ハッキングを駆使するオープンワールドアクション『ウォッチドッグス2』の魅力【特集第1回/電撃PS】

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ハッキングを駆使するオープンワールドアクション『ウォッチドッグス2』の魅力【特集第1回/電撃PS】

◆11月24日(木) 記事中の誤字を修正いたしました。

ユービーアイソフトより12月1日(木)にリリースとなる『ウォッチドッグス2』は、ハッキングを用いたアクションと支配体制に対するリベラルな物語が特徴的なオープンワールド作品だ。電撃PlayStation編集部では、そんな本作の魅力を4回にわたって紹介! 第1回は、サイバーパンクな雰囲気と、人間同士の絆が描き出すドラマが絶妙に融合する本作の、世界観&キャラクターに焦点を当てていく。

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本作の特徴として第一に挙げられるのは、やはりハッキング。主人公のマーカスはスマートフォンやノートPCなどにインストールしたアプリを起動して配電盤や信号といった都市インフラを思いのままに操り、さまざまな現象を起こすことができる。例えば警備システムをハッキングして閉ざされた道を開いたり、車をハッキングして急発進させ敵を攻撃したり……といった具合だ。

また、マーカス自身も高い身体能力を生かしたパルクール(壁や地形を生かしたスピード感あふれる移動術)アクションで軽快に動き回り、お手製の武器で敵をなぎ倒すことが可能。オープンワールドのサンフランシスコ市内を自由に駆け回りながら、パルクールアクションの爽快感と、ハッキングによるギミック操作の「奥深さ」「やり込みの楽しさ」を存分に味わえる……それが本作の、最もわかりやすい魅力と言っていいだろう。

そんな高度なハッキング技術を持つマーカスや仲間たちが、システムによって高度に管理されたサンフランシスコを舞台に、どんな目的で、どういった相手に対峙していくのか? 描かれる物語は、ひとことで言うなら、不当な管理者から自由を勝ち取る戦い。頭脳と度胸、そしてノリで難度の高いミッションに挑む主人公らの活躍や色濃い人間ドラマに要注目だ。ちなみに、前作とは世界観こそ共通しているものの、物語的な直接のつながりはない。『2』だからといって気にせずまずは手に取って彼らの物語を味わってほしい。

物語の舞台はあらゆるものがネットでつながるスマートシティ。便利になった社会の裏では……

「ウォッチドッグス」の世界は、「ctOS」と呼ばれるオペレーティングシステムで都市機能がコントロールされている管理社会。ctOSは、配電システムやガス供給といったエネルギーや信号をはじめとする交通インフラ、はては家電や子どものおもちゃに至るまで搭載されており、ネットワーク経由で利用状況を送信し、蓄積されたデータは問題解決や新商品の開発に利用される。いわゆる「ビッグデータ」と呼ばれるものをctOSが作り出しているのだ。ひとことで言ってしまえば「社会をよりよくするためのシステム」といったところ。

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しかし、その素晴らしい理念の裏側で、ctOSが収集したデータは不正に売買されている。さらには、オンライン上にウソの情報を流して人々の心理をコントロールしようとする輩がいるのも事実。前作『ウォッチドッグス』では、社会の裏側でctOSの脆弱性を突いて不正に情報を入手したり、オンライン上の口座から大金を盗み出そうとする仕事人「フィクサー」たちの様子が描かれた。ただし、ctOSを不正に利用しているのは彼らフィクサーだけではない。ctOSを作って運用している「ブルーム社」そのものが不正に加担し、不当に利益を得ているのだ。

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そんなブルーム社の陰謀を暴き、ctOSの危険性を世に知らしめようと活動するハッカー集団が今回の主人公たち「デッドセック(DEDSEC)」。いわば彼らは、管理社会に対して自由の反旗を翻すリベレーターなわけだ。主人公マーカス・ホロウェイはctOS2.0の機能の1つである犯罪予知機能に誤認識された結果、犯罪者として追われることになってしまい、自由を求めてデッドセックに加入。持ち前のハッキング技術と高い身体能力を駆使して体制に挑むことになる。

ブルーム社の陰謀に挑むデッドセック……だけど正義の味方じゃない!?

デッドセックは、ctOSによるスマートシティ化の広がりに対抗するかのごとく世界各地に支部が存在する。ただし、全部の組織を束ねるリーダー的な人間は表に出ず、活動内容も各支部に参加するメンバーたちにゆだねられている様子。

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『ウォッチドッグス2』の舞台・サンフランシスコのデッドセックは、リーダーのシターラを合わせて5人のメンバーで構成されている。ただし、その活動目的は「ハッカーとしての自分の力を証明する」こと。もちろんctOSとブルーム社に対する怒りは本物だが、作業の合間に飯を食い、いいことがあったら酒を飲んで騒ぐ姿は、気ままな学生サークルのよう。

彼らの目的は、フォロワー数を増やすことで彼らのスマートフォンにデッドセックのアプリをインストールしてもらい、ctOSを攻撃する際に必要となるリソースを確保すること。そんなわけで、主人公マーカスたちは企業側に攻撃を仕掛けたり、あるいは街中で人助けしたり、笑えるハプニング画像をオンラインにアップしたりして、フォロワーを増やしていくことになる。

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では、主人公をはじめとするデッドセック・サンフランシスコ支部のメンバーたちを紹介していこう。

マーカス・ホロウェイ

(CV:内田 夕夜)

主人公。サンフランシスコの対岸にあるオークランド出身で、障害物を踏破する移動術・パルクールの達人でもある。ctOSの収集した情報によって危険人物に指定され、社会の不条理を目の当たりにしたことをきっかけにデッドセックに参加する。

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レンチ

(CV:杉山 紀彰)

組織で戦略を担当するメンバーで、ドット絵で表情が変わるデジタルマスクで素顔を隠している。ハッキングの腕前は言うまでもないが、その技術を破壊に使うことに長けている。マーカスとは趣味があうようだ。

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シターラ・ダーワン

(CV:浅川 悠)

サンフランシスコ支部のリーダー。ハッキング能力に加えてアーティストとしての才能があり、さまざまなアート作品を通じてデッドセックの存在を人々にアピールしている。

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ジョッシュ・ソーチャック

(CV:橋本 雅史)

内気でコミュニケーションは苦手だが、卓越したハッキング能力を持つ。物づくりが得意で、見た目からは想像もつかないほどの情熱をその内に秘めている。

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ホレイショ

組織でメンバーへの作業の割り当てを決める監督役をつとめる。女好きだが嫌味はなく、話していて気持ちのいい人物。

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サンフランシスコのデッドセックには、さらに、前作にも登場していた「Tボーン」ことレイモンド・ケニーが参加する。彼は元ブルーム社員でctOSを制作した伝説の人物で、デッドセックのハッカーからもリスペクトを受けている。前作では、ctOSの鍵を握る重要人物にしてとんでもない暴れん坊として活躍した彼が、デッドセックのメンバーたちとどんな騒動を巻き起こすのか注目したいところだ。

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【特別企画】マーカスと行くサンフランシスコ紀行【第1回】

よう! オレはマーカス・ホロウェイ。ここではオレのスマホで撮った自撮り写真を使ってサンフランシスコの各所を紹介していこうと思う。まずは、デッドセック支部のあるベイエリア周辺からだ。

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まずは支部を出て……と思ったら、悪ぃ、邪魔者がきやがった。サンフランシスコにはデッドセック以外にもハッカー集団がいて、そいつらはオレたちほど友好的じゃないんだ。連中は今みたいにオレたちメンバーの情報を盗みに来たり、なにかバカなことをやらかして警察のお世話になっていたりする。まぁオレたちも「たまには」警察のお世話になるけどな。それはそれとして、こういったハプニングでヤツらをぶちのめすことができれば、デッドセックの株も上がってささやかだがフォロワー数も増える。だから、デッドセックメンバーになったら、なにが起きてもいいように心構えをしていたほうがいいかもな!

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では、気を取り直して最初の1枚。ここは支部にある建物のすぐ隣にある「クラリオン・アレイ」だ。ちょっとした小路に、びっしりとグラフィティアートがイカした場所なんだ。お気に入りのアートを見つけたらみんなも1枚パチリとやってみてくれ!

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続いては「ヌードル・スタジアム」。野球場だ。グ○○ルじゃないぞ! ヌードルな。ヌードルはオレのスマホにも入っている地図アプリを提供しているところでけっこうでかい会社だ。スタジアム前の売店ではユニフォームのレプリカが買えるぞ! こうやって場所ごとにファッションをキメて撮るのも自撮りの楽しみだな!

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ところでオレがどうして1人で街をうろうろして自撮りなんかやってるかというと、目的はこれ「ScoutX」だ。ScoutXはデッドセックのみんなも入っている自撮り写真を投稿するSNS。アプリで指定された場所で自撮りすると自動的に写真が投稿されるんだ。投稿された写真にはメンバーからのコメントがつくぞ。メンバーも写真を投稿することがあって、連中の意外な一面がわかるときもあるんだ。何枚か投稿していると自撮りのときの新しいポーズをひらめくこともあるんで、それを励みに投稿するのもありかもな!

最後に、オレが使っているスマホのカメラについて説明しておくか。カメラは前面と背面の2つのカメラが使えて、自撮りなら前面、風景だけを撮りたいなら背面カメラを使う。どこにフォーカスをあわせるかとか、明るさなんかも変えられるからいろいろと試してくれ!

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ウォッチドッグス2

・発売元:ユービーアイソフト
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:アクション
・発売日:2016年12月1日(木)予定
・価格:パッケージ版 通常版 希望小売価格 8,400円+税
    コレクターズ・エディション 希望小売価格 18,500円+税
    ダウンロード版 通常版 販売価格 8,100円(税込)
    デラックスエディション 販売価格 9,396円(税込)
    デラックスエディション 予約受付期間特別価格:8,100円(税込)
    ゴールドエディション 販売価格 13,284円(税込)
    ゴールドエディション 予約受付期間特別価格:12,204円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン時:未定)
・CERO:Z(18才以上のみ対象)

※『コレクターズ・エディション』は、ゲーム本編に加え、フィギュアやアートブックなどの特製アイテムと、「デラックスパック」「シーズンパス」が同梱された、PS4®版限定のパッケージ商品です。
※『デラックスエディション』および『ゴールドエディション』は、ダウンロード版のみの販売となります。

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『ウォッチドッグス2』公式サイトはこちら

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