気軽にいつでも楽しめる麻雀ゲームを遊ぶ人も多いと思うが、本作を観ると自分がやっているのは本当の麻雀ではないのでは!?と考えこんでしまうかもしれない。いや、そもそも本作での麻雀は命がけ異様レートの闇麻雀である。たまたまその場へ足を踏み入れてしまったアカギは、麻雀経験がないにも関わらず、代打ちを頼まれるのだ。それは、絶体絶命の窮地を脱する麻雀を自分が打てる自信がない男の窮余の策。
-崖っぷちの状況を一気に打開し、一局で相手の喉元に刃先を突き詰める-
そんな大胆で絶対的な手を打てる、そんな資質を男はアカギに見出したのだ。
後に闇の世界に君臨するまでになるアカギの伝説がこの夜から始まった。常に自分の命と相手の命、両方を賭けるような条件を持ち出す。そうでなくても、すでにレートは異様で、自分が勝った時に相手も致命的な痛手を負うようにするのだ。
アニメで描かれるのは、プロの代打ち矢木、そして盲目の代打ち市川、策士の代打ち浦部、ニセアカギと、青年期のアカギが伝説の存在になっていく過程が描かれる。そして、後半は闇の世界を牛耳ってきた実力者・鷲巣との「吸血麻雀」である。このパートに突入するともはや次を見ずにはいられない!導入は山に埋まる死体の手!! その死因は出血多量だが、あるのは穿刺あとだけ。実は、これこそ雀士が負ければ大金の代わりに支払う代償、自らの血液であった。負ける度に血を抜かれ、やがて致死量を失って死んでいく。そんな恐怖に怯える様子を鷲巣は楽しんでいたのだ。
アカギはこの狂気のゲームに、さらなる狂気を重ねる。「このレートではおまえは死なない」と、さらに高レートを要求。カイジが勝てば全財産を失う鷲巣だが、もとより鷲巣は負ける気などさらさらない。すでにアカギの策略はここから始まっていたのだ。そして勝っても抜いた血液を補充しようとしないアカギ。ここまでは時にイカサマの応酬もあったアカギの麻雀だが、鷲巣麻雀はそれができない仕組み。それだけに、仕掛けや戦略、心理戦がヒリヒリするようなやり取りの中で繰り出される。
麻雀は、人と人のやりとりで、勝つには相手をハメて思い通りに操る--それこそがアカギの麻雀であり、そのためには負けたら破滅するような条件を突きつける。ゲームを超えた命のせめぎあいこそ、本作最大の魅力だ。
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