※本記事は英語版PlayStation®.Blogの日本語翻訳記事です。
Tribute Gamesのクリエイティブチームでは、このプロジェクトのスタートのずっと前に｢新たなタートルズのベルトスクロールゲームを我々が作るとしたら、必須要素は何なのか｣という議論が行われていました。その際には、｢プレイアブルキャラクターにはスプリンター先生は欠かせない！｣という声が何度も上がりました。
若かりし頃、私たちの誰もがスプリンターは凄腕の戦士に違いないと考えていたのです。ですが、オリジナルのテレビアニメシリーズにおいても、また初期のゲームにおいても、あの達人の腕を目の当たりにする機会はほとんどありませんでした。そのせいで、スプリンターのミステリアスさは一段と深まっていったのでした。そして今回、Tribute GamesとDotemuは、どちらかというと脇役に過ぎなかったタートルズの達人にスポットライトを当て、完全にプレイアブルなキャラクターとして登場させることになりました！
Tribute Gamesは、過去の素晴らしい作品のエッセンスをとらえ、それを最大限に尊重することを旨としています。したがって、スプリンターを『TMNT:Shredder’s Revenge』に登場させ、我々の期待に沿うユニークな体験を作り出すにあたっては、細心の注意を払いました。
無駄がなくパワフル
タートルズの師匠であるスプリンター先生には知性が漂っています。彼の動きは素早くても、やや静かで落ち着いたものでなければなりません。
デザインチームは、あの偉大なるネズミを思い出させてくれる、さまざまな攻撃やジャンプ、スライドや特殊攻撃が詰まったムーブセットを作りました。
杖は、いくつかの基本動作と高度な攻撃の欠かせない要素となりました。この杖で攻撃された敵は跳ね上がります。そのわずかな隙を利用して、強力なコンボをたたき込むことができるのです。
スプリンターは、空中特殊攻撃(ある種の体外離脱攻撃)を使う点で、他のタートルズの面々やエイプリルとは異なります。遠距離から炸裂する魔法のような突進は、まさに真の達人のみが成し得るユニークな技なのです。あっ！ それから噛みつき攻撃をするのもスプリンターだけですよ！
スプリンターの特殊攻撃を解説
デザインチームがキャラクターのコンセプトを固めるにあたって、スプリンターの戦闘の参考になるアニメーションは、ほんの少ししかありませんでした。ですが、1987年に放映された初代のアニメ番組のオープニングクレジットシーンで、スプリンターが4人のタートルズと一緒にいくつもの木箱を壊していく数コマが、チームのイマジネーションに火を点けることとなったのです。これこそがスプリンターの特殊攻撃だ、と言ったのがゲームディレクターのJonathan Lavigneです。
最初にこちらをお見せしましょう。これは、Matthieu Godet(Tribute Gamesの2Dアニメーター兼ドット絵アーティスト)が作った特殊攻撃の初期案です。このスケッチのシンプルさが、スプリンターの特殊攻撃の威力を示す4コマを際立たせています。
Paul Robertsonによるオリジナルのキャラクターのデザインと、TributeのアートディレクターAdam J. Marinによるリファインをベースにして、Tribute Gamesのアーティストとアニメーターが才能をフルに発揮していきました。まず輪郭を作り、次に色を塗り、最後に影を付け足していきました。
以下は、ゲーム内で見ることができるスプリンターの特殊攻撃のほぼ最終稿と言えるものです。シャドーやスモークなどのビジュアルエフェクトが追加されたことで、まさに特殊攻撃にふさわしい雰囲気が出ていますね。
スプリンターは、レオナルド、ラファエロ、ミケランジェロ、ドナテロ、そして昨年夏に発表されたエイプリル・オニールに続いて、6人めのプレイ可能キャラクターとなりました。
古くからのファンの方も、新たにファンになった方も、お子さんも、初代のアニメを観て育った親御さんたちも、私たちが想像力を結集してマスター・スプリンターの魅力的な要素を凝縮した、Tribute Gamesの努力と意気込みを感じていただけると思います。
世界中のプレイヤーがフット団員たちと戦いました。そして、シュレッダーが最大の復讐劇を仕掛けてきた今、タートルズのファンの皆さんはマスター・スプリンターとして戦えるようになるのです。
『TMNT:Shredders’ Revenge』は、PlayStatio®4で今年の後半にリリースされます。ご期待ください！
※販売するタイトルは国・地域によって異なる場合があります。
※本記事で紹介しているトレーラーは英語版となります。
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