3月24日（金）の発売が迫る、PlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェア『バイオハザード RE:4』。本作は、2005年に登場した『バイオハザード4』のリメイク作品。オリジナル版の”核”が何なのかを大切にしながらも、現代のプレイフィール、再構成されたストーリー、最新のグラフィックにより、生と死、恐怖とカタルシスが刹那に交錯していく最新のサバイバルホラーとして再誕する。
特集第2回では、本作から「バイオハザード」シリーズを始める人や、これまでの物語をよく覚えていないという人に向けて、『バイオハザード RE:4』に至るまでにシリーズではどんな事件が起こっていたのか紹介する。『バイオハザード RE:4』をより深く楽しむために、ぜひチェックしてほしい。
なお、『バイオハザード RE:4』は『バイオハザード RE:2』、『バイオハザード RE:3』に連なる世界線の事件が描かれている。各作品とも大枠には変わりはないが、ディテールにはオリジナル版と異なる部分も存在する。
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「ラクーン事件」から6年後の物語──『バイオハザード RE:4』
まずは『バイオハザード RE:4』の時代設定をおさらいしておこう。物語は『バイオハザード RE:2』で描かれた生物災害「ラクーン事件」（または「ラクーンシティ事件」）から6年後。事件を生き延びたレオン・S・ケネディは、その能力を買われて大統領直属のエージェントとなっていた。レオンが消息を絶った大統領令嬢の捜索任務でヨーロッパの閑村へ足を踏み入れたところからスタートする。
本作の主人公であるレオンが登場したのは、「ラクーン事件」の一幕を描いた『バイオハザード2』、『バイオハザード RE:2』から。ラクーン事件の時には着任まもない新米警官だった。
「ラクーン事件」以前に、「バイオハザード」の世界ではふたつの事件が発生している。それが、シリーズの原点である第1作『バイオハザード』で描かれた「洋館事件」。そして『バイオハザード0』で描かれた、「洋館事件」の前夜に起こった「黄道特急事件」だ。
このふたつの事件はラクーンシティの郊外で発生している。ラクーンシティとは、アメリカ合衆国中西部に位置する人口約10万人を数える架空の工業都市だ。かつては小さな地方都市だったが、巨大多国籍製薬企業「アンブレラ」が行なった関連工場の誘致に伴って飛躍的に発展し、その拠点として賑わっていた。
ここからは時系列に沿って、「黄道特急事件」「洋館事件」「ラクーン事件」の順にその内容を紹介していく。なお、ラクーン事件をまとめた動画も公開されているので、興味がある人はチェックしておこう。
『バイオハザード RE:3』Raccoon City Incident Reportはこちら
【1998年7月】すべてはここから始まっていた……「黄道特急事件」
1998年7月。ラクーンシティ郊外で、人が喰い殺されるという猟奇殺人事件が頻発。その調査のため、ラクーン市警所属の特殊部隊S.T.A.R.S.「ブラヴォーチーム」が派遣された。新人隊員のレベッカ・チェンバースを含めた6名は、調査対象地域であるアークレイ山地へとヘリで向かうが、その上空で突然エンジンが停止。パイロットの懸命の操縦によって死者を出すことなく不時着に成功するものの、ヘリは大破してしまう。
※『バイオハザード0 HDリマスター』より
そこで隊員たちが発見したのは、横転した軍用車両と死亡した軍人と、残された死刑囚の移送指示書だった。指示書に記されていた囚人の名は、元海兵隊所属ビリー・コーエン少尉。彼が軍人たちを殺害して逃走したと判断し、周辺の捜索を開始するブラヴォーチーム。レベッカは停車した列車を発見、人の気配が感じられない車内へと歩を進めていく。しかし、列車内にはゾンビと化した乗員や乗客が無数に徘徊していた。逃走中のビリーと遭遇したレベッカは、協力してこの悪夢からの脱出を試みる……。
※『バイオハザード0 HDリマスター』より
第1作『バイオハザード』の「洋館事件」へとつながる「黄道特急事件」が描かれたのは、2002年に登場した『バイオハザード0』。現在は、そのリマスター作品となる『バイオハザード0 HDリマスター』をPS4で遊ぶことができる。
バイオハザード0 HDリマスター
・PS4
・2016年1月21日発売
『バイオハザード0 HDリマスター』をPS Storeで購入する
【1998年7月】「バイオハザード」の出発点──極限からの脱出劇「洋館事件」
猟奇殺人事件の調査のために派遣されたブラヴォーチームのヘリが墜落。それを受けて現場へ急行した「アルファチーム」だったが、墜落現場となる不気味に静まり返った森の捜索中に、突如として現われた異形の犬の群れに襲われる。
仲間を失いつつも、必死の思いでその場からの撤退を試みるクリス・レッドフィールドとジル・バレンタインたちアルファチームは、撤退中に目にした洋館へとかろうじて逃げ込む。しかし、そこはゾンビたちがはびこる悪夢の館だった。
※『バイオハザード HDリマスター』より
クリスとジルは洋館からの脱出手段を探すなかで、事件の原因、そしてゾンビの正体は秘密裡にアンブレラ社が開発を進めていた生物兵器に起因することを突き止める。犠牲を払いながらも洋館から生還した彼らは、アンブレラ社の告発を決意するのだった。
※『バイオハザード HDリマスター』より
1996年に登場し、ホラーゲームブームを巻き起こした第1作『バイオハザード』。シリーズの原点で描かれた「洋館事件」は、2002年に発売されたリメイク版をリマスターした作品、PS4『バイオハザード HDリマスター』で楽しめる。
バイオハザード HDリマスター
・PS4
・2015年1月20日発売
『バイオハザード HDリマスター』をPS Storeで購入する
【1998年9月】パンデミックを引き起こした未曾有の生物災害「ラクーン事件」
郊外での「洋館事件」の発生から約2ヵ月後。とある事故により、アンブレラ社の生物兵器「t-ウィルス」がラクーン市街へと流出してしまう。
※『バイオハザード RE:3』より
1998年9月28日。洋館から生還したジルはアンブレラ社を告発するため、ラクーンシティに残り捜査を続けていた。しかし、アンブレラ社は警察組織をも掌握しており、彼女の告発は握りつぶされてしまう。そうしている間にも「t-ウィルス」の流出は、ラクーンシティ市街でのパンデミックへと拡大しつつあった。
※『バイオハザード RE:3』より
ウィルスによる感染が街に拡大していくなか、ジルはラクーンシティから脱出し、生き延びる決意を新たにする。同じころ、アンブレラ社は混乱に乗じて事件の真相を知る者、S.T.A.R.S.メンバーを抹殺すべく、最凶の刺客、試作B.O.W.「ネメシス」を投入していた。ジルは自身の生命が狙われていることを知る由もなかった。
※『バイオハザード RE:3』より
翌1998年9月29日。ラクーン市警察へと赴任してきた新人警官レオンと、兄クリス・レッドフィールドの消息を求める大学生クレア・レッドフィールドは、ラクーンシティを訪れる。しかし、ラクーンシティはt-ウィルスの感染拡大によって、生ける屍者の街と化していた。
※『バイオハザード RE:2』より
※『バイオハザード RE:2』より
絶望的な状況におかれたジル、レオン、クレア。幾多の死地を切り抜け、3人は辛くもラクーンシティからの生還を果たす。
※『バイオハザード RE:2』より
t-ウィルスの流出による未曾有の生物災害「ラクーン事件」が描かれるのは、1998年に登場した『バイオハザード2』と、1999年登場の『バイオハザード3 ラストエスケープ』。リメイク作品であるPS5/PS4『バイオハザード RE:2』と、PS5/PS4『バイオハザード RE:3』では、大幅な進化を果たした現代のゲーム作品としてラクーン事件を楽しむことができる。『バイオハザード RE:3』は『バイオハザード RE:2』の前後にあたる時間軸の出来事が描かれており、2作品を遊ぶことで「ラクーン事件」の全貌を知ることが可能だ。
バイオハザード RE:2
・PS5、PS4
・2019年1月25日発売（PS4）
2022年6月14日発売（PS5）
バイオハザード RE:3
・PS5、PS4
・2020年4月3日発売（PS4）
2022年6月14日発売（PS5）
PS5版『バイオハザード7 レジデント イービル』『バイオハザード RE:2』『バイオハザード RE:3』公式サイトはこちら
【2004年秋】そしてレオンは、大統領令嬢の救出任務に挑む──
「ラクーン事件」を生き延びたレオンは、2005年に登場した『バイオハザード 4』、そして3月24日（金）に発売を迎える『バイオハザード RE:4』で新たな事件に挑むことになる。『RE:4』のレオンは大統領直属のエージェントへと成長、その容貌には任務と経験を重ねた精悍さに加えて、6年の月日が経てもなお残る「ラクーン事件」への想いも感じられる。
レオンのもとへ舞い込む、大統領令嬢の捜索と救出の任務。彼女の消息を追ってヨーロッパの閑村へと向かったレオンは、狂気を湛えた村人たちを目にする。果たして彼は、大統領令嬢アシュリー・グラハムを捜し出し、救出することができるのだろうか……？
サバイバルホラーのマスターピースとして、今なお高い人気を誇る原作『バイオハザード4』が、現代のプレイフィール、再構成されたストーリー、最新のグラフィックによって最新のサバイバルホラーとして再誕する『バイオハザード RE:4』。本作でレオンがどのように描かれるのか、プレイして見届けよう。
体験版『バイオハザード RE:4 Chainsaw Demo』が配信中！
PlayStation®Storeでは、本作の体験版『バイオハザード RE:4 Chainsaw Demo』が配信中！ 手に汗握る楽しさを、発売に先駆けて存分に味わおう！
『バイオハザード RE:4』体験版『Chainsaw Demo』をPS Storeでダウンロードする
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バイオハザード RE:4
・発売元：カプコン
・フォーマット：PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル：サバイバルホラー
・発売日：2023年3月24日（金）予定
・価格：パッケージ版 希望小売価格 通常版 8,789円（税込）
ダウンロード版 販売価格 通常版 7,990円（税込）
ダウンロード版 販売価格 デラックス エディション 8,990円（税込）
・プレイ人数：1人
・CERO：Z（18才以上のみ対象）
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