『Pixel Ripped 1995』を本日7月21日(火)、アジア市場でPlayStation®VR専用ソフトウェアとして配信開始しました。これは私たちにとって非常にエキサイティングな出来事です。なぜなら、このゲームのヒントになった多くのゲームがアジアで開発されたからです。弊社のスタジオはブラジルにありますが、ゲーマーである私たちは誰もが大好きなゲームへの愛情を通じて、アジアの皆さんとつながっています!
このリリースを記念し、私たちがどのように懐かしい思い出をもとに『Pixel Ripped 1995』のユニークなゲームプレイを作り出したのかをお話ししたいと思います。
「Pixel Ripped」シリーズはノスタルジーを大切にしています。このシリーズでは、ゲームの世界を救うためにさまざまな時代で人間のプレイヤーと協力し合う、ゲームの主人公であるDotの物語が展開していきます。1995年のエピソードは、90年代のニュージャージー州に住む9歳の少年であるDavid Keeneの目線で展開します。それぞれのレベルには、私たちが子供時代に体験してきたリアルな状況とレトロゲームの思い出がちりばめられており、VRでしか実現できない魔法のような工夫が随所に見られます。
私たちはこのプロジェクトに取り掛かった当初、90年代のゲームについてや、プレイヤーが慣れ親しんでいたと思われる子供時代の状況を入念に調べました。私たちはゲームに盛り込むアイデアを選ぶ際、複数のアイデアをどのように組み合わせれば独創的な作品にできるかを真っ先に考え、それらのアイデアを基に試作品を作って面白さを検証していました。
次に、懐かしいゲームの思い出と現実の世界をつなぐ「架け橋」として、VRのメカニズムを採用しました。たとえばレベル3の場合、Dotはプラットフォームゲームでドラキュラ城を探検しなければなりませんが、Davidはベッドの中でこっそり遊んでいます。これらは90年代のゲーマーが親しみを感じる「ゲーム」と「現実の生活」です。これらふたつは「騒音」の仕掛けによってつながっています。たとえば、お城にある特定の罠が大きな音を立てると母親が目を覚まし、Davidにリモコンでテレビの電源を切るように促します。
それぞれの懐かしい思い出を表現するために、私たちは中国や日本でよく知られている漢詩の四部構成(起承転結)を採用しました。たとえばレベル2の場合、Davidはレンタル店で新しいRad Raccoonのゲームをプレイしていますが、私たちは青いハリネズミをテーマにしたある特定のゲームを連想させたいと考えました。これは次のように展開しています。
① 導入(起):Dotはチューブだらけのカラフルなレベルを探検します。 プレイヤーは「これ、知ってる!」と感じます。
② 展開(承):Dotがループでつまずくと、プレイヤーは「何をすればいいか知ってるぞ!」と考えます。
③ 転換(転):プレイヤーは走ろうとしますが、Dotがループを渡れないことに驚きます。その後、プレイヤーはVRを使って別のゲームから手榴弾を盗みます。
④ 結論(結):Dotはループを爆破し、反対側に渡ります。
ノスタルジーは、VRに没頭するにはうってつけの素晴らしい手段です。なぜなら、プレイヤーはそれによって、慣れ親しんだ世界で落ち着いて過ごすことができるからです。また、プレイヤーが油断したときには、魔法のような予想外のイベントで驚かせることもできます。
私たちが創作した突拍子もない状況を、さらに多くの皆さんが体験できるようになるのを楽しみにしています。また、サプライズが気になるのであれば、そのままお待ちください。さらに素晴らしいニュースをすぐにお届けする予定です!
Pixel Ripped 1995
・発売元:ARVORE Immersive Experiences
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:アドベンチャー
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 2,420円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:A(全年齢対象)
※ダウンロード専用タイトル
※PlayStation VR専用
『Pixel Ripped 1995』をPS Storeで購入する
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