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改めて説明すると、本作は動乱の中国大陸を舞台に、英傑の1人となって自分だけの人生を楽しむ歴史シミュレーション作品だ。
劉備や曹操ら君主となって大陸統一を目指すもよし、諸葛亮や周瑜ら軍師となって王佐に生きるもよし、あるいは呂布や孟達のように裏切りを繰り返すのもいい。
武将、身分、シナリオなど、プレイによってまったく異なる展開と自由度の高さが本作の大きな魅力となっている。
今回は、そんな本作の初回封入特典やイベント情報、また、おもしろいプレイスタイルなどを紹介していこう!
今回のリプレイは、司馬懿主人公で魏に反旗を翻します!
■初回封入特典情報
全機種共通の『三國志13』初回封入特典は、3本のシナリオ「英雄十三傑」「呂布討伐戦」「赤壁の戦い」ダウンロードシリアルとなっている。
まず「英雄十三傑」は、13人の英雄が大陸各地に勢力を持ち、覇権を競う仮想シナリオだ。
13人の内訳は、公孫サン、袁紹、張角、呂布、曹操、司馬懿、孫策、袁術、劉表、馬騰、董卓、劉備、孟獲!
どの勢力もある程度の領地を持ってのスタートで、まさに群雄割拠の様相を呈した戦いとなる。
次に「呂布討伐戦」は198年1月スタート。徐州を奪った呂布に対して、劉備と曹操の連合軍がこれにあたる。皇帝を名乗った袁術、公孫サンとの決戦に向かう袁紹など、歴史が大きく動き始めたシナリオだ。
連合軍に包囲された呂布。反撃の一手は……?
3本目は208年8月「赤壁の戦い」。曹操は荊州を併呑し、赤壁の地で劉備孫権連合軍と相対する。劉備軍の諸葛亮、孫権軍の周瑜、2人の天才軍師の共競が、赤壁を赤い炎で染め上げようとしていた……!
赤壁の戦いをテーマにした歴史イベントにも期待したい。
ちなみに初回封入特典のシナリオ3本は、後日有料配信も予定されている。せっかくの機会なので、ぜひ特典として入手しておきたい! またダウンロード版では、2016年2月3日(水)までに購入した場合のみ初回封入特典シナリオを入手できる。
■『三國志』30周年記念コンサート
シリーズの30周年を記念して、2016年4月16日(土)にオーケストラコンサートが開催。指揮者に山下康介氏を迎え、神奈川フィルハーモニー管弦楽団による『三國志』シリーズの名曲の数々が披露される。
こちらは『三國志13』を購入したユーザーのなかから、抽選で1000名様が招待対象に!
※パッケージ版購入者が対象
詳しくは“三國志”30周年記念 特設サイトのイベント情報をチェック!
■『三國志13』リプレイ記事:司馬懿の野望
前回に続き、今回も『13』のリプレイをお届けしよう!
さっそくだが今回のシナリオは214年「益州平定」。主人公は司馬懿。
司馬懿のことをちょっと説明すると、彼は曹操から仕官を強いられ任官すると、優れた才能を発揮して頭角を現し、曹丕、曹叡の代には国家の重鎮となった。
「三国志演義」後半のクライマックス、孔明の北伐では好敵手として登場し、持久戦略でついに蜀軍の撃退に成功する。そして三代皇帝・曹芳の代に曹一族の重鎮・曹爽(曹真の子)と敵対すると、ボケたふりをして彼を油断させ、クーデターを起こして曹爽一派を粛清。魏国内を掌握し、のちの晋帝国の礎を築いたのだった。
そんな司馬懿の能力はこちら。
統率97 武力63 知力98 政治91
槍兵適正S 騎兵適正S 弓兵適正A
特技「商業2」「農業7」「訓練8」「巡察8」「説破9」「交渉3」「弁舌8」「神速8」「連戦7」「攻城7」「堅守9」「鬼謀8」
戦法「鬼謀計」/効果:【敵】攻撃防御士気↓↓・兵撃封印
今回のプレイ目標は、ずばり曹操存命のうちに魏でクーデターを起こすこと! 魏、呉、蜀の天下三分が成った状態から、第四勢力を立ち上げるのが目標だ。
果たして、40年ばかり歴史を早めた司馬懿のクーデターは成功するのか……!?
能力は文句なしの一級品。曹操の下でいつまでもくすぶってはいられない。
すでに天下三分は成った。今こそ第四勢力旗揚げのとき!
214年10月:三国膠着のため呉蜀との同盟を計る!
ときは214年6月。劉備が入蜀を果たし、天下三分が成った直後である。
司馬懿は長安所属の七品官武将で、優れた能力を持ちつつも一般武将に甘んじていた。
第四勢力立ち上げという密かな野望を胸に、司馬懿は最初の数カ月を与えられた任務に励むことで過ごしていく。
来たるべき反乱には協力者の存在が不可欠。その人脈作りに必要な、資金と地位を手に入れるためだ。
なかなか地道な作業だが、そこは元より能力優れた司馬懿のこと。内政や軍備で優れた成果を残し、たちどころに昇進して最初の特権を手に入れた。
ここで司馬懿はさっそく特権を使用し、蜀との同盟を提案する。
これから第四勢力を築くにあたって、魏呉蜀のバランスは現状維持が望ましい。反乱後は呉蜀と手を組むことを考えていたので、魏が強くなりすぎては困る……というわけだ。
司馬懿の蜀との同盟案を、曹操は承認。魏蜀同盟など三国志の物語からすればありえない展開だが、これからは共存して太平の世を築くべきとかなんとか上手く言いくるめたのかもしれない。
成都におもむいた司馬懿は、突然の訪問に驚く蜀臣たちを次々折衝で論破。無事に3年の同盟を締結させたのだった。
同盟成功の大功で、司馬懿は再び昇進。今度の特権は呉との同盟に使い、建業でも大論陣を見せて同盟を成功させたのだった。
成都での折衝中には、司馬懿vs諸葛亮の舌戦頂上対決も発生した。これに勝利して、同盟締結に大きな一歩を進めた。
最終交渉では法正も論破! 蜀の知将たちを下し、無事に同盟に成功する。
呉との交渉では張昭や賈華らを論破して、こちらも無事同盟に成功!
215年2月:都督目指し、立身出世の内政三昧
無事に呉蜀と同盟を締結した司馬懿に、君主軍師重臣への地位が与えられた。
もともと司馬懿の知力は曹操を除けば魏国随一。この就任は当然といえば当然のことであったが、じつは君主軍師重臣身分は、反乱には不向きである。
反乱を起こすには、自分の所属都市で「反乱」コマンドを実行する必要があるのだが、その際君主所属の都市では反乱実行ができない。君主系重臣は、側近の常として君主都市所属に任じられるからだ。
そこで司馬懿は、二品官以上が必要条件となる都督への昇進を目指して内政軍備任務に励むことに。
都督となって自分の軍団を差配できるようになれば、より反乱も容易に起こせるというもの。
これより2年間は来るべき反乱の長い準備期間として、司馬懿は君主軍師重臣の任務状を使いつつ内政軍備活動を続けるのだった。
漢中は早めに手中に収めておきたいところ。君主軍師重臣の立場を生かし、出陣指示を出して張魯を滅亡させる。
功績稼ぎとして美味しいのが集落の懐柔任務。得意の「説破」を生かし、集落を次々と魏の支配下に収めていく。
215年10月:呉蜀の死闘と、司馬懿の絆づくり
順調に功績を貯め昇進を続ける司馬懿は、たびたび報酬を与えられ、資金面に余裕が生まれ始めた。
そこで各太守級の武将たちを訪問。とくに名品入手が容易な、酒を好む武将を重点的に選んで絆を結んでいく。
2年のうちに絆を結んだ主な武将は、徐晃、徐庶、夏侯淵、許チョ、夏侯尚、曹彰ら。彼らが反乱の際に同調してくれれば、司馬懿の第四勢力にとって大きな力となってくれるだろう。
一方そのころ、平和な魏を後目に開戦した、呉と蜀の激しい戦いは膠着状態にあった。
南方の交州は蜀軍が制圧したものの、江夏近辺はひたすら続く大激戦。関羽が守る荊州を呉は攻略できず、かといって蜀側も長江を越えることはできず、互いに将兵を損失するばかり。
反乱の日まで魏呉蜀の膠着を望む司馬懿にとって、じつに理想的な展開であった。
呉蜀の激戦続く江夏。どうやら戦力は互角の模様。
武将たちとの絆を次々と結んでいく。絆を結んだ武将は多ければ多いほどいい!
216年1月:ついに都督昇進! 司馬懿都督の野望
これまでの外交や懐柔で大きな功績を立てた司馬懿。216年初頭には二品官に昇進すると、まもなく都督への昇進が行われた。
与えられた領地は、もともと東方に展開していた張遼軍団の領地を除くすべての魏領地。
西方と河北に、巨大な司馬懿軍団の支配地が誕生したことになる。
こうなるとしめたもの。司馬懿は反乱予定の西方の重要都市に、絆を結んだ武将を太守として任命していった。
念願の都督就任! そういえば、今回のリプレイは一度も戦闘していないような……。
都督身分であれば、反乱を起こすのに万全の状況を整えられる。もちろん、一般や太守身分でも反乱は可能だが、事前の準備がやや大変。
218年1月:長安での決起! 天下四分の計、成る
都督に昇進した司馬懿は、さっそく自身と絆を結んだ武将たちを太守に任命していく。
太守が反乱に呼応すると、その都市もまた反乱勢力に組み込むことができるからだ。
これまでに絆を結んだ8人の武将を、それぞれ漢中、安定、天水など西方の都市に配属。
これでもはや準備万端と、所属都市の漢中で「反乱」を実行した!
司馬懿の挙兵に、次々賛同を示す朋友たち。徐晃、夏侯淵、徐庶らは司馬懿に付いたが、さすがに曹彰は父の曹操を裏切れず、また許チョも魏に残留する。
夏侯淵や徐晃ら、魏の重鎮たちが司馬懿を支持。これはとんでもないことやで……。
じつは長安も奪いたかったのだが曹操が自身の本拠地としていたため、長安で反乱を起こすことはできなかった。しかし漢中を本拠地にできたのは大きい!
こうして第四勢力を立ち上げた司馬懿。その手中には西方の5都市が残り、また反乱に呼応した都市の武将たちも、ほとんどが司馬懿に従った。
これからは予定通り蜀と同盟して曹操打倒を狙うか、あるいは一転して曹操と和睦して蜀を狙うか。三国志ならぬ”四国志”の歴史がここに始まろうとしていた――。
と、今回のリプレイはここで終了。
反乱プレイは一見大変そうだが、太守武将のうち複数人と絆を結べればそう難しいことではない。
新勢力を築けば、普段のプレイとはまったく違う戦略や展開を味わえるというもの。一通りの君主プレイや家臣プレイを楽しんだら、反乱プレイにも是非チャレンジしてほしい!
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