が表示される。マーカーは壁越しにも見えるため、野狗子の位置を把握しやすい。逃走経路に残る煙のような痕跡を見逃がさず、憑依やダッシュを使って野狗子を追い詰めよう。
瞬時に移動できる「ブラッドジャンプ」
ダッシュやジャンプなどの基本アクションに加えて、人間の血を使ったワイヤーアクション「ブラッドジャンプ」で瞬時に足場へ移動できる。連続で使用して素早く空中を移動したり、ビルの屋上などに飛び移ったりすることも可能。野狗子の追跡だけでなく、ステージの探索時にも活用できるアクションだ。
危険な場所への潜入や偵察
自由に移動できる街とは異なり、時には敵の潜む建物内に潜入することもある。見つからないように身を隠し、憑依モードでの偵察や憑依を活用した移動を駆使して、監視の目を掻いくぐりながら先へ進もう。
血の力を用いて戦うスリリングなバトル
憑鬼は憑依した人間を操り、基本攻撃、特殊攻撃、回避、ジャンプ、ダッシュといった、さまざまなアクションを駆使できる。憑依した人間の血液(HP)を消費して生成する「凝血武器」は、斬撃、銃撃、投擲などのさまざまな攻撃を行なうことが可能だ。凝血武器を構えている間は、ガードボタンで敵のほとんどの攻撃を防げる。ガードから攻撃などのアクションにつなぐこともできるが、何度も攻撃をガードすると凝血武器は壊れてしまい、そのたびに少量の血液を失ってしまう。
失った血液は、周辺に飛び散った血溜まりから吸収すると回復できる。血溜まりは人間や野狗子がダメージを受けると現われるため、バトル中はいつでも回復を図ることが可能だ。ただし回復中は無防備になってしまうので、敵から離れたり攻撃してこない隙を狙ったりと、タイミングが重要になる。
憑依する人間を切り替えながら野狗子に挑め
敵の攻撃を受けて体力が少なくなったときは、別の人間に憑依して危機を逃れることが可能だ。通常の人間の身体は脆く、すぐに死んでしまうため、防御や回避が難しい連続攻撃や拘束攻撃などを受けた際は、躊躇せず別の人間に憑依するのがバトルの基本となる。通常の人間よりもはるかに強い稀少体でさえ、ひとりで野狗子を倒すのは難しい。周囲の人間に次々と憑依し、全員の力で野狗子に対抗しよう。
瀕死状態になった人間の蘇生
血液がなくなって倒れた人間は、瀕死状態になってしまう。そのまま時間が経過すると息絶えてしまうが、その前に救出することで蘇生が可能。ボス戦や多数の野狗子と戦う際は憑依できる人間が少ないと不利になるため、可能な限り多くの人間を残しておくことも重要なテクニックとなる。ただし蘇生直後の人間は血液が少ないため、注意が必要だ。
攻撃を受けた際に腕を切断されることも……
腕を切断されると攻撃や回復などができなくなるため、一気にピンチになってしまう。腕は切断された際にすぐに拾うか、一定時間経過後に血を消費することで再生可能だ。ゲームを進めると入手できるスキルの中には、腕が切断された際にタイミングよくボタンを押すことで瞬時に再生できるものもある。
「ディフレクト」や回避で敵の攻撃に対処しよう
敵の攻撃は「ディフレクト」で弾いて無効化できる。成功すると敵の体勢が崩れて反撃のチャンスが生まれ、さらに凝血武器の耐久値も回復する。ディフレクトができない攻撃に対しては、回避したり別の人間に憑依したりして避けるといった対処が必要だ。
連続攻撃を叩き込める「ブラッドタイム」
ディフレクトが連続で成功すると「ブラッドタイム」が発動する。ブラッドタイム中は時間の流れが遅くなり、一方的に攻撃を叩き込むことが可能。ブラッドタイム中に憑依を行なうと制限時間が延びるため、うまく活用すれば一気に形勢を逆転させられる。
稀少体ごとに用意された多彩なスキルを使いこなせ
憑鬼と強くシンクロする稀少体は、スキルボタンを押すことで任意に発動できる「アクティブスキル」と、所持しているだけで効果がある「パッシブスキル」を持っている。ゲーム中に入手した「スキルトークン」を使用すると、スキルを強化することが可能だ。強化を重ねるうちに新たなスキルも解放できるため、どの稀少体を優先して育てていくかによってゲームプレイが変化していく。
アクティブスキル
任意のタイミングで使用できるスキル。血を弾丸にして散弾銃から放つ「ブラッディブラスト」、血の爪で前方に衝撃波を飛ばす「ソニッククロー」、血の槍を投擲する「フェイタルランス」といった攻撃スキルや、周囲の敵と人間を引き寄せる「ブラッドホール」、一定時間HPを回復し続ける「リバイブオール」、敵と自分をつなげて移動速度を低下させる「チェインバインド」といったサポートスキルなど、稀少体ごとにさまざまなスキルが用意されている。一部のアクティブスキルは、通常の人間に憑依した際も使用可能だ。
パッシブスキル
所持しているだけで効果が発動するスキル。基本の血液量を増やしたり、武器の耐久力を強化したり、攻撃を受けた際のリカバリー能力を向上させたりと、戦闘を有利に進められる効果がある。
通常の人間のスキル
バトルでは強靭な稀少体だけでなく、脆弱な通常の人間に憑依して戦うこともある。通常の人間のアクティブスキルは、血を凝固させた爆弾を投擲する「ブラッドクラッカー」、敵の注意を引く「ウォークライ」の2種類だ。
PS5パッケージ版では解説付き設定画集やサントラCDなどが付属する『マニアックエディション』も登場!
PS5のパッケージ版は通常版に加えて、さまざまなアイテムが付属する『マニアックエディション』も発売される。PS5版のゲームソフト、外山圭一郎氏の解説付き設定画集、サウンドを手掛けた山岡晃氏作詞作曲のサウンドトラックCD、特製BOX、ステッカーがセットになっている。
パッケージ版
PS5『マニアックエディション』
<価格>
8,778円(税込)
<内容>
■PS5『野狗子: Slitterhead』ゲームソフト
■外山圭一郎解説付き設定画集『The Art of Slitterhead』
■山岡晃作詞作曲サウンドトラックCD(10曲収録)
■『野狗子: Slitterhead』特製BOX
■『野狗子: Slitterhead』ステッカー
ダウンロード版はデジタルサウンドトラックとアートブックを収録したアプリが付属する『デラックスエディション』も!
ダウンロード版は通常版だけでなく、特典アプリ「野狗子: Slitterhead デジタルサウンドトラック & アートブック」が付属する『デラックスエディション』も登場する。特典アプリには、外山圭一郎氏の解説付き設定画集と山岡晃氏作詞作曲のサウンドトラックが収録されている。
『デラックスエディション』を購入すれば今すぐプレイ可能!
『デラックスエディション』には予約購入特典として、72時間の先行アクセス権が付属している。発売日は明日11月8日(金)のため、『デラックスエディション』を購入すれば今すぐに遊ぶことが可能だ。
ダウンロード版
PS5/PS4『デラックスエディション』
<価格>
7,678円(税込)
<内容>
■PS5/PS4『野狗子: Slitterhead』ゲーム本編
■特典アプリ「野狗子: Slitterhead デジタルサウンドトラック & アートブック」
外山圭一郎解説付き設定画集『The Art of Slitterhead』
山岡晃作詞作曲サウンドトラック(10曲収録)
※サウンドデータのみUSBに接続された外部ストレージに書き出すことができます。
『野狗子: Slitterhead』をPS Storeで予約購入する
野狗子: Slitterhead(ヤクシ スリッターヘッド)
・発売元:Bokeh Game Studio
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:アクションアドベンチャー
・発売日:2024年11月8日(金)予定
・価格:PS5 パッケージ版 希望小売価格 通常版 5,478円(税込)
パッケージ版 希望小売価格 マニアックエディション 8,778円(税込)
PS5/PS4 ダウンロード版 販売価格 通常版 5,478円(税込)
ダウンロード版 販売価格 デラックスエディション 7,678円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:Z(18才以上のみ対象)
※ダウンロード版は、PS5版とPS4版の両方をダウンロードすることができます。
PS Blogの『野狗子: Slitterhead』記事はこちら
©Bokeh Game Studio Inc.
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