※本記事はUS版PlayStation®.Blogの日本語翻訳記事です。
皆さんこんにちは、ダニー・マーティンと申します。今年の後半にPlayStation®で発売される人気の「Worms」シリーズのエキサイティングな新作、『Worms Rumble』のプロデューサーをしています!
今年は私たちTeam17にとって特別な年で、Team17の30周年だけでなく、「Worms」シリーズの25周年でもあります。『Worms Rumble』の開発はとても楽しくも、少しの不安もある、長い旅となりました。というのも、今作ではルールブックを破り捨て、従来のターン制アクションではなく、リアルタイムバージョンの「Worms」を開発することに初挑戦したからです。
リアルタイムで遊ぶ「Worms」
もちろん、ターン制の「Worms」は大好きで、何年も前から取り組んできたことは事実です。『Worms W.M.D.』の開発は本当に楽しかったですし、それを誇りに思ってもいます。しかし、私たちはいつも、もう少し先にある“もしもこうしたら“という気持ちの痒みを掻きむしりたいと思っていました。もちろん、これまでにも「Worms」のスピンオフ作品を作ったことはありますが、リアルタイムバージョンの「Worms」を思い切ってやってみたいと思ったのです。
『Worms Rumble』は、数年前に小さなチームで開発したプロトタイプが始まりです。その小さなチームが短期間で開発したプロトタイプは、私たちに何ができるのだろうかとワクワクさせてくれました。その後、スタジオ全体にゲームプレイを確認してもらうため、社内でユーザビリティのセッションを開始しました。「Worms」らしさはあったか、楽しめる要素はあったか、これに挑戦することについてどう思うのか。チームから得られた答えは非常に励みになり、すぐに「あと一戦」と言いたくなるような魅力があることがわかりました。プロトタイプの段階でのフィードバックは貴重なもので、ここからどう進めるべきかを考えさせてくれました。
転がって、転がり続けろ!
『Worms Rumble』はリアルタイムで進行するゲームのため、ワームの動きをどう変えるかを検討する必要がありました。過去作のワームは、ゆっくりとしたペースで這い、ときにはジャンプしてマップを移動していましたが、『Worms Rumble』では大幅にスピードアップしています。ワームの動きが速くなるだけでなく、今作では高速でアリーナを転がり回ることや、壁ジャンプで高台に上がり危険から逃れること、そして飛んでくるバズーカや手榴弾をかわすことだってできるようになります。すべてのプレイヤーに公平に感じられることを確認しながら、この素早い感覚をちょうどよくゲームに取り入れるには多くのバランス調整が必要でした。調整により、延々と回り続けたり、壁にずっとしがみついたりすることは、スタミナ制度を追加することでできなくしました。スタミナはスローダウンした時だけチャージされるので回復中は攻撃に当たりやすくなってしまいます。まさに大きな力には大きな責任が……というやつですね。
クロスプレイ
ご要望の多かったクロスプレイが『Worms Rumble』で実現します。今作では、これまでの「Worms」シリーズでは見られなかった32人用のオンライン体験を用意しています。私たちのチームによって作られたアリーナでは、ワームたちのお気に入りの場所でバトルが繰り広げられます。例えば、ミサイルサイロの上にあるショッピングモール「Missile Mall」では、派手に暴れられるオープンなスペースがたくさんあり、小さな通気口からこっそりと回り込むこともできます。ヒツジやバナナ爆弾を上手く配置することで、ゲームを終わらせることができるかもしれませんよ。
3つのゲームモード
『Worms Rumble』では、デスマッチ、ラストワームスタンディング、ラストスクワッドスタンディングという3つのゲームモードが用意されています。デスマッチは文字通りのモードで、32人のプレイヤーが時間切れまでに取れるキルの数を競います。このモードは、初心者が『Worms Rumble』のコツをつかむのには最高のゲームモードとなっています。武器やユーティリティを学び、ここで技術を磨いて、経験豊富なプレイヤーたちに挑んでみてください。
ラストワームスタンディングでは、デスマッチと同じく32人のプレイヤー同士で戦います。ただしデスマッチと違うのは、一度倒されるともう復活できないということです。たとえ倒されても観戦して他のプレイヤーをチェックすることもできますし、素早く次の試合に行くことだってできるのでご心配なく。
ラストスクワッドスタンディングでは、3人のプレイヤーで構成された10チームがアリーナの王者を目指して競います。他のプラットフォームの友達ともプレイすることができるので、協力して他の挑戦者たちを打ちのめしてください。またスクワッドモードには、リバイバル機能が搭載されており、万が一、敵に倒されてしまってもチームメンバーが助けることでゲームに復帰することができます。ラストワームスタンディングと同様にチーム全員が倒されてしまえば、その時点で退場です。このモードはチームワークが重要です。チームで上手く協力すると、アリーナの王者への道が開けるはずです。
ラストワームスタンディングと、ラストスクワッドスタンディングでは、敵のほかにも、制限されたゾーンが戦闘の結果に大きな影響を与えます。制限区域に長くいすぎると、別の区域に移動するまでに体力が減少してしまいます。制限区域は毎回同じ場所で始まるわけではないので、警告が表示されたときには目を光らせて、安全な場所まで急いで移動してください。
カスタマイゼーション
「Worms」ゲームとカスタマイズは切っても切り離せません。もちろん『Worms Rumble』でもカスタマイゼーションは復活させます。今回は、ヘッドウェアやフェイスウェアなどのクールなアイテムを装備できるほか、武器スキンやコスチューム、そしてエモートなども追加されています。プレイしていくうちにどんどんアイテムが増えていくので、ミミズのアバターに自分だけの個性を加えてみてください。
『Worms Rumble』では、まだまだ多くのことを計画していて、リリースはその計画の一部でしかありません。これまでに取り組んできたことや、どのように変化を取り入れているのか、そして今年後半にリリースされる『Worms Rumble』に期待できることを、皆さんにもっと詳しくお見せできるのが待ち遠しいです。
またアリーナでお会いしましょう!
※本記事で紹介しているトレーラーは英語版となります。
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