PS5™クリエイターズ:『バイオハザード RE:4』開発スタッフが語る、PS5が可能にしたホラーゲームの没入感

2 0
PS5™クリエイターズ:『バイオハザード RE:4』開発スタッフが語る、PS5が可能にしたホラーゲームの没入感

3月24日(金)発売予定の『バイオハザード RE:4』(以降『RE:4』)は2005年に登場した『バイオハザード 4』のリメイク作品です。原作の“核”が何なのかを大切にしながらも、現代のプレイフィール、再構成されたストーリー、最新のグラフィックによって、生と死、恐怖とカタルシスが刹那に交錯していく最新のサバイバルホラーとして再誕します。

PlayStation®5版の開発にあたり、3Dオーディオやアダプティブトリガー、ハプティックフィードバック、より美麗なグラフィックス表現といったPS5ならではの機能をどのように活用したのか、ディレクター・安保康弘氏、サウンドディレクター・田村宏史氏、アートディレクター・仲岡博史氏にお話をうかがいました。

──開発者の視点から、PS5のパワーと性能の第一印象を教えてください。

データ読み込み速度の高速化によって、これまでより膨大なデータを扱うことができ、グラフィックはより緻密になり、かつ待ち時間も意識しなくてよくなりました。「バイオハザード」シリーズにおいては、ホラーゲームとしての没入感を大切にしているので、シーンの切り替えなどでもユーザーの気持ちを途切れさせずゲームに集中できることは、計り知れない恩恵だと思います。(ディレクター・安保康弘)

──3Dオーディオによる臨場感あふれるサウンドは、最新の恐怖演出を目指すうえで欠かせない要素だと思います。『RE:4』ではさらなる恐怖をサウンドで演出するために、どのような工夫をしているのでしょうか。

本作のサウンドを構築していくうえで、3Dオーディオはとても重要な要素でした。静かな緊迫感を演出するシーンではAmbisonics形式(3Dオーディオのフォーマットのひとつ)のベース音の上に、木や枝の割れる音や家鳴り、物音などを動的に3D配置したり、激しい戦闘アクションの場面では敵やプロップの音が壁裏や天井から聞こえてくるなど、でき得る限りの音をオブジェクトベースの3Dオーディオとして再生することに努めました。これにより、立体的な音の構築と緊張感を高め、没入感のある体験を目指しています。また音楽に関しても、今作はすべて7.1.4chで制作およびミックスまで行なっています。(サウンドディレクター・田村宏史)

──『RE:4』は操作感が現代的にリファインされているのも特徴のひとつです。アダプティブトリガーやハプティックフィードバックといったPS5ならではの要素を、どのように活用したのでしょうか。

主人公であるレオンがゲーム内で感じているであろう感覚をプレイヤーにも同じように感じてもらえるように、リロードした時の銃の細かな動作音や振動をコントローラーから流したりしています。また、銃の重さによってアダプティブトリガーも調整しています。(ディレクター・安保康弘)

──『RE:4』では最新のグラフィックス表現により、原作以上に先が見えない孤独感や不気味さを感じることができます。それを実現するために、PS5のパワーをどのように活用したのでしょうか。

オリジナルの核となる各エリアの個性を大切にしつつ、ヨーロッパの深い森にある村での、先が見えない孤独感をより感じてもらえるよう、現行機のスペックに合わせて再構成しています。怖さを出すためにただ暗くするのではなく、光ではなく影、シルエットでホラーを描くというグラフィックの目標があり、そのため高品質なライティングが必要となってきます。また影に加え、風向きに合わせて動く草木や淀んだ空気感をフォグなどで表現するなど、環境の動的な表現にも力を入れています。このあたりはPS5のパワーがあってこその表現になります。(アートディレクター・仲岡博史)

──シリーズ作品を受け継いでいくなかで、今回のリメイクで「変えようとしたこと」と「あえて変えないようにしたこと」を、それぞれ教えてください。

今回のリメイクにあたって原作を改めてプレイしてみたところ、「操作性」と「ストーリーとキャラクター」については、今の世代のゲームに合わせて再構築できる余地を感じられたので、積極的に近代的なアレンジを加えました。一方、原作の遊びの核である「狙って撃つ面白さ」や「アイテムを整理する楽しさ」「武器の強化と使い分け」については、今でも十分楽しめる部分ではあったので、方向性や軸は大きく変えずに、アレンジで幅を広げるように意識しました。(ディレクター・安保康弘)

──ひとりのプレイヤーとして、PS5でどの機能が最もワクワクする、もしくは没入感があると感じますか?

PS5のコントローラーを使ってプレイすると、無線の音声がコントローラーから流れたり、ハプティックフィードバックによって銃の感覚が得られたり、電気を消してプレイするとコントローラーが光って体力を教えてくれたりするので、ひとつひとつはちょっとしたことですが、ゲーム体験を豊かにしてくれる遊び心として、個人的には気に入っています。(ディレクター・安保康弘)

PS5™『バイオハザード RE:4』プレゼンテーション動画やレオンとメインクリーチャーのアートが公開!

バイオハザード RE:4

・発売元:カプコン
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:サバイバルホラー
・発売日:2023年3月24日(金)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 通常版 8,789円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 通常版 7,990円(税込)
    ダウンロード版 販売価格 デラックス エディション 8,990円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:Z(18才以上のみ対象)


PS Blogの『バイオハザード RE:4』記事はこちら


『バイオハザード RE:4』公式サイトはこちら

『バイオハザード RE:4』をPS Storeで予約購入する

©CAPCOM CO., LTD. 2005, 2023 ALL RIGHTS RESERVED.

コメントの受付は終了しました。

2 コメント


    Loading More Comments

    お客様の生年月日を入力してください。

    Date of birth fields