【TGS2018プレイレビュー】優柔不断な独身男が織り成す成熟の"四角関係"──『キャサリン・フルボディ』

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【TGS2018プレイレビュー】優柔不断な独身男が織り成す成熟の"四角関係"──『キャサリン・フルボディ』

3人のキャサリンとの修羅場、極まる!

高校時代の同級生であり恋人のキャサリン(Katherine)との結婚に踏み切れない、優柔不断な主人公・ヴィンセント。そんなヴィンセントがバー「ストレイ・シープ」で出会い、酒を酌み交わすことになったのが年下の妖艶な女性キャサリン(Catherine)。そして翌朝気付くと、彼女と同じベッドに寝ていた。汗が滝のように滴るヴィンセント。彼はその日を境に奇妙な悪夢にうなされることになる……。

「大人のためのジュブナイル」をテーマに、2011年にPlayStation®3用タイトルとして発売された『キャサリン』。2人のキャサリンとの三角関係を描くアドベンチャーパートと、悪夢の世界で体験するアクションパートを行き来しながら進めるゲームデザイン、魅力的なキャラクターたちとストーリーが大きな話題を呼んだ作品だ。

そんな大人のアクションパズル・アドベンチャーがフルボディに熟成されて、PlayStation®4、PlayStation®Vita用ソフトウェアとして帰ってきた! 今作では「大丈夫、どんなときでも側にいますから…」とヴィンセントに囁く3人目のキャサリン(Qatherine)が加わり、ヴィンセントをめぐる三角関係は四角関係に!

新たなキャサリンのエピソードが楽しめるのはもちろん、従来の2人のキャサリンにも新エンディングが追加され、新規アニメムービー、大胆なセクシーイベントも多数収録。果てしない修羅場はさらに混沌と化し、覚めない悪夢は肥大する!

より挑戦的に、より修羅場を楽しめるシステムを導入!

友人や「ストレイ・シープ」のお客との会話やメールのやり取りによってゲーム展開が変化するアドベンチャーパート。足元の床が徐々に崩れていく中、「箱」を押したり引っ張ったりしながらパズルを解くように階段を作り、上に登っていくアクションパート。基本的なシステムは『キャサリン』と同様だ。しかし今作ではアクションやパズルが苦手な人でもストーリーを楽しめるように、また逆にパズルを存分に楽しみたいというユーザーに向けてシステムが充実。

まず新たに追加された難易度「Safety」では、「罠が発動しない」「制限時間なし」「ゲームオーバーにならない」と安心のエンディング保証! さらにワンボタンで自動登場できる「オートプレイ」、ゲームオーバーになった場所まで戻れる「リトライアシスト」、死んでも即座に1手前に戻せる「自動UNDO」のサポート機能も搭載され、単純にストーリーを楽しみたい人は、アクションパートそのものをスキップすることもできる。逆にパズルをとことん楽しみたい人に向けて、「Babel」「Colosseum」に加えて、待望のオンライン対戦が可能な「Online Arena」が実装された。ストーリー、アクションどちらもフルボディで味わうことができる。

またDLCとして、通常は2人から選択可能なキャサリン(浮気相手)のゲームボイスが最大11人の中から変更可能になる「Catherine”理想の声”全ボイスセット」や、ヴィンセントが装着するとイベントシーンとバーでの時間に登場するキャラクターすべてがセクシーな寝間着姿に見えるようになる不思議なメガネ(一部のシーンを除く)「スペシャルコンテンツ”Nero glass(ネロメガネ)”も発表された。

このDLCは、初回生産限定版である『キャサリン・フルボディ ダイナマイト・フルボディ BOX』にも同梱される。より『キャサリン・フルボディ』を楽しみたい人は要チェック!

『キャサリン・フルボディ』プロモ―ション映像 第2弾

15歳未満お断り! 大人のジュブナイル作品を心行くまで堪能しよう!

キャラクター、ストーリー、世界観、ゲーム性……そのすべてに惹かれ、PS3版の初回限定版を購入した身としては、『キャサリン・フルボディ』の発表は衝撃でありとても嬉しかった。PS3版からどう変わったのか? もうひとりのキャサリンとはどんな修羅場になるのか? いろいろ気になる点を抱えつつ、ひと足先にフルボディ体験!

パズルやアクションが苦手でも楽しめるフルボディ仕様!

まずは、3人目のキャサリン(Qatherine)やストーリーの導入部分となるアドベンチャーパートから。本編に比べると短いムービーだが、それでも作品の世界観、キャラクターの性格や関係性などをしっかりと掴むことができた。特にヴィンセントと恋人キャサリンとの間に流れる何とも言えない空気感は、まさに大人なドラマならではだろう。

続いてのアクションパートは、Stage 4「Inquisition」(審問法廷・最終層)が用意されていた。ちなみにゲームを始める前、「Safety」から「Hard」までの4段階で難易度を設定できるのだが、久々のプレイする自分としては、迷わず新しく追加された「Safety」をセレクト。パズルも個性的な”石”が登場する「Arrange」ではなく、シンプルな形の”石”が行く手を阻む「Standard」を選んだ。踊り場でキャサリン(Qatherine)に話しかけたり、「羊」たちとの会話を楽しんだりしたあと、いよいよパズルに挑戦!

基本はヴィンセントを操作しながら”石”を操作して足場を作り、階段を上がるように上へと登っていくのだが、”石”を奥や手前にも動かせるので、初めてプレイする場合はコツを掴むまで多少の時間がかかるかもしれない。また”石”の縁に捕まっての移動や、徐々に崩落していく足場に急き立てられるよう行なう組み換え、さらに種類などによって効果が変化する”石”に戸惑うこともあるだろう。

操作感を思い出すまで若干の時間が必要だったが、豊富なサポート機能のおかげで、詰まったらUNDO機能で戻しつつ別ルートを探すなど、足場を順調に組み上げることができ、コインなどを手に入れながら無事クリア!

この難易度、機能があればアクションやパズルが苦手な人でも、匙を投げ出すことなくゴールまでたどり着くけるのはもちろん、徐々にパズルの腕を上達させることができるのではないだろうか。もっと言えば、どうしてもアクションやパズルが苦手な人は、アクションパートそのものをスキップすることさえできるのだから、まさに至れり尽くせりのフルボディ仕様と言える。

相変わらずどちらのキャサリンも魅力的であり、3人目のキャサリンがストーリーにどう関わるのかも気になるところ。またSTUDIO 4℃が手掛けるアニメーションも素晴らしく、いろいろなサポート機能により、格段に遊びやすくなったアクションパートもやり応え十分。

ヴィンセントの新たな修羅場の結末は果たしてどうなるのか……来年のバレンタインデーは、チョコレートではなく、このフルボディをじっくり味わいたいと思う。

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キャサリン・フルボディ

・発売元:アトラス
・フォーマット:PlayStation 4/PlayStation Vita
・ジャンル:アクションパズル・アドベンチャー
・発売日:2019年2月14日(木)予定
・価格:
 PS4/パッケージ版 希望小売価格 7,980円+税
   初回生産限定版 13,980円+税
   ダウンロード版 販売価格 8,618円(税込)
   豪華版 14,018円(税込)
 PS Vita/パッケージ版 希望小売価格 7,980円+税
     初回生産限定版 13,980円+税
     ダウンロード版 販売価格 8,618円(税込)
     豪華版 14,018円(税込)
・プレイ人数:1~2人
・CERO:C(15歳以上対象)

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『キャサリン・フルボディ』公式サイトはこちら

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※この記事は「TGS2018」のプレイステーション®ブースでの試遊出展内容をもとにしたものです。

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