PS VRのヒット作、『ライアン・マークス　リベンジミッション』が国内5月30日に発売

◆2019年3月26日(火)　一部内容を日本国内向けに更新いたしました。

「ロンドンハイスト｣を手掛けたSIE London Studioが究極のVRアクション『ライアン・マークス　リベンジミッション』制作について語る

by London Studioシニアプリンシパルデザイナー　サイモン・ハーミテイジ

PlayStation®VR専用タイトル『ライアン・マークス　リベンジミッション』を今年5月30日(木)に発売することを発表できて大変うれしく思います。

本作はアクション満載の一人称シューティングゲームであり、危険に満ちたロンドンの暗黒街が舞台となっています。PS VRの機能を最大限活かして、息もつかせぬアクションをお楽しみいただけます。

原点

私達はPS VRのためにSIE ワールドワイド・スタジオで最も早くゲーム開発を始めたチームで、今回の『ライアン・マークス　リベンジミッション』もその時に開発を開始した『PlayStation®VR WORLDS』が元になっています。『PlayStation®VR WORLDS』では｢オーシャンディセント｣という深海を探検するゲームから、｢デンジャーボール｣といった近未来的なスポーツゲームなど、多種多様でユニークな体験ができるゲームがたくさん揃っています。

中でも｢ロンドンハイスト｣ファンの間で一番人気がありました。自分がギャングスター映画の主人公になれるというアイディアが受け入れられたのだと思います。ゲームを起動して強面のギャングが目の前に現れた瞬間からプレイヤーはロンドンの暗黒街でスリルに満ちた戦いを体験することになりました。

PS VRは従来のビデオゲームとは全く異なる体験をプレイヤーに提供する機会を私達に与えてくれました。単純にキャラクターを操作するだけでなく、キャラクターになりきってアクションのど真ん中に飛び込む体験が作れるようになりました。クリエイターにとっても、プレイヤーにとっても、ゲームプレイの概念が変わる体験だったと思います。

私たちはこの『ライアン・マークスリベンジミッション』で、｢ロンドンハイスト｣で実現した没入感を軸に、タイトルを次のレベルまで進化させることを目標にしました。そのゲームの舞台としてロンドン以上にふさわしい場所はないと思いました。

究極のアクションヒーロー体験

今作の目標は｢ロンドンハイスト｣で学んだことを活かして究極のPS VRタイトルを作り出すことです。一人称視点でワイルドなアクションヒーロー体験をプレイヤーの皆さんにお届けします。

今作ではジェットコースター並みに刺激的な展開が満載です。ロンドンのきらびやかなカジノに潜入したり、両手にオートライフルを構えながら崩れ落ちる建物から飛び出したり、装甲車から銃撃戦を繰り広げたり、また、大胆な救出ミッションで立ちはだかる大勢の敵と戦い抜いたりします。

アクションゲームとしての大作感を目指すために、私達は｢ロード・オブ・ザ・リング｣、｢コンタクト｣と｢フォレスト・ガンプ/一期一会｣などの作品を手掛けたハリウッドプロデューサー兼ディレクターのリック・ポラスと協力して、モーションキャプチャを撮り、｢エンド・オブ・キングダム｣、｢バイオハザード｣などにも出演したコリン・サーモンなどの有名俳優をキャストに加えました。

VRアクションの追求

今作では、かつてないほどにインタラクションとアクションの質を上げました。｢ロンドンハイスト｣の場合、キャラクターの動ける範囲は制限されていましたが、今作では戦況を見て有利な位置に移動したり、あたりを調べることで新しい武器、弾薬、収集品を手に入れることができます。

プレイヤーが銃とツールを直感的に扱えるようにジェスチャーを使った操作方法を追求しました。腰を見ると両側には拳銃が二丁、肩を見ればコンバットショットガンやアサルトライフルなどの装備を確認できます。武器の切り替えはホルスターに手を伸ばしてつかむだけのシンプルな動作で行うことができます。

また、今作の中でも特に音楽チームはとても良い仕事をしたと思います。ゲーム内の音楽は独特のスタイルにしたかったので、アクション映画とロンドンの現代のスタイル両方を反映させたものにしました。才能あるグライム(イギリス発祥のラップ音楽)アーティストと協力した楽曲の他、素晴らしいフルオーケストラによる演奏も加えました。ゲーム音楽の詳細については近日公開しますのでお見逃しなく。