理想(おまえ)に現実(じごく)を見せてやる――――。
PlayStation®4で本日6月24日(木)に発売となった『Caligula2(カリギュラ2)』は、衝撃的なストーリーや著名なボーカロイドPらが提供する楽曲などが話題を呼んだ『Caligula(カリギュラ)』の後継作。
舞台が「歌姫が創り出した仮想世界」であることや、主人公たちが現実世界への帰還を目指す「帰宅部」であることなど、前作との共通項も数多い本作。新たな帰宅部による、新たな戦いがここに始まる。
選ぶのは、ぬるま湯の理想世界? それとも辛く苦しい現実世界?
謎のバーチャドール・リグレット。彼女の歌を聴いた人間は、次々と別世界にとりこまれていく。彼女が創った「リドゥ」は、人々の後悔が創り出す仮想世界。
「あのとき、ああしていれば……」
誰もが密かに抱える、人生をやり直したい想い。それを実現してくれる優しい世界。選ばなかった選択肢を選んでいた世界の自分――リドゥとはそんなifの人生を体感できる、後悔のないぬるま湯の世界である。
過去の後悔から解き放たれた理想の世界で「この世界は偽りのもの」だと気づいてしまった主人公たち。彼らは、もうひとりのバーチャドールの助けを得て、現実世界に帰るため「帰宅部」を結成するのだった。
相反する二人の「歌姫」
リグレットはその歌声で、現実世界に後悔を残す人々から熱狂的な支持を得た。その負の感情を力に変え、後悔のない理想の世界「リドゥ」を作り出し、自らを支持してくれる人々をその仮想世界に閉じ込めたのだ。囚われた人々は「リドゥ」で仮そめの幸福な人生を満喫する。現実の肉体は確実に老い、死に絶えていくとも知らずに……。
リグレットが「リドゥ」を創り出したとき、同じようにもうひとりのバーチャドールにも自我が芽生える。現実では発売されていない試作品のバーチャドールのため、人間の価値観を完全には理解できないという彼女の名は「キィ」。それでも、「リドゥ」破壊のため、彼女もまた歌の力で主人公たちをサポートしていく。
リグレット
CV:香里有佐
突如世間に現れた、謎のバーチャドール。一切の出自や情報が不明だが、その秘匿性が功を奏し、神秘的な歌声で動画サイトから火が付き、圧倒的な人気を獲得する。
キィ
CV:峯田茉優
リグレットを否定し、偽りの世界「リドゥ」の破壊を試みるもうひとりのバーチャドール。自分の力だけでは立ち向かえないと感じたキィは、現実に目覚めかけていた主人公をパートナーに選び、力を与える。
理想の世界を捨て、あえて辛い現実に帰る決断をした「帰宅部」の人々
帰宅部の仲間たちの「現実」は、どれも目を覆いたくなるような凄惨な状況ばかり。「それでもなぜ辛い現実に帰ろうとするのか?」という問いは、プレイヤーのみが踏み込むことのできるタブー。もし踏み込む際には自己責任で、後悔なき選択を。
主人公 男/女(性別は任意で設定可)
楯節学園高等部2年生。理想世界「リドゥ」からの脱出を目指す、二代目「帰宅部」の部長。リドゥの破壊を目指すキィのパートナーに選ばれ、その半身を捧げることになる。
能登 吟(のと ぎん)
CV:市川 蒼
楯節学園高等部2年生で、主人公のクラスメイト。最先端のファッションに身を包み、ノリと感情で動く今どきの高校生。友情にあつく、男らしい一面も。
宮迫切子(みやさこ きりこ)
CV:宮本侑芽
金髪のショートカットがトレードマークの女子高生。派手な外見、授業の欠席率、他人に媚びないドライな性格から一見して怖がられがちだが、帰宅部随一の常識人でもある。
釣巻鐘太(つるまき しょうた)
CV:伊東健人
楯節学園高等部3年生。なにより規律を重んじるカタブツで、融通の効かないところがある風紀委員。
編木ささら(あみき ささら)
CV:諸星すみれ
楯節学園高等部3年生。おっとりとした性格で、常に楽しそうにヘラヘラしている美少女。言動が周囲より1テンポ遅れることが多く天然扱いされている。
風祭小鳩(かざまつり こばと)
CV:上村祐翔
楯節学園高等部3年生。見た目どおりの軽薄なチャラ男として、学園内の有名人。モテるために行動していると恥ずかしげなく語る、ブレない性格をしている。
駒村二胡(こまむら にこ)
CV:河野ひより
楯節学園高等部1年生。明るく無邪気な少女。誰に対しても分け隔てなく接しようとするコミュニケーション強者で、グイグイいくタイプ。
月島劉都(つきしま りゅうと)
CV:内山昂輝
楯節学園中等部3年生。周囲から天才少年と囃されるほど、年齢離れした知識と知恵の持ち主。テンションが一定でマイペースなため他人から冷たく見られがちだが、本人に悪気はない。
天吹茉莉絵(あまぶき まりえ)
CV:渕上 舞
楯節学園高等部2年生で、主人公のクラスメイト。成績優秀・品行方正で心優しく、面倒見の良い美少女。2年生にして楯節学園生徒会会長に抜擢された優等生。
帰宅部の面々が持つ、戦うための力「カタルシスエフェクト」
カタルシスエフェクトとは帰宅部のメンバーが持つ後悔や内面に由来する変異であり、強大な敵と戦うための姿である。共通するのは胸に咲く花。それ以外は、彼らの後悔やトラウマ、思想が本人の意思とは関係なく皮膚を突き破り、武装という形で露出している。
【キャラストーリー】メインシナリオでは踏み込まない、仲間たちの「心の奥」
リドゥに囚われたキャラクターたちは、みな現実で大きな後悔を抱えている。メインストーリーを進めて見えてくるのは、彼・彼女らの内面のほんの一部でしかない。個別に用意されたキャラクターシナリオを進めていくと、帰宅部の仲間たちの心の奥が、より鮮明に見えてくるかもしれない。
仲間とのコミュニケーションや、リドゥの住民たちとの交流を楽しもう
地下鉄を改造した部室内で仲間たちとコミュニケーションを取ったり、「WIRE」と呼ばれるメッセンジャーアプリで仲間たちとさまざまな会話が楽しめる本作。部室にあるジュークボックスでは、作中で入手した音楽を聴くこともできる。
「因果系譜」……リドゥの住人たちにもさまざまな秘密が
理想世界であるリドゥの住民たちにも、ちょっとした不満や悩み事が存在している。そして、それは彼らの現実での姿や人間関係に起因しているのかもしれない。街の人々から依頼されるクエストをクリアし、情報を集めていくと、隠された真実も見えてくるだろう。
▲因果系譜の関係者に話をきくと、なにやらクエストが発生。クエストをクリアすると因果系譜の謎がわかる上に、報酬も用意されている。
リドゥの守護者「オブリガードの楽士」たち
リグレットに曲を提供することで、リドゥ内の人々を魅了し、リグレットへの信奉を集める「オブリガードの楽士」たち。彼らが紡ぐ歌は、一見するとポップでキャッチーなものに聞こえるかもしれないが、その詞に込めた言葉は「彼らの現実」を表現したものなのかもしれない。
音楽の力には音楽で対抗!?
リグレットは「オブリガードの楽士」たちが奏でる音楽の力で人々を魅了し、その信奉心によって、リドゥの世界を維持している。対する帰宅部もまた、キィの歌声で彼らに対抗することになる。なお、楽曲は動画サイトで活躍する、著名なボカロPたちが手掛けている。
マキナ
CV:土岐隼一
キャラクターコンポーザー:kemu(堀江晶太)
リグレットに機械の身体を願ったアンドロイド。リグレットへの忠誠心が高く、命令には絶対忠実。リドゥの治安維持のためにパトロールを欠かさない。
パンドラ
CV:黒沢ともよ
キャラクターコンポーザー:Ayase
クールな女性で口数も少なく、テンションが一定。自然の草花に囲まれる時間を愛し、お気に入りの庭園の奥で黙々と作曲にはげんでいる職人肌の楽士。
ムーくん
CV:八代 拓
キャラクターコンポーザー:ポリスピカデリー
楽士随一の人気者。奇抜な格好と派手な髪が特徴の男性で、音楽とファッションのセンス、そして常識はずれの突拍子もない言動と「宇宙と交信している」というキャラ設定で、若年層の支持を得ている。
♯QP(キューピー)
CV:水瀬いのり
キャラクターコンポーザー:かいりきベア
楯節学園高等部2年生で主人公のクラスメイト。楽士であることは非公開で、毎日学校に通っている。手当たり次第誰かれかまわず男性に声をかける恋愛体質の女性で、周囲に男性が絶えたことがない。
ドクトル
CV:加藤和樹
キャラクターコンポーザー:ぬゆり
輿玉市の外れにある病院に勤務する医者。常にクランケの車椅子を引いて歩いている。クールでぶっきらぼうな性格だが、リドゥへの貢献に余念がなく、精力的に音楽活動に勤しんでいる。
クランケ
CV:高田憂希
キャラクターコンポーザー:Neru
楯節学園高等部3年生。脚が不自由で、車椅子をドクトルに押される形で行動している。何を考えているかわからないボーッとした性格で、常に薄く笑みをたたえている。その儚げな印象からは想像もつかない昏い楽曲を手掛け、独自の世界観を創り上げている。
件(くだん)
CV:伊瀬茉莉也
キャラクターコンポーザー:ツミキ
プロモーションとアジテーションのスペシャリスト。息をするように嘘をつき、人の心をもてあそぶ。あまり言葉数の多くないリグレットの代わりに言葉を尽くし、宣伝と広報を担当している。史実、漫画、アニメ問わず偉人の名言を引用することが多い。
ブラフマン
CV:子安武人
キャラクターコンポーザー:cosMo@暴走P
楽士たちのリーダーで、仮面で顔を隠した謎の多い人物。常にリグレットのかたわらでマネージャーのような役割をしており、リグレットの代わりに楽士を集めた張本人。新世代であるリグレットの楽士たちも、一目置くほどの古参のコンポーザーである。
交錯する楽士たち、それぞれの想い
理想世界を守護するために集まっている楽士たちだが、どうやら一枚岩ではないようだ。手段を問わない者、リグレットからの伝言を託された者。企みに気づく者。帰宅部に興味を持つ者……。彼らの真の目的とは?
楽士・マキナとの対決……彼らも現実にさまざまな「後悔」を抱えた人物
常にロボットのような語り口調の彼だが、帰宅部の誰かが放った言葉に反応し、取り乱す場面も。彼は現実の何に後悔し、リグレットにアンドロイドの身体を願ったのだろう。
未来を予測してコンボをつなぐ、シリーズ独自のバトルシステム
基本はターン制のバトルだが、一度行動を選択すると、本作ではその行動が成功した未来を映像で「確認」でき、仲間との連携や不利な状況を覆すといったアクションに活用できる。あくまで「理想的な動きをした場合の予測が数秒間流れる」という仕様のため、相手の回避行動などで予測が狂う場合もあるので注意が必要。
強化されたAIによって、オート戦闘の使い勝手が向上!
本作の戦闘にはパーティ全員の行動を自分で決める「カスタム」と、AIに任せる「オート」がある。強化されたAIにより「積極」、「消極」、「個性」といった行動指針も選択できるため、オートの使い勝手がさらにアップ!
キィによる「フロアージャック」で帰宅部メンバーを強化する!
戦闘中にボルテージを溜めると、キィによる「フロアージャック」が可能になる。これが発動すると、その瞬間に「今までリグレットの歌声が響いていたバトルフィールドがキィの歌声で支配」され、「全員のターンが回ってくる」、「攻撃のヒット数が増える」など、帰宅部に有利な状態となる。使うタイミングによっては、バトルの劣勢を覆す一手にもなるだろう。
帰宅部を強化する、理想世界に反逆する精神の力「スティグマ」
本作ではスティグマと呼ばれるアイテムを装備することで、主人公たちを強化することができる。スティグマは3種に分類され、主に攻撃系のステータスを上昇させる「攻撃衝動」。防御系のステータスを上昇させる「防衛本能」。それ以外のステータスを上昇させる「感覚増幅」がある。
また、稀に装備しているだけで効果が発揮されるパッシブスキルが付与されているスティグマもあり、これを装備して戦闘を続けると「定着度」がアップ。定着度がMAXになると、スティグマを外しても「パッシブスキルだけ」を装備可能となる。
キィショップでお買い物
帰宅部の拠点となる部室では、キィからスティグマや消費アイテムを購入することができる。なお、支払いはお金だけでなく、ダンジョン探索中に得たキィポイントでの交換も可能だ。
豪華特典満載の「初回生産限定版」と「デジタルデラックス版」も発売中!
有名コンポーザーたちが手掛けたゲーム中のボーカル楽曲を収めたCDや、複製原画、ドキュメンタリー映像集など、特典満載の特別版2種も発売中。特典の詳細は、公式サイトでチェックしよう。
「初回生産限定版」特典一覧
・スペシャルアルバムCD Side.キィ
ゲーム中で流れるキィのボーカル付き楽曲、全9曲を収録したアルバムCD
・特製アートBOOK(全100ページ)
『Caligula2』のイラストに加えて 『Caligula -カリギュラ-』『Caligula Overdose』のイラストも収録したアートBOOK
・複製原画
おぐち氏描き下ろしのイラストを使用した複製原画
・『Caligula2』ドキュメンタリー映像DVD
ボイス収録や歌収録の裏側を見ることができるドキュメンタリー映像を収録したDVD。スペシャル対談映像も収録
・追加楽曲DLC(全3曲)
過去作の『Orbit』『Distorted † Happiness』『Suicide Prototype』のキィ歌唱ver.を今作のゲーム内で使えるダウンロードコード
・ゲーム内装備アイテムDLC(全3種)
ゲーム内で使える装備アイテム
・描き下ろし特装BOX
おぐち氏描き下ろしビジュアルを使った豪華特装BOX
「デジタルデラックス版」特典一覧
・スペシャルアルバムCD Side.リグレット
・スペシャルアルバムCD Side.キィ
・特製アートBOOK(全100ページのデジタルアートBOOK)
・複製原画(デジタルアートBOOKにイラストを収録)
・『Caligula2』ドキュメンタリー映像(デジタル配信)
・追加楽曲DLC(全3曲)
・ゲーム内装備アイテムDLC(全3種)
・描き下ろし特装BOX(デジタルアートBOOKにイラストを収録)
※特典アプリ内でお楽しみいただくコンテンツです。
登場人物たちの心の闇に踏み込みながら、それでも現実世界への帰還を目指す学園ジュブナイルRPG『Caligula2』。ボカロPによる楽曲提供、ストーリー性、キャラクター、ゲームシステム、世界観……どれかひとつピンとくる要素があれば、オススメしたい一作だ。
Caligula2(カリギュラ2)
・発売元:フリュー
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:RPG
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 通常版 8,778円(税込)
パッケージ版 希望小売価格 初回生産限定版 16,280円(税込)
ダウンロード版 販売価格 通常版 8,778円(税込)
ダウンロード版 販売価格 デジタルデラックス版 16,280円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:C(15才以上対象)
© FURYU Corporation.
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