斬新なアイデアが詰まったインディーズゲームが、PlayStation®5/PlayStation®4に続々登場! 「人気のインディーズゲームを遊んでみたい」という人のために、2021年3月に発売されたタイトルの中から注目の6作品を紹介しよう。
『Maquette』は、ミニチュア模型が現実世界と連動する不思議なパズルアドベンチャー。PlayStation®VR専用タイトル『Paper Beast』では、紙や金属の生き物が生息する奇妙な世界を旅していく。古い映画のような『My Memory of Us ~ちいさなオリーブの花たち~』は、少年少女が手を取り合ってロボット兵から逃れるアクションアドベンチャーだ。ほかにも、「東方Project」から派生したタッグレースゲーム『幻走スカイドリフト』、ひとりが道を作ってひとりが車で走る『Can’t Drive This』、ピクセルアートがレトロゲーマーの心をくすぐる『Narita Boy』と、バラエティに富んだタイトルが配信中!
Maquette
ミニチュア模型と連動する不思議な世界のパズルアドベンチャー
PS5/PS4用ソフトウェア『Maquette(マケット)』は、開発スタジオ「Graceful Decay」のデビュー作となる一人称視点のパズルゲーム。フランス語で「模型」を意味するタイトルどおり、『Maquette』の世界にはプレイヤーが歩き回るフィールドとまったく同じ構造をしたミニチュア模型が存在する。このミニチュアはフィールドと連動しており、ミニチュア内のオブジェクトを動かせば、フィールド上の物体も同じように移動。この特性を利用して、さまざまなパズルを解いていこう。
さらに面白いことに、この世界のルールを使えば、モノの大きさを変えることもできる。例えば、現実世界では手で持てるサイズのカギも、ミニチュア内にそのまま置くと巨大なオブジェクトに。建物と建物の間に置けば橋になり、塀に立てかければスロープになる。カギを橋のように置いた状態でフィールドに戻れば、現実世界にも足場ができているというわけだ。
逆に、カギ穴に対して大きすぎるカギを拾ったら、フィールド上に落としておく。すると、ミニチュア模型の同じ場所で、小さくなったカギを拾うことができる。このようにミニチュア模型とフィールドの連動を活かし、アイテムを自在に拡大縮小させることでさまざまな謎を解いていく。ステージが進むにつれてパズルのバリエーションも増え、頭を柔らかくしないと、なかなか解けない謎も待ち受けている。
ストーリーとパズルの見事な融合も、『Maquette』の大きな魅力だ。物語は、マイケルとその恋人ケイジーとの思い出をたどるようにして描かれていく。カフェでの出会い、夏祭り、デート、そして始まる同居生活。スケッチブックをめくりながら紐解かれていく、ふたりの恋の行方からも目が離せない。
『Maquette』プレイ動画
Maquette
・発売元:Annapurna Interactive
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:パズル
・配信日:好評配信中
・価格:PS5 ダウンロード版 販売価格 1,980円(税込)
PS4 ダウンロード版 販売価格 1,980円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:A(全年齢対象)
※ダウンロード専用タイトル
Paper Beast
紙や金属の動植物の生態を探り、奇妙な世界を探索するVRパズルアドベンチャー
PS VR専用タイトル『Paper Beast(ペーパービースト)』は、フランスのインディースタジオであるPixel Reef(ピクセル・リーフ)が開発・販売するパズルアドベンチャーゲーム。クリエイティブディレクターを務めるのは、アクションアドベンチャーゲームの先駆け的存在『アウターワールド』を生み出したエリック・シャイ氏だ。美しく奇想天外な世界を探索し、謎を解き明かしていこう。
本作は「Play At Home」イニシアチブのコンテンツとして、3月26日(金)正午から4月23日(金)正午までの期間、無料でダウンロードできる。ダウンロードしたゲームタイトルは、期間終了後も楽しむことが可能だ。
プレイヤーは、コンピュータのバーチャル空間から、突如として荒涼とした砂漠地帯に放り込まれてしまう。そこに生息しているのは、紙のような材質でできた骨格だけの巨大な動物、金属でできた虫など奇妙な生き物たち。ワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK®4)もしくはPlayStation®Move モーションコントローラー(2本必要)を使い、彼らの行動に介入しながら、ゴールまでの道を見つけ出していこう。
言葉による説明がないため、不思議な生き物たちの生態系を観察することがゴールへのヒントとなる。移動する動物のあとについていったり、何かしらの動きを観察し、干渉して反応を試したり、想像力を駆使して彼らの生態を感じ取っていくことになる。さまざまな生き物たちのマイペースな動きを見守っていると、自然の神秘に心打たれるはずだ。
アドベンチャーモードのほかにサンドボックスモードがあり、地形や生き物を配置して世界を創造することができる。配置可能な動植物の種類はアドベンチャーモードを進めることで増えていき、なかにはアドベンチャーモード内で隠しアイテムを発見してアンロックするものも。神のような視点で、自分だけの世界を創り出そう。
『Paper Beast』プレイ動画
Paper Beast
・発売元:PIXEL REEF
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:パズルアドベンチャーゲーム
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 3,080円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:A(全年齢対象)
※PlayStation VR専用
※PlayStation Move モーションコントローラー対応(2本必要)
※ダウンロード専用タイトル
My Memory of Us ~ちいさなオリーブの花たち~
少年と少女が逃避行の果てに見たものは? 手を取り合い、暗黒時代を生き抜くアクションアドベンチャー
PS4用ソフトウェア『My Memory of Us ~ちいさなオリーブの花たち~』は、ポーランドのスタジオ「Crunching Koalas / IMGN.PRO」が開発したアクションアドベンチャー。暗黒時代を生きる、少年と少女の友情ストーリーが紡がれていく。
舞台となるのは、邪悪な王が率いるロボット兵により占拠された街。ロボット兵の支配に抗うふたりは、手を取り合ってその脅威から逃れようと試みる。モノクロと鮮烈な赤で構成されたビジュアル、古い戦争映画のようなものものしい空気が、独特の世界観を作り上げている。
プレイヤーは、少年と少女を切り替えながら操作してゲームを進めていく。少年は、物音を立てずに歩いたり、ロボット兵に背後から近づいたり、狭いパイプの中を通ったりというステルスアクションを得意とする。少女は彼よりも大柄で、少年を高所へ持ち上げられるうえ、移動中にダッシュしたり、多少の隙間を飛び越えたりすることもできる。場面によって彼らを使い分け、時にはふたりで手をつなぎながら、さまざまな仕掛けを乗り越えていこう。
パズルのほか、リズムゲーム、バイクで障害物を避けながらロボット兵の追撃を逃れるチェイスなど、さまざまなゲーム要素が盛り込まれた本作。少年と少女は、手を取り合った逃避行の果てに何を見たのか。物語の結末は、ぜひその目で確かめてほしい。
『My Memory of Us ~ちいさなオリーブの花たち~』プレイ動画
My Memory of Us ~ちいさなオリーブの花たち~
・発売元:Phoenixx Inc.
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:アクションアドベンチャー
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 2,200円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:B(12才以上対象)
※ダウンロード専用タイトル
PS.Blogの『My Memory of Us ~ちいさなオリーブの花たち~』記事はこちら
幻走スカイドリフト
22人の少女たちがタッグを組んで幻想郷を駆け巡る! 「東方Project」二次創作屈指のレーシングゲーム
「東方Project」から派生したレーシングゲームがPS4へ! 『幻走スカイドリフト』は、illuCalab.(イルカラボ)による「東方Project」二次創作ゲーム。22人の少女たちが参戦し、ひとりが仲間を背中に乗せるボード役、ひとりがライダー役となり、タッグを組んでレースに挑む。性能の違うふたりのキャラクターを、自在に切り替えて1位の座を手に入れよう。
コースは、無数の日本家屋が立ち並ぶ人里、不気味に薄暗い吸血鬼の館、雲を見下ろす船の上など20種類。空を飛ぶ彼女たちの前では、壁も宙も天井も崖も、すべてが道となる。コースに設置されたリングを通過すると、スペルカードをゲット。好きな時に使い、妨害や加速、防御などの効果を発動できる。さらに、各キャラクターが一度だけ使える必殺のラストワードを活用すれば一発逆転も! スリリングかつ爽快感あふれるレースが待っている。
オンライン対戦では、ランダムマッチングシステムによりいつでも世界中のプレイヤーと勝負を挑める。レーティング、ランキングなどの戦績も記録される。ストーリーを追うキャンペーンモードには、クリア後に遊べる秘密のエピソードも……!?
幻走スカイドリフト
・発売元:Phoenixx Inc.
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:アクションレーシング
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 2,980円(税込)
・プレイ人数:1~4人(オンライン時:最大7人)
・CERO:B(12才以上対象)
※ダウンロード専用タイトル
Can’t Drive This
ひとりが道を作り、もうひとりが運転! カオスなパーティーレーシングゲーム!!
PS5/PS4用ソフトウェア『Can’t Drive This』は、ふたりで連携しながら挑むマルチプレイヤーパーティーレーシングゲーム。ひとりが道を作っている間、もうひとりは車を運転し、ライバルのモンスタートラックと競争しよう。
道を作るプレイヤーは、何もないところに次々にブロックを置き、コースを敷いていく。カーブやジャンプ台などのブロックもあるため、うまくコースがつながるように設置するのがポイントだ。かたや運転するプレイヤーは、できたばかりのコースを瞬時に把握し、スムーズに走らなければならない。しかも車のスピードが落ちると、車体が爆発! ブロックの置き方に迷ったり、コースから外れたり、ギミックにぶつかったりするとゲームオーバーになってしまう。一瞬たりとも気が抜けないスリル、ふたりで息を合わせる楽しさがクセになり、つい何度もプレイしてしまうはずだ。
画面を4分割し、2vs2のチームに分かれて競争する対戦プレイなら、さらにヒートアップ! みんなでワイワイ盛り上がりながらプレイできる。モンスタートラックはカスタマイズできるので、自分好みの車両にアレンジし、手に汗握る協力・対戦プレイを楽しもう。
Can’t Drive This
・発売元:Pixel Maniacs
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:マルチプレイヤーパーティーレーシング
・配信日:好評配信中
・価格:PS5 ダウンロード版 販売価格 2,640円(税込)
PS4 ダウンロード版 販売価格 2,090円(税込)
・プレイ人数:1~4人(オンライン時:1~2人)
・CERO:A(全年齢対象)
※ダウンロード専用タイトル
Narita Boy
伝説のピクセルヒーローが世界を救う! 1980年代テイストのレトロ2Dアクション
PS4用ソフトウェア『Narita Boy』は、架空のゲームをモチーフにした2Dアクションアドベンチャー。天才クリエイターが作り出した大ヒットゲーム『ナリタ・ボーイ』のソースコード内部「デジタルキングダム」で異変が起きたため、プレイヤーは「ナリタ・ボーイ」としてデジタル世界へ旅立っていく。破損したソースコードの最奥に潜む闇を暴き出そう。
プレイヤーは、強敵スタリオンの脅威を退ける唯一の武器テクノソードを装備し、「デジタルキングダム」の謎に迫っていく。カニ、ドラゴンボット、ブラックレインボーなどバリエーション豊かなボスキャラを倒し、各地に散らばったクリエイターの記憶を集めるのが「ナリタ・ボーイ」の使命だ。
1980年代を彷彿とさせるピクセルアートも見逃せない。手描きのアニメーションで命を吹き込まれたビジュアルは、パーフェクトな完成度。シンセサイザーの波に呑まれるような、レトロなサウンドも冒険を盛り上げてくれる。
Narita Boy
・発売元:TEAM 17 DIGITAL
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:アクション
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 2,530円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:B(12才以上対象)
※ダウンロード専用タイトル
2021 Graceful Decay, LLC. Published by Annapurna Interactive under exclusive license. All rights reserved.
「Paper Beast」Copyright 2016-2020 Pixel Reef。「Paper Beast」はPixel Reefの登録商標です。
My Memory of Us TM & © Juggler Games. Licensed by Crunching Koalas.
© 2020 IMGN.PRO All rights reserved.
Published by Phoenixx Inc.
©上海アリス幻樂団 © illuCalab. 2019
Published by Phoenixx Inc.
©2020 Pixel Maniacs® – Can’t Drive This® そして Pixel Maniacs® はBenjamin Lochmann New Media GmbHの登録商標として登録されています。キャント・ドライブ・ディスは FFF Bayernの素晴らしい人々によってサポートされています。
Narita Boy © 2021 STUDIO KOBA, Published under licence by Team17 Digital Limited.
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