『Beast of Reincarnation』試遊レビュー! リアルタイムアクションとコマンドRPGの融合【特集第1回】

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『Beast of Reincarnation』試遊レビュー! リアルタイムアクションとコマンドRPGの融合【特集第1回】

エマを操作する高速のリアルタイムアクションと、クゥに出す命令を吟味するコマンド型RPGの戦略。その融合がもたらす戦闘体験の興奮や、軽快な移動アクション、相棒であるクゥの可愛さがゲームを盛り上げる。

8月4日(火)に発売されるPlayStation®5用ソフトウェア『Beast of Reincarnation(ビースト・オブ・リンカネーション)』。本作は、数々の人気作を手掛けたゲームフリークが贈る完全新作のアクションRPGだ。リアルタイムアクションとコマンド型RPGが融合した、独自の戦闘体験を味わえる。

『Beast of Reincarnation』試遊レビュー! リアルタイムアクションとコマンドRPGの融合【特集第1回】

7月23日(木)にメディア向けの体験会が開催され、本作の試遊、ゲームフリークの古島康太氏(ディレクター&シナリオライター)による本作のプレゼンテーションとQAセッション、インタビューが実施された。会場では、古島氏の「一人と一匹の旅、ぜひお楽しみください!」というコメントが寄せられたパッケージ版の実物や、店舗別購入特典などが展示されていた。

この記事では、イベントで語られた本作のポイント解説と試遊レビューをお届けする。

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ゲームフリークが贈る”一人と一匹のアクションRPG”

試遊に先駆けて、会場のステージには古島氏が登壇し、本作のポイントなどがあらためて語られた。古島氏がディレクターと初のシナリオライターを担当した『Beast of Reincarnation』は、”穢れ人”の少女「エマ」と腐蝕犬の「クゥ」がともに旅をする、ロードムービーのような”一人と一匹のアクションRPG”。長年温めていた企画であり、2019年には企画書として形になっていたという。

物語の舞台は西暦4026年、世界崩壊後の日本となる。あらゆる生物を”腐蝕体”というバケモノに変えてしまう”穢れ”がはびこる、過酷な世界だ。穢れに侵されて穢れ人となったエマは周囲の人間に疎まれ、腐蝕体を狩る役目を背負わされていた。そして、とあることがきっかけとなり、腐蝕犬のクゥはエマの相棒として行動をともにすることになる。エマは穢れの元凶である”輪廻の獣”討伐の命を受け、はるか西の地にある都を目指すのだった。

エマとクゥはスキルツリーを解放していくことによって成長し、自分だけの戦術を構築できるという。スキルツリーの解放具合は気軽にリセットできるため、いろいろ試して自分だけのスタイルを見つけてほしいと古島氏は語った。また、穢れ人のエマは自分の髪から植物を伸ばすことができ、それを足場にして対岸へ橋をかけたり、高所へ上がったりすることが可能。自分だけの経路も模索できる。

本作最大のポイントは、エマのリアルタイムアクションとクゥのコマンド型RPGの戦略が融合した独自の戦闘体験だ。敵の攻撃に対してタイミングよくエマが防御すると、クゥの「開花技」の発動に必要なポイントを獲得できる。この開花技の選択中は時間がスローになり、ゆっくり考えながら使用する技を選ぶことができるのが特徴となっている。複雑な操作は必要なく、タイミングや状況判断を重視した内容に調整されている。

【試遊レビュー】リアルタイムアクションとコマンドRPGの融合が相棒との共闘感を演出

今回の試遊では、ゲームのオープニングから最初のエピソードである「萌芽」の終了までを遊ぶことができた。ネタバレを避けるため、物語の具体的な内容については触れていない。

本作においてやはり気になるのは、リアルタイムアクションとコマンド型RPGの融合がもたらす独自の戦闘体験だろう。プレイヤーは主にエマをリアルタイムで操作して、刀による近接攻撃や弓などによる遠距離攻撃、回避、防御といったアクションを行なうことになる。攻撃ボタンの連打によるコンボや、「刀技」「ヌシ技」といった強力なスキルも発動可能。相棒のクゥはエマに追従し、戦闘に参加してくれる。

敵を攻撃して「破」状態にするとクゥが自動で追撃して吹き飛ばし、敵を「空」状態にしてくれる。この「空」状態の間は反撃される心配なく追撃が可能となる。また、敵の「ダウンゲージ」を満タンにすると「絶」状態となり、とどめをさす「確殺」を決められる。

クゥへ命令する際の起点となる攻防一体の「受け流し」

クゥとの連携のカギとなるのが、L1ボタンで発動するエマの防御行動だ。その名の通り敵の攻撃を防ぐ手段なのだが、タイミングよく防御すると、通常の防御ではなく「受け流し」へと変化。受け流しが発動すると、敵の攻撃を防ぐだけでなくクゥの開花技を使うために必要な「FP」が溜まっていく。クゥの開花技は決まると敵にダメージを与えたり拘束したりすることができ、さらにエマの体力を回復してくれるため、ピンチをチャンスに変える攻防一体の技となっている。

ただし、受け流しに失敗して通常の防御になった場合は「共鳴ゲージ」が減少する。共鳴ゲージがゼロになった状態で防御すると、体勢を崩して隙をさらしてしまうため注意が必要だ。受け流しを発動させるには敵の攻撃にタイミングを合わせる必要があるため、難しそうだと思われるかもしれない。確かに最初のうちは戸惑ったが、慣れてくると思ったよりも簡単に受け流せる印象だ。エマの通常攻撃でダメージを与えつつ、敵の攻撃を確実に受け流しながらFPを獲得。そのFPを消費してクゥの開花技を叩き込むというサイクルが安定してくると、戦闘がかなり楽しくなってくる。雑魚の攻撃はもちろん、ボスの豪快な攻撃も受け流すことができるため、うまく決まるとかなり気持ちいい。

特殊な攻撃をかわす「見切り」も重要に

敵は赤い光を伴う強力な攻撃を仕掛けてくることもある。この攻撃は防御も受け流しもできない特殊な攻撃となっており、タイミングよく回避ボタンを押すことで発動する「見切り」によって対処可能だ。敵の攻撃を注視し、赤い光が見えたら見切りで、それ以外なら受け流すといった、素早い状況判断が必要になる。赤い光を伴う攻撃は強力ではあるものの隙が大きく、うまく見切ることができれば反撃のチャンスとなる。

溜めたFPを用いて発動させるクゥの開花技

△ボタンを押すとクゥの開花技の選択メニューが開かれる。受け流しによって溜めたFPを消費すれば、さまざまな開花技が発動可能だ。開花技の選択中は時間の流れがスローになるため、どの開花技を使用するかをゆっくり考えられるのがうれしい。高速のリアルタイムアクションと、じっくりと吟味できるコマンド選択。その緩急が戦闘にアクセントをもたらし、メリハリのあるバトルを演出している。

ステルスによる確殺は安全かつ気持ちいい

こちらに気づいていない敵に対しては、背後や頭上から仕掛けるステルス攻撃が有効だ。しゃがみながら近づくことによって気づかれることなく背後から接近したり、空中から近づいたりして確殺攻撃を叩き込むことが可能だ。敵を一撃で倒すことができるため、無駄なダメージを負わずに倒せるのはもちろん、敵が複数いる場合でも素早く1体を排除できるのは大きい。

また、FPがあればクゥに指示を出し、こちらに気づいていない敵に先制攻撃をしてもらうこともできる。うまくいけば、クゥの攻撃で体勢を崩した敵へ安全に追撃を決めることが可能だ。敵の位置を把握し、自分のFPを考慮しながら地形を見極めて、どんな行動を仕掛けるかを模索するのがとても楽しい。もちろん遠距離武器で遠くから一方的に攻撃するのもアリだ。状況を的確に判断し、うまくいったときの”してやったり感”はかなりのもの。さまざまな戦法を試せる奥深さがクセになってくる。

スキルツリーによる自分だけのスタイル構築にも期待が高まる

今回の試遊ではあまり解放できなかったが、スキルツリーによる強化も自分だけの戦術構築に役立つ注目の要素だ。エマとクゥのそれぞれに3系統のスキルツリーがあり、どれを解放していくかによってプレイヤーの個性を反映できる。ひとつのスキルレベルを上げて効果をより高めるのか、それともたくさんのスキルを習得して行動の幅を広げるのか、といった選択に頭を悩ませるのも、また楽しそうだ。

強力かつ巨大なヌシとのド派手なバトルも熱い

複数の雑魚を蹴散らすシチュエーションは楽しいものの、強大なボスであるヌシとの派手な戦いはバトルの華だ。その巨体に圧倒されて受け流しのタイミングを誤り、連続攻撃をくらってやられてしまうこともあったが、繰り返し挑戦すると攻撃パターンが見えてきて、安定して立ち回れるようになってくる。慣れてくると「早く攻撃してこい!」と、ヌシの攻撃を待ちわびるようになるのも面白い。

受け流しや見切りといった防御行動、それによって可能なクゥの開花技や反撃に加えて、通常攻撃や遠距離攻撃などの持てる力をフル活用し、見事にヌシを倒したときの達成感は格別だ。

植物を伸ばして自分だけのルートを構築できる探索要素

リアルタイムアクションとコマンドRPGが融合したバトルに目を奪われがちだが、植物を伸ばすアクションを用いながらの軽快な移動も、本作の見逃せないポイントだ。ただジャンプするだけではギリギリ届かない高所も、植物を伸ばして足場をつくれば到達可能。崖や建物に橋をかけたり、ツタをワイヤーアクションのように用いて素早く移動したりすることもできる。

今回試遊したフィールドは、広さはもちろん高低差のある場所も豊富にあり、探索しがいがありそうだ。じっくりとフィールドを探索し、アイテムを見つけたり敵を倒してレベルを上げたりしていたら、ヌシとの戦いはもっと楽になったに違いない。

相棒のクゥがたまらなく可愛い

今回の試遊で感じたのは、相棒であるクゥの可愛らしさだ。自動の追撃や命令による開花技が頼りになるのはもちろん、そのモフモフ具合と愛嬌のある表情がとても愛らしく、見ていると心が温かくなってくる。エマが敵にやられてしまって復活する際はそばに寄り添ってくれるし、撫でてあげると気持ちよさそうな表情をしてくれるのがたまらない。相棒とのふれあいや絆の構築がコンセプトという本作の狙いに見事にハマってしまった。

エマとクゥの旅路は、いったいどんな展開になるのか。予期せぬ波乱もありそうだが、本作が発売されたら、過酷な旅路を歩む一人と一匹の結末をぜひ見届けたい。

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Beast of Reincarnation(ビースト・オブ・リンカネーション)

・発売元:Fictions
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:アクションRPG
・発売日:2026年8月4日(火)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 8,980円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 通常版 7,980円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 Deluxe Edition 8,980円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:C(15才以上対象)


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