悪魔も恐れる男たちが、再びやって来る……! 11月12日(木)発売予定の『デビル メイ クライ 5 スペシャルエディション』(以下『DMC5SE』)は、PlayStation®5という次世代ハードのパワーを感じられるスタイリッシュアクションだ。
本作は、2019年3月に発売された『デビル メイ クライ 5』にさまざまな追加要素が盛り込まれた作品。ハードがPS5になったことで、より高精細なグラフィックや快適なプレイ環境が味わえるほか、新たなプレイアブルキャラクター“バージル”も使用できる。
この記事では、メディアプレビューで体験できた本作の進化ポイントを紹介していこう。実際に触れてわかった『DMC5SE』の魅力をぜひチェックしてほしい。
この快適さを知ったらもう戻れない
プレイを開始してまず感じられたのが、ロード時間の短さだ。PlayStation®4で遊べた『DMC5』に比べて読み込み速度が圧倒的に速くなっており、ゲーム全体がサクサク進行する。とくに顕著なのがミッション出撃時のロード時間で、画面に表示されるTIPSを読み終える間もなくロードが完了する。
すでに『DMC5』を遊び尽くした身からしてもこの点は非常に魅力的で、「もう一度全ミッションをプレイし直したい!」と思わせるほどだった。
過去作の『スペシャルエディション』で恒例だった“TURBOモード”も本作に搭載されており、プレイそのもののスピードを1.2倍にすることが可能。アクションゲームにおける1.2倍の効果はすさまじく、もともとハイスピードである本作のバトルをよりスピーディーに満喫できる。
メディアプレビューでは、ダンテを使ってTURBOモードを体験。最初こそ操作テンポの違いに苦戦したが、慣れてくるとこのスピードがやみつきになってくる。当然、敵の動きも速くなるので難易度は上昇するが、加速した世界でスタイリッシュコンボを決めたときの達成感は格別だ。
さらに、PS5のマシンパワーを如実に感じられる要素のひとつが、新難易度“レジェンダリーダークナイト”。これは『DMC4SE』にもあった要素で、ありえないほど大量の悪魔が出現して襲いかかってくる恐怖のモードだ。
実際にレジェンダリーダークナイトでミッションに挑んでみると、通常時の数倍の敵がわらわらと出てきて、あっという間に画面が敵で埋め尽くされ、視覚的なインパクトが絶大。大量の敵が動き回っても処理落ちが発生しない点も驚きで、ハードの性能の高さをあらためて目の当たりにした。
このモードは敵が多いぶんスタイリッシュランクが上がりやすく、悪魔の群れをなぎ払う爽快感も一番強く感じられる。ロード時間の短さやTURBOモードの快適さもそうだが、レジェンダリーダークナイトの魅力も一度味わうと戻れないレベルだ。
一段上の領域に踏み込んだグラフィック
さらなるリアリティを追求した“レイトレーシング”
レジェンダリーダークナイトと並んで、PS5の性能が生かされているのが“レイトレーシング”。水面や鏡などの光の反射をリアルに表現するこの機能によって、『DMC5SE』のグラフィックはさらに進化を遂げている。
▲レイトレーシングをオフにした状態。
▲レイトレーシングをオンにした状態。鏡にネロの姿が映っている。
レイトレーシングはメインメニューのオプションから設定可能(プレイ中は変更不可)。オン/オフに加えて、オン選択時は解像度優先(4K/30fps目安)とフレームレート優先(1080P/60fps目安)があり、計3つの設定から選択できる。
なお、TURBOモード、レジェンダリーダークナイト、ハイフレームレートで遊ぶ場合は、オブジェクト描画が優先されるためレイトレーシングは自動で無効となる。
『DMC5』の時点で相当美麗なグラフィックだったが、レイトレーシングによって光の反射がよりリアルに! とくに水たまりを見るとわかりやすく、操作キャラや敵、街灯の光などが水面に映し出されているのがわかる。ミッション2の序盤はレイトレーシングが目立つロケーションなので、遊ぶ際は少し足を止めて隅々までチェックしてみるといいだろう。
また、本作には最大120fpsの描画で楽しめる“ハイフレームレートモード”も存在。プレビューでは残念ながら体験できなかったが、対応モニターを持っている人はぜひ試してみてほしい。
『DMC4SE』の操作感を引き継ぎつつ、より洗練されたバージル
『DMC5SE』の最大の目玉ともいえるのが、プレイアブルキャラクターとなったバージル。『DMC5』をプレイしたユーザーなら誰もが望んでいたであろうプレイアブル化であり、本作でついに待望の参戦が叶った!
バージルは『DMC4SE』と同じような位置づけで、本編と同じミッションをバージルでプレイできる。もちろん、腕試し用コンテンツ“ブラッディパレス”でも使用可能だ。また、ちょっとした新規カットシーンも……。
バージルの性能は『DMC4SE』がベースになっており、閻魔刀(やまと)、ベオウルフ、ミラージュエッジ(『DMC4SE』のフォースエッジに当たる武器)の3種の近接武器と、幻影剣という遠距離武器を使用可能。専用の戦闘スタイル“コンセントレイション”も健在で、『DMC4SE』でバージルを操作した人ならすんなり扱えるだろう。
魔人化のコマンドはドッペルゲンガーを生み出すものに変わっているが、ダンテと同じように真魔人になることもできる。本編で戦ったバージルの能力を余すことなく使えるので、ファンにとってはたまらない。
コンセントレイションの特徴が“被弾や攻撃をはずすといった無駄な動きを排するほど強くなる”というものなので、バージルの操作難度は比較的高め。しかし、集中ゲージがMAXのときの戦闘力はあいかわらず群を抜いており、ハイリスクハイリターンのスタイルが魅力的なキャラとなっている。
また、閻魔刀を使った新技や特定の条件下で使える秘奥義、Vと魔獣たちが一斉攻撃を行なう“ワールドオブV”など新たなアクションも追加されている。バージルでのプレイをやり込むだけでも、かなりのボリュームが期待できそうだ。
次世代機の性能を生かしたグラフィックにプレイ環境、さらに待望のバージル参戦など、まさに『スペシャルエディション』の名に恥じない出来となっている本作。PS5時代の幕開けに、とびっきりクレイジーでスタイリッシュな悪魔狩りに興じてほしい。
デビル メイ クライ 5 スペシャルエディション
・発売元:カプコン
・フォーマット:PlayStation 5
・ジャンル:スタイリッシュアクション
・発売日:2020年11月12日(木)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 4,990円+税
ダウンロード版 販売価格 4,990円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン時:1~3人)
・CERO:D(17才以上対象)
PS.Blogの『デビル メイ クライ 5 スペシャルエディション』記事はこちら
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