
恐怖と狂気のサイコロジカルホラー「SILENT HILL(サイレントヒル)」シリーズ最新作『SILENT HILL f』が、PlayStation®5用ソフトウェアとして明日9月25日(木)発売! 1960年代の日本を舞台に、寂れた田舎町「戎ヶ丘(えびすがおか)」に住む高校生「深水雛子(しみずひなこ)」の物語が描かれる。

発売を目前に控えた今回は、本作の物語や登場人物、1960年代の日本を舞台にしたマップの探索、近接戦に特化したアクションなど、本作のポイントをまとめて紹介する。試遊レビューや開発スタッフへのインタビュー記事も公開しているので、そちらもぜひチェックを。
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最新作の舞台は1960年代の日本。シリーズの外伝として本作からでも楽しめる
「SILENT HILL」は、1999年に初代PlayStation®で発売された第1作目によって幕を開けたサイコロジカルホラーシリーズだ。主要人物が自身の悩みや葛藤、トラウマと向き合い、自らの答えを探し求めていく体験に焦点が当てられている。ジリジリと襲いかかる恐怖と独自の世界観が高い評価を受け、日本のみならず海外でも多くのファンを獲得した。

『SILENT HILL f』は“美しいがゆえに、おぞましい。”をコンセプトに、リアルで没入感あふれるストーリーとデザインで創り上げられた最新作となる。新たな舞台は1960年代の日本。これまでのシリーズ作品ではアメリカにある架空の街「SILENT HILL」が主な舞台だったが、初めて日本が舞台となった。シリーズのなかでは外伝に位置づけられるため、本作からでも問題なく楽しめる。
開発は台湾のゲームスタジオ「NeoBards(ネオバーズ)」。ストーリーは『ひぐらしのなく頃に』や『うみねこのなく頃に』などで知られる竜騎士07氏が、クリーチャーとキャラクターのデザインはイラストレーターのkera氏が手掛けた。サウンドは、シリーズで数多くの楽曲を担当した山岡晃氏と、シリーズ初参加となるコンポーザーの稲毛謙介氏が担当し、過去作品の雰囲気を踏襲しながらも新たな世界観に調和した新しいサウンドを創り出している。


『SILENT HILL f』を特徴づける10のポイント
①4Kで描かれる古き日本
日本の原風景とも言える1960年代の日本を、4Kの美麗なグラフィックで再現。自然と人々の生活が窮屈に絡み合った、ありきたりな”古さ”とはどこか異なる、狭くも複雑な町並みを描いている。
②緊張の途切れない探索エリア
建造物による死角や、霧や闇による視界の制限は、どこに危険が潜んでいるかわからない緊張感を生み出す。序盤のエリアは「筋骨」と呼ばれる複雑なつくりになっており、迷路のような構造でプレイヤーを惑わせる。
③美と醜が入り混じる画作り
グロテスクで不気味にも関わらず美しく風雅でもある、相反するようでいて境界線のぼやけた要素が共存する。精神に訴えかけて重くのしかかる物語でありながらも、思わず魅入ってしまうような歪んだ世界が展開される。
④”心”に迫る不可思議な謎解き
シリーズの特徴でもある謎解きは、作風に合わせて和を基調としたデザインで登場。行く手を阻むだけでなく謎の随所には登場人物の内面を描くような要素が散りばめられている。
⑤近接に特化した戦闘アクション
本作で手に入る武器はすべて近距離戦闘に特化しており、時には複数の敵に囲まれる状況に陥ることもある。敵の動きを慎重に見極めて「回避」や「攻撃」の強弱を使い分ける、臨機応変な立ち回りが求められる。
⑥窮地を凌ぐ攻防一体の技「見切り」
バケモノによって窮地に追い込まれても、「見切り」を駆使すれば活路を見いだせる。発動すると「持久力」を瞬時に回復でき、体勢を立て直して追撃など次の一手へつなげることが可能だ。
⑦生死が交錯する戦闘
「体力」だけでなく「持久力」「精神力」「武器の耐久度」などのリソース管理にも意識を割く必要がある。武器を手にして自ら恐怖の根源へ近づいていくという、刹那の油断が命取りになる緊迫感のある駆け引きが展開される。
⑧束の間の休息と成長要素
セーブポイントの「祠(ほこら)」に「お供え物」を奉納して「功徳」というポイントを貯めると、さまざまな恩恵を得ることができる。功徳を消費すると、ステータスを強化したり、特殊効果のついた装備アイテム「お守り」を入手したりすることが可能。これらの強化要素は周回プレイ時に引き継がれる。
⑨マルチエンディング
シリーズならではの「UFOエンド」を含めて、本作には5つのエンディングが用意されている。1周目の結末は同じだが、2周目以降のプレイでは複数の異なるエンディングに辿り着くことが可能。2周目からは雛子の行動や選択によって物語が変化し、最後に登場するボスや展開が異なるエンディングを迎えられる。
⑩感性を刺激するサウンド
物陰の小さな音や背後からのささやきまでも感じさせる3D音響がプレイヤーを取り囲み、高い没入感や臨場感のある恐怖をもたらす。場所によって千変万化する音は進むごとに様相を変え、景色とリンクしてプレイヤーの不安や危機感を助長する。



【物語】彼女が選ぶのは”美しき選択”か。それとも”おぞましき選択”か
昭和の古い時代。とある地方の山間部にある寂れた田舎町、戎ヶ丘に住む高校生の深水雛子。彼女の日常は、ぼんやりとした灰色ではあっても、思春期相応の平凡なものだった。だが、そのいつもの日常は唐突に崩れ去る。見慣れた町は霧に包まれ、おぞましく変貌していく。人の気配は消え、代わって、霧の中に奇怪な何かが蠢く。


変貌していく町を探索し、謎を解き、身を守るために戦い、生き残れ。向かい合わなければならなかった選択と向き合うために。そして、殺さなければならない者を、殺すために。彼女が選ぶのは、美しき選択か。それとも、おぞましき選択か──。これは、美しくもおぞましい、選択の物語。

【登場人物】町を覆う霧に翻弄される高校生の男女たち

深水 雛子
本作の主人公。親、環境、友人関係、そして世間体。それらが求める理想の姿に翻弄される思春期の少女。幼少時は快活だったが、笑わなくなって久しい。

岩井 修
雛子の幼馴染で今も互いを相棒と呼び合う仲。この時代には珍しく、異性にも分け隔てなく交流できる。実家は代々の薬師で、自身も薬の知識や扱いに長けている。

西田 凜子
雛子や修の友人。世話焼きでお節介焼きの委員長タイプ。流行りの情報や色恋の知識も豊富で、最近は修に少し気がある様子。

五十嵐 咲子
雛子や修の友人。おっとりしていてマイペース。妖精が見えるという天然タイプ。神社の神主の娘であり、行事の際は巫女姿で手伝いをしている。
【探索】物陰に潜む敵に注意しながら慎重に歩みを進める緊張感
本作では主人公の雛子を操作して、霧に覆われた戎ヶ丘の町並みや、人気のない建物などを探索していく。カメラは、2024年10月に発売されたリメイク版『SILENT HILL 2』と同じく肩越しの三人称視点だ。

戎ヶ丘の町並みは、ひしめく民家の間を狭い道が絡み合う複雑な構造が大きな特徴となっている。こういった狭く入り組んだ路地のことを、岐阜県の飛騨地方では筋や骨が絡み合う人間の体に例えて「筋骨(きんこつ)」と呼び、本作ではそれを再現。建物によって視界が遮られるうえに高低差の激しい場所もあり、死角に潜む敵におびえながら進んでいく緊張感を味わえる。


暗闇に覆われたエリアでは、提灯で周囲を照らしながら探索することも。ただし、提灯を手にしていると武器が使えず、遭遇したバケモノと戦う際は、提灯から武器に切り替えなくてはならない。

【戦闘】近接武器でバケモノと対峙するスリル満点のバトル
主人公の雛子は、日本に住む普通の高校生だ。そのため、本作にはこれまでのシリーズ作品とは違って銃がなく、雛子の戦闘アクションは近距離戦闘に特化しているのが大きな特徴となる。敵の攻撃をギリギリで回避すると発動する「見切り回避」は、発動すると持久力を瞬時に回復でき、体勢を立て直して次の一手へつなげることが可能。敵が繰り出す特定の攻撃にある隙に合わせて繰り出せる「見切り反撃」は、持久力を消費しないうえに成功すると敵をひるませてピンチを脱することができる。体力だけでなく、持久力や精神力、武器の耐久度などのリソース消費を考えながら目の前に迫るバケモノに立ち向かう、スリルや戦略性を楽しもう。


早期購入特典&予約購入特典はコスチューム、お守り、アイテム×3のセット。ダウンロード版の予約締切は本日9月24日(水)まで
パッケージ版の早期購入特典およびダウンロード版の予約購入特典として、雛子の見た目を変更できるコスチューム「ホワイトセーラー」、雛子が装備できる「お守り【ボタン】」、消費アイテムが3つ入った「アイテムパック」が付属する。ダウンロード版の予約購入特典がもらえるのは本日9月24日(水)までのため、忘れずに予約購入しておこう。
<パッケージ版早期購入特典/ダウンロード版予約購入特典>
■ホワイトセーラー
■お守り【ボタン】
■アイテムパック
・干からびた油揚げ×1
・御神水×1
・救急箱×1
ダウンロード版『デラックスエディション』は、48時間の先行アクセス権で今すぐプレイ可能
ダウンロード版は『スタンダードエディション』だけでなく、ダウンロード版限定の『デラックスエディション』も販売される。ゲーム本編、「デジタルアートブック」と「デジタルサウンドトラック」、コスチュームの「ピンクラビット」が収録されたセット商品だ。さらに予約購入特典として、48時間の先行アクセス権も付属している。発売日は明日9月25日(木)のため、『デラックスエディション』を購入すれば、今すぐに遊ぶことが可能だ。
なお、パッケージ版やダウンロード版『スタンダードエディション』を購入した人向けに、「デジタルアートブック」「デジタルサウンドトラック」「ピンクラビット」がセットになった「デラックスアップグレード」も販売される。

ダウンロード版『デラックスエディション』
<価格>
9,790円(税込)
<内容>
■『SILENT HILL f』ゲーム本編
■デジタルアートブック
■デジタルサウンドトラック
■ピンクラビット
■48時間の先行アクセス権
『SILENT HILL f』をPS Storeで予約購入する
SILENT HILL f(サイレントヒル f)
・発売元:KONAMI
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:サイコロジカルホラー
・発売日:2025年9月25日(木)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 8,580円(税込)
ダウンロード版 販売価格 スタンダードエディション 8,580円(税込)
ダウンロード版 販売価格 デラックスエディション 9,790円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:Z(18才以上のみ対象)
©Konami Digital Entertainment
※映像・画面は開発中のものです。
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