ラクーンシティを舞台に、ジルの壮絶な脱出劇が描かれるキャンペーンモードと、新機軸のオンライン対戦サバイバルホラー『バイオハザード レジスタンス』(以下『レジスタンス』)の2作が楽しめる『バイオハザード RE:3』。特集第3回目となる今回は、『レジスタンス』にスポットを当て、その魅力を掘り下げていく。
前回までの特集記事はこちら
“策略”と”協力”、非対称で対戦するサバイバルホラーとは?
『レジスタンス』のバトルは、アンブレラの幹部や手先(マスターマインド)が、秘密裏に拉致してきた若者(サバイバー)を極限の状況下に置き、”恐怖”への対処や行動をモニタリングするという設定のもと、1人対4人という非対称の状況で展開。
シリーズの正史に組み込まれる物語ではない、一種の”お祭りゲーム”という側面もあるため、さまざまキャラクターやクリーチャーの競演も楽しむことができる。さまざまなエッセンスが採り入れられているので「バイオハザード」の世界観が好きな方はもちろん、予備知識のない方も気軽に楽しめる内容になっている。
【ルール】
タイムカウントで勝敗が決定する
まずはマスターマインドとサバイバーのどちらかの陣営を選択。そして、それぞれの陣営で使用するキャラクターを選んでスタート。1回のバトルは3つのエリアで構成されたステージで行なわれ、開始と同時に画面上部に表示されたタイムカウントが減り始める。これがゼロになると「オーバータイム」になり、そのまま一定時間が経過するとマスターマインドの勝利。時間内に脱出できればサバイバーの勝利だ。
【マスターマインド】
策略をめぐらし、サバイバーの脱出を阻止せよ!
マスターマインドは、サバイバーを攻撃することでタイムカウントを減らすことができる。あちこちに設置された監視カメラを切り替えながらプレイし、クリーチャーや罠を設置してサバイバーの進行を妨害し、脱出を阻止するのが目的だ。キャラクターごとに特徴のほか、最強の手札となるアルティメットスキルも異なるので、それぞれの違いを把握しておこう。
ダニエル・ファブロン
スペンサー直々の命でアレックスの研究に協力する、裏仕事を請け負う”片付け屋”。クリーチャーのコントロールに長けており、スレイブ化(配置したゾンビなどを操作)した個体の戦闘能力が強化される。アルティメットスキルは、タイラント。
アネット・バーキン
アンブレラの優秀な研究者。その実績がアレックスの目に留まり、実験に参加することになった。研究で培った専門知識を活かし、ほかのマスターマインドよりもクリーチャーの強化や効率的運用に優れる。アルティメットスキルは、G-バーキン。
アレックス・ウェスカー
実験の責任者。後援者であるスペンサー卿の期待に応え、自ら実験を執り行なうだけではなく、協力者の選定も行なう。サバイバーたちの体に異変をもたらし、ジリジリ追い詰めていく戦術を得意とする。アルティメットスキルは、食虫植物のヤテベオ。
オズウェル・E・スペンサー
アンブレラの総帥。退屈しのぎで、自ら実験を執り行なう。実験には高度な技術で作成された機器を使うため、防衛システムが強化されているほか、いくつものアドバンテージが得られる。アルティメットスキルは、触れた者に大ダメージを与える分解フィールド。
【サバイバー】
仲間と協力し、罠を突破して施設からの脱出を目指せ!
使用するキャラクターは6人のサバイバーからひとりを選び、最大4人パーティでマスターマインドに挑むことになる。なお、同一のキャラクターは使用することはできない。サバイバーはクリーチャーを倒す、キーアイテムを入手するなどの行動でタイムカウントを増やし、条件を満たしてエリアを区切る扉を開け、3つのエリアの突破を目指す。なお、一定時間が経過すると、L1+R1ボタンでフィーバースキル(Fスキル)、R1ボタンでパーソナルスキル(Pスキル)が使用でき、それらを使うタイミングと協力プレイが勝利のポイントだ!
サミュエル・ジョーダン(アタッカー)
将来を嘱望されていた若きボクサー。一撃必殺の拳が武器で、銃器がなくても戦えるのが魅力だ。Fスキルは、ボクシング仕込みのワンツーパンチを放つ「鋼の拳」。Pスキルは、走りながらパンチを繰り出す「ダッシュパンチ」。
タイローン・ヘンリー(タンク)
ラクーン消防局で、消防司令補を務めていた青年。防御力の高さと強烈なキックが特徴である。Fスキルは、仲間を勇気づけてダメージを軽減する「サバイバルエール」。Pスキルは、強力なキックを放つ「突き蹴り」。
ベッカ・ウーレット(アタッカー)
大自然の牧場で育った自然保護官の女性。銃器の扱いに長け、射撃能力に優れる。Fスキルは、少しの間、ベッカの弾薬が無限になる「銃弾の嵐」。Pスキルは、片膝をついて狙いを定め、銃器の性能を大幅に高める「射撃体勢」。
ジャニアリー・ヴァン・サント(ハッカー)
ラクーン警察の違法事実を調査していたハッカーで、ハッキングの技量に優れる。Fスキルは監視カメラの機能を弱め、マスターマインドのカード使用コストを増加させる「EMP」。Pスキルとして、監視カメラを無力化する「オーバーロード」を備える。
ヴァレリー・ハーモン(サポート)
アンブレラ社の施設でのインターンが決まっていた化学研究者。Fスキルは、付近の一定範囲内にいる仲間を治療する「スプレーヒーリング」。Pスキルは、仲間に付近のアイテムや脅威を強調表示して知らせる「生存本能」。
マーティン・サンドイッチ(サポート)
医療設備会社に務めている技術者で、機械に強い青年。Fスキルは、強烈な光で付近のクリーチャーを一時的に行動不能にする「フラッシュバン」。Pスキルは、手製の地雷を設置して付近のクリーチャーの活動を妨害する「即席地雷」。
【体験レポート①】
マスターマインドは、開発スタッフの気分も味わえる!
マスターマインドでプレイした感触は、自分で「バイオハザード」シリーズのマップをデザインしているような感じ。しかも、タイムカウントが刻々と経過していくなかで! ただ、トラップやクリーチャーを配置する操作は、監視カメラで部屋を見ながら「使うカード選択→場所を決めて配置」と、緊迫したなかでもテキパキと手軽に行なえた。
また、わりと地味なプレイに思われがちだが、銃を搭載したカメラで直接サバイバーを撃ったり、タイラントやG-バーキンなどを操作できるので、かなり爽快! しかも、遊びごたえ十分!! 次のプレイでは、こうやってサバイバーを苦しめてやろうと考えることもしばしば。自分のなかの悪魔が目覚めていくような感覚も味わえた。
【体験レポート②】
サバイバーは、仲間たちと協力して進むのが楽しい!
サバイバーでプレイした感想は、多人数でゾンビやクリーチャーをフルボッコにできるのが爽快で、とても楽しい。基本操作は、キャンペーンモードや前作『バイオハザード RE:2』と変わらないので、マップの探索やクリーチャーとの戦いも問題なく進められるのもうれしいところ。キャラクターの特徴と、Fスキル・Pスキルの効果は覚えたほうがいいのは間違いないが、「バイオハザード」シリーズのプレイ経験があれば、予備知識がなくてもなんとかなるハズ。
なお、行動不能になっても一定時間後にリスポーンされ、何度も挑戦することが可能だが、大幅にタイムカウントが減少するので要注意。しかし、仲間に助けてもらうと逆にタイムカウントが増え、そのまま戦闘に復帰することも可能。協力プレイが勝利のポイントとなるので、その点だけは頭に入れておこう。
現在、PlayStation™Storeにて『バイオハザード レジスタンス』の体験版が配信中。マスターマインドとして、策略をめぐらしてサバイバーを追い詰める感覚。サバイバーとして、仲間と協力して苦難を乗り越える楽しさを実際に体感してほしい!
※『バイオハザード レジスタンス』オープンβテストは3月27日(金)16:00から4月2日(木)23:59まで実施予定。
▼PS4『バイオハザード RE:3』のPS Storeでの予約購入はこちらから
オンライン配信版 ¥7,800
BIOHAZARD RE:3 Z Version(新しいウィンドウで開く)
オンライン配信版 ¥7,800
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バイオハザード RE:3
・発売元:カプコン
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:サバイバルホラー
・発売日:2020年4月3日(金)予定
・価格:
通常Ver.
パッケージ版 通常版 希望小売価格 7,800円+税
パッケージ版 コレクターズ エディション 希望小売価格 24,800円+税
ダウンロード版 通常版 販売価格 7,800円(税込)
Z Version
パッケージ版 通常版 希望小売価格 7,800円+税
パッケージ版 コレクターズ エディション 希望小売価格 24,800円+税
ダウンロード版 通常版 販売価格 7,800円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:
通常Ver.:D(17才以上対象)
Z Version:Z(18才以上のみ対象)
※Z Versionご購入の際のご注意
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