いよいよ明日6月2日（金）に発売されるPlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェア『ストリートファイター6』。本作は、対戦格闘ゲームの金字塔「ストリートファイター」シリーズのナンバリングタイトル最新作だ。
シリーズの新たな幕開けとなるニュージェネレーションやレジェンドキャラクターのスタイリッシュなビジュアル、一新されたバトルシステム、そして”対戦格闘”というジャンルを再定義する3つのモードなど、正統進化と革新を併せ持つ、新たな「ストリートファイター」となっている。
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特集第2回では、本作を手掛けたカプコンの松本脩平プロデューサーにインタビュー。『ストリートファイター6』開発の経緯をはじめ、世界観やキャラクターの設定に対するこだわり、そして、初心者からベテランまで、さまざまなプレイヤーが楽しめる新時代の対戦格闘ゲームを生み出すために行なった、数々のチャレンジについて語っていただいた。
松本 脩平
『ストリートファイター6』プロデューサー
これまでにない「ストリートファイター」を作るために──
──いよいよ『ストリートファイター6』が発売を迎えます。今の率直な心境をお聞かせください。
本当にワクワクしています！ 数多くのチャレンジをしているので、世界中の皆さんに遊んでいただきたい気持ちでいっぱいです！
──本作の企画はいつ、どのような経緯で立ち上がったのでしょう。
5年前の2018年に「新しいストリートファイターを作る」というコンセプトのもと、立ち上がりました。中山ディレクターが作成した企画書は膨大なページ数でした。
──これまでに御社はさまざまな格闘ゲームを手掛けていますが、「ストリートファイター」シリーズを制作するうえでの基本コンセプトや重視されているポイントなどはありますか？
登場するキャラクターのアイデンティティ、それを取り巻く世界観やストーリー、関係性などはとても大事にしています。
──本作の時系列は、これまでのシリーズにおいて一番最後の物語とされていた『ストリートファイターIII』以降と発表されています。最も未来の「ストリートファイター」として、歳を重ねたキャラクターの描写や物語、世界観や舞台の設定など、こだわったポイントなどはありますか？
歳を重ねることで、師匠/マスターポジションになったので、見た目もその雰囲気が感じられる描写になっています。ニューカマーたちとのやりとりはもちろん、ワールドツアーでのコミュニケーションもこだわっていますので、ぜひとも体験してほしいです。
──発売日から登場する18キャラクターは、どのような理由で選出されたのでしょう。また、そのうちの6人が完全新規のキャラクターとなっています。『ストリートファイターV』発売の際は完全新規のキャラクターが4人でしたが、本作では『V』よりも新規キャラクターを多めにした理由や、産み出す際に苦労したことなどがあれば教えてください。
『ストリートファイターII』に登場するキャラクターを選出しつつ、出身国や男女比率などを考えながら18人を選定しました。新規キャラクターが多いのも、新たに『ストリートファイター6』を遊んでもらえる方々に親近感を持っていただきたいという理由があります。
初心者からベテランまで楽しめる、さまざまなモードやシステム
──本作には「モダン」と「ダイナミック」という新たな操作タイプが追加されています。シリーズの中でもかなり大きな改革であり、実装にあたって大きな決断が必要だったと思いますが、これらの操作タイプが追加された経緯や、意識されたポイントを教えてください。
本当に多くの方々に『ストリートファイター6』を遊んでほしい！ というのが「モダン」と「ダイナミック」を追加した理由です。「モダン」に関してはPlayStation®に付属されているコントローラーで扱いやすいように意識しています。思い通りに必殺技を繰り出せることで、より格闘ゲームの楽しい部分に早く到達できるようにしているので、ガンガン使って遊んでほしいです。家族や親戚などで集まって「ダイナミック」でワイワイ楽しんでもらえるのも期待しています。
──本作における攻防の鍵となる「ドライブシステム」が誕生した経緯や、コンセプトなどについてお聞かせください。
格闘家の「集中力」をイメージしたのが誕生の経緯です。試合が始まって集中力MAXの状態から「相手に強い行動を繰り出したり（インパクト）」「相手の行動を捌いたり（パリィ）」「相手の懐に急接近したり（ラッシュ）」して、「集中力が切れる（バーンアウト）」とピンチになる、というコンセプトです。
──格闘ゲームや「ストリートファイター」シリーズに初めて触れるプレイヤーに、上記のシステムを用いて“こうやって戦ってほしい”といったアドバイスはありますか？
とにかく思いのままにボタンを押してください。必殺技を繰り出すもよし、ドライブインパクトを繰り出すもよし。まずは「これカッコいい！」「これ強い！」と感じる行動をガンガンとってもらって楽しんでほしいですね。
──レビュー記事でプレイした際、試合の「自動実況・解説」はとても新しく、かつとても楽しい要素だと思いました。「自動実況・解説」を採用した経緯をお聞かせください。また、格闘ゲームは展開がめまぐるしく変わりますが、それでも自然に実況が行なわれることに驚きました。実装にあたって苦労されたポイントやこだわりなどについてもお聞かせください。
「ストリートファイター」を使用した大会は毎回毎回白熱して素晴らしいんです。そこにいつも華を添えてくださっているのが実況者の皆さんです。その体験をゲーム内にも反映させて、皆さんに体感してほしかったのがキッカケです。自分の試合がプロの実況者や個性溢れる解説者の皆さんにコメントしてもらえるのは楽しいですよ！ 特に実況者に関しては4,000ワード以上を実装しており、今回協力していただいた皆さんには本当に感謝です。いい試合になればなるほど、コメントのテンションも高くなっていくのもこだわりです！
──「ワールドツアー」モードは、これまでの「ストリートファイター」シリーズと比較しても、かなりのボリュームがありそうなストーリーモードとなっています。対戦だけでなく、これまで以上に「ひとりで遊ぶ」ということも重視していると感じましたが、このモードのコンセプトや誕生した経緯、こだわりなどについてお聞かせください。
ワールドツアーはこれまでのファンの方々はもちろん、これから「ストリートファイター」の世界に触れる方々にも遊んでほしいですね。ワールドツアーを遊んでいくうちに、対戦格闘ゲームのイロハや、キャラクターのバックグラウンドやパーソナリティを知ることができます。ですので、初めて「ストリートファイター」に触れる方がワールドツアーのストーリーを遊び終えるころには、波動拳が繰り出せるようになっていて、リュウの好物が何かを知っているはずです。そうやって「ストリートファイター」ファンが増えていくと本当にうれしいです。ワールドツアーにはいろいろなイースターエッグが散りばめられています。これまでのファンの方々には「これってもしかして？」とニンマリするようなことがたくさんあるので、思う存分歩き回ってほしいですね。
──「バトルハブ」にはさまざまな要素があり、プレイヤー間のコミュニケーションについても特に重視されていると感じました。「バトルハブ」が誕生した経緯や見どころなどを教えてください。
「ストリートファイター」と非常に縁が深いゲームセンターの雰囲気を再現したいというのと、あらゆる情報が集約される場所を作りたい、というのがきっかけです。ふらっと立ち寄ったら誰かがいる、対戦しなくても観戦したり、会話したり、何だったら過去のレトロゲームを遊んだり。ワールドツアーで鍛え上げたアバター同士で対戦もできますし、気の合う仲間と一緒にクラブに所属してクラブ活動したり。もちろんバラエティ豊かな運営イベントも用意しています。なので、『ストリートファイター6』を起動したらまずお立ち寄りください！
たくさんの人がワクワクできるような内容を今後も届けたい
──近年の格闘ゲームは、追加キャラや新規システム、DLCなどの配信、バランス調整などにより、ひとつのタイトルの運営期間がかなり長くなっていると思います。長く続けるうえで気をつけていることなどはありますか？
「どれだけ楽しんでもらえるか」──これを「ストリートファイター」開発チームは最も大事にしています。対戦を楽しむ方、世界観を楽しむ方、コミュニケーションを楽しむ方……あらゆる角度から「ストリートファイター」を楽しんでいただけている方々が、さらにワクワクするような内容を今後もお届けしていきたいと思っています。
──本作に注目しているユーザーに向けてメッセージをお願いします。
『ストリートファイター6』は開発チームが本当に気合いを入れて、いままでになかったチャレンジをしまくっています。ガッツリ対戦する人も、久しぶりに遊ぶ人も、「ストリートファイター」の世界観に浸りたい人も、『ストリートファイター6』が初プレイの人も、ガッツリ受け入れる内容になっています。本作をきっかけに「ストリートファイター」ファンがもっともっと増えるとうれしいですし、これ以上の幸せはないです。
皆さん、『ストリートファイター6』をよろしくお願いいたします！
体験版『Street Fighter 6 Demo』が配信中！
本作の体験版となる『Street Fighter 6 Demo』が、PlayStation®Storeで配信されている。この体験版ではワールドツアーの冒頭部分と、ファイティンググラウンドの一部のモードを遊ぶことが可能。体験版で作成したアバターの外見は、製品版へ引き継ぐことができる。
『ストリートファイター6』体験版トレーラー
『Street Fighter 6 Demo』をPS Storeでダウンロードする
パッケージ版の数量限定特典およびダウンロード版の予約特典として、6キャラクターのカラーが付属！
本作のパッケージ版には数量限定特典として、6キャラクター（春麗、ジェイミー、マノン、ディージェイ、ジュリ、ケン）のOutfit 1 カラー 10が付属！ ダウンロード版にも予約特典として、同様の特典が付属する。
パッケージ版数量限定特典/ダウンロード版予約特典
＜内容＞
■6キャラクターのOutfit 1 カラー 10
（春麗、ジェイミー、マノン、ディージェイ、ジュリ、ケン）
ダウンロード版のみの予約特典として特別称号18種とスタンプ18種も！
ダウンロード版には上記の予約特典に加えて、ダウンロード版限定の予約特典となる特別称号18種とスタンプ18種も付属する。
ダウンロード版限定予約特典
＜内容＞
■特別称号18種＆スタンプ18種
ダウンロード版は『デラックスエディション』と『アルティメットエディション』も登場！
PS Storeでは通常版に加えて、ダウンロード版限定となる『デラックスエディション』と『アルティメットエディション』も販売される。各エディションの内容は、下記でチェックしてほしい。なお、ダウンロード版は一度の購入でPS5版とPS4版の両方をダウンロードできる。
PS5/PS4『ストリートファイター6 デラックスエディション』
＜価格＞
10,490円（税込）
＜内容＞
■『ストリートファイター6』ゲーム本編
■Year 1 キャラクターパス
追加キャラクター4体
追加キャラクター4体のカラー：Outfit 1 カラー 3-10
購入特典：ドライブチケット4,200枚
PS5/PS4『ストリートファイター6 アルティメットエディション』
＜価格＞
12,490円（税込）
＜内容＞
■『ストリートファイター6』ゲーム本編
■Year 1 アルティメットパス
追加キャラクター4体
追加キャラクター4体のカラー：Outfit 1 カラー 3-10
追加キャラクター4体のコスチューム：Outfit 2（カラー 1-10含む）
追加キャラクター4体のコスチューム：Outfit 3（カラー 1-10含む）
追加ステージ2種
購入特典：ドライブチケット7,700枚
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ストリートファイター6
・発売元：カプコン
・フォーマット：PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル：対戦格闘
・発売日：2023年6月2日（金）予定
・価格：パッケージ版 希望小売価格 通常版 8,789円（税込）
ダウンロード版 販売価格 通常版 7,990円（税込）
ダウンロード版 販売価格 デラックスエディション 10,490円（税込）
ダウンロード版 販売価格 アルティメットエディション 12,490円（税込）
・プレイ人数：1～2人（オフラインの場合）、2～16人（オンラインの場合）
・CERO：C（15才以上対象）
※PS4版をお持ちの方は、PS5ダウンロード版を追加料金なしでダウンロードすることができます。
※PS4パッケージ版をお持ちの方は、PS5ダウンロード版をダウンロードしたりプレイしたりするには、その都度ディスクをPS5本体に挿入する必要があります。PS4パッケージ版をお持ちの方でも、ディスクドライブを搭載していないPS5デジタル・エディションの場合はPS5ダウンロード版を追加料金なしで入手することはできません。
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