「三國志」シリーズ30周年記念作品! 『三國志13』人気武将の序盤リプレイを戦闘動画つきでお届け!【特集第3回/電撃PS】

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「三國志」シリーズ30周年記念作品! 『三國志13』人気武将の序盤リプレイを戦闘動画つきでお届け!【特集第3回/電撃PS】

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前回までの特集記事はこちら

「三國志」シリーズ30周年記念作品! 百花繚乱の英傑劇『三國志13』の進化と真価を問う!【特集第1回/電撃PS】

「三國志」シリーズ30周年記念作品! 『三國志13』今回の武将の能力評価は?【特集第2回/電撃PS】

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スタートシナリオは、ファンから人気の高い年代である195年1月群雄割拠。主人公に選んだのは、こちらもファン人気の高い呂布勢力軍師の陳宮をチョイス!

袁紹、曹操、劉備、呂布らが割拠する195年シナリオ。どの勢力も中規模なので、プレイヤーによってさまざまな戦略を立てられる人気の年代だ。

ちょっと説明しておくと、陳宮は最初曹操に仕え、その後呂布に仕えた策士。曹操とは因縁浅からぬ仲で、董卓暗殺に失敗した曹操を一度は助けたものの、彼の非情さを知って敵に回った経緯がある。最後は呂布とともに滅び、自ら進んで首を討たれるシーンは涙なしには語れない!

そんな陳宮の各種能力はこちら。

統率83 武力55 知力89 政治83
槍兵適正A
 騎兵適正B 弓兵適正B
特技「商業2」「
訓練5」「説破8」「交渉7」「弁舌7」「奮戦3」「連戦1」「攻城6」「堅守5」「鬼謀3」
戦法「偽報撹乱」/効果:【敵】機動↓↓↓・士気↓・偽報

呂布勢力随一の知力、政治力に加えて、高い統率と兵科適正を持つ人物。外交、内政はもちろん戦場での活躍も大いに期待できる武将だ。

「君主軍師重臣」の身分は外交に関するコマンドも実行できるので、小勢力でプレイする際にはオススメである。

1951月:初手出陣! 積極的に曹操勢力の吸収を図るも……

この年代は、徐州に侵攻した曹操のスキをつき、陳宮、呂布、張バクらがエン州を奪ったシチュエーションからのスタート。

呂布勢力は元曹操勢力の本拠地である陳留、濮陽を奪い取っており、逆に曹操は済北一都市しかもたない状況である。総兵力は呂布勢力約4万に対し、曹操勢力は1万5千ほど。

君主軍師重臣身分の陳宮は勢力全体への出陣指示が可能ということで、1月に早くも全軍に出陣の指示を出す! 曹操勢力は優秀な武将が多く、ここで早々に滅ぼしてしまえば一気に呂布軍の勢力を安泰に導けるというもの。

内政や在野武将の登用といったお約束の序盤の行動を捨て置き、呂布、張遼、高順、陳宮ら呂布勢力の主力たちが全軍で済北に攻め込んだ! 

対する曹操勢力は曹操自身が出馬して東平に布陣。
両軍は早くも主力決戦のときを迎えた――!

いきなり激突した呂布軍vs曹操軍。さらに袁紹の援軍も現れて……

一見有利に思われた戦いであったが、じつは曹操は袁紹と同盟関係にあり、その増援によって被害は増大。野戦で勝利を収めたものの、袁紹勢力の増援が次々に済北に到着し、このまま攻めるか陳宮は判断に迷う。

そんな折に、歴史イベントが発生! なんと呂布は曹操に大敗を喫し、陳留と濮陽の2都市を失って小沛へと落ち延びることに。

呂布勢力は劉備勢力の保護を受ける形となり、両勢力は6カ月の同盟を締結。わずか1カ月で曹操勢力との立場は逆転し、呂布からもしばらくは機を伺いつつ軍備を整えるよう指示が出された。おのれ曹操……。

ここはしばらく富国強兵ということで、陳宮はほかの武将たちの軍備増強任務を手伝いつつ、自身は君主軍師重臣としての任務状を発行。各地の在野武将の登用や周辺集落の懐柔を進めていった。

曹操に敗れ、劉備のもとに逃れた呂布。小沛を与えられ、新たな本拠地とした。しかしこのまま歴史通りのイベントが続くなら……?

君主軍師重臣は発行できる任務状の種類が豊富。隣接する空白都市の在野武将まで登用可能なので、ショウの梁習、劉馥、許チョらの獲得を進める!

「説破8」の陳宮にとって、集落の懐柔は得意任務。集落を懐柔すれば国力を大きく高めたり、新たな兵科を選べたりなど、さまざまな利点がある。

1958月:再びの激変! 打倒、劉備に出陣のとき!

半年ばかりのんびりと富国強兵に励んでいた陳宮。
ここはやはり任務状を自分で発行できる強みで、小沛は小さいながらもそこそこ栄えた都市に発展した。しかし仇敵である曹操との戦力差はいかんともしがたく、迂闊に手を出せない状況。

そんな折、再びの歴史イベントが発生!
呂布と劉備の接近を恐れた曹操は、荀彧の献策した「駆虎呑狼の計」を用い、両者を対立させることにしたのだ。劉備は袁術との戦いに向かい、そのスキに下邳を乗っ取る呂布。かくして呂布は小沛、下ヒ、琅邪の3都市を有する勢力となり、劉備はショウに逃亡した。

「三国志演義」の物語では、その後呂布は曹操劉備連合軍に滅ぼされることになる。

ここは歴史を大きく変えるタイミング! 陳宮は全軍に劉備討伐の出兵指示を出すと、呂布はこれを承認する。

劉備軍には関羽、張飛ら名だたる猛将がそろうとはいえ、兵力わずか1万。呂布軍の猛攻撃にショウは陥落し、劉備勢力は滅び去った。

その後、ショウで囚われの身となった関羽、張飛らを配下に加えようと登用を進めるが、3人ともなかなか登用には応じず首を横にふるばかり。というのも、相関図で確認したところ、関羽と張飛は呂布に対する親近感が非常に低くマイナスの数値。つまり両者は呂布を大いに嫌っているのだ。

どうしたものやらと迷っていると、ここで曹操が呂布討伐に大軍を出兵したとの急報が舞い込んだ!

劉備に留守を任された張飛だったが、酒宴三昧。この機会に呂布は下ヒを乗っ取るも、それは曹操と荀彧の思惑通りのことであった。

ショウに逃げ込んだ劉備を即座に攻撃! 劉備三兄弟が出陣するも、わずかな兵では敵ではなかった。

劉備討伐に留守にした本国に、曹操の大軍が迫る! 1月に曹操を滅ぼしておけば……。

195年11月:求むは停戦! 陳宮の大論陣!!

5万の大軍で琅邪に押し寄せる曹操軍。呂布勢力は劉備勢力との戦いが終わった直後であり、状況は非常に危険なものとなった。

ここで陳宮は、両軍の停戦を求めて曹操陣地へと1人走った。

思えば「三国志演義」の物語では、陳宮は曹操の徐州侵攻を食い止めようと陣地に乗り込んだエピソードがある。その際は一蹴されたが、呂布勢力存続のために今回の失敗は許されない。

外交→停戦の任務状を自身に発行し、出陣中の曹操部隊に接触した陳宮。会談した曹操は停戦に乗り気ではなく、いったんは断られてしまう。

ここで陳宮は曹操軍の本拠地、陳留へと向かった。将を討たんとすれば、まず馬を射よ。曹操を説得するには、まずは周囲の重臣から説得して、停戦の雰囲気作りに励むのだ。

陳留の政庁で「折衝」を実行すると、夏侯惇らが舌戦を挑んでくるもこれを返り討ち! 逆に停戦への賛成派に転じさせ、徐々に交渉率を上昇させていく。

荀彧や郭嘉らが不在だったことも幸いして、陳留の政庁では陳宮の停戦論が席巻。交渉率100%に達したことで、曹操と再び会談して停戦を実現させたのだった。

琅邪で激突する曹操、呂布の両勢力。しかし、状況は劣勢……。

呂布、張遼らが琅邪で戦っているうちに、陳宮は1人で陳留に乗り込み停戦の折衝を続ける。「弁舌7」の陳宮であれば、並の武将相手なら論破論破!

そしてなんとか琅邪陥落前に停戦にこぎつける。停戦期間は2年。この間に、三度目の激突に備えて国力を強化しなければ……。

196年1月:武将たちとの絆! 陳宮の飛躍

激動の195年が終わり、年が変わって196年。
宿敵・曹操と2年の停戦期間が設けられたことで、この間に南方に勢力を伸ばしつつ、陳宮自身としてはさまざまな武将たちとの絆を結ぼうと行動を開始する。

重臣身分は任務を提案、達成するごとに君主との親近感が上昇するので、君主の呂布とはすでに親近感が最大の80。これ以上は、絆を結ばないと上昇しない限界値である。

この状況で、呂布に贈り物をして「感謝」状態にすると絆イベントが発生! 絆イベントにはさまざまな種類があるのだが、今回は名品を購入してくるというものだった。都市を幾つか回ってお目当ての名品を購入。呂布に渡すことで無事に絆が結ばれた。

絆の効果で、陳宮は「一騎」、呂布は「説破」の特技レベルが上昇したが、お互い役割り的にあまり役に立たない効果だったのだが……。

絆を結ぶことの大きなメリットのひとつが、この特技レベルの上昇である。

じつはかねてから欲しかったのが「人徳」。本来、面識のない武将と会うには共通の知人武将の紹介を受けるか、町で酒宴を実行して目当ての武将が来るのを待つしかない。しかし「人徳」があると、面識のない武将ともそのまま会うことができるのだ。

武将一覧の「伝授特技」で検索してみたところ、この「人徳」を教えてくれるのは劉備、荀彧、魯粛の3人。このとき劉備は牢屋から開放されて在野武将になっていたので、さっそく会いに行くことにした。

親近感の主な上げ方は2つ。任務を手伝うか、名品を贈ること。劉備は在野武将なので当然任務がなく、彼が好む名品を次々贈ることにする。そして無事に絆を結ぶと、以前は断られた登用にも応じてくれたのだった。

絆を結ぶと自身の強化に繋がる。特技レベルの上昇は非常にありがたい!

絆を結ぶにはイベントのクリアが必要。クリアすると「朋友」になれる。

196年には呂布の娘・呂玲綺が成人。将来の嫁候補としてさっそく絆を締結した。呂玲綺15歳に猛アタックをかける陳宮42歳。おまわりさんこっちです。

197年10月:袁紹との同盟。曹操との対決迫る!

いろんな武将と絆を結ぶ一方、寿春の袁術を滅ぼした陳宮。

小沛1都市まで弱体した呂布勢力も、今や小沛、下ヒ、琅邪、ショウ、汝南、寿春、広陵の7都市を支配する大勢力となった。

宿敵・曹操の支配都市は新野まで伸びて9都市。停戦期限切れが迫るなか、陳宮はここで再び外交活動に力を入れる。

思えば195年1月の戦いで、曹操を滅亡から救ったのは袁紹であった。曹操と袁紹が同盟関係にある以上、曹操との戦いは袁紹との戦いも意味する。そこで陳宮は、袁紹との同盟を進めることにした。

今回は事前の外交として「親善」を行ない、袁紹の要望通り兵糧を提供。獲得した「恩義」を使うことで、袁紹とは最初から初期交渉率の高い同盟外交に持ち込めた。

先の見えぬ袁紹は、陳宮の同盟提案を承諾。さらにその後、南方の孫策とも同盟を結び、いよいよ曹操との決戦準備が整っていく。

そんな折、これまで多くの功績を立ててきた陳宮に、都督への就任が命じられた。都督は君主に代って太守たちを取りまとめる重鎮的なポジションだが、君主軍師重臣と違い外交活動を自由にはできない。

外交が行なえなくなるのは手痛いことだが、代わりに軍団内の武将は自由に移動させられることが大きなメリットになる。

前線の各都市に勇猛な武将たちを配備し、いよいよ曹操との3度目の決戦が近づいていた――。

旧劉備、袁術領を吸収し、拡大した呂布勢力。ここで狙いを曹操に絞るため、袁紹、孫策との外交に動く。

折衝中に田豊に論破される一幕も。しかし貸恩義を使ったこともあり、無事に袁紹との同盟締結に成功した。

都督として呂布所在の下ヒを除く6都市の支配を任せられた陳宮。今までは重臣という立場であったが、今度から重臣を任命する立場に。

198年6月:みたびの開戦! 陳宮軍団の出撃!!

曹操との停戦失効から半年。陳宮は指揮下の第2軍団に出陣命令を出した。

最初の目標は、曹操領の東端・北海。陳留、濮陽、許昌といった曹操勢力の大都市から遠く、最初の攻略目標としてうってつけの場所である。

小沛、ショウ、汝南の3都市には曹操勢力の反撃に備えてもらい、琅邪、寿春、広陵の3都市から部隊を出撃! 対する曹操勢力は、郭嘉の部隊を迎撃に出陣させた。

そして激突する両軍――!

曹操領では孤立ぎみの北海。格好の攻略目標だ。太守の郭嘉はあわてて迎撃に出陣するが……?

ちなみに本作は音声を中国語に切り替えることができる。こちらの動画では中国語音声をお楽しみください!

陳宮と郭嘉、両軍随一の知恵者同士の対決は、陳宮の勝利で終わった。北海は陥落し、曹操勢力に激震が走る。

次の一手は、そのまま西に進み済北攻略か。あるいは曹操が擁する献帝を奪取するべく、許昌を直撃か。

陳宮の戦略が、大陸の歴史を大きく動かそうとしていた……。

と、今回のリプレイはここまで!
3年半ほどのプレイだが、戦闘あり、外交ありと本作の魅力をいろいろと見せられたのではないだろうか。

プレイでもあったように、君主軍師重臣という役職は外交権を持ち、勢力にとって非常に重要なポジションだ。

最初はどの武将でプレイしよう……とお悩みの方には、ぜひ君主軍師重臣身分の武将をオススメしたい。劣勢時に自身の舌先三寸で停戦に持ち込めたときは、この役職に病みつきになること間違いなしだ!

ということで、連載企画である、本作のプロデューサー鈴木亮浩氏へのひとことインタビュー。第3回目となる今回は、全武将プレイの魅力についてうかがった。どの武将も主人公となれるこのシステム。そのおもしろさとは一体――!?

全武将プレイでは、登場するすべての武将から主人公を選択できるので、好きな武将に成り代わってのプレイや、好きな武将を補佐する立場で統一を後押しするプレイなど、自分の好みに合わせたプレイができる”自由度の高さ”が大きな魅力の1つです。

劉備を主人公に選び、その人生をなぞるようにプレイすることで、蜀建国がいかに奇跡的なことだったのかを体験することもできますし、逆に、呂布を主人公に選び、彼の人生で幾つもあったターニングポイントで史実と違う選択をして、下ヒで最期を迎えないようにプレイすることもできます。

三国志や歴史が好きな方なら、この”歴史IF“への挑戦が一番面白いと感じて頂けると思います。

―――鈴木亮浩

全武将プレイのおもしろさは歴史IFにあり! 700人の英傑たちから1人を選び、さまざまな人生を体験できる『三國志13』の発売は、いよいよ来週です!

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