3月22日(金)発売予定のPlayStation®5用ソフトウェア『Rise of the Ronin』は、『仁王』や『NINJA GAIDEN』の開発チーム「Team NINJA」が手掛けるオープンワールドアクションRPG。近接武器や銃火器など、さまざまなプレイスタイルでシンプルかつ奥深い戦闘を楽しみながら、日本の幕末を舞台にした物語を体験できる。
本記事では物語の進行、戦闘や能力強化といったゲームの基本的な進め方をプレイガイドとして紹介する。激動の幕末期において名もなき浪人となった主人公。そこで歩む道のりをプレイヤーそれぞれの生き様として刻んでいこう。
※本記事の画面写真は、血の表現を「ひかえめ」、欠損表現を「OFF」に設定しています。
宿命の縁で結ばれた”片割れ”を追い、ひとりの浪人として幕末を生きる
本作の主人公は、北陸の小藩・黒州藩(くろすはん)で特殊な技能を持つ二人一組の兵士「隠し刀」として育てられた。隠し刀は黒州藩が幕府に対抗するため秘密裏に育成した特殊部隊であり、常日頃からともに暮らして呼吸を合わせ、作戦ではそれぞれが動けば敵を自在に撹乱し、二人合わせれば大きな力を持つ。
物語は主人公とその片割れが藩命を受け、米国の黒船に潜入するところから動き出す。しかし、徳川打倒の大義名分となる密書の奪取と、マシュー・ペリー提督の暗殺を目論んだ作戦は失敗。主人公を逃すため黒船に留まった片割れは行方知れずとなり、その命は潰えたものと思われた。
里に生還した主人公は、片割れがまだ生きていると感じていた。そして脱藩を決意し、ひとりの浪人となって野に飛び出す。その舞台は横浜、江戸を経て、陰謀渦巻く京都へと──。片割れを追いながらさまざまな人物と因縁を結び、夜明けを迎える日本の歴史を創っていく。
キャラクタークリエイトと主人公選択
ゲーム開始時、主人公と片割れの外見を設定するキャラクタークリエイトを行なう。顔や髪型、体型や声などの項目を、プレイヤーの好みに細かく設定することができる。また、「研ぎ方選択」では初期能力と所持スキル、得意とする武器が変化する。
黒船に潜入しているあいだは、隠し刀のふたりの操作を切り替えながらプレイできるが、任務に失敗したときに黒船から逃れるキャラクターを選択。以降は選択したキャラクターを操作し、ゲームを進めることになる。
広大なオープンワールドで構成される3つの主要都市
本作の物語は幕末の歴史をベースにしており、その舞台は横浜、江戸、京都と移っていく。これら主要3都市のマップはそれぞれオープンワールドで構成されており、各都市ともかなり広大。西洋からの文化と日本古来の美が入り混じる時代の風景や、行き交う人々の様子が細やかに描かれ、幕末の世界観に没入できることは本作の大きな魅力だ。
人や勢力との因縁を深める
本作の重要なゲームシステムに「因縁」がある。出会った主要人物やその所属する勢力、あるいは訪れた土地などが因縁の対象となり、因縁を結び、深めるほどにさまざまな恩恵を受けられる。
人物因縁
マップ探索中にストーリー上の重要人物と出会うと、イベントやミッションが発生し、これをクリアすることで因縁が結ばれる。以降も好ましい会話選択肢を選んだり、趣味に合う品物を贈ったりすることで因縁レベルがアップしていき、レベルに応じた因縁ボーナスを得られる。
ストーリー序盤に出会う坂本龍馬の場合、因縁レベル1「出遭の縁」になることで特定ミッションに同行できるようになるほか、刀の流派「北辰一刀流」の初伝を習得。流派の伝位は因縁レベルが上がるほど高位のものを習得し、使用できる技が増えていく。こうした因縁ボーナスが攻略に役立つのはもちろん、因縁を深めると特別なイベントが見られることもあり、歴史を動かした人物たちとの関係を築いていけるのも楽しみのひとつだ。
勢力因縁
因縁には、勢力に関わるものもある。幕末期は、徳川幕府を打倒して新たな日本を作ろうとする「倒幕派」と、幕府の権威を強めて諸国一丸となり列強に対抗しようとする「佐幕派」に分かれていた。主人公は、各勢力に所属する人物との因縁を深めたり、ミッションを通じて勢力に与したりすることで勢力因縁が深まり、因縁レベルに応じたボーナスを獲得できるようになる。
のちの展開を左右する重大な決断も
人物や勢力との関わりは、ときに重大な決断を迫られることがある。賊の頭目である権蔵は序盤のミッションで戦うことになるが、勝利時の選択肢によって切り捨てることも見逃すこともできる。
また、勢力に関するミッションにおいて、両方の勢力から同じ内容の依頼を受けることがある。どちらかしか選べないため、加担した勢力の因縁を深めることはできても、もう一方に所属する人物たちからはどう思われるか……。
これらの決断に正解はない。プレイヤーの心に従って決断し、自分だけの物語を紡いでいこう。
土地との因縁を深める
本作のオープンワールドマップは3つの主要都市で分かれているが、それぞれがとても広大だ。最初に訪れる横浜にしても、関内の山下や港崎などから保土ヶ谷や神奈川まで、20ものエリアで成り立っている。そして各エリアでは、その土地との因縁を結び、深めることができる。土地因縁はミッション進行のほか、探索要素を発見することでも因縁レベルが上がり、未発見の探索ポイントが明らかになる。探索ポイントを訪れて収集率を100%にすると、特別な報酬を獲得し、さらに特産品が拠点に届くようになる。
一種のやり込み要素でもあるが、ファストトラベルポイントを解放したり、さらなるイベントにつながったりもするため、積極的に探索して土地因縁を深めたい。
土地因縁に関わる探索ポイント
隠し刀の旗印
ファストトラベルポイントとして機能する。触れると体力が回復し、丸薬や矢弾が補充されるが、敵が復活する。ただし、治安が悪化している場所の周辺では、治安を改善しないと旗印を掲げられない。
治安
治安悪化の原因である、ならず者を倒すことで治安が改善する。治安が改善すると、隠し刀の旗印を解放できるようになったり商人が戻ってきたりする。
お尋ね者
幕府が行方を追っているお尋ね者が出没する。討ち取って役人に報告すると報酬を獲得できる。
名所
史実に基づく名所が点在しており、訪れて発見することで経験値を獲得できる。
社
訪れて拝むと主人公の強化に必要な能力ポイントを獲得できる。社によっては、海を泳いだり、鉤縄や滑空装置を使ったりしてたどり着ける場所もある。
猫
各地にいる猫を発見して撫でると、遊郭にいる猫好きの太夫から報酬がもらえる。また、拠点で貸し猫ができるようになり、依頼に応じた猫を派遣して報酬を獲得できる。
宝箱
装備品や能力強化アイテムなどの貴重な品々を入手できる。蔵の中に宝箱がある場合は、高窓から忍び込んだり、鍵を入手したりして蔵の中に入ることが必要になる。
流鏑馬
馬に乗り、道中にある的を弓矢で壊して得点を競うアクティビティ。成績に応じた報酬を獲得できる。
砲術訓練
長銃を使い、制限時間内に的を壊して得点を競うアクティビティ。成績に応じた報酬を獲得できる。
滑空訓練
滑空装置「阿鼻機流(あびきる)」を使い、宙に浮かぶ的を壊して得点を競うアクティビティ。成績に応じた報酬を獲得できる。
写真撮影
発明家の飯塚伊賀七にもらった写真機を使い、風光明媚な景色を撮影する。指定の写真撮影に成功し、写真館に報告すると報酬を獲得できる。
武芸を極めて戦闘に臨む
本作の戦闘では、Team NINJAの持ち味である剣戟に、モーションや効果が異なる流派の組み合わせが加わり、さらに弓矢や銃、鉤縄・阿鼻機流を交えたバリエーション豊富なアクションを実現。血気盛んな激動の幕末期にふさわしい、緊張感と爽快感のある戦闘を味わえる。
また、難易度は3段階から選ぶことができ、ゲーム開始後もいつでも変更できる。アクションが苦手でストーリーを楽しみたい方も、Team NINJA作品らしい骨太な戦いを極めたい方も、自分に合った難易度で楽しめるようになっている。
多彩な武器種と流派については以下の記事を参照してもらうとして、プレイガイドとなる今回は戦闘でとくに重要なテクニックを紹介したい。
攻撃を捌いて敵の気力を削る「石火」
戦闘では攻撃を加えることで敵の体力と気力にダメージを与え、気力を削りきると敵は体勢を崩して動けなくなり、「追い打ち」で大ダメージを狙える。ただし実際には、通常攻撃だけで気力を削りきるのは難しく、とくに強敵相手で攻撃一辺倒の力押しは通用しない。
そこでプレイヤーがまず覚えるべき必須のテクニックが「石火(せっか)」だ。敵の攻撃に合わせてタイミングよく△ボタンを押すと、敵の攻撃を捌いて無効化する。攻撃を捌かれた敵は気力ダメージとともにのけぞり、一時的に動揺状態となり、ここで攻撃すると気力上限へのダメージを大きく増加させられる。
また、石火ならガードできない敵の武技もダメージを受けずに捌ける。敵のモーションごとにタイミングを合わせるのは簡単ではないが、苛烈な攻撃を仕掛けてくる強敵との戦いでは攻防一体の石火が必要不可欠だ。
集団戦においては、敵の攻撃を石火で捌くと、周囲の敵をまとめて怯ませ、それぞれの気力上限にダメージを与える効果もある。
敵に忍び寄り一撃で葬る「暗殺」
斬り合うリスクを負わずに敵を排除するなら、「暗殺」が一番だ。ゆっくり歩いたり、しゃがんだりして敵に気づかれないように背後を取り、ターゲットが赤くなった状態で△ボタンを押すと暗殺を実行する。死角の多い場所で敵の歩き回るパターンを観察し、背後から静かに仕留めよう。投げると音を立てて割れる「陶玉」を使い、注意を引いた敵の背後を取る戦略も効果的だ。強敵は一撃で仕留めきれないこともあるが、初手で大ダメージを与えて有利に戦うことはできる。
高所から急襲すれば、周囲の敵を大きく動揺させて戦意を喪失させる効果もあるので、狙える場面では積極的に暗殺を使っていきたい。
主人公の能力を強化する
主人公の能力強化は、レベルアップによるパラメータ上昇のほか、「能力」メニューでの能力スキル習得で行なわれる。能力には「武勇」「技能」「魅力」「知略」という4つの分野があり、各分野の特徴に応じたスキルを習得できる。
武勇は主武器攻撃力と防御力が上昇。石火で矢弾を弾き返す、空中で石火を繰り出す、追い打ちのダメージ増加、武技によるダメージ増加といったスキルのほか、会話で相手を威圧する選択肢を選べるようになるスキルもある。
技能は副武器攻撃力と気力攻撃力が上昇。鉤縄飛びかかり攻撃、全力手裏剣投げや手裏剣周囲投げなどのほか、連続暗殺や高所からの鉤縄暗殺、気付いていない敵に全力走りで飛びかかる暗殺といった、暗殺を拡張するスキルもある。
魅力は気力防御力と気力回復力、幸運が上昇。ミッションに同行する徒党の強化、因縁や報酬の獲得量がアップするスキルのほか、会話で嘘を吐く選択肢を選べるようになるスキルもある。
知略は状態異常攻撃力と状態異常防御力が上昇。銃の性能や銃弾補充量のアップ、状態異常アイテムや強化アイテムの効果アップといったスキルのほか、会話で相手を説得する選択肢を選べるようになるスキルもある。
スキルを習得するためには全分野共通の「能力ポイント」を消費していくが、一部の特別なスキルは分野別となる「希少能力ポイント」を必要とする。希少能力ポイントは通常の能力ポイントに比べて入手機会が限られるものの、習得できるスキルの効果は非常に高く、戦闘や探索でできることの幅が目に見えて広がる。
全体をバランスよく強化していくか、特定の能力にポイントを注ぎ込んで強化していくか。自分のプレイスタイルに合った主人公に育成していこう。
パッケージ版とダウンロード版の予約受付中!
日本国内における商品ラインナップは、CEROレーティング「D(17才以上対象)」相当の表現になる『Rise of the Ronin』と、より激しい表現を含み海外版と同様の表現になるCEROレーティング「Z(18才以上のみ対象)」相当の『Rise of the Ronin Z version』の2種類。パッケージ版とダウンロード版ともに予約受付中だ。
パッケージ版の早期購入特典およびダウンロード版の予約購入特典として、武器「伊賀忍の刀」と防具「伊賀忍の鎧セット」(4点セット)の早期アクセスに加え、「4つの流派」への早期アクセスが可能になる。
<パッケージ版早期購入特典/ダウンロード版予約購入特典>
■以下を含む4つの流派への早期アクセス
刀の流派「隼流」(はやぶさりゅう)
薙刀の流派「隼流」(はやぶさりゅう)
刀の流派「仁王流」(におうりゅう)
刀の流派「愛洲陰流」(あいすかげりゅう)
■武器「伊賀忍の刀」の早期アクセス
■防具「伊賀忍の鎧セット」(4点セット)の早期アクセス
また、ダウンロード版限定となる『Rise of the Ronin デジタルデラックス版』および『Rise of the Ronin デジタルデラックス版 Z version』には、ゲーム本編や前述の予約購入特典に加え、武器「伊賀忍の棍」「豊国の二刀」と防具セット「坂東武者の鎧」「和礼装の服」、「デジタルアートブック」と「デジタルサウンドトラック」の計6点のコンテンツが付属する。
ダウンロード版限定
『Rise of the Ronin デジタルデラックス版』
『Rise of the Ronin デジタルデラックス版 Z version』
<内容物>
■ゲーム本編
■ゲーム内アイテム
武器「伊賀忍の棍」
武器「豊国の二刀」
防具「坂東武者の鎧」(4点セット)
防具「和礼装の服」(4点セット)
■デジタルアートブック
■デジタルサウンドトラック
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Rise of the Ronin
・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:オープンワールドアクションRPG
・発売日:2024年3月22日(金)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 通常版 8,980円(税込)
パッケージ版 希望小売価格 通常版 Z version 8,980円(税込)
ダウンロード版 販売価格 通常版 8,980円(税込)
ダウンロード版 販売価格 通常版 Z version 8,980円(税込)
ダウンロード版 販売価格 デジタルデラックス版 9,980円(税込)
ダウンロード版 販売価格 デジタルデラックス版 Z version 9,980円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン時:2~3人)
・CERO:通常版、デジタルデラックス版:D(17才以上対象)
通常版 Z version、デジタルデラックス版 Z version:Z(18才以上のみ対象)
PS Blogの『Rise of the Ronin』記事はこちら
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