PlayStation®5/PlayStation®4用ソフトウェア『Call of Duty®: Modern Warfare® II』が本日10月28日(金)発売! 2019年に大ヒットした『Call of Duty: Modern Warfare』の続編であり、「Call of Duty」シリーズ新時代の幕開けとなる作品だ。新たなゲームプレイの革新、最新の銃のハンドリング、高度なAIシステム。『Modern Warfare II』では、世界を巡るキャンペーン、リアリティあふれるマルチプレイヤーの戦闘、ストーリー主導型のスペシャルオプスが楽しめる。
本記事では、早期アクセスでプレイしたキャンペーンモードをレビュー。進化した表現力で体験できる熱いストーリーやバラエティ豊かなミッションについてお伝えしよう。なお、今回はPS5版でプレイおよび画像キャプチャーしている。
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タスクフォース141の英雄たちのストーリーは激熱の展開が目白押し!
物語の中心となるタスクフォース141は、選りすぐりの兵士による多国籍任務部隊。前作『Modern Warfare』(2019)でチーム結成までが描かれ、本作で彼らは世界規模の脅威に挑むことになる。
『Call of Duty: Modern Warfare II』ローンチゲームプレイトレーラー
主なメンバーは、チームリーダーのジョン・プライス大尉、大胆不敵なジョン・”ソープ”・マクタビッシュ軍曹、経験を積んだカイル・”ギャズ”・ギャリック軍曹、一匹狼のサイモン・”ゴースト”・ライリー中尉。ここに戦いの中で絆を深めていったメキシコ特殊部隊のアレハンドロ・ヴァルガス大佐を加えた5人が、本作の主人公と呼ぶべき兵士たちだ。
弾道ミサイルの脅威を排除するために世界を巡る
物語の冒頭、タスクフォース141は重要ターゲットとして追っていたゴーブラニ将軍を爆撃し、排除した。次のターゲットは、ゴーブラニを失って報復を目論んでいるというテロ組織の指導者ハッサン・ザイアニ。ゴーストとソープはハッサンの暗殺・捕獲任務のために中東のアル・マズラへと赴くと、そこでテロ組織の長距離弾道ミサイルを発見する。
しかも、ミサイルがアメリカ製だったことは問題をさらに大きくした。アメリカの兵器がテロ組織に流出していたという失態に加え、渡った数と攻撃目標も不明。その答えを知るハッサンの身柄を拘束し、すべてを聞き出さなければならない。物語が一気に動き出し、タスクフォース141はミサイルの脅威を排除するための戦いに身を投じることになる。
ミサイルの行方を追い、舞台は中東からオランダのアムステルダムへ。密輸の拠点とされるアムステルダムでは、かねてからプライスとギャズがテロ組織を調査していた。組織の隠れ家を急襲したふたりが突き止めたのは、テロリストとメキシコの麻薬カルテルがつながっていること、そしてハッサンがカルテルの助けを得てアメリカからメキシコへと国境越えをしようとしていることだった。
ハッサンの国境越えを阻止するため、タスクフォース141はメキシコ特殊部隊のアレハンドロに協力を要請。ここに今回の主要人物5名が出そろい、以降もヨーロッパ、アジア、アメリカ大陸を巡る、まさに世界規模の作戦が行なわれていくのである。
その物語は大作映画のようなスケールで描かれ、熱い展開の連続だ。敵対勢力との激しい戦闘、陰謀や裏切りによって、世界最高のタフガイであるタスクフォース141は幾度となく絶体絶命のピンチに陥る。しかし、そのたびに立ち上がる彼らを支えているのは、正義を貫く使命であり、巨大な権力にも屈しない決心であり、そして仲間を見捨てることのない結束だ。どのミッションもわかりやすくテンションを上げてくれて痺れまくり。オープニングからエンディングまで止め時が見つからないほど熱い物語が展開される。
あるミッションでは、『Modern Warfare』(2019)で主人公のひとりとして活躍したファラ・カリムが登場し、仲間を奪還する作戦に協力してくれる。かつてともに戦った仲間と共闘する熱い展開は、シリーズ経験者はなおさら感慨深く楽しめるだろう。
また、キャンペーンモードでは会話を選択するシーンがいくつか発生し、ミッションの成否に関わる重要な選択肢だけでなく、キャラクター同士の何気ない軽口もある。
例えば、プレイヤーがギャズを操作し、プライスとふたりで臨む任務の一幕。ギャズはプライスから「先に進んで入口を探せ。俺はここから援護する」と言われる。ここで選択肢「大尉がどうぞ。俺は援護しますよ」を選んでみるも、「ギャズ、申し出に感謝する。だがこいつは命令だ…さっさと行ってこい」とあしらわれ、ギャズはやれやれといった様子で「わかりましたよ、サー…」と返す。上官の命令は絶対だと知りつつ少しだけ抗ってみるあたり、ふたりの信頼関係が見て取れて面白い。硬派で熱い物語の中でもユーモアのあるやり取りを見ることができるので、こちらもぜひ注目してほしい。
進化した表現力による圧倒的リアリティ
本作は、リアルなサウンド、ライティング、そしてグラフィックを通して圧倒的没入感を味わえる、シリーズ史上最も進化したタイトルだ。強化されたレンダリングとフォトグラメトリー技術は、さらにリアルな環境を実現。キャンペーンモードで見られるシネマティックシーンは、実写さながらに美しい。
ミッション中のゲームプレイも臨場感たっぷり。草むらや岩肌の質感、水面の揺れや水中の視界といった自然環境から、国によって異なる市街地の様子などもリアルに表現されている。膨大な種類が登場する武器のディティールも見どころだ。また、PS5版は戦闘の迫力がさらに増す。銃弾がかすめる感覚が3DオーディオとDualSense™ ワイヤレスコントローラーの精細な振動で伝わり、とてつもない緊迫感が襲ってくる。
緊迫感を味わえるのは銃撃戦の中だけとはかぎらない。例えば、ギリースーツを着て臨む偵察任務では、草むらに伏せて隠れているすぐ横を敵のパトロール隊が通り過ぎるシーンがある。迂闊に動くとかえって発見されてしまうため、近づいてくる足音と振動の恐怖に耐えながらじっとしていると、プレイしているこちらまで息を止めてしまう。
ほかにも、山の斜面を滑り降りたり、高所から水に飛び込んだり、あるいはヘリからロープでつながったまま逆さまで宙釣りになったりと、キャンペーンならではのアクロバティックな演出が多数。英雄たちの命懸けの戦いを体感し、世界観にどっぷりと浸ることができた。
クリア後に解放される難易度「リアリズム」はまるで本物の戦場体験!
キャンペーンの難易度は「ルーキー」「レギュラー」「ハード」「ベテラン」から選べるが、エンディング到達後は「リアリズム」が解放。「リアリズム」は「ベテラン」と同じ難しさに加え、ほとんどのHUD表示が制限される。ゲーム的な情報表示がなくなるため難しさは跳ね上がるが、画面の見た目は本物の戦場。文字どおり、究極のリアリティを味わえる。
ミッションは歯応えあり!?
今回のキャンペーン早期アクセスは、難易度「レギュラー」でエンディングまでプレイした。その率直な感想として、ミッションは苦戦を強いられることが多く歯応えを感じられるものだった。もともとFPSは得意なほうではなく、エイムはガバガバ、遮蔽を利用する移動判断も遅い。だから苦戦することじたいに驚きはないのだけれど、それでも難しいと感じたのは、AIの進化が影響しているのかもしれない。
本作のキャンペーンやスペシャルオプスでは、敵味方を問わずTier 1オペレーター並みの戦闘や遮蔽物を利用した移動を駆使して戦術的に行動するという。実際、敵部隊との交戦中に横や後ろを取られる場面があり、うまく身を隠してくると感じる場面も多かった。キルされた場合は直前のチェックポイントからすぐにリスタートするので、難所は繰り返し挑戦しながら突破していったのだが、敵の初期配置は決まっていても、その後の行動は流動的のようだった。
また、FPSとは異なるアクションでミッション失敗となるケースもある。詳細は後述するが、守るべき対象が倒されてしまったり、ジャンプをミスしたり、爆破トラップに引っ掛かったり、あるいは銃器を持っていない状態で敵に発見されてしまったり。「ここ、難しすぎないか!?」と思う場面もあったが、それもキャンペーンならではの要素といえる。
こうして難しいと感じながらも続けられたのは、チェックポイントが頻繁にありテンポよくリスタートできるから。おかげで難易度「レギュラー」の腕前でもやりがいと達成感を味わえた。
もちろん、難しすぎると思ったら難易度を下げて楽しめばいいし、アクセシビリティ設定ではFPS初心者向けの簡易操作も選べる。難しそうだからと腰が引けて、この濃密な世界観や熱いストーリーを体験しないのはもったいない。興味を持ったなら、自分のプレイヤースキルに合った難易度で気軽に楽しんでほしい。
銃撃戦だけではない多様な任務が楽しめる!
「Call of Duty」は本格的な銃撃戦が醍醐味のFPSシリーズだが、キャンペーンでは射撃以外のアクションが求められるさまざまなミッションが登場。そのいくつかを紹介しよう。
ガンシップからの航空支援ミッション
上空を旋回飛行するガンシップの砲撃手となり、地上の友軍を支援する。機関砲やミサイルで敵を倒すだけなら簡単で爽快だが、広い視野で状況を把握しながら援護しなければならず、モタモタしていると友軍が壊滅してミッション失敗になってしまうし、武装が強力すぎて民間人を誤射する危険もある。また、対空砲をフレアで回避するなど、なかなかに忙しい。
長距離狙撃ミッション
スナイパーライフルを使用し、敵に気づかれずに仕留めていく。距離が遠いほど銃弾が落下する幅が大きくなり、その補正を読み切って命中させるのはかなり気持ちいい。ほとんどの場合、落下幅はミッションに同行するプライスが教えてくれるが、指示をもらえなかったときは自分のセンスの見せどころだ。ふたりの敵を一度に倒すためには狙撃位置を変える必要もあり、撃ち漏らして発見されれば包囲されかねない。静かな緊張感が楽しいミッションだ。
車両ミッション
敵の車両隊先頭を目指し、こちらも車両に乗りながら戦う。敵車両の荷台にいる兵士を倒すには、走行中に窓から身を乗り出して射撃。車両隊から離されるわけにはいかないので、敵を排除したらすぐ運転に戻って加速。車両がダメージを受けたら、別の車両に飛び移ってジャック……と、やることが多くて忙しい。FPSをプレイしていたはずなのに、カースタントアクションになって最初は面食らったが、この忙しさは案外クセになる。
丸腰状態からのサバイバルクラフトミッション
負傷して武器も失った状態で、敵が封鎖している街から単独で逃げ切ることが目的。負傷のせいで動きが鈍いうえに、丸腰で戦うこともできない。ビンを投げて敵の注意を逸らしたり、拾い集めた素材で即席の武器を作ったりして、少しずつ行動範囲を広げていく。序盤は知恵と工夫で耐える展開が続くが、ナイフを発見してからは敵を倒して銃を奪えるようになり、スティムを見つければ動きもいつもどおりに。我慢を続けていたところから装備が整い、反撃に転じる切り替わりが面白い。
カメラの映像で仲間を誘導するストラテジー風ミッション
監視カメラの映像を利用して、敵地に潜入したゴーストの行動をアシスト。プレイヤーキャラクターのソープはあくまで指示役であり、ゴーストは指示された移動ポイントや攻撃方法に従って行動する。パトロールに見つからずに進めるルートとタイミングは? 倒す手段は射撃かナイフか? 手詰まりの状況を打開する陽動ギミックはないか? などなど、思考力が試されるストラテジーゲームをプレイする感覚に。また、ミッション中にソープが話すように、ゴーストに指示を与えて自在に誘導する機会はとても貴重だ。
歯応えのある銃撃戦を本筋としながらも、多様なスタイルのミッションを備える本作のキャンペーン。硬派で熱いストーリーに没頭しながらさまざまなアクションを楽しめる、かなり欲張りなモードだ。さまざまな楽しみが待っている『Call of Duty: Modern Warfare II』を、ぜひプレイしてみてほしい。
ダウンロード版は『クロスジェンバンドル』に加えて『秘蔵版』が発売!
PlayStation®Storeでは、ダウンロード版『Call of Duty: Modern Warfare II クロスジェンバンドル』および『Call of Duty: Modern Warfare II 秘蔵版』が発売中。『秘蔵版』には「レッドチーム141オペレーターパック」「FJX Cinder」「バトルパス(1シーズン分)+55ティアスキップ」など、本作をさらに楽しむコンテンツが満載だ。
Call of Duty: Modern Warfare II クロスジェンバンドル
<価格>
9,680円(税込)
<内容>
■PS5版およびPS4版のゲーム本編
■「最後の審判バンドル」と「カレド・アル・アサドオペレーターバンドル」(『Call of Duty: Vanguard』および『Call of Duty: Warzone』ですぐに使用可能)(*1)
*1 「最後の審判バンドル」および「カレド・アル・アサドオペレーターバンドル」を引き換えるには、PS5版またはPS4版の『Call of Duty: Vanguard』/『Call of Duty: Warzone』が必要です(別途購入・ダウンロードが必要になります)。引き換えは2023年10月28日(土)までになります。
Call of Duty: Modern Warfare II 秘蔵版
<価格>
13,090円(税込)
<内容>
■PS5版およびPS4版のゲーム本編
■レッドチーム141オペレーターパック
・オペレーター×4(ゴースト、ソープ、ファラ、プライス)
■FJX Cinder(初の武器保管室)(*2)
■バトルパス(1シーズン分)+55ティアスキップ(*3)
■「最後の審判バンドル」と「カレド・アル・アサドオペレーターバンドル」(『Call of Duty: Vanguard』および『Call of Duty: Warzone』ですぐに使用可能)(*4)
*2 武器保管室のデザインは、ローンチ時点では武器保管室のコンテンツに限られます。
*3 バトルパスとティアスキップや、同等のバージョンの内容は、『Modern Warfare II』のゲーム内でシーズン1バトルパスや同等のシステムが利用可能になり次第アクセスできるようになります。バトルパスの引き換えは『Modern Warfare II』バトルパスまたは同等のシステムの1シーズン分のみに適用されます。
*4 「最後の審判バンドル」および「カレド・アル・アサドオペレーターバンドル」を引き換えるには、PS5版またはPS4版の『Call of Duty: Vanguard』/『Call of Duty: Warzone』が必要です(別途購入・ダウンロードが必要になります)。引き換えは2023年10月28日(土)までになります。
『Call of Duty: Modern Warfare II』をPS Storeで購入する
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Call of Duty: Modern Warfare II
・発売元:Activision Publishing, Inc.
・フォーマット:PlayStation 5 / PlayStation 4
・ジャンル:アクション
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 9,680円(税込)
ダウンロード版 販売価格 クロスジェンバンドル 9,680円(税込)
ダウンロード版 販売価格 秘蔵版 13,090円(税込)
・プレイ人数:1~2人(オンライン時:最大64人)
・CERO:D(17才以上対象)
『Call of Duty: Modern Warfare II』公式サイトはこちら
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