明日9月26日(木)発売のPlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェア『英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria-』は、技術革新めざましい世界で繰り広げられる壮大なヒューマンドラマRPG。20周年を迎える人気シリーズの「これまで」と「これから」のストーリーを描く意欲作となっている。
「黎の軌跡」シリーズの主人公・ヴァンを中心に、さまざまな思惑からストーリーに関わってくる歴代シリーズのキャラクターたちが登場する。彼らの多くが過去作の主人公やヒロイン、物語の重要人物といったキャラクターとなっている。本作の導入部では、大陸全土を揺るがす「一大プロジェクト」が、事件の前兆として描かれていく。そのストーリーにおける彼らの役どころや、その活躍ぶりも大きな見どころのひとつだ。
<STORY>
「120X年、全てが終わる」……かつて導力革命の父と呼ばれる、C・エプスタインが予言した、ゼムリア大陸の終焉。その“Xデイ”が差し迫るなか、人類は「導力ロケット」の完成により、宇宙への第一歩を踏み出そうとしていた。
カルバード共和国の第23代大統領ロイ・グラムハート主導のもと、進められていた一大プロジェクト「スターテイカー計画」。それは前人未到の領域である大気圏外の空間に、導力ロケットで通信衛星を打ち上げ、最終的には有人宇宙飛行を達成する計画だという。
はたして、遥かな天を目指す一筋の軌跡はゼムリア全土の「希望」となるのか、それとも……?
ヴァン・アークライド
CV:小野大輔
「自分から逃げるか、向き合うか――決められるのも結局はてめえ自身だからな」
表社会と裏社会の狭間で迷う者たちを助ける「裏解決屋(スプリガン)」。自分なりの流儀を持つ行動力あふれる青年で、魔王の依代として生まれながらに《魔核》を宿していたが、過去の戦いで《魔核》を世界の狭間に封じ込めることに成功している。
アニエス・クローデル
CV:伊藤美来
「だからヴァンさん……大切な人を想うのに、後悔なんてしないでください」
名門校・アラミス高等学校の2年生。曾祖父の遺産である導力器(ゲネシス)の捜索をヴァンに依頼したことがきっかけで、彼の事務所で働くようになる。当初の目的は完遂したものの、「個人的な」想いから現在もバイトを続けている。
ベルガルド・ゼーマン
CV:大塚明夫
「よもやおぬしがここまで成長しようとは……師父(しふ)冥利に尽きるとはこの事だ」
特異な経歴を持つヴァンを心配しつつも厳しく指導し、人生の師として導いてきた元神父。東方三大拳法《崑崙流》の達人で、共和国で起こった事件の解決後、とある理由で大陸東部に赴いていた。
フェリ・アルファイド
CV:小倉唯
「う、宇宙……!? そんな所に人が行けるんですか!?」
誇りと伝統を重んじる高位猟兵団《クルガ戦士団》で幼い頃から本格的な戦闘訓練を積んできた少女猟兵。ライバルの猟兵団《アイゼンシルト》に纏わる一連の事件をきっかけに、ヴァンの事務所で働くようになる。現在はクルガで成人とされる14歳になり、一層成長している。
アーロン・ウェイ
CV:内田雄馬
「過去にも現在にも縛られるつもりはねぇ――俺は俺の道を行くまでだ」
共和国の東方人街で浮名を流す遊び人であり、血気盛んな青年たちのリーダー。三大拳法の一つ《月華流》の剣術と拳法を修めているほか、東方歌劇で「女形」の剣舞を演じるなど、その破天荒ながら周りを惹きつけて止まない存在感から「麒麟児」「羅州の小覇王」とも称される。
リゼット・トワイニング
CV:石川由依
「――それがわたくしのSC、それ以上に所員としての誇りですから」
落ち着いた物腰とクールなルックスが目を引く「マルドゥック総合警備保障」のSC(サービスコンシェルジュ)。過去に起こったとある事件で肉体の大半を失っており、現在はその身体をマルドゥック社の擬体で補っている。楚々とした外見とは裏腹に、高い戦闘能力を秘めている。
カトル・サリシオン
CV:田村睦心
「ヤン兄とエレ姉も動けるだろうし……今は僕なりの裏解決屋の流儀を貫くだけさ」
共和国の学術研究機関「バーゼル理科大学」修士課程にあり、総合技術メーカー「ヴェルヌ社」のプロジェクトにも関わる年若き研究者。特異な環境で生まれ育ったが、幼少期にラトーヤ・ハミルトン博士に引き取られ、以降彼女を実の祖母(グランマ)のように慕い、研究者としての道を進んでいる。
ジュディス・ランスター
CV:日笠陽子
「闇を暴き悪を討つ――《幻夜の猫》の凄みってのを魅せてあげるわ!!」
持ち前のセンスとたゆまぬ努力で培われた演技力で観客を魅了している「導力映画」界のトップ女優。悪に対して真っ向から立ち向かう強い正義感を持っており、女優として輝かしい日々を送る一方、裏の世界では「怪盗グリムキャッツ」として不正を働く企業や政治家を懲らしめるために行動している。
あまたの英雄たちがここに集結!
シリーズの節目にあたる作品だけあり、本作の物語にはこれまでのシリーズで活躍した主人公や、その関係者たちが登場する。「千の護り手」の異名を持つ《星杯騎士団》の守護騎士・ケビンや、トールズ士官学院の教官・リィン、リィンとともにある少女・アルティナなど……。彼らがヴァンたちの旅にどんな形で関わってくるのかも、気になるところだ。
▲かつては教会から「外法」認定された罪人を、秘密裏に処罰していたケビン。本作でも教会からなんらかの任務を受け、活動しているようだ。
▲大きなケーキを抱えてご満悦な彼女は、機械知性「エリュシオン」の管理用疑似人格(AI)のラピス。感受性がとても豊かで、美味しいものに目がない。
▲暗殺組織に属していた過去を持ち、ラピスらと行動をともにしていたスウィン(左)とパートナーのナーディア(右)。みんなの水着姿が、なんとも華やかなワンシーン。
▲「剣の乙女(ソードメイデン)」と呼ばれる凄腕のA級遊撃士・エレイン。今作ではスターテイカー計画と同時期に活発化した、反移民系組織の調査をしている。
新たな戦闘システム「覚醒」で爽快バトル!
「黎の軌跡」シリーズ同様に、本作でも雑魚などを爽快になぎ倒せるアクション性の高い「フィールドバトル」と、じっくりと戦略性の高いコマンド型のAT(アクションタイム)バトルを楽しめる「コマンドバトル」のふたつのバトルモードをシームレスかつ、自由に切り替えることができる。
さらに今作ではフィールドバトル中に「ブーストゲージ」を消費することで、一部の強化能力を持つキャラクターが「覚醒」した状態で戦うことが可能になった。たとえば、主人公のヴァンが持つ「グレンデル(魔装鬼)」化や、「聖痕」を持つ守護騎士などがそれにあたる。覚醒中はキャラクターの外見が変化し、攻撃力やスピードが大きく向上。通常より有利な状態で戦闘を進めることができるため、ここぞというときに使っていきたい。
また、覚醒中はフィールド上のブレイクオブジェクトなどを破壊することで、ブーストゲージを回復することもできる。うまく活用すれば、覚醒時間の延長が可能だ。
「B.L.T.Z.」システムで仲間との連携がさらに強化!
コマンドバトル時に仲間と隣接した状態で戦うことで、パートナーが追撃してくれたり、クラフトやアーツの威力が強化される「S.C.L.M.(スクラム)」システム。『黎の軌跡』『黎の軌跡II』に登場したこのシステムをさらに発展させたものが「B.L.T.Z.(ブリッツ)」システムだ。
コマンドバトル中、ATボーナス「B.L.T.Z.」を得た状態で通常攻撃やクラフト(戦技)、アーツ(魔法)攻撃を行なうと「B.L.T.Z.チェイン」「B.L.T.Zサポート」が発動する。B.L.T.Z.チェインでは、S.C.L.M.チェインによるパートナーの追撃からB.L.T.Z.の効果でサポーターがさらなる追撃を仕掛けてくれる。
攻撃系のクラフト、アーツの効果をアップさせる「S.C.L.M.サポート」とは異なり、「B.L.T.Z.サポート」は回復・補助系クラフト、アーツの効果も向上させることが可能。さらに、アイテム使用時にも効果が適用されるため、クラフトやアーツが使用できない状態でも、アイテム効果アップを利用して必要なポイントを一気に回復して戦況を覆すことが可能だ。
新要素の「Z.O.C」を使ってバトルを有利に!
フィールドバトル中、画面右下のゲージが溜まっている状態で対応ボタンを押すと「Z.O.C(ゾック)」と呼ばれる効果が発動。Z.O.C発動中は敵のスピードが大きく低下するため、一方的に攻撃することが可能となる。さらに、攻撃力アップと与スタンダメージも上がるので、防御力が高い相手とも戦いやすくなるだろう。
さらにコマンドバトル中は、ブーストゲージを消費してさまざまなアビリティが発動する「S(シャード)ブースト」を2回使用すると、「フルブースト」状態となり、Z.O.Cの発動が可能になる。Z.O.C発動中はキャラクターが連続行動できるほか、ブースト状態も通常より1ターン長く維持できる。
プレイヤーよりも移動速度が速く、回避率の高い魔獣「ポム」は通常のフィールドバトルからコマンドバトルに持ち込むことが困難な相手。だが、Z.O.Cを使えば相手に追いつくことも容易となる。
ふたつの属性をあわせた必殺の「デュアルアーツ」
「地・水・火・風・時・空・幻」の7属性に分類される導力魔法(オーバルアーツ)に対し、ふたつの異なる属性をあわせ持つ高位魔法を「デュアルアーツ」と呼ぶ。これらは消費EP(エネルギーポイント)が激しい一方、通常のオーバルアーツを凌駕する威力を秘めている。今作では、激化する敵勢力との闘いに備え、さらなるデュアルアーツが多数使用可能に。
▲「時」と「水」のデュアルアーツ「ブラックテンタクル」は、黒き水沼に潜む巨大生物の触手を召喚。ダメージとともに相手を恐怖状態にして、行動力を低下させる。
▲「地」と「空」の属性を持つ「グランロックフィスト」は、岩石でできた巨大な拳を天空から落とす質量兵器。ダメージのほかに、防御力・魔法防御力の大幅ダウンも狙える。
やり込み要素「庭城」を攻略して本作の世界をより深く楽しもう
結社「身喰らう蛇(ウロボロス)」が乗っ取った仮想空間を取り戻すため、バトル参加可能なメンバーの中からパーティを編成して挑む新たな攻略要素「庭城(グリムガルテン)」。各領域ではメンバーを駒に見立てたアバターが盤面(ステージ)に設置されており、毎ターンアバターを前方のマスに動かしながら攻略を進めていく。各マスではさまざまなイベントが発生し、ダンジョンに挑む扉マス、魔獣ボムと戦うボムマス、アイテムを獲得する宝箱マスなどが存在する。ほか、攻略時に入手したトークンを使って「グリモワール」を解読すると、さらなる報酬を得ることができる。
各領域の最奥に位置する守護者(ガーディアン)を討伐すると、新たな攻略領域の拡張や仮想空間内で利用できる各種サービスへのアクセスなどが解放されていく。また、攻略を進めると各勢力のメンバーが「庭城」にアクセス可能となり、異なる組織・勢力に属するキャラクター同士の会話イベントも発生する。
さらに、庭城を攻略していくと結社「身喰らう蛇」のメンバーたちがプレイヤー側の勢力に干渉してくるようになり、そうした動向から「結社側の情報」を垣間見ることもできる。彼ら結社側の情報や、意外な事実が明らかになることも……?
ゼムリア大陸の過去を読み解く秘宝「メメントオーブ」
庭城攻略中に手に入る「メメントオーブ」と呼ばれる特殊な宝珠。これは、ゼムリア大陸で起こった過去の出来事を記録した貴重なアイテムだ。この宝珠を「追憶の台座」にセットすると閲覧できる映像は、シリーズに登場する重要人物の過去やゼムリア大陸の秘密に迫る出来事など、どれも興味深い内容となっている。すべてが「トップシークレット」な情報というこの宝珠、入手できたらぜひ再生してみよう。
過去作の英雄たちが集う壮大なストーリーや、さらに洗練されたバトルシステムなど、注目ポイントがいっぱいの『英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria-』。やり込み要素の「庭城」攻略や「メメントオーブ」で描かれる重要ファクターも、ファンには嬉しい要素といえる。歴代キャラクターの成長した姿も楽しみだ。
英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria-
・発売元:日本ファルコム
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:ストーリーRPG
・発売日:2024年9月26日(木)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 通常版 8,800円(税込)
パッケージ版 希望小売価格 Limited Edition 11,550円(税込)
ダウンロード版 販売価格 8,800円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:C(15才以上対象)
PS Blogの『英雄伝説 界の軌跡 -Farewell, O Zemuria-』記事はこちら
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