斬新なアイデアが詰まったインディーゲームが、PlayStation®5/PlayStation®4に続々登場! 「人気のインディーゲームを遊んでみたい」という人のために、2024年1月に発売されたタイトルの中から注目の6作品を紹介しよう。
ドット絵風のグラフィックが目を引く『バンセンナイツ』は、カルト教団に潜入して謎を解くアドベンチャーゲーム。『Howl』は、おとぎ話のようなターン制ストラテジーゲームだ。実写映像の断片から女優の人生を紐解く『IMMORTALITY』、名作ミステリーを現代風にアレンジした『アガサ・クリスティ オリエント急行殺人事件』では、謎解きの面白さを存分に味わえる。『Touhou Luna Nights』は「東方Project」二次創作の2D探索型アクションゲーム。2D格闘アクション好きなら『UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes』も見逃せない!
バンセンナイツ
カルト教団に潜入し、旧友の失踪に隠された謎を解き明かそう
1980年代にアメリカのとある町に現われた謎多きカルト教団への潜入劇を描くインタラクティブ・アドベンチャー『バンセンナイツ』。プレイヤーは潜入捜査員のボルダーとなり、ほかの教団メンバーに怪しまれないよう立ち回りながら教団の秘密を探りだしていく。小説家のNico Saraintaris氏とアーティストのFernando Martinez Ruppel氏が所属する開発スタジオ「LCB Game Studio」が開発した本作は、「ピクセルパルプ」と名付けられたシリーズ作品のひとつ。20世紀半ばの大衆誌「パルプ・マガジン(パルプ・フィクション)」を思わせる、陰影深いドット絵風のグラフィックが強いインパクトを与えている。
主人公のボルダーは、「バンセンナイツ」を名乗る狂信的な教団に単身潜入した捜査官。元自動車セールスマンのトニーが率いる教団は、この地を襲う巨大竜巻とスーパーチャージャー搭載のフォード・シエラにオカルティックな信仰を向ける不気味な集団だ。ボルダーは、教団に接触して消息を絶った友人を探し、教団の違法行為やその影響力を調べることに。物語は10章に分かれており、ゲームは選択肢を選びながら進むビジュアルノベル形式となっている。
登場人物の中には、ボルダーの選択(行動)によって信頼度が変化する者が存在する。彼らとのやりとりに応じてゲージが7段階に増減し、信頼度に応じてボルダーへの態度や会話中に得られる情報も変化する。場合によっては、いきなり刺されてしまうことも……!? さらに、レース風のゲーム、ダーツ、一風変わったソリティアなど、さまざまなミニゲームもストーリーに彩りを添えている。
バンセンナイツ
・発売元:コーラス・ワールドワイド
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:アドベンチャー
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 単体版 1,320円(税込)
ダウンロード版 販売価格 ザ・ピクセルパルプ・コレクション 3,410円(税込)
・プレイ人数:1人
・レーティング:IARC 16+(16才以上対象)
※ダウンロード専用タイトル
Howl
疫病の治療法を求めて戦う、おとぎ話風ターン制ストラテジーゲーム
中世を舞台にしたおとぎ話のようなターン制ストラテジーゲーム『Howl』。この世界では、耳にした者すべてを獰猛な野獣に豹変させる「遠吠えの病」が蔓延していた。耳が聞こえないため、危うく難を逃れたヒロインは、この疫病の治療法を見つけるため危険の渦中へ飛び込んでいく。プレイを進めるごとに描かれる「リビング・インク」によって作られた美しくもほの暗いファンタジー世界を進み、疫病を撲滅させるために戦い、ワールドマップに旅路を記そう。
プレイヤーは、飢えと怒りに満ちたオオカミのような怪物を相手に、最高で6手先までの動きを計算しながら、敵の裏をかいていく。しぶとい生存力とさまざまな能力を持ち、影の中に潜む悪魔たちを屈服させるためには、どの戦術を利用するのか慎重に選択しなければならない。超高速の捕食者、巨大な群れのリーダーなどさまざまな敵の動きを予測し、4つのチャプター、60ステージをクリアするのがプレイヤーの目的だ。
この世界で生き延びるには、機知だけでなくスキルも必要だ。戦闘でオオカミを倒していくごとに、シャドーステップ、煙幕、貫通ショットといった新たなスキルが手に入る。旅を進めることで、スキルの強化、より多くのアクションスロットやラウンドリセットポイントのアンロックも可能になっていく。さまざまなスキルを意のままに操り、次なる動きを計画すると同時に、戦闘を繰り広げながら自分だけの預言書を作り上げよう。
Howl
・発売元:Mi’pu’mi Games GmbH
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:ストラテジー、パズル
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 1,980円(税込)
・プレイ人数:1人
・レーティング:IARC 12+(12才以上対象)
※ダウンロード専用タイトル
IMMORTALITY
3本の映画を復元し、主演女優の人生に迫る実写アドベンチャー
名作インディーゲーム『Her Story』や『Telling Lies』のクリエイター、サム・バーロウ氏が贈る新作インタラクティブトリロジー『IMMORTALITY』。全編にわたって実写映像を用い、消えた映画女優マリッサ・マーセルの謎に迫っていく。マリッサ・マーセルは、3本の映画に出演したものの、いずれも公開されることはなかった。プレイヤーは未公開映画のカットシーンを検証し、これらがお蔵入りとなった理由、そしてマリッサに何が起きたのかを探っていく。映像の断片を集め、映画を復元していく一風変わったアドベンチャーゲームに仕上がっている。
マリッサの未公開映画は、『アンブロシオ』(1968年)、『ミンスキー』(1970年)、『Two of Everything』(1999年)の3本。最初は断片的なカットしか観られないが、映像に登場した人物やアイテムをチェックすることで、同じ人物やアイテムが登場する別の映像を視聴できるようになる。これらをつなぎ合わせることで、映画の全貌が明かされていく仕組みだ。パズルのピースを集めるように、映像の断片を集めていこう。
映像は、一時停止や早送り、巻き戻しなどもできる。手がかりを探り、何度も繰り返し映像を見返していると、思いがけない事実に気が付くこともあるだろう。不穏な気配を感じつつ、映像から新たな事実を手繰り寄せ、何があったのか想像と考察をめぐらせるのも本作の楽しみ方のひとつ。一般的な推理アドベンチャーとはひと味違う、新鮮な体験が待っている。
IMMORTALITY
・発売元:Half Mermaid Productions
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:アドベンチャー
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 2,310円(税込)
・プレイ人数:1人
・レーティング:IARC 16+(16才以上対象)
※ダウンロード専用タイトル
アガサ・クリスティ オリエント急行殺人事件
名作ミステリーに新エピソードを加え、現代風に再構築
名探偵エルキュール・ポアロとなってオリエント急行に乗車し、列車内で発生した殺人事件の真相を明かす推理アドベンチャー『アガサ・クリスティ オリエント急行殺人事件』。原作は、1934年に出版された同名のミステリー小説だが、本作では舞台を2023年に移しているのが特徴だ。そのため、スマートフォンやイヤホンといった現代のアイテムが登場し、新鮮な面白さを味わえる。かつてないミステリーとサスペンスを体験しつつ、名探偵ポアロの最も有名な事件のひとつを再発見しよう。
プレイヤーはエルキュール・ポアロと彼の新しい相棒ジョアンナ・ロックとして、オリエント急行で起きた殺人事件の真相に迫っていく。各章に散りばめられたパズルを解き、事件を解決する手掛かりを探そう。推理の際は、ポアロの頭の中に入り込んで「マインドマップ」を活用する。さらに、登場人物を分析することも重要だ。周囲の状況を調べ、乗客や列車のスタッフたちと会話しながら情報を集めたら、容疑者と対峙することになる。
ゲームオリジナルキャラクターのジョアンナ・ロックでプレイすると、アメリカ合衆国を舞台とした記憶を振り返り、第2の捜査を行なうことができる。さらに、原作にはいない”13人目の容疑者”が登場するオリジナルエピソードも収録。こうした新要素により、ストーリーになじみがある人もない人も楽しめる内容となっている。「灰色の脳細胞」と探偵のスキルを駆使しながら、手ごたえのある謎解きに挑もう。
アガサ・クリスティ オリエント急行殺人事件
・発売元:3goo
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:アドベンチャー
・発売日:好評発売中
・価格:PS5 パッケージ版 希望小売価格 5,280円(税込)
ダウンロード版 販売価格 5,280円(税込)
PS4 ダウンロード版 販売価格 5,280円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:B(12才以上対象)
PS Blogの『アガサ・クリスティ オリエント急行殺人事件』記事はこちら
『アガサ・クリスティ オリエント急行殺人事件』公式サイトはこちら
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Touhou Luna Nights
「東方Project」の十六夜咲夜が繰り広げる2D探索型アクション!
「東方Project」二次創作の2D探索型アクションゲーム『Touhou Luna Nights』。日本の開発チーム「Team Ladybug」が制作し、背景グラフィック、キャラクターが動くさま、スキルの数々に至るまで、ゲームへの熱意と「東方Project」への愛が伝わる作りになっている。主人公は、「東方Project」の登場キャラクター・十六夜咲夜。主人であるレミリアが創り出した幻想郷そっくりの異世界「ルナナイツ」に招き入れられた咲夜は、脱出方法を探しながらこの世界を探索することになる。
咲夜の固有能力「時間を操る程度の能力」を用いた時間停止、彼女の武器であるナイフアクションなどに加え、「東方Project」ならではの「グレイズ(かすり)」システムを取り入れているのが特徴。敵にギリギリまで近づくことでHPやMPを回復することができ、バトルの駆け引きを楽しむことができる。メトロイドヴァニア的なマップギミックではあるが、反復要素やアイテム収集にこだわらなくてもサクサク遊べるのもポイントだ。
咲夜の前に立ちはだかるボスは、博麗霊夢、霧雨魔理沙や紅魔館の主人で吸血鬼であるレミリア・スカーレット、その妹フランドール・スカーレットといった「東方Project」の人気キャラクターたち。ドットで描かれたスプライトアニメーションで、華麗なボス戦を楽しむことができる。キャラクターの動きだけでなく演出や敵キャラなど、細部にまでこだわりが感じられ、「東方Project」の世界観の魅力を十二分に引き出している。
Touhou Luna Nights
・発売元:PLAYISM
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:アクション、アドベンチャー
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 通常版 4,400円(税込)
パッケージ版 希望小売価格 デラックス版 7,980円(税込)
ダウンロード版 販売価格 1,870円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:B(12才以上対象)
『Touhou Luna Nights』をPS Storeで購入する
UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes
ビジュアル一新! 24キャラが繰り広げる2D格闘アクション!
対戦格闘「UNDER NIGHT IN-BIRTH」シリーズ初のナンバリングタイトル『UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes』。多くの強敵が蠢く危険あふれる”虚ろの夜”を進む、伝奇ライトノベル風の世界で激闘を繰り広げよう。本作では、シリーズで初めてビジュアルを一新。プレイアブルキャラクター3名も追加され、総勢24キャラクターが新たなストーリーを描き出す。さらに、新必殺技、バトルシステムも追加され、革新的なゲームバトルを実現。高精細ドット絵のHDグラフィックによる白熱のバトルを体感しよう!
対戦格闘ゲームは敷居が高い印象があるが、本作ではひとつのボタンを押すだけで爽快なアクションを繰り出せる。操作方法を基礎から学べるチュートリアルも充実し、ミッション機能ではキャラクターの立ち回りやコンボも練習できる。ネットワーク機能も進化し、遠くのプレイヤーとの快適な対戦も可能になっている。「ランクマッチ」や「カジュアルマッチ」「プレイヤーマッチ」を楽しめるので、世界のプレイヤーと腕を競い合おう。
グラフィックも美しく、従来の2D格闘ゲームをはるかに上回る1キャラあたり約600枚のアニメーションを使用。キャラクターの表情や髪型、緩やかになびく服装や影など細部に至るまで滑らかな動きを実現している。2024年4月に開催される「EVO Japan 2024」ではメインタイトルに採用されるなど、eSportsタイトルとしても大きな注目を集める本作。初心者から熟練者まで、幅広く楽しめる格闘アクションになっている。
UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes
・発売元:アークシステムワークス
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:正統派近代小説感覚(ピュア・ラノベライズ)2D対戦アクション
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 通常版 7,480円(税込)
パッケージ版 希望小売価格 限定版 10,780円(税込)
ダウンロード版 販売価格 通常版 7,480円(税込)
ダウンロード版 販売価格 デラックス版 8,800円(税込)
・プレイ人数:1~2人(オンライン時:1~9人)
・CERO:B(12才以上対象)
PS Blogの『UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes』記事はこちら
『UNDER NIGHT IN-BIRTH II Sys:Celes』公式サイトはこちら
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※IARC(the International Age Rating Coalition)は、世界のゲーム評価機関により管理される国際年齢評価連合です。
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Published by: Half Mermaid Productions
©2023 Microids SA and Agatha Christie Limited. All rights reserved. Published by Microids SA. Developed by Microids Studio Lyon. All rights reserved. Murder On The Orient Express ©1934 Agatha Christie Limited. All rights reserved. MURDER ON THE ORIENT EXPRESS, AGATHA CHRISTIE, POIROT, the Agatha Christie Signature and the AC Monogram Logo are registered trademarks of Agatha Christie Limited in the UK and elsewhere. All rights reserved. Published and distributed by 3goo K.K. in Japan.
©上海アリス幻樂団
© 2019-2020 team ladybug / Why So Serious?
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© FRENCH-BREAD / ARC SYSTEM WORKS
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