【TGS2018レポート】アクション映画の要素が満載の『ライアン・マークス リベンジミッション』最新情報

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【TGS2018レポート】アクション映画の要素が満載の『ライアン・マークス リベンジミッション』最新情報

◆2018年9月21日(金) 記載内容に一部誤りがありましたので修正し更新いたしました。

世界中で好評を集めた『PlayStation®VR WORLDS』に続いて、SIE ロンドンスタジオが贈るPlayStation®VR専用ソフトウェア『ライアン・マークス リベンジミッション』。さまざまな表情を持つ大都市・ロンドンを舞台に、エリート特殊部隊員のライアン・マークスが家族を狙う凶悪な犯罪集団と繰り広げる死闘を、圧倒的な臨場感で体感できるVRアクションシューティングだ。

「東京ゲームショウ2018」会場で、2本のPlayStation®Move モーションコントローラーを使った試遊展示が行なわれ、大きな注目を集めた本作。「東京ゲームショウ2018」初日の9月20日(木)に行なわれたメディアセッションでは、開発を手掛けるSIE ロンドンスタジオの2人のスタッフによって、本作の見どころと最新情報が語られた。ここでは、そのセッションの模様と、新たに公開された情報をお届けしよう。

『ライアン・マークス リベンジミッション』開発を手掛ける、SIE ロンドンスタジオ QAマネージャーのポール・マックギルブレー(左)と、デザインディレクターのイアン・ライト(右)

『ライアン・マークス リベンジミッション』で目指したのは”アクションヒーローになる楽しさ”

SIE ロンドンスタジオは、「the Getaway」シリーズなどのクライムアクションから、欧米で大ヒットした「SingStar」シリーズなどのバラエティあふれる作品で、多数のジャンルにヒット作を送り出してきたイギリスの名門スタジオ。PlayStation®3用ソフトウェアの『Book of Spells』など、モーションコントローラーをフル活用した体感型ゲームの名作も数多く手がけ、PS VR専用タイトルにも精力的に取り組んでいるスタジオとして知られる存在だ。

メディアセッションでプレゼンテーターを務めたイアンは、最初に『PlayStation®VR WORLDS』に収録されたVRアクションの「The London Heist」(ロンドン ハイスト)が、世界のユーザーから特に大きな好評を集めたことを紹介。『ライアン・マークス リベンジミッション』が、その進化系としてさらにエキサイティングな内容になることを語った。

イアンが語った、本作で開発陣が重視しているポイントは「クールな”ガンフー”アクション」、「最新の大作アクション映画のようなスケールの大きなセットや、ダイナミックなアクションの実現」、そして「『ダイ・ハード』やジャッキー・チェンの映画のような、シリアス過ぎないユーモアのある内容」の3つ。優れたアクションゲームだけでなく、素晴らしいアクション映画のエッセンスもゲームの中に生かして、プレイヤーにVRというほかの表現では得られない圧倒的な没入感の中で、アクションヒーローになる楽しさを味わってもらうことに注力していると語った。

さらに、もうひとつ開発陣が重視しているのがインタラクティブなドラマ演出だ。イアンは具体例として、「The London Heist」のストーリーシーンで、話の展開に合わせて実際にプレイヤーが体を動かす演出を挙げ、それがさらにゲームへの没入感を高めていたことを紹介。『ライアン・マークス リベンジミッション』でも、そうした臨場感を増す演出に注力し、ドラマを一層盛り上げられるよう頑張っているという。

加えてイアンは、今回のストーリーの舞台でありSIE ロンドンスタジオの拠点でもある、現代のロンドンの魅力についても言及。高級ホテルやギャラリーなどのきらびやかな表の顔と、薄暗い路地に潜んでいる裏の顔と、ロンドンが備えたギャップのある表情を、ゲームの中でもきちんと見せたいと語っていた。

華麗なガントリックや両手持ちの重火器などの新要素も初お披露目!

続いては、ポールがVRヘッドセットをかぶり、2本のモーションコントローラーを手にしてデモプレイを実施した。世界初公開となる射撃目標が立ち並ぶ練習場のようなステージで、拳銃やサブマシンガンを始めとした多彩な武器と、その特徴が紹介されていった。

モーションコントローラーでゲーム中のテーブルに並んだ銃を次々と手に取り、目標に弾丸を打ち込んでいくポール。まず見せてくれたのは、通常の拳銃、サブマシンガン、オートマチックピストル、ショットガン、リボルバーといった軽めの銃の種類だ。これらは基本的に片手で持つことができ、2丁を構えて乱射するもよし、1つの銃を両手で構えて命中率を上げるもよしと、状況に応じて使い分けられる。

リボルバーを手にしたときは、西部劇のように手元でクルクルと銃を回すガントリックや、空中に弾丸を投げて弾倉に収める華麗なリロードも披露! 成功させるにはいくつかコツがあるそうで、かっこよく決めたいなら練習あるのみだ。

続いて、パーツを組み合わせた銃のカスタマイズ要素を紹介。例となったアサルトライフルは、銃の先端に取り付けるサイレンサー、前方の両手持ち用グリップ、敵に照準を合わせるための望遠サイト、銃の後ろにつけるストック、銃身の下のロケット弾が取り付けられ、かなりごつい見た目に。選べるパーツは、銃の種類に応じてさまざまに用意されていて、カスタマイズした銃は各ステージに持ちこむこともできる。現状、使用できる銃器の数はまだ調整中とのことだが、カスタマイズ要素も考慮すれば、いろいろな使い心地の銃に触れることができそうだ。

さらに、一発撃つたびガシャっと手動で排莢を行なうドラムアクションショットガンや、グレネードランチャー、ミニガンといった世界初公開の両手持ち武器もお披露目。連発式のグレネードランチャーは一発で広範囲の的を吹き飛ばし、ミニガンは銃口を向けるだけで前方の的をなぎ倒していく。どちらもゲーム中で敵を蹴散らすのに役立ちそうだった。

もう一度拳銃のコーナーに戻ると、今度は手りゅう弾の投げ方をレクチャー。基本は片手で持ち、もう一方の手で安全ピンを抜いて投げるだけの簡単操作だ。銃で片手が埋まっているときは、手りゅう弾を口元に近づけてから前方に動かすと、安全ピンを歯で噛んで抜く、アクション映画でよく見る動きが再現できるのにも感心させられた。

最後にポールは、スローモードを活用したアクロバティックなリロード方法を大盤振る舞い。ボタン1つで発動するスローモードは周囲の動きを遅くし、自分だけは速く動けるというもの。先に2本の弾倉を空中に置いて、2丁拳銃状態に戻ってから、弾倉の向きに合わせて銃のグリップを動かして同時にリロードといった妙技には、思わず見惚れてしまった。ちなみにスローモード中はこうしたガントリックや、敵へのヘッドショットを連続で決めることで効果時間を延ばせるそうだ。

多彩な動きを直感的な操作で流れるように行なえる、”ゾーンに入った”状態を楽しんでほしい

本作が目指すVRアクションとしてイアンは、ヒーロー気分を存分に味わえる強い主人公と華麗なガンアクションを再現した上で、動く、撃つ、リロードする、ガントリックを決めるといった多彩な動きをモーションコントローラーの直感的な操作で流れるように行なえる、”ゾーンに入った”状態を楽しんでもらえるようにしたいと語った。なお、本作はワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK®4)でもプレイが可能だが、開発スタッフとしてはより直感的にプレイできるモーションコントローラーがオススメとのことだ。

プレイ時間については、最初から最後までプレイして5~7時間ほどを想定しており、チャプターは10以上になるとのこと。銃撃戦以外でも、鍵開けなどさまざまなアクションがステージごとに用意され、そこでどう進み、どう立ち回るかもプレイヤー次第だ。

今回出展された試遊バージョンでは省略されていたが、それぞれの操作を初心者にわかりやすく伝えるためのチュートリアル機能も良い形で導入するため、まだまだ調整中とのこと。また、繰り返し遊べるようにミッションスコア要素や、チャレンジモード、さまざまなアイテムのコレクション要素も用意されるという。最後にイアンは本作について「アクション映画の体験を全部入れたゲームにしたい。そのために現在も開発を頑張っているので、楽しみにしてほしい」と語り、セッションを締めくくった。

夢のアクションヒーロー体験を誰もが楽しめることを目標に開発が進められている『ライアン・マークス リベンジミッション』。これまで体験したことがないような、PS VRでのアクション体験が待っている!

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ライアン・マークス リベンジミッション

・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation 4
・ジャンル:VRシューティングアクション
・発売日:未定
・価格:未定
・プレイ人数:1人
・CERO:審査予定

※PlayStation VR専用
※PlayStation Move モーションコントローラー対応(2本必要)

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『ライアン・マークス リベンジミッション』公式サイトはこちら

© Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by SIE London Studio.

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