【PS VR】あらゆるモノを投げつけてゾンビを撃退せよ! VRアクション『Throw Anything』プレイレビュー!

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【PS VR】あらゆるモノを投げつけてゾンビを撃退せよ! VRアクション『Throw Anything』プレイレビュー!

好評配信中のPlayStation®VR専用タイトル『Throw Anything』は、群がるゾンビに立ち向かうVRアクションゲーム。プレイヤーは建物の高層階で孤立した秘密要員となり、建物の外壁をよじ登ってくるゾンビたちに物を投げつけたり銃で攻撃したりして撃退することになる。悪の科学者が差し向けるゾンビの群れから、プレイヤーは生き残ることができるのだろうか?

2本のPlayStation®Move モーションコントローラーで操作する本作は、物を拾う、物を投げる、銃を撃つ、リロードするといった動作を実際に行なうことになるため大忙し! 汗だくになりながら体験したプレイレビューをお届けしよう。

【プレイレビュー】
コミカルなゾンビ軍団が相手のドタバタバトルに大興奮!

“VR空間でゾンビに立ち向かうゲーム”と聞くと「怖いゲームなの?」と思う人がいるかもしれないが、ゲーム画面やトレーラーを見ればわかるように、本作の雰囲気は明るいうえにとてもコミカル! 暗闇から迫るゾンビに怯えることもなければ、物陰や曲がり角なんかを警戒する必要もない。ステージにもよるが、白昼堂々と襲いかかってくるコミカルなゾンビたちをVR空間で相手取るというのは、なんだか新鮮に感じた。

プレイヤーがいる場所はステージによってシチュエーションは違っても、”建物の高層階にある一室”という設定は共通。プレイヤーの正面には建物の外が一望できる窓やテラスがあり、そこから下をのぞくと外壁をジワジワとよじ登ってくるゾンビたちが見えるといった具合だ。

ステージごとに決められた数のゾンビを撃退するとミッション成功。室内にゾンビの侵入を許し、プレイヤーが攻撃されるとミッション失敗となる。左右や後ろを向いて室内を見渡せば、机や椅子といった投げられる家具はもちろん、銃やバットといった武器などがある場合があるので、それらを上手に使ってゾンビを撃退しよう!

……なんてことはまさに”言うは易く行うは難し”で、見た目はコミカルでも歯ごたえは十分。ゾンビたちの侵攻に右往左往し、投げられる物を用意するために四苦八苦するドタバタバトルを満喫できた。

直感的な操作と便利なシステムが、運動不足の身に優しい!?

操作について紹介すると、左右の手に持ったPS MoveのTボタン(トリガー)を引くことで、PS Moveを向けている方向にポインターを照射。ポインターが触れた物体を引き寄せることができる。その際にTボタンを引き続けていると引き寄せた物をつかみ、Tボタンを放すとつかんだ物をその場に落とせる。PS Moveを振りながらTボタンを放すと、つかんでいた物を投げることができるわけだ。

銃をつかんだ場合はTボタンを引くと弾を発射し、Moveボタンを押すと手放すことができる。銃をつかんでいない方のPS Moveでマガジンをつかみ、銃に近づけるとリロード。こういった操作は直感的に行なうことができ、没入感のアップに一役買っていた。ステージ開始前のロビーやトレーニングルームで操作は練習できるので、ぜひ慣れておきたいところ。

後方の室内を見渡して物や銃をつかみ、正面の窓側を向いてゾンビを攻撃する──この繰り返しが本作の流れだ。正面から後方へ、後方から正面へと振り向く操作は、○×△□ボタンのいずれかを押すことで可能。もちろん実際に身体を動かして振り向いてもOKとはいえ、運動不足で疲れやすい自分にとってはボタン操作で手軽に振り向けるのはとてもうれしい

ただ攻撃しているだけではダメ! 物や弾を効率よく使う戦略性が熱い!

『Throw Anything』というタイトルの通り、さまざまな物を投げられる本作。部屋にあるものをそのまま投げるだけでなく、ひと工夫できるのも面白いところだ。例えば、室内にある大きな机や棚などに何かをぶつけると、それらを破壊可能。壊れた机や棚は破片ごとにつかんで投げることができる。重くてつかめない物も壊せばつかめるようになる場合があり、攻撃の手数が増えるというわけだ。

ただし、小さく軽い物よりも大きくて重い物の方がゾンビに与えられるダメージは大きいので、使い分けはとても重要。ゾンビがまだ下の方にいる場合は小さい物を投げてチクチクと攻撃するのもアリだが、かなり上の方まで来てしまった場合は大きい物で攻撃した方がいいだろう。大きい物は一投で多数のゾンビを巻き込むこともでき、落ち物パズルゲームの連鎖のようで気持ちいい。

また、室内にプレイヤー以外の住人がいるステージがあり、彼らを投げることもできたのはビックリ! 住人は投げてもまた戻ってきてくれるため、「これはいい武器だ!」と調子に乗って繰り返し投擲。すると、その住人がゾンビとなって外壁をよじ登ってきたから、さらにビックリ!!(笑)

銃はとても強力で便利な武器だが、用意されている弾は少なめ。よく狙って撃つのはもちろん、本当にピンチの際まで取っておく、といった戦略も必要になる。もちろん投げられる物の数にも限りがあるため、適当に投げるなんてのはもってのほか。何も考えずにポイポイと物を投げて、銃をガンガンとブッ放していたところ、物も弾も底をついて詰んでしまったことがあった。

しかし、室内にあるオブジェを利用して物を加工することも可能。野菜や果物は小さくて軽いものの、冷蔵庫で凍らせると硬くなり攻撃力がアップ! たいまつで爆弾に火をつけて爆発させ、ゾンビを一掃したり、ゾンビが歩いている足場を破壊したりすることもできる。各ステージに用意されているさまざまな仕掛けを探すのが楽しく、それがうまくいったときのうれしさは格別だ。

下方の敵を見下ろしながら戦う、VRならではのゲーム性

建物の高層階から下方の敵を撃退するというシチュエーションも、本作の大きなポイントのひとつ。実際に下を向いて敵を確認するという動作は、VRならではの感覚でとても新鮮。とはいえ下ばかりを見ていればいいわけではなく、上空から鳥のゾンビが襲いかかってくるステージもあるため気が抜けない。

投げられる物を必死に探していたらゾンビがかなり上まで来ていて、慌てて手近な物を投げざるを得ないことも……。前後左右、さらには上下を確認しないといけないのでかなり忙しいものの、そのドタバタ感がやみつきになる。ステージ後半に登場するボスの姿を確認し、その巨体がジワジワと迫ってくるときのプレッシャーといったら!

力及ばずミッション攻略に失敗した際はもちろん、戦略を練りながら仕掛けを探すことに頭を使い、必死に身体を動かしてステージをクリアした際も汗だくに。走り回るわけではないけれど、これは運動不足の解消に役立つかも? 今回はひとりでプレイしていたが、右往左往しながら遊んでいる人の姿を見るというのも楽しそう。

最初にお伝えした通り、本作は見た目はコミカルでも歯ごたえは十分。難易度はノーマルを選択したものの後半のステージはかなり手強く、今回の挑戦ではクリアすることができなかった。イージーでやり直す? いやいや、身体を鍛えてリベンジするしか!(笑)

▼PS4『Throw Anything』のPS Storeでの購入はこちらから

Throw Anything(新しいウィンドウで開く)

オンライン配信版 ¥1,950

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Throw Anything

・発売元:Visual Light Co., Ltd.
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:VRアクション
・配信日:好評配信中
・価格:ダウンロード版 販売価格 1,950円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:B(12才以上対象)

※ダウンロード専用タイトル
※PlayStation VR専用
※PlayStation®Move モーションコントローラー専用(2本必要)

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『Throw Anything』ソフトウェアカタログはこちら

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