『SAND LAND』プレイレビュー! 原作とオリジナル要素が融合したゲームならではの体験がここに!

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『SAND LAND』プレイレビュー! 原作とオリジナル要素が融合したゲームならではの体験がここに!

PlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェア『SAND LAND(サンドランド)』が、本日4月25日(木)に発売! 鳥山明先生によって2000年に週刊少年ジャンプで短期集中連載され、2023年には映画が公開された伝説の名作「SAND LAND」が、アクションRPGとして登場する。

今回は、PS5版のプレイレビューをお届けしよう。ベルゼブブの格闘アクションや、多彩な乗り物によるメカアクション&カスタマイズ、そして原作の追体験では終わらない展開など、ゲームならではの「SAND LAND」体験の魅力とは?

広大な「サンドランド」を旅する冒険ファンタジーがアクションRPGに

漫画「SAND LAND」は、魔物も人間も水不足にあえぐ砂漠の世界を舞台にした冒険ファンタジーだ。正義感の強い保安官「ラオ」が水不足を解消するために協力を求めたのは、この世で最も恐れられている悪魔たちだった。ラオは悪魔の王子「ベルゼブブ」とお目付け役の魔物「シーフ」とともに、砂漠のどこかにある「幻の泉」を探す冒険の旅へと出発する。

本作では、ベルゼブブの格闘アクションと、さまざまな乗り物によるメカアクションを楽しめるのが大きなポイントだ。プレイヤーは主にベルゼブブを操作して砂漠の世界を旅することになるのだが、状況によっては他のキャラクターを操作することもある。

身軽なベルゼブブを操作するハイテンポな格闘アクション

ベルゼブブの基本操作は、□ボタンで通常の攻撃、○ボタンで強力な攻撃、攻撃してスタン状態になった敵に△ボタンで大技、×ボタンでジャンプ、そしてR2ボタンで回避となっていた。□ボタンを連打することで、コンボを繰り出すこともできる。コンボや回避、ジャンプは流れるようにつなげることができ、とても軽快だ。

ゲームを進めると、前方の敵に強力な連続攻撃を放つ「ラッシュ」、大きな岩を投げつける「岩投げ」、一定時間攻撃力と防御力が大幅に上昇する「ブチキレ」といった必殺技を習得でき、「闇パワー」は敵を攻撃したり敵からダメージを受けると溜まるほか、夜の間は自動的に溜まっていくという原作を再現した仕様もあるのが心憎い。

スキルツリーから冒険に役立つスキルを任意に習得!

ベルゼブブはレベルが上がると体力、攻撃力、防御力といったステータスが上昇していくのに加えて、スキルポイントを入手できる。このスキルポイントを消費して、さまざまなスキルを取得することが可能だ。

例えば「フィニッシュ攻撃追加」というスキルを取得すると、□ボタン連打によるコンボの最中に○ボタンを押すことで、連続攻撃の最後を強力な攻撃で締めくくることができるようになる。□→□→○で敵を空中へ吹っ飛ばしたり、□→□→□→○で敵を前方へ蹴り飛ばしたりなど、ボタンの組み合わせによってコンボの内容が変化。「空中コンボ追加」というスキルを取得すれば、空中へ吹っ飛ばした敵をさらにコンボで追撃できるようになり、攻撃の幅が広がっていく。

取得するスキルはスキルツリーから任意に選択できるため、どのスキルから取得するか頭を悩ませることになるのだが、それもまた楽しい。さらに、通常のスキルポイントとは異なるポイントを消費して、ラオやシーフに手助けしてもらう「相棒スキル」を取得することも可能だ。相棒スキルは、任意のタイミングで使用する「アクティブスキル」と取得するだけで効果を発揮する「パッシブスキル」が存在する。

ラオは、近づいてきた敵を自動的に迎撃してくれる「トンファー迎撃」や戦車に乗って敵のメカを攻撃してくれる「対メカ戦闘」など、攻撃に関連する相棒スキルが多め。シーフは、敵を倒した際に多くのアイテムやお金を入手できる「戦利品回収」や「お金の匂い」、周囲の素材や落ちているアイテムを一気に回収できる「プロの素材回収」など、探索に役立つ相棒スキルが多い。本作で操作するのは基本的にベルゼブブだが、ラオやシーフもしっかり活躍してくれるのがうれしい。

ダッシュやジャンプ、ステルスなどを駆使するシーンも

サンドランドはとても広いため、旅する際は戦車やクルマ、バイクなどのメカに乗って移動するのが基本となる。しかし、メカが通れない通路やダンジョンなどのエリアも本作には登場。そういった場所では、ベルゼブブのダッシュやジャンプを駆使しながら進むことになる。マップに隠された宝箱や素材などを見つけ出すのも探索の醍醐味だ。

また、L2トリガーを長押しすると「ステルスモード」となってゆっくり歩くことが可能。ステルスモード中は敵の居場所や危険度などがアイコンで表示されるため、気づかれずにやり過ごす際にとても便利だ。敵に背後からこっそり近づけば、「ステルス攻撃」によって音も立てず一撃で無力化することもできてしまう。

状況に合わせて多彩な乗り物を使い分けるメカアクション

本作には作品を代表する戦車の「バトルタンク」や原作には登場しなかった乗り物など、さまざまなメカが登場するのも大きな見どころだ。どのメカも、機能美とデフォルメが絶妙なバランスでマッチした、鳥山先生らしさを感じるデザインとなっているのがたまらない人もいるだろう。ベルゼブブよりも速く移動できるのはもちろん、アナログスティックから指を離していても進んでくれる「オートラン」などの便利機能もあるため、広大な世界を快適に移動できる。

使用できるメカの種類はゲームを進めると増えていき、さまざまな状況に対応できるようになっていく。所持しているメカは「ドラゴンボール」のホイポイカプセルを彷彿とさせるカプセルに収納し、持ち歩くことが可能だ。メカでは入れないようなダンジョンであっても、広い場所に出たら戦車を出したり、狭い通路を進む際は降りて進んだりすることができた。乗り捨てたメカは自動的にカプセルに収納されるので、とても便利だ。

各メカの特徴を駆使するバトルや仕掛けが熱い!

使用できるメカごとにさまざまな特徴があるのも、本作の大きな特徴となっている。バトルタンクは強力な主砲で道を塞ぐ障害物を破壊したり、「ジャンプメカ」はその高いジャンプ力で高所へ飛び乗ったり。「バイク」は小回りが利くうえにかなりの速度が出せるため、他のメカでは沈んでしまう流砂の上を突き進むことができる。

もちろんメカは戦闘でも大活躍する。バトルタンクの主砲は、遠距離はもちろん近距離でも頼りになり、敵の周囲を旋回しながらの攻撃がとても強力だ。主砲のリロードは装弾数によって時間がかかるが、その最中は機銃に切り替えて攻撃し、リロードが終了したら再び主砲で攻撃するという立ち回りがとても強く感じた。

ジャンプメカは、そのジャンプ力を活かした立体的な戦闘が魅力となっており、敵の攻撃をジャンプで避けるだけでなく、高所からグレネードで爆撃したり、敵を踏みつけて蹴散らしたりすることもできる。敵の戦車は真上を狙うことができないので、あえて接近して上空から狙うのが安全かつ面白い。

入手したパーツを用いてメカを自分好みにカスタマイズできる!

各メカは、倒した敵がドロップしたアイテムやフィールドから採集した素材を用いてカスタマイズすることが可能だ。また、冒険の拠点となる「スピノ町」に「塗装屋」ができると、メカのカラーリングを変更することもできる。武装を変更すると、攻撃力や装弾数、リロード速度といったステータスだけでなく、外見も変化する。さらに、メカ自体の基礎ステータスや各武装を、アイテムやお金を消費して強化することもできる。冒険を続けていくなかで入手できるパーツは数百種類におよぶため、探索中のアイテム探しも本作を進めるうえで重要かつ楽しい要素となっていた。

原作のさらにその先へ──ただの追体験では終わらない展開も見逃せない

本作は、アニメのようなビジュアルや映画と同じ声優陣の熱演により、漫画や映画の物語を追体験できるのが見どころではあるものの、それだけでは終わらないのも魅力のひとつだ。大きなポイントとしては、原作を追体験するサンドランドを舞台とした展開が終了すると、その後の物語となるフォレストランドで繰り広げられる話がスタートすること。ベルゼブブ、ラオ、シーフたちが幻の泉をめぐる旅のあとに繰り広げる新たな冒険が、本作で描かれる。

また、プレイするとサンドランドを舞台とした物語も原作からかなりボリュームアップしているのがわかるはずだ。例えば、新キャラクターであるメカニックの「アン」はフォレストランドから登場すると思っていたのだが、サンドランドの物語の序盤から原作の展開と融合する形で登場する。あまりにも自然だったため、ビックリしてしまった。

アンは旅の途中でベルゼブブたちの仲間となり、メカに乗ってともに行動したり、オリジナルの展開へと誘う際のキーパーソンとなったり、メカの作成やカスタマイズをしてくれるお抱えメカニックとして活躍してくれたりする。

さらに、原作には登場しなかった町やスポットなどもフィールドに登場し、水不足にあえぐ魔物や人間がどのようにこのサンドランドで生活しているかなどがしっかりと描かれ、物語の厚みが増している。舞台となるサンドランドを、オープンワールド的なマップで再現&再構築しているのも本作の醍醐味だ。

原作漫画は短期集中連載の作品だったため、目的地へと突き進むハイテンポな展開も特徴だった。しかし本作ではメインストーリー以外のサブクエストや、各地で暗躍する賞金首のハント、フィールドに隠されたアイテムの探索、雄大な景色の観光、拠点であるスピノ町の発展要素など、さまざまな寄り道要素を楽しめるのがうれしい。

もちろん原作の追体験にも抜かりはなく、旅の始まりの大きな見せ場となる巨大モンスター「ゲジ竜」とのチェイスシーンや、悪党一家「スイマーズ」とのコミカルなバトル、国王軍の「アレ将軍」率いる部隊との手に汗握る戦車戦など、原作の名シーンがゲームならではの演出で再現されている。

これから「SAND LAND」の物語に触れる人はもちろん、原作漫画をすでに読んだことのある人や映画を視聴済みの人でも、本作の展開にはハラハラドキドキさせられるはず。新たな仲間となるアンを加えたベルゼブブたちの旅がサンドランドでどのように描かれるのか? そして新たな冒険となるフォレストランドではどんな展開となっていくのか……ぜひ自らの目と手で確かめてほしい。

体験版が配信中! プレイすると製品版でアイテムがもらえる!

PlayStation®Storeでは、本作の体験版が配信されている。ベルゼブブやバトルタンクを操作して敵と戦ったり、広大なフィールドの一部をバイクで駆け抜けたりすることが可能だ。体験版のシステムデータを所有した状態で製品版を「New Game」から始めると、スピノ町にてメカの強化に必要な「B級鋼材」30個と「B級ボルト」30個を入手できる。

※体験版のセーブデータは製品版に引き継ぐことはできません。

体験版『SAND LAND』をPS Storeでダウンロードする

パッケージ版の早期購入特典は「メカカスタマイズカラーリング3種」!

パッケージ版には早期購入特典として、「メカカスタマイズカラーリング3種」が付属する、ゲーム内に登場するメカをカラーリングし、自分だけのメカを作り出そう。

※カラーリングは、スピノ町に「塗装屋」が解放されたあとに行なうことができます。
※特典は後日配信される可能性がございます。
※特典は予告なく終了する場合がございます。

序盤で役立つアイテムやデジタルサントラなどがセットになったダウンロード版『スペシャルエディション』も販売!

ダウンロード版は通常版だけでなく『スペシャルエディション』も販売中だ。ゲーム本編に加えて、ハウジング用の家具パック(秘密基地シリーズ/軍基地シリーズ)や、序盤で役立つメカパーツ&ブースターアイテムセット、デジタルサウンドトラックがセットになっており、さらに『スペシャルエディション』購入特典としてベルゼブブのデカールセットも付属する。

『スペシャルエディション』

<価格>
11,000円(税込)
<内容>
■『SAND LAND』ゲーム本編
■ハウジング家具パック:秘密基地シリーズ
■ハウジング家具パック:軍基地シリーズ
■序盤で役立つメカパーツ&ブースターアイテムセット
■SAND LANDデジタルサウンドトラック
■スペシャルエディション購入特典:ベルゼブブ デカールセット

『SAND LAND』をPS Storeで購入する


SAND LAND(サンドランド)

・発売元:バンダイナムコエンターテインメント
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:アクションRPG
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 8,910円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 通常版 8,910円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 スペシャルエディション 11,000円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:B(12才以上対象)

※PS4パッケージ版をお持ちの方は、PS5ダウンロード版を追加料金なしでダウンロードすることができます。
※PS4パッケージ版をお持ちの方は、PS5ダウンロード版をダウンロードしたりプレイしたりするには、その都度ディスクをPS5本体に挿入する必要があります。PS4パッケージ版をお持ちの方でも、ディスクドライブを搭載していないPS5デジタル・エディションの場合はPS5ダウンロード版を追加料金なしで入手することはできません。
※ダウンロード版は、PS5版とPS4版の両方をダウンロードすることができます。


PS Blogの『SAND LAND』記事はこちら


『SAND LAND』公式サイトはこちら

『SAND LAND』公式X(旧Twitter)はこちら

©バード・スタジオ/集英社 ©Bandai Namco Entertainment Inc.

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