ファンの支持を受けた喜びの声が続々と! 「PlayStation® Game Music大賞」受賞者のコメントをお届けします

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ファンの支持を受けた喜びの声が続々と! 「PlayStation® Game Music大賞」受賞者のコメントをお届けします

「PlayStation® Game Music大賞」の受賞者コメントをご紹介! 楽曲制作時の思い出やファンへのメッセージなど熱く語っていただきました!

PlayStation®フォーマット全般における音楽コンテンツを紹介する「PlayStation® Game Music」で人気のゲームサウンドトラックを、Spotifyでの再生回数や皆様からのコメントに応じて表彰する「PlayStation® Game Music大賞」。6月の結果発表では、「『ペルソナ5』オリジナル・サウンドトラック」が【アルバム賞】と【楽曲賞】ともに1位に輝いたのをはじめ、各賞上位入賞作品や特別賞が決定したことをお伝えしました。

これらの受賞作品には、多くのファンに支持された栄誉を表彰するとともにトロフィーを贈呈させていただきました。さらに、受賞作品のクリエイターの皆さんに受賞した喜びの声やファンへのメッセージをお聞きしたので、まとめてご紹介します!

『ペルソナ5』オリジナル・サウンドトラック

【アルバム賞】第1位
【楽 曲 賞】第1位 「Wake Up, Get Up, Get Out There」
【楽 曲 賞】第3位 「Life Will Change」

アトラス サウンドコンポーザー
目黒将司氏 (左)

アトラス サウンドコンポーザー
小西利樹氏 (右)

──受賞されたお気持ちをお聞かせください。

目黒:ニコ生の結果発表生放送を見ていたのですが、4時間以上の長い間に他社さんの素晴らしい曲をたくさん聞くことができ、最後に『ペルソナ5』が選ばれたことには、大変恐縮な気持ちというか身の引き締まる思いになりました。

──受賞アルバム・楽曲の制作エピソードをお聞かせください。

目黒:『ペルソナ5』の曲は、コンセプト/方向性を決めるのに時間がかかり、方向性が決まってから最初の曲を書き終わるまでも非常に時間がかかりました。いろいろと難産だったのですが、ゲーム開発自体が長い間かかったこともあり、待っていただいていたファンの方々には大変申し訳なかったのですが、曲も(ゲーム内容も)納得の仕上がりになったと記憶しております。

『ペルソナ3』『ペルソナ4』から引き続き私が音楽を担当させていただいたのですが、ゲーム内アニメの音楽は新たに弊社の小西が担当しました。彼もすごく良い曲を書いてくれて、「ペルソナ」シリーズに新しい風を吹き込めたのではないかと思っております。

──投票やコメントをいただいたファンに向けて、メッセージをお願いします。

目黒:ニコ生の結果発表を、ゲーム音楽ファンの方々とリアルタイムで見られたのがすごく楽しかったです! 「あのタイトルはまだか!?」とか「『ICO』3位キター!」とか、一緒に盛り上がれました。この先もゲーム音楽ファンの方々と盛り上がれる曲を書いていけるよう、アトラスサウンドチーム一丸となって頑張っていきます!

モンスターハンター:ワールド オリジナル・サウンドトラック

【アルバム賞】第2位
【楽 曲 賞】第2位 「英雄の証 ~ Monster Hunter – World version」

カプコン サウンドコンポーザー
成田暁彦氏 (右)

カプコン サウンドコンポーザー
康 貞蘭氏 (左)

──受賞されたお気持ちをお聞かせください。

成田:この度はこのような賞をいただきまして、感無量でございます。グローバル展開をも視野に入れた大規模「モンスターハンター」タイトルの完成には困難を極める長い道のりを要しましたが、成功を収めるとともに今回のような賞をいただけたことに大きな喜びを感じております。

康:この度はこんな栄誉な賞をいただきまして、身に余る光栄と思っております。多くの方に愛されているタイトルに参加できただけでも嬉しかったのに、大きな評価をいただき、ただただ驚いております。

──受賞アルバム・楽曲の制作エピソードをお聞かせください。

成田:本サントラでは、ゲーム進行に則ったトラック順序、ディスク順序に特に気を配りました。その進行を基本骨格として「このクエストから帰ってきたらクリア曲かな、いやここではプレイヤーは3落ちしたかもしれないからQUEST FAILED曲?」などと想像しながら、ライブのセットリストを作る感覚で曲を並べていき、最終的にそのシーンを意識した曲間にまでこだわりました。

ゲーム中ではそういった曲順は、いわばユーザーのプレイ次第で決定されるものですが、サントラとなるとリニアにまとめなければいけないので、この辺りはゲームサントラならではの難しい点かもしれません。

また、本作の代表的な楽曲となるメインテーマ「星に駆られて」や「英雄の証 ~ Monster Hunter – World version」、「古龍を脅かす獣牙 ~ ネルギガンテ」は各ディスクの1曲目に配しておりますので、ディスクを入れてすぐにお楽しみいただけると思います。配信により、気軽に曲を単体で購入できる世の中になり便利ではありますが、盤という文化が残っている限りはこういった試みも重要であると考えております。

康:『モンスターハンター:ワールド』は、カプコンに入社して初めて関わったタイトルでした。成田総司令のもとで修行しながらの制作で、ひとつの大きな課題として今作の「英雄の証」の編曲を任されました。成田は作曲家陣の特徴と個性を見極め、それを最大限に活かせるような采配を常に心がけているので、プレッシャーはありましたが、自分に任された意味を常に考えながら制作に取り組んでいました。

今作は「信念をもって突き進む」という大きなテーマがありまして、その世界観の中で「英雄の証」はどのような姿であるべきなのかを考えたときに出した答えが「覚悟」と「男くささ」でした。暗闇の中で挫けそうになったとしても、信念を思い出し、前に突き進む。少し拙ささえ感じさせる男気と覚悟を「英雄の証」の一番おなじみのフレーズで表現しました。心を揺さぶる母のような存在の「星に駆られて」とはまた違う形で皆さんの背中を押せる楽曲になれたらなと思います。

──投票やコメントをいただいたファンに向けて、メッセージをお願いします。

成田:『モンスターハンター:ワールド』の楽曲の集大成である本サントラは、これまでシリーズを通して「モンスターハンター」というゲーム、またその音楽を愛してくださったファンの皆様とともに作り上げたものと思っております。本当にありがとうございました!

康:このような賞をいただいたということは、本当にたくさんの方が『モンスターハンター:ワールド』の音楽を聴いてくださったということですよね……。『モンスターハンター:ワールド』の音楽を聴くために、皆さんが大事な時間をさいてくださったということですよね……。トロフィーを手にしたときに、皆さんの想いが心に深く沁みてきました。この感動をずっと心に大切に取っておきたいです。

『モンスターハンター:ワールド』をプレイしてくださった方々、『モンスターハンター:ワールド』の音楽を聴いてくださった方々、本当にありがとうございました。皆様に導きの青い星が輝かんことを!

ICO~霧の中の旋律~

【アルバム賞】第3位

ゲームデザイナー
上田文人氏

ソニー・インタラクティブエンタテインメント アソシエイトプロデューサー
中山ゆり (左から2人目)

──受賞されたお気持ちをお聞かせください。

上田:2018年現在、新しいゲームが数え切れないほどある中で、2001年のゲームの音楽が選ばれたことに驚きました。作曲してくださった大島ミチルさん、ペンタゴンの功績であり、感謝いたします。

──受賞アルバム・楽曲の制作エピソードをお聞かせください。

上田:制作当時、大島ミチルさんの『ワーズワースの冒険』の主題歌を聴きながら『ICO』のイメージを広げていたこともあり、ぜひ同じ作曲家の方に、ということでご快諾いただきました。当時はゲーム音楽で歌有りの楽曲はほとんどなかったこともあって、意外性が出せるのではないかという思いから、あのメインテーマが生まれました。

ゲーム中にはほとんど音楽が”鳴らない”ゲームではありますが、だからこそひとつひとつの音色を大切に制作していただき、ゲームプレイヤーにも印象的に響いたのではないかと思います。

──投票やコメントをいただいたファンに向けて、メッセージをお願いします。

上田:応援してくださった皆様、ありがとうございました。また、時間が経ってもこのような評価を受け、制作中の苦労は無駄ではなかったと制作関係者の皆様に感じてもらえたら嬉しく思います。

「ソニック」シリーズ

【特 別 賞】クールサウンド賞

セガゲームス サウンドディレクター
瀬上 純氏 (左)

セガゲームス サウンドディレクター
大谷智哉氏 (右)

──受賞されたお気持ちをお聞かせください。

瀬上:「ソニックシリーズ」として「クールサウンド賞」をいただきまして、ありがとうございます。「ソニック」は当初よりクールなキャラクターであり、その音楽もまた、タイトルによってジャンルは異なりますが、「常にクールであり続けたい」という思いで制作してきました。それを積み重ねた結果の受賞ということで、とても感慨深いです。

──受賞アルバム・楽曲の制作エピソードをお聞かせください。

瀬上:『ソニックアドベンチャー2』は、2001年に「ソニック」生誕10周年記念タイトルとしてリリースされたものですが、その前作『ソニックアドベンチャー』で再定義した「ソニック」の世界観を、さらに深く追求したタイトルでした。

音楽面においては、数多いプレイアブルキャラクターそれぞれの世界観を音楽で表現するという目標を掲げて、それが実現できたタイトルだと思っています。未だに「ソニック」ファンの間では人気が高い作品ですが、個人的にも胸を張って自分の代表作品といえるもののひとつです。当時、アメリカ西海岸に拠点を移して手掛けた最初の作品でしたが、代表曲である「Escape From The City」は、まさにサンフランシスコの雰囲気を体感したからこそできた楽曲だったと思います。

大谷:『ソニックアドベンチャー2』は、私がセガに入社して2年目くらいの頃に初めて制作に参加した「ソニック」タイトルになります。ナックルズのステージ曲を担当することになり、キャラクター性を前面に打ち出し、ゲーム音楽としてもカッコよく主張の強いものにしたいという考えから、Hip Hopをベースにしたサウンドと、全曲にRapを入れたいという提案をしました。本企画の再生回数ランキング上位に「Space Trip Steps」と「A Ghost’s Pumpkin Soup」が入っていたとのことで、驚きもあり嬉しくもありました。Rapのダビングで人生初の海外レコーディングも経験するなど、思い出深い作品です。

──投票やコメントをいただいたファンに向けて、メッセージをお願いします。

瀬上:本企画においては、対象期間中の楽曲再生回数やユーザーから寄せられたコメントから受賞作品が選出されるとのことでしたが、特に「ソニック」シリーズの楽曲へは熱いコメントが寄せられるものが多かったと耳にしました。

本企画に参加いただいたファンの皆様からいただきました、この「クールサウンド賞」という素敵なプレゼントを糧として、今後も「ソニック」らしい「クールなサウンド」をシリーズとして提供できれば、と考えておりますので、これからも応援をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

「アトリエ」シリーズ

【特 別 賞】クリエイティブサウンド賞

コーエーテクモゲームス プロデューサー
細井順三氏

──受賞されたお気持ちをお聞かせください。

細井:「アトリエ」シリーズ20周年を迎えたこの時期に、受賞という栄誉をあずかることとなり、スタッフ一同大変嬉しく思います。今回は、サウンドクリエイターたちの代わりにトロフィーを頂戴しますが、この賞は彼らの日々の努力の賜物なので、私も改めて彼らに感謝したいです。また、このたびの受賞は、作り手たちの功績だけでなく、長年「アトリエ」シリーズを支持していただいたユーザーの皆様のおかげです。本当にありがとうございます。

──受賞アルバム・楽曲の制作エピソードをお聞かせください。

細井:これまで「アトリエ」シリーズは3,000曲以上の楽曲を制作してまいりました。どの曲も思い出深いものがございますが、やはり1作目の『マリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士~』の曲は、主人公のマリーがアトリエの世界で出会う数々の出来事をうまく表現できていて、とても楽しい気分にさせてくれます。今後に続く「アトリエ」シリーズの楽曲の方向性を、明確に示すことができたと思います。コミカルな曲調をはじめ、さまざまな楽曲がございますので、「アトリエ」シリーズに興味がない方も、ぜひ一度聞いてみていただきたいです。

また、昨年7月には「アトリエ」20周年を記念した音楽イベントを開催し、多くの「アトリエ」ファンの方にご来場いただき、ファンの皆様と一緒に盛り上がれたことは非常に感動しました。

──投票やコメントをいただいたファンに向けて、メッセージをお願いします。

細井:たくさんの温かいコメントをいただきましたこと、また投票してくださった「アトリエ」シリーズファンの皆様、本当にありがとうございます。

「アトリエ」シリーズは、第1作目である『マリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士~』のスマホアプリ版の配信をはじめ、「アトリエ」20周年記念タイトル『ネルケと伝説の錬金術士 ~新たな大地のアトリエ~』など、さまざまな企画が進行中です。

また、本年はガスト25周年の記念の年でもあり、それを記念した「ガスト25周年記念プレミアムライブ」も11月に実施予定ですので、ぜひこちらもチェックしていただけると嬉しいです!

「GRAVITY DAZE」シリーズ

【特 別 賞】ドラマチックサウンド賞

ソニー・インタラクティブエンタテインメント JAPANスタジオ クリエイティブディレクター
外山圭一郎

──受賞されたお気持ちをお聞かせください。

外山:大変光栄であり、ご支持くださったファンの皆様と、作曲を手がけた田中公平先生はじめ、音楽制作に関わった皆様への感謝で一杯です。発売から時間が経っているので、久しぶりに全編通して聴いてみたところ、また新たな発見があり、あらためて奥深い楽曲群だと思いました。

──受賞アルバム・楽曲の制作エピソードをお聞かせください。

外山:『GRAVITY DAZE』の音楽コンセプトは、1970年代のアニメーション作品にインスパイアされたもので、「郷愁感がありつつも躍動感あふれるオーケストラ」というものでした。田中公平先生は最初の打ち合わせで非常によく共感してくださりましたが、「理解したそのうえで、その通りにはしない」との言葉通り、「郷愁感がありつつも躍動感あふれ、そして全く新しい音楽世界」を創造し、魅了してくれました。最も繰り返し聴くことから先生が一番大事にされるという戦闘の曲は、収録時その迫力に、オーケストラ奏者の皆さんからもどよめきが起こったのを覚えています。

『GRAVITY DAZE2』では世界観的に、前作の欧州的雰囲気から一転、中南米的な異国情緒が加わったのですが、田中先生の持つ多彩な引き出しが次々と披露され、あたかも世界一周するかのように色とりどりの楽曲群が次々と飛び出してきました。その収録は、見たこともない珍しい楽器が次々と現れる、驚きと笑みの絶えない楽しい現場であったことが思い出されます。

──投票やコメントをいただいたファンに向けて、メッセージをお願いします。

外山:あらためて、ご支持くださったファンの皆様、本当にありがとうございました。発売から時間が経ちましたが、楽曲群のみならず、キトゥンをはじめとしたキャラクターたち、そして世界そのものを特別なものとして、今も深く大事に思っていただけることに、どれだけ感謝してもしつくせません。

11月3日(土)に横浜みなとみらいホールにて、オーケストラコンサート「GAME SYMPHONY JAPAN 41st CONCERT~PlayStation®を彩るJAPAN Studio音楽祭 2018~」が開催されます。この音楽祭も2回目となりますが、また異なる選曲で「GRAVITY DAZE」も参加させていただきます。前回いらした方も今回初めての方も、絶対に楽しめますのでぜひいらしてください!

以上、受賞した方々からのコメントをお伝えしました。「PlayStation® Game Music大賞」受賞作品を集めたプレイリストも公開中です。合わせて、お楽しみください!

PlayStation™Musicでは、ゲームを遊びながら音楽をバックグラウンドで再生するPlayStation®4の機能により、Spotifyが提供する4,000万曲以上の楽曲の中から好きな曲を選んでゲームプレイ中に楽しむことができます(*)。今後もゲームプレイがさらに楽しくなる企画を展開していくので、お楽しみに!
* 一部対応していないタイトルがあります。また、リモートプレイ使用時は非対応です。

photo:大西 基

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