アクションRPG「イース」シリーズは1987年に第1作が発売されて以来、幅広い層から高い評価を受け続ける日本ファルコムの代表作。”イースアクション”と呼ばれるシンプル操作で爽快かつスピーディーなアクション、男女年齢を問わず楽しめる明快でドラマチックな物語、そして”イースノリ”という言葉も生み出した独特の”イースサウンド”が特徴だ。
2017年に初めてPlayStation®4で発売され、「PlayStation® Awards 2017 ユーザーズチョイス賞」を受賞するなど、日本のみならず世界各国のユーザーからも高い評価を受けた『イースVIII -Lacrimosa of DANA-(イースエイト ラクリモサ・オブ・ダーナ)』から2年──。
待望のシリーズ完全新作となるPS4用ソフトウェア『イースIX -Monstrum NOX-(イースナイン モンストルム・ノクス)』が本日9月26日(木)ついに発売を迎えた。
『イースVIII』の開発スタッフが手掛けた新たな「イース」の物語、その概要をあらためて紹介していこう。
【WORLD】
エステリア北東、グリア・エルトリンゲン地方に位置するバルドゥーク。《監獄都市》と呼ばれる巨大な街を舞台に、《異能(ギフト)》に目覚めた《怪人(モンストルム)》たちと監獄に隠された謎を巡る、新たな物語が幕を開ける。
街に出没する《怪人》とはいったい何者なのか? 《監獄都市》に隠された秘密とは? そして、あの赤毛の冒険家アドル・クリスティンは……?
プロローグ
自分ではない何者かになる。そんな夢を見たことがあるだろうか?
その夢の中で私は考える。これは自分なのか、自分ではないのか。
夢が現実なのか、現実が夢なのか? 私が辿り着いた答えはひどく単純だ。
『どちらでもいいではないか』
どちらが真実なのか──ではない。どちらも真実なのだ。
『バルドゥークの檻』本文より〜
キーワード
《監獄都市》バルドゥーク
エステリア北東の半島に位置するロムン帝国の属州、グリア・エルトリンゲンの主要都市のひとつ。街中に巨大な監獄があることから《監獄都市》とも呼ばれている。監獄を中心に城壁や堀が張り巡らされ、城塞都市時代の名残も見られる。
この地方ではバルドゥークが交通の要衝でもあるため、旅人や商品を対象とする宿屋、酒場、交易所などが軒を連ね、近年においては劇場、公衆浴場といった大衆向け施設も充実しつつある。
最近、街中では《怪人》と呼ばれる者たちが騒ぎを起こしており、住人たちの噂の的となっているようだ。
怪人(モンストルム)
超常的な力を持つ、神出鬼没の奇怪な人物たち。統率は取れていないらしく、貧しい人々を助ける者もいれば、辻斬りを働く無法者もいるなど、その実態はつかめていない。
不思議な力と妙な出で立ちから《怪人》と呼ばれ、バルドゥークの住人に恐れられているようだが……。
バルドゥーク監獄
街の最奥に位置する、ロムン帝国最大の監獄施設。元々は国境を守る要塞だったが、現在は大きく改築されて監獄として利用されている。入口は正面の跳ね橋ひとつだけで、周囲を峻険な岩壁と深い堀に囲まれていることから脱獄は不可能と言われている。
かつてはロムン帝国を批判する人々を政治犯として収容したことから、監獄に対する住人たちの心証はあまり良くないようだ。
星刻教会
エレシア大陸全土において布教活動を行なっている巨大宗教組織で、ロムン帝国の国教に指定されている。他の地域同様、バルドゥーク住人たちの信仰も篤く、休日の大聖堂には多くの人々が集い、ミサが行なわれている。
星刻騎士団
エレシア各地に存在する、星刻教会の数少ない騎士修道会の一派。グリア地方では近年、シャトラールが騎士修道会を立ち上げ、元要塞であるバルドゥーク監獄を本拠地としている。
教会に対して半分押しかけのように設立を認めさせた経緯を持つが、現在はロムン帝国の総督府と上手く折り合いをつけ、バルドゥークの治安維持に力を貸している。
【CHARACTERS】
アドル・クリスティン
CV:梶 裕貴
本作の主人公。後の世に百余冊に及ぶ冒険日誌を残したとされる、希代の冒険家。
アトラス洋で発生したロムン艦隊消失事件の重要参考人として手配されており、旅先の監獄都市バルドゥークでロムン兵に身柄を拘束されてしまう。
監獄からの脱獄を試みたアドルだったがその最中、銃を手にした謎の女性に出会ったことで《監獄都市》と《怪人》にまつわる奇妙な事件に巻き込まれていくことになる。
アドルといえば、燃えるような赤毛がトレードマークのはずだが?
「へへっ。お前さん、やっぱり筋金入りの冒険中毒者だよ」
ドギ
CV:三宅 健太
相棒として、アドルの冒険を支える力自慢の風来坊。巨体から繰り出される拳は、強固な岩壁すら打ち砕くほど。
長年アドルの冒険に付き合わされているだけあり、人知を超えた事件や不思議な出来事にも冷静に対応できる。
アルタゴでの冒険を終えた後、ロムン帝国の属領であるグリア・エルトリンゲン地方へ到着したが、アドルとともに旅先でロムン兵に見つかってしまう。
「ロムン帝国の圧政に苦しむ皆さん! これはボクからの贈り物だよっ!!」
怪人《白猫》
CV:小松 未可子
富裕層から金品を盗み、貧民街で暮らす貧しい人々に分け与える義賊として、監獄都市バルドゥークで活動している《怪人》。
住民たちとも頻繁にコミュニケーションを取っているらしく、身軽で派手なパフォーマンスを街中で披露することも。
猫のようにしなやかな体躯を活かした、スピーディーな打撃攻撃を得意としている。
「剣は人を斬るために在るし、力ってのは破壊のために有るモンだろ?」
怪人《鷹》
CV:石川 界人
“天誅”と称して、街中で辻斬りを働く《怪人》。
酒癖が悪いだけでなく、このうえなく粗暴な戦闘狂で売られた喧嘩を買うどころか自ら騒ぎを起こすことも。
バルドゥークに出現する《怪人》たちの中で最も協調性に欠け、他の《怪人》も彼の振る舞いには手を焼いているという。
「”感情”はございません。私、人形ですから。」
怪人《人形》
CV:鈴木 愛奈
一流の職人が手掛けた、美しい人形のような風貌を持つ《怪人》で、人間には捉えることのできない”不可視”の物体を認識する《異能》を持つ。
その出自については全くの不明であり、バルドゥークの《怪人》たちの中でも特に謎が多く、戦闘では人間には不可能と思われる奇怪な動きで立ち回る。
何らかの目的で、冒険家アドルとの接触を図るが……?
「はい! よいしょぉっ!!」
怪人《猛牛》
CV:佐倉 綾音
純粋な”力”の能力に秀でた《怪人》で、巨大な戦鎚を振りかざした豪快な戦いを得意とする。
《白猫》や《鷹》のように犯罪に手を染めることもなく、《怪人》たちで言い争いになると間に入って場を取り持つなど、かなりの良識派。
血縁者が《監獄都市》で暮らしているという噂もあるが、真実は定かではない。
「ただ呼び出されては戦う……そんな傀儡のような存在さ」
怪人《背教者》
CV:下野 紘
ボロボロの法衣を着崩したような奇抜な恰好をしていることから、《背教者》と名付けられている《怪人》。
厭世的な気質が強く、人前で姿を見せる機会も少ないため、実際に彼の姿を見たというバルドゥークの住民はほとんどいない。
グリア地方や監獄都市バルドゥークの歴史について、何らかの知識を有しているようだが……。
「集え、怪人(モンストルム)たちよ! この忌まわしき夜の宴に!!」
アプリリス
CV:道井 悠
監獄都市バルドゥークでアドルが出会った、強い意志を宿した瞳と義手義足が印象的なフード姿の女性。
年は若いが、冷徹とも取れる態度、他者を圧倒するような威厳を持ち合わせている。
度々《怪人》たちの前に姿を現し、助言めいた言葉を残すなど、彼女の存在と行動の多くが謎に包まれている。その身体は常に傷つき、疲弊しているようにも見えるが……。
怪人《赤の王》
CV:梶裕貴
《異能》に目覚めた6人目の《怪人》。
謎に包まれた存在だが、アドルを思わせるその赤毛の姿は……?
【SYSTEM】
多彩なスキル攻撃、フリーダッシュ&ジャンプによるスピーディーなアクション、巨大ボスとの手に汗握るバトルといった「イース」シリーズの長所を活かしつつ、《怪人》の特殊能力で縦横無尽なフィールド探索を可能とする「異能アクション」や《怪人》たちの総力戦「グリムワルドの夜」など、『イースIX』では舞台設定と密接にリンクした数々の新規要素を導入!
スキル攻撃
SP(スキルポイント)を一定量消費することで、各キャラ固有の技「スキル攻撃」を発動できる。SPは通常攻撃ヒット時に回復するほか、高速で自動回復するため、減少を気にすることなく、派手なスキル攻撃を次々と繰り出せる。
異能アクション
《怪人》が持つ超常的な力《異能》を発動させることができる、『イースIX』独自のアクション要素。街中、フィールド、ダンジョンなど、あらゆる場所で発動できるうえ、バトルだけでなく、ダンジョンのギミック解除や街中での探索に役立つことも! バルドゥークに出現する《怪人》たちの協力を得ることで、発動可能な「異能アクション」の種類も増えていく。
王者の道 (クリムゾンライン)
左手から放たれる赤黒い軌跡とともに、離れた場所へ一瞬で移動する《異能》。身体そのものを影のように変化させて移動するため、岩石や分厚い鉄壁のような障害物さえも突破してしまう。クリムゾンラインの直線上に敵がいる場合は相手を弾き飛ばし、ダメージを与えるといった効果も併せ持つ。
ブースト&EXTRAスキル
さらに「ブースト」発動中、再度R1+L1ボタンを押すと、各キャラクター固有の一撃必殺技である「EXTRAスキル」が発動! 超威力・超広範囲攻撃など、すさまじい能力を秘めているものの、使用後は「ブースト」が切れてしまうため、使うタイミングが重要になる。
グリムワルドの夜
「グリムワルドの夜」は、《怪人》全員が戦闘に参加する総力戦。パーティメンバー以外の《怪人》も加わり、独自の判断で「ラルヴァ」と戦いを繰り広げる。
協力者たち
メインストーリーや各種クエストを通してバルドゥークの住民たちと関わっていくことで、アドルの協力者としてバルドゥーク市内での活動に力を貸してくれるようになる。
市内の探索が便利になるだけでなく、キャラクターの強化や特殊アイテムの入手に関わってくる住民もいる。中には、《怪人》の《異能》を駆使しないと出会えない住民も? クエストをこなして、バルドゥークの住民たちと積極的に関わっていこう。
やり込み要素
パッケージ版は豪華アイテムを同梱した『数量限定コレクターズBOX』も発売中!
パッケージ版では通常版のほか、特製仕様の豪華アイテムを同梱した『数量限定コレクターズBOX』も同時発売されている。この限定版でしか手に入らない貴重なアイテムもあるので、購入はお早めに!
『数量限定コレクターズBOX』同梱アイテム
①PS4『イースIX -Monstrum NOX-』製品パッケージ
②書き下ろし小説「イースIX前日譚 〜亡失の竜剣〜」
アルタゴ公国での冒険を終えたアドル・クリスティンと相棒ドギが『イースIX』の舞台《監獄都市》へと向かうまでの物語を、100ページ超の書き下ろし小説として制作! エレシア大陸を北へと進む道中、ある鍛冶師を助けたことをきっかけに、アドルたちは秘石の力を宿した宝剣「カリオシリオン」を巡る事件に巻き込まれていくことに……。
③バルドゥーク怪人手配書(7枚セット)
ゲーム内に登場する《怪人》たちの手配書を、質感までこだわったコレクターズBOX限定アイテムとしてグッズ化! 《怪人》や指名手配犯アドルに関する情報が記載されており、攻略アイテムとしても利用することが可能。
④イースIX オリジナルサウンドトラックミニ CODE:BLACK
劇中使用曲から『イースIX』の世界観を表現した個性豊かなBGMを厳選し、BLACKジャケット仕様のサウンドトラックに収録! トールケース仕様のため、初回特典の「イースⅨ オリジナルサウンドトラックミニ CODE:RED」のディスクも収納可能。
※デザインは仮のものです。
通常版/『数量限定コレクターズBOX』初回特典
イースIX オリジナルサウンドトラックミニ CODE:RED
パッケージ版の通常版と『数量限定コレクターズBOX』共通の初回特典は、「イースIX オリジナルサウンドトラックミニ CODE:RED」。劇中の戦闘曲を中心に熱い”イースサウンド”をセレクトし、REDジャケット仕様のサウンドトラックに収録!
※収録曲は『数量限定コレクターズBOX』に同梱される「CODE:BLACK」と異なります。
▼PS4『イースIX -Monstrum NOX-』のPS Storeでの購入はこちらから
イースIX -Monstrum NOX-(新しいウィンドウで開く)
オンライン配信版 ¥7,741
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イースIX -Monstrum NOX- (イースナイン モンストルム・ノクス)
・発売元:日本ファルコム
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:アクションRPG
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 通常版 希望小売価格 7,800円+税
パッケージ版 数量限定コレクターズBOX 希望小売価格 9,800円+税
ダウンロード版 通常版 販売価格 7,600円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:B(12才以上対象)
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『イースIX -Monstrum NOX-』公式サイトはこちら
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