
発売中のPlayStation®5用ソフトウェア『REANIMAL(リアニマル)』は、「リトルナイトメア」を手掛けた「Tarsier Studios」が贈る新たな協力型ホラー・アドベンチャーゲームだ。とある孤児の姉弟が行方不明になった友達を救出し、故郷の島からの脱出を目指す物語が描かれる。人の気配のない町や不気味な孤児院、苛烈な戦場、そして不穏な海上や海中を探索し、頭を使って生き残ろう。力を合わせて島から逃げ出した先に待つ、闇の秘密とは……?

舞台となる島は、霧や暗闇に閉ざされ視界が悪く、そのうえ危険なクリーチャーが潜んでいるという地獄のような場所。その歪んだ世界で生き延びるための大きな助けが、プレイヤーが操作する少年のあとについてきてくれる姉の存在だ。力を合わせて重い扉やハッチを開けたり、手を引っ張ってもらって高所へ上がったりなど、主人公である孤児の少年と少女が協力することによって道を切り開く仕掛けが随所に用意されている。
『REANIMAL』Co-op Trailer
本作はシングルプレイだけでなく、友達や家族と一緒に遊ぶローカルとオンラインの2人協力マルチプレイにも対応。オンラインマルチプレイでは少年と少女のどちらを操作するかを、ホスト側のプレイヤーが選択できる。恐ろしいクリーチャーや頭を捻るギミックも、主人公の姉弟のようにプレイヤーが力を合わせることによって、きっと突破できるはずだ。


この新たなホラー・アドベンチャーを、シングルプレイとオンラインマルチプレイの両方で、ふたりのPS Blogスタッフがプレイ。ワイワイ遊べる協力プレイの醍醐味やダークな世界観などを、ふたりの視点でお伝えしよう。
【レビュー①】同じ画面の共有が、恐怖に怯える緊迫感と声を掛け合う共闘感を演出
本作は、ジャンプやダッシュなどを用いてフィールドを駆けまわるアクションと、さまざまな仕掛けや立ちはだかるクリーチャーを頭脳で突破していくパズル要素が融合したゲームだ。調べられる場所やオブジェクトは近づくとマークが表示されるため、それを見逃さなければ行き詰まることはないだろう。シビアな操作を求められる場面はほとんどなく、薄暗い世界をビクビクとおびえながら進む恐怖体験や、知恵を出し合ってギミックとクリーチャーに挑む共闘体験が味わえる。

少年と少女を別々のプレイヤーが同じ画面で操作するマルチプレイでは、画面内にふたりがいる必要がある。少年と少女が離れすぎると謎の力によって力尽きてしまう。とはいえ、つねに姉が少年のそばにいるシングルプレイとは異なり、多少の別行動は可能。そのため「あっちに行ってみよう」「こっちは俺が調べるからそっちを頼む」というように、自然に声を掛け合うことに。どちらかが先に進みすぎることもないので、突然現れたクリーチャーが行く手を阻む演出などに、同じタイミングで驚くことができるのもいい。

共闘体験を味わえるシチュエーションも豊富に用意されている。重い扉やハッチなどは互いにボタンを一度押すだけで開くが、バーをシーソーのように上下させることで進むトロッコを動かす際や、大きなノコギリをふたりで動かして木を切るとき、互いの身体をつないだロープのせいで動きが制限される状態で細い足場を渡るシーンなどは、息を合わせてアナログスティックを左右や上下に動かしたり、ジャンプをしたりする必要がある。タイミングが合わずにやきもきすることもあるが、それもマルチプレイならではの体験だ。また、ひとりがボートや戦車を操縦し、もうひとりがそこから敵を攻撃するといったシチュエーションも。攻撃や操縦を相棒に任せる共闘感も味わえる。


もちろんアクションだけでなく頭を使うパズル要素でも、相棒となるもうひとりのプレイヤーは頼りになる。本作のパズル要素は、その場にあるアイテムを使うだけの簡単なものもあれば、少し頭を捻らないといけないものや、ヒントそのものが隠されているものなど、実にさまざま。そういったパズルに悩むことがあっても、相棒がサラッと解いてしまったり、その行動や言葉がきっかけで回答に辿り着けたりすることもある。互いの知恵を絞ってギミックを突破できたときは、アクションを用いる協力とはまた違う達成感を味わえるはずだ。

ボスとのチェイスシーンを彩る多彩なカメラアングル
恐怖演出も多彩な本作だが、なかでもチャプターの区切りで現れるボスクリーチャーに追われるチェイスシーンは、大きな目玉となるシチュエーションだ。入り組んだ道を縦横無尽に走り回ったり、奥から手前へと全力で走り続けたり、螺旋状の階段を駆け上がるシーンを見下ろしながら操作したりなど、さまざまなカメラアングルで迫力のチェイスシーンを演出。そのいずれもがボスの巨体や不気味な姿を堪能できるようになっており、緊張感や絶望感と同時に「そうきたか……」という感嘆も覚えてしまう。
奥から手前へと逃げるシーンでは、ボスの姿は見えているのに肝心の逃亡ルートが見えないため、迫りくる恐怖や突然の分かれ道に戸惑って操作を誤り、あえなく捕まってしまうことも。マルチプレイでは再開までの短いロード時間の間に、「今のはないだろう!」「どうすればいいの?」といった会話で盛り上がることもしばしば。今回はシングルプレイより先にマルチでプレイしたため、そういったインパクト抜群のシーンを互いに初見の状態で味わうことができたのもよかった。倒すことのできない巨大クリーチャーとのチェイスシーンは「リトルナイトメア」シリーズでもおなじみの見せ場であり、さらに磨きがかかっていると感じられた。

隠されたアイテムを見つけるやり込み要素や、姉弟と島の秘密に迫る仕掛けも
島の随所には、少年と少女の外見を変更できる「マスク」や、ギャラリー要素をアンロックするためのポスターなどが隠されている。それらは物語の進行からは少し外れた場所にあることが多いため、すべてを一度のプレイで見つけることは難しい。そういった要素を探しながら再び地獄の島を歩き回っていると、最初のプレイでは発見できなかった場所やシチュエーションを味わえるのが、また楽しい。

さらに、いわゆる”真の結末”にあたる「シークレットエンディング」に到達するには、やはり随所に隠された「棺桶」を見つける必要がある。シングルプレイでじっくりと探すのもよし。マルチプレイで知恵を出し合いながら捜索するのもよし。不気味な世界をすみずみまで探索し、姉弟や島の秘密を明らかにしてほしい。

【レビュー②】お化け屋敷感覚で声を上げながらプレイ! ふたりなら恐怖も分かち合える
協力プレイに参加したものの、正直言ってマルチプレイはあまり得意ではない。アクションゲームが下手なので、足手まといになるのが申し訳ないし、取り残されないようついていくのが精一杯。きっと『REANIMAL』でも相棒の後をくっついていくだけだろうな……などと思っていたが、その予想は大きく裏切られることになった。
少年を操作し、NPCの少女は冒険の手助けをするという”メイン”と”サブ”の役割分担がはっきりしたシングルプレイと違い、協力プレイでは両者が対等。「このアクションは少年しかできない」といった能力や役割の違いはなく、鍵などのアイテムもどちらが使ってもかまわない。今回は少女の操作を担当することになったが、サポート役では終わらず、少年を先導したり、率先して仕掛けを動かしたりとアグレッシブにゲームに参加することができた。しかも、少年と少女はつねに同じ画面に収まるように移動しなければならないため、置いていかれることもない。協力プレイの相手と足並みをそろえつつ、無理のないペースでプレイできるのがありがたい。

ふたりでプレイすることにより、ホラー要素もより一層楽しめる。本作の舞台は、美しい自然に恵まれながらも、不気味な気配が濃厚に漂う島。少年と少女は、闇に覆われた静かな世界をほのかな灯りで照らしながら探索することになる。部屋の天井から死体のようなものがぶら下がっていたり、人間の皮らしきものがアイロンで伸ばされていたりと行く先々でおぞましい光景が広がり、新たな扉を開くたびに緊張が走る。

しかも、これらは単なる”背景”ではない。時には、謎解きのために死体に刺さったバールを引き抜いたり、ラバーカップを使ってトイレから死体をずるんと引きずり出したりする展開も。指先から伝わる振動が生理的嫌悪感をかきたて、夢に出てきそうな気持ち悪さだ。

探索の歩みを止める不気味なクリーチャーたち
中には、少年たちに襲い掛かってくるクリーチャーも存在する。椅子や棚に死体がでろんと横たわっているだけでも気味が悪いのに、何かの拍子に突然床を這い出し、ものすごい速さで追いかけてくるのだからたまらない。ゲームを進めていくと、徐々に「こいつ、動きそうだな……」と察しがつくようになるが、それでも恐怖が薄れることはない。むしろ「こいつら、全部襲ってくるのかよ……」という絶望が深まり、足がすくんでしまう。

序盤に登場する敵で、特に恐ろしいのは首が異様な角度まで曲がる巨大な男。少年と少女を目ざとく発見し、長い手で素早く捕らえるため、見つかったらほぼ生き残ることは不可能だ。そのうえ、登場の仕方も恐ろしい。のしのし歩いてくることもあれば、四足歩行で迫ってきたり、電車の窓をブチ破って現れたり、車で追いかけてきたり、ときには三輪車をキコキコこぎながら向かってきたりと、こちらの意表を突く形で突然現れるから嫌になる。ひとりでプレイした時には、ヤツが現れるたびに「もう勘弁してくれよ……」と泣きたいような気持ちになってしまった。
だが、ふたりでプレイすると、シングルプレイとはまた違った面白さを味わえる。お化け屋敷にひとりで入る時とふたりで入る時では体験価値が変わるように、協力プレイでは声を上げながらプレイする楽しさが待っている。新たなマップを探索しながら「怖い怖い!」「絶対そこに何かいるって!」と悲鳴を上げ、敵から逃れながら「ヤバい、見つかった」「置いていかないで!」と叫びながら遊べば、ホラーアトラクションを一緒に体験しているような感覚に。ともに過酷な体験を乗り越えることで、不思議な連帯感も生まれてくる。近所迷惑にならないようであれば、恥ずかしがらずに声を上げてノリノリで遊ぶのがおすすめだ。

本作は、敵に捕まったときの豪快なやられっぷりも見どころになっている。頭をメキッともがれたり、バスタブにガンガン叩きつけられたりと悲惨な最期が待ち受けるが、こうした場面も協力プレイなら深刻に受け止めすぎず、スプラッター映画を観賞するような感覚で受け流せる。ひとりでプレイするときよりも恐怖は薄れるかもしれないが、同じ体験を共有しながらゲームの世界観にどっぷり入り込むことができた。

ゲーム中には、少年少女の仲間らしき子どもたちも登場する。彼らとの会話やあちこちで見つかる棺桶、壁に貼られたポスター、映画館で流れる映像などから、ストーリーや設定を深掘りするのも楽しみのひとつ。協力プレイなら、世界観にまつわるヒントを見つけるたびに、ボイスチャットで意見を交わすことができ、考察もはかどるだろう。ああでもない、こうでもないと話しながら、時間を忘れてプレイしてしまうはずだ。

オンラインだけでなく、ローカルプレイでも家族や友達と一緒に遊べる『REANIMAL』の協力プレイ。アクションが苦手でも十分楽しめるので、一緒にホラー映画を観るような感覚で気軽に始めてはいかがだろうか。

REANIMAL(リアニマル)
・発売元:THQ Nordic
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:ホラー・アドベンチャーゲーム
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 通常版 5,720円(税込)
パッケージ版 希望小売価格 COLLECTOR’S BOX 26,400円(税込)
ダウンロード版 販売価格 通常版 5,720円(税込)
ダウンロード版 販売価格 デジタルデラックスエディション 8,470円(税込)
・プレイ人数:1~2人(オンライン時:2人)
・CERO:D(17才以上対象)
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