『Yuppie Psycho: Executive Edition』プレイレビュー! 会社に潜む魔女を狩る衝撃のホラー・アドベンチャー!

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『Yuppie Psycho: Executive Edition』プレイレビュー! 会社に潜む魔女を狩る衝撃のホラー・アドベンチャー!

配信中のPlayStation®4用ソフトウェア『Yuppie Psycho: Executive Edition』は、大企業に就職した若者が魔女の謎に巻き込まれていくホラー・アドベンチャーだ。2019年にPCで登場した『Yuppie Psycho』に、新たなエリアやボス、エンディングなどが追加されたバージョンとなる。

今回のレビューではネタバレを避けるため、具体的な記述は序盤の内容のみに絞ってはいるが、”魔女に挑む新入社員”というワードやアニメ調のピクセルアートに興味を持った人は、先入観なしに楽しむために、今すぐこの記事を読むのをやめて、魔女の謎に挑戦しよう。

CHECK POINT①
与えられた仕事は”魔女狩り”? 衝撃の展開で幕を開ける予測不能な物語

物語の舞台は、階級によるランク付けが人々になされた架空の90年代。そんなディストピアの郊外で生きるG階級の下層市民であるブライアン・パスターナックはある日、世界的大企業のシントラ社から内定の手紙を受け取る。これは何かの間違いなのではと疑いながらも、社会的地位の向上と初就職の誘惑にはあらがえず、シントラ社へ向かうブライアン。内定は間違いではなかった。ただし、彼に与えられた仕事は”会社に潜む魔女を見つけて殺せ”という内容だった……。

「いやいや、これは手の込んだイタズラだろ!」とツッコミたくなる仕事内容だが、下層市民の自分が世界的大企業で働けるチャンスはそうないうえに、破格の給料がもらえることもあり葛藤するブライアンには同情してしまう。「Kill THE WitcH(魔女を殺せ)」という赤い文字が現われるシーンはインパクト抜群で、物語の幕開けとしてはとてもキャッチー。これからどんな展開が待ち受けているのかとワクワクしてしまう。リアルな3Dグラフィックスではなく、アニメ調の2Dピクセルアートというスタイルも、この非現実的なシチュエーションにマッチしている。

ハンターであることを隠しながら魔女を見つけ出せ

魔女はかつてシントラ社を繁栄させたものの、今では社員たちを苦しめる存在と化しているという。しかも、魔女は社員の誰かに乗り移っているらしい。自分がハンターであることを魔女に知られてはまずいため、秘密裏に社内を探る必要があるという展開はドキドキものだ。

魔女狩り業務で頼れるのは、仮想空間でサポートしてくれる人工知能の「シントラ」のみ。気さくに話しかけてくる男・ヒューゴや怪しげな雰囲気の女性・マーサをはじめ、同じく新入社員のケイトや鼻持ちならないチャップマン、そしてなぜか社内で馬に乗っているデュモン大佐など、あまりにも個性豊かな同僚たちが登場するが、誰を信用すればいいのかわからない。

本作はホラー・アドベンチャーではあるものの、ミステリー要素も大きな魅力。いったい誰が魔女なのか? そして誰が魔女の手下なのか推理しながら行動するスリリングな展開と、魔女の謎をめぐるストーリーに引き込まれていくはずだ。

CHECK POINT②
社内は危険がいっぱい! 限りある物資を活用しながら探索しよう

行動や操作を誤れば仕事中に死んでしまうことがあるのも、本作の大きなポイント。ブライアンには体力ゲージが設定されており、ダメージを受けてゼロになると”解雇”という名の死を迎えてしまう。体力ゲージは探索中に手に入れた食べ物で回復できるものの、限りがあるため無駄遣いはできない。また、あからさまに危険なものへ不用意に近づくと、残りの体力ゲージに関係なく問答無用でゲームオーバーとなることもあるため、細心の注意が必要だ。

入手できる食べ物は、水やパン、チーズ、チョコバーなどさまざま。それらを単体で食べても体力は回復するが、水とコーヒー粉を組み合わせてコーヒーをいれたり、パンとチーズを組み合わせてサンドイッチにしたりすると、より高い回復効果を持つ食べ物にすることもできる。限られたリソースをどのようにやりくりするか思案する、サバイバル要素もあるというわけだ。

ブライアンにダメージを与えてくる存在は、魔女の手下たちはもちろん、過酷な仕事に疲れたためか急に暴れ出す社員や、猛スピードで飛来するコーヒーカップなど多種多様。さらには、地雷が設置されている区画や毒の煙におかされた区画などもあり、環境はあまりにもブラック過ぎる。

また、陰鬱な空気に包まれた社内は暗がりも多いのだが、闇を照らす懐中電灯の電池にも限りがある。いざというときに電池がなくならないよう、明るいところではスイッチを切っておくのを忘れずに。

セーブの際はアイテムを消費するため、こまめなセーブは考えもの

魔女狩り業務は死と隣り合わせのため、こまめなセーブを心がけたいところ。しかし、セーブはコピー機で「魔女の紙」と呼ばれるアイテムを消費して行なう仕組みのため、考えなしにセーブしていると「魔女の紙」が足りなくなってしまうこともある。さらに「魔女の紙」はセーブ以外の用途で使うこともあるのが悩ましい……。

セーブした際は「魂をコピーした」と表示される。最初に見たときは本作に流れる不穏な空気も相まって、セーブするたびに何か大事なものを失っているのではと、不安をかき立てられてしまった。コピー機を一度も使用せずにクリアするという難度が高めのトロフィーもあるため、腕に自信のある人は挑戦してみよう。

CHECK POINT③
立ちはだかる敵やさまざまな危険を、知恵とテクニックでやり過ごせ!

ブライアンには基本的に攻撃手段がないことも、本作を語るうえでは欠かせないポイントだ。そのため、行く手に立ち塞がる敵たちや、さまざまな危険は、入手したアイテムを駆使したり、謎を解いたり、物陰に隠れたりといった手段で切り抜けることになる。

ゲームを進めるとロッカーや机の下に身を隠すことができるようになるので、追ってくる敵や徘徊している敵をやり過ごすことが可能だ。敵が撃ってくる弾は、オブジェクトを動かして防ぐこともできる。やっかいな地雷は避けるだけでなく、爆発しないギリギリの距離まで近づき鉛筆を使って破壊することも可能だ。

謎解きに関しては、アイテムを駆使したり情報を集めたりすることで道が開けるようになっている。最初は「こんなの、どうすればいいの!?」と頭を抱えた謎もあったのだが、周囲をよく探索して思案を重ね、解答へと辿り着いた際の達成感はかなりのもの。もちろん個人差はあると思うが、歯応えを感じながらもクリアは不可能ではない、絶妙な難易度だ。

ボス戦に関しても、タイミングよく地雷の爆発に巻き込んでダメージを与えるテクニック重視のバトルがあれば、身を潜めてやり過ごしつつスイッチを起動していくステルスアクションもあるなど、バラエティに富んでいて飽きさせない。単純な力押しではないバトルが好きな人にはたまらないだろう。

社内に潜む魔女を探してハントするという独自のストーリーや個性豊かな登場人物たち、限られたリソースをやりくりするサバイバル要素、知恵とテクニックを駆使して挑む立ち回りなど、さまざまな魅力が詰まった『Yuppie Psycho: Executive Edition』。不穏ながらも先が気になる展開の連続で、プレイの手が止まらない。

あなたは魔女の謎を見事解き明かし、過酷な初仕事をやり遂げることができるだろうか? 本作はプレイヤーの行動によって結末が異なるマルチエンディングを採用しているので、ぜひ理想的な結末を目指して業務に励んでほしい。

『Yuppie Psycho: Executive Edition』プレイ動画

『Yuppie Psycho: Executive Edition』プレイレビュー! 会社に潜む魔女を狩る衝撃のホラー・アドベンチャー!

Yuppie Psycho: Executive Edition

・発売元:NEON DOCTRINE
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:ホラー
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 1,760円(税込)
・プレイ人数:1人
・レーティング:IARC 16+(16才以上対象)

※IARC(the International Age Rating Coalition)は、世界のゲーム評価機関により管理される国際年齢評価連合です。


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©2022 Another Indie Studio Limited. Developed by Baroque Decay. Yuppie Psycho is a trademark of Baroque Decay.

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