【TGS2019セッションレポート】狩るか狩られるか!? PS4『Predator: Hunting Grounds(仮)』を開発者が語る!

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【TGS2019セッションレポート】狩るか狩られるか!? PS4『Predator: Hunting Grounds(仮)』を開発者が語る!

2020年に日本国内で発売が決定したPlayStation®4用ソフトウェア『Predator: Hunting Grounds(仮)』。本作は、1体のプレデターと4人のエリート兵士の陣営にプレイヤーが分かれて戦う、オンライン専用の非対称型対戦シューティングゲームだ。

『Predator: Hunting Grounds(仮)』Gameplay Trailerはこちら
※本作品は暴力等、過激な表現を含んでおります。ご了承のうえご覧ください。

千葉・幕張メッセにて開催中の「東京ゲームショウ2019」初日となる9月12日(木)には、本作のメディアセッションが行なわれ、開発を手がけるゲームスタジオ「IllFonic」のスタッフが登壇。本作の概要やその魅力を熱く語った。また、本作を試遊することもできたので、プレイインプレッションもお届けしよう。

右:IllFonic, LLC チーフ・エグゼクティブ・オフィサー(CEO)
  チャールズ・ブランガード氏

左:IllFonic, LLC チーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)
  ジャレッド・ゲリッツェン氏

人類とプレデターのオンラインバトル! それぞれの陣営で異なる、勝利条件や立ち回りのポイントとは?

ジャレッド氏は、まず『Predator: Hunting Grounds(仮)』の概要を説明。本作は映画「Predator(プレデター)」の世界をモチーフにした非対称型対戦シューティングゲームで、プレイヤーは1体のプレデターと、4人のエリート兵士からなる「ファイアチーム」とで争うことになる。オンライン対戦に特化しており、ストーリーモードのようなものを実装する予定はないそうだ。

それぞれの陣営でプレイヤーの視点が異なり、ファイアチームは一人称視点のFPS、プレデターは三人称視点のTPSでゲームが進行する。目指したテーマはズバリ、”狩るか狩られるか!?”。

ファイアチーム側のポイント

対戦がスタートするとファイアチームにはミッションが与えられ、潜入区域を選択して戦場に突入。さまざまな目標を達成するために、チームメンバーと協力しながら進んでいくことになる。その最中にプレデターが襲いかかってくるというわけだ。

なお、ミッション中にはプレデター以外にも、コンピューターが操作する敵兵が出現。プレデターに狩られずにミッションを達成してヘリコプターで戦場を離脱するか、ミッション中にプレデターを倒すことができれば、ファイアチームの勝利となる。

ファイアチームのメンバーは、プレデターの位置や弾薬の入ったBOXなど、有力な情報をシグナルで仲間に知らせることも可能。プレデターは赤外線の「ビジョン」でファイアチームを補足できるが、地面にある泥を身体に塗ることで、それを防ぐことができる。ただし、移動したり銃を撃ったりしていると、次第に泥が落ちていくそうだ。

また、プレデターや敵兵にやられてしまっても、死んでしまう前なら蘇生が可能。もし死んでしまったとしても、生き残っている仲間が「増援ポイント」へ行くことで、増援という形で復活できるという。

プレデター側のポイント

プレデターの勝利条件は、ファイアチームのメンバーを1人残らず狩ること。木などの高低差を利用できる身体能力や、地球外の技術による超兵器など、プレデターは強大な力を持っているものの、ファイアチームのメンバーに囲まれるとひとたまりもない。戦況を見極めながら立ち回る必要があると、チャールズ氏は語った。

映画でおなじみの赤外線「ビジョン」や、敵から見えにくくなる「光学迷彩」などはもちろん使用可能。攻撃を受けて瀕死となった際は、「セコンド・ウィンド」という能力で生き長らえることができる。その状態では一切攻撃できないが、その場から逃げることはできるそうだ。

使用できる武器は、遠距離攻撃に便利な「プラズマキャノン」と、かぎ爪のような近接武装「リスト・ブレイド」。そして、「もう打つ手がない」という状況に追い込まれた際は、最後の手段として自爆ができるという。広範囲にわたって大爆発を引き起こすので、大逆転のチャンスかも? また、ダウンさせたファイアチームのそばへ行くことで、その頭蓋骨を引きずり出すことができる。「ぜひ戦利品として持ち帰ってください(笑)」と、チャールズ氏は会場の笑いを誘った。

スタッフへの質疑応答で、さらなる情報も明らかに!

メディアセッションの最後には、チャールズ氏とジャレッド氏への質疑応答の時間が設けられた。各メディアがぶつけたさまざまな質問とその回答を、まとめて紹介していこう。

──「プレデター」を題材に選んだ理由は?

『フライデー・ザ・13th:ザ・ゲーム』の開発後に次の作品について考えていた際に、チームのメンバーから「プレデター」のゲームをつくりたいという声があがりました。メンバーはみんな映画「プレデター」の大ファンなので、ぜひやろうということになりました。

──舞台がジャングルなのは、初代「プレデター」を彷彿とさせます。ゲーム中の年代はどれくらいを想定していますか?

1987年公開の初代をベースにしていますが、ゲームの年代は現在から10年後くらいを想定しています。また、映画だけでなくコミックなどの派生作品から採用しているアイデアもあります。

──映画「プレデター2」のような、市街地のようなステージは登場しますか?

基本的にはジャングルで、そのバリエーションを増やす予定です。

──非対称型の対戦シューティングにした理由は?

プレデターが、大変強力なキャラクターだということを演出するためです。

──プレデター側とファイアチーム側へ、プレイヤーはどのように振り分けられるのでしょうか?

マッチングに参加する際に、プレデター側とファイアチーム側とを選択できます。「どちらでもいい」という形で参加することもできます。

──ファイアチームは一人称視点、プレデターは三人称視点とのことですが、それぞれで異なる理由は?

プレデターは木の上を駆け回り周囲を見渡す必要があるので、三人称視点の方が適しているという判断です。ファイアチームが一人称視点なのは、そうすることで背後が見えにくくなり、戦場のリアルさとより強い恐怖を体験できると考えました。

──プレデターの武器は、プラズマキャノンとリスト・ブレイド以外にも登場しますか?

映画でプレデターが使っていた武器は、追加を予定しています。

──プレデターは自爆できるそうですが、成功した場合は引き分けになるのでしょうか。それともプレデター側の勝利となるのでしょうか?

勝ちも負けもない終わり方となります。キルした人数によってポイントがたくさんもらえるので、最後の手段としてファイアチームを全滅させたいときに使えます。

──ファイアチーム側の武器や外見のカスタマイズできますか?

可能です。今後紹介していくので、ご期待ください。

──対戦には制限時間がありますが、タイムアップ時はどちらの勝ちとなりますか?

タイムアップも、勝ち負けのない終わり方となります。対戦中のキル数や、プレデターに与えたダメージ量などの、細かい活躍がポイントとして換算され、獲得できます。

──獲得したポイントの使い道は?

武器やスキン、アイテムなどをアンロックできる予定です。

──本作の発売を楽しみにしている日本のユーザーに向けて、メッセージをお願いします。

アメリカとドイツでデモをお見せしたときと同様の盛り上がりを、この「東京ゲームショウ2019」でも見せていただきました。ぜひ日本の皆さまにも、興奮してプレイしていただけるとうれしいです。

見えない敵から襲われるスリルと、プレデターの圧倒的な力を体験!【プレイインプレッション】

メディア向けに行なわれた試遊では、ファイアチーム側とプレデター側、それぞれの対戦を体験することができた。まずは、ファイアチームの1人となり、ミッションの達成と、あわよくばプレデターの討伐にチャレンジ!

与えられたミッションはジャングルの奥地にある軍事施設への突入で、ハッキングや破壊工作といった目的が指示される。視界の悪いジャングルを進んでいるとやはり気になるのが、プレデターの存在だ。どうしても木の上が気になるし、光学迷彩で近づいてきてはいないかと、つい目をこらしてしまう……。

プレデターとのファーストコンタクトは、ハッキングの真っ最中! 背後から何か赤い光が迫ってきたと思ったら、すぐ近くで大爆発が。これはまさしく、プレデターがプラズマキャノンを使う際に発するレーザー照準! 運良く初弾は外れたようだが、赤い光が執拗に迫ってくるのが恐ろしい。

仲間に知らせて協力し、なんとか一時は撃退したものの、やはりハッキングや破壊工作の最中は足が止まってしまうため狙われやすいようだ。次々と仲間が倒され、「これはヤバイ!」と蘇生に向かったところで木の上から放たれたプラズマキャノンをくらい、ファイアチームは全滅……。仲間との連携がとても大切だと思い知らされた一戦となった。

使ってみて初めてわかる苦労。プレデターもラクじゃない!?

続いて、今度はプレデター側で挑戦。目的はファイアチームを殲滅するだけと、シンプルなのがやりやすい。しかも、プレデターの強大な力を目にしたばかりということもあり、「まあ楽勝だろう」と気楽な気持ちで戦場へ赴いた。そして、それが大きな間違いだったとすぐに気づく。

赤外線のビジョンを駆使してファイアチームを見つけ出し、光学迷彩で姿を消してこっそり接近。リスト・ブレイドで串刺しにしようとしたところで光学迷彩のエネルギーが切れ、周囲から激しい銃撃が! あまりにも激しい攻撃に驚いて周囲をよく見たところ、NPCの敵兵までもがプレデターを狙っているではないか。

一目散に逃げ出し、安全なところでライフを回復。攻撃を受けたプレデターは緑の血を流し、移動するたびにフィールドへ血が付着して逃げた場所への目印となってしまうそうだ。今回は追ってくる相手はいなかったので助かったが、プレデターといえども不用意な接近戦は本当に危険だと実感した。

この反省を踏まえて、今度はプラズマキャノンで遠距離からの攻撃に専念している。最初のうちはなかなか当たらなかったが、やはりファイアチームのメンバーがハッキングなどを行なっている最中が狙いやすい。ファイアチームでもプレイしてミッションの内容を覚えておくと、さらに有利に戦えそうだ。

プレデターの操作にも慣れてきて連続キルを達成したところで、対戦自体は続いていたものの試遊時間が終了。プレデターの強大な力と、それを駆使する面白さ、そして難しさを存分に味わうことができた。またプレイする機会があれば、映画のように華麗な動きでプレデターを操ってみたい!

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Predator: Hunting Grounds(仮)

・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:シューティング / アクション
・発売日:2020年予定
・価格:未定
・プレイ人数:未定
・CERO:審査予定

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『Predator: Hunting Grounds(仮)』公式サイトはこちら

© Sony Interactive Entertainment LLC. Developed by IllFonic, LLC.
PREDATOR TM & © TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.

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