「ベヒーモス」を実機プレイで初披露! 『モンハンワールド』×『FFXIV』コラボスペシャルステージレポート

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「ベヒーモス」を実機プレイで初披露! 『モンハンワールド』×『FFXIV』コラボスペシャルステージレポート

好評発売中のPlayStation®4用ソフトウェア『モンスターハンター:ワールド』の祭典「モンスターハンター:ワールド 狩猟感謝祭 2018」。全ハンターへの感謝を込めた入場無料のイベントが、7月15日(日)に幕張メッセで開催された。

会場のメインステージでは、日本一の最速ハンターを決める「狩王決定戦2018 決勝戦」を筆頭に、さまざまなステージイベントを実施。8月2日(木)配信に向けて準備中の無料大型アップデート第4弾より行なわれる、『ファイナルファンタジーXIV』(以下『FFXIV』)とのコラボスペシャルステージも行なわれ、『モンスターハンター:ワールド』に登場するコラボモンスター「ベヒーモス」が世界初の実機プレイで初披露された。

「モンスターハンター:ワールド 狩猟感謝祭 2018」特設サイトはこちら

ここでは、スペシャルゲストを交えて行なわれたコラボスペシャルステージの模様をお届けしよう。「モンスターハンター:ワールド 狩猟感謝祭 2018」や「狩王決定戦2018 決勝戦」、そして会場で発表された最新情報については、こちらの記事で確認を!

ベヒーモスの狩猟に会場が沸いた! 『モンスターハンター:ワールド』×『ファイナルファンタジーXIV』コラボスペシャルステージ

コラボスペシャルステージは、『モンスターハンター:ワールド』の開発陣であるプロデューサーの辻本良三氏、エグゼクティブ・ディレクター/アートディレクターの藤岡要氏、ディレクターの徳田優也氏の登壇によって開幕。続いて『FFXIV』のプロデューサー兼ディレクターである吉田直樹氏がスペシャルゲストとして登壇し、多くの来場者が見守るステージは歓声と拍手に包まれた。

左から、カプコン『モンスターハンター:ワールド』プロデューサーの辻本良三氏、エグゼクティブ・ディレクター/アートディレクターの藤岡要氏、ディレクターの徳田優也氏。

スクウェア・エニックス『FFXIV』プロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏。

コラボスペシャルステージが始まる1時間ほど前に会場へ到着し、会場をひと回りしていたという吉田氏は、「ハンターの皆さんがとても楽しそうなんですよ。自分もハンターなので、本当はそちら側(ステージ以外)にいたかったです(笑)」とコメント。辻本氏も「まさか吉田さんが「モンハン」のイベントに来てくれるとは思わなかった人がいると思います。本当にスペシャルなコラボということで、ゆっくり話をしたいと思います」と笑顔を見せた。

https://www.youtube.com/watch?v=CXtsRAo9zxU

続いて、現在公開されている『モンスターハンター:ワールド』無料大型アップデート第4弾 紹介映像の上映中に、「これはずるいと思いました。『FFXIV: 蒼天のイシュガルド』のオープニングなんですよ。キャラクターが立ち上がるタイミングもまったく一緒(笑)」と吉田氏。『FFXIV』の「竜騎士」をイメージしたコラボ装備を身につけたキャラクターが華麗な立ち回りを見せているシーンでは、『FFXIV』のプレイヤーから”『FFXIV』の「竜騎士」よりも「竜騎士」っぽい”との声があり、「少しヘコみました(笑)」と会場を沸かせた。

『モンスターハンター:ワールド』に登場するコラボ武器は、操虫棍の「ゲイボルグ」。藤岡氏は「ゲイボルグなら操虫棍ではなくランスなのでは? という意見もあったのですが、操虫棍はジャンプしやすい武器なので「竜騎士」のイメージにマッチするんです」と、ゲイボルグが操虫棍として実装される経緯を紹介。吉田氏も「カッコいいよね!」と、太鼓判を押した。

ハンターランクは16以上! ベヒーモスが登場する特別任務の受領条件が明らかに

続いて徳田氏より、コラボモンスターの魔獣「ベヒーモス」が登場する特別任務について紹介。8月2日(木)予定の無料大型アップデート第4弾で実装される特別任務は期間限定ではなくずっと遊べることや、必要なハンターランク(HR)は16以上、制限時間は35分であることなどが明かされた。

徳田氏によると、特別任務にはHR16から挑めるものの、かなり難しい内容になっているという。「防具はカスタムして防御力はMAXで挑んでほしいですし、制限時間が短いのでしっかりダメージを与えていかないと討伐できないクエストになっています」とのことだ。辻本氏からも「戦略的に考えて挑む必要があります。役割を考えて武器や装備、スキルを選択して挑戦してください」とアドバイスがあり、ベヒーモスが登場する特別任務がどれほど過酷な内容であるかを予感させた。

世界初の実機プレイでベヒーモスをお披露目! 開発陣の3人と吉田氏が協力して狩猟に挑む!!

そしていよいよ、カプコン開発陣の3人と吉田氏が協力して、マルチプレイでベヒーモスが登場する特別任務に挑戦! 実機プレイでベヒーモスを見ることができる世界初の場となったため、ステージは大いに沸き立った。

先の辻本氏によるコメントの通り、ベヒーモスの狩猟では役割分担が重要となる。そこで今回は、辻本氏と徳田氏がヒーラー、藤岡氏がタンク、吉田氏がアタッカーを担当。吉田氏には、得意の大剣と役割に応じた装備やスキルを持つキャラクター「光のハンター吉田」が用意された。

解説役として呼ばれたと思っていた吉田氏は自分が実際にプレイすることに驚き、「尻尾くらいは破壊したい」と少し弱気な様子を見せる。しかし、プレイヤーとして初めて対峙するベヒーモスの大きさに驚きながらも、狩猟が始まれば果敢に攻撃を開始!

一部のUIやダメージを与えた際の表記が『FFXIV』そのままだったり、ベヒーモスが特殊な攻撃を仕掛けてくる予兆がテキストで表示されたりなど、『FFXIV』の雰囲気を再現するためのさまざまなこだわりが実機プレイで判明! 狩猟中のBGMも専用の楽曲が用意され、狩猟の進行によって変化する。

一定時間残る「ミールストーム」や、隕石を降らせる「メテオ」といった、『FFXIV』でおなじみの攻撃も用意されていて、”くらってしまうと必ず力尽きる”という超広範囲の攻撃「エクリプスメテオ」も使用し、回避する手段は狩猟中に降ってくる隕石「コメット」の陰に隠れることのみ。コメットがある位置の把握や、それをベヒーモスに壊されないようにすることが重要だと、開発陣は何度も念を押した。

また、頭部を攻撃したハンターは”敵視”が上昇し、ベヒーモスからの攻撃が集中するようになるギミックも。そこで、ランスを持った藤岡氏が頭部に攻撃を集中して”敵視”を上げながら、ベヒーモスからの攻撃をガード。「広域化」のスキルを持つヒーラーの辻本氏と徳田氏が回復を行ない、吉田氏がダメージを与えていく。

声を掛け合いながらの役割分担が功を奏し、ベヒーモスの体力を順調に削っていく。吉田氏もベヒーモスの尻尾を見事に切断し、会場を沸かせていた。しかし、狩猟が順調なことで調子に乗った辻本氏が、回復そっちのけでベヒーモスの頭部を攻撃して”敵視”を集めようと画策! 「何をやってるんですか、良三さん(笑)」と最初は穏やかだった藤岡氏の口調が、「や、やめろ!」と次第に変わっていく様子に、会場は爆笑の渦に包まれた。

そうこうしているうちに「エクリプスメテオ」を避け損ねた辻本氏が力尽き、あと一度誰かが倒れると狩猟は失敗という危機的な状況に……。辻本氏もこれで狩猟に専念すると思われたが、「俺が”敵視”を集めようか?」などと、最後まで笑いを取ることを忘れない。とはいえ、さすがにもう「エクリプスメテオ」をくらうわけにはいかないと、吉田氏とともに早々にコメットの陰へ退避する。そして次の「エクリプスメテオ」を全員で回避した直後にベヒーモスは倒れ、見事に討伐成功! 4人からは「やった~!」という安堵の声が漏れた。

特別任務よりも手強いベヒーモスのクエストが、8月後半に配信予定!

ベヒーモスの勇姿と登場する特別任務の難しさを世に知らしめた、白熱の実機プレイ。しかし、8月2日(木)より挑戦できる特別任務よりも手強いクエストが、8月後半より期間限定で配信予定だという。しかもその難易度は、なんと『モンスターハンター:ワールド』史上最高! 開発チームでもなかなかクリアチェックができないほどの難しさとのことなので、腕に自信のあるハンターはチャレンジできる日をお楽しみに!

マルチプレイ推奨!! 仲間との連携と立ち回りが狩猟のカギに!

続いて、実機プレイ中に駆け足で紹介していたベヒーモスが登場するクエストの注意点を、徳田氏が解説。マルチプレイ推奨となっておりシングルプレイの難易度が存在しないことや、役割分担の重要性、「エクリプスメテオ」の回避方法などが、あらためて紹介された。吉田氏は、「これだけ聞いてると、まるで『FFXIV』の説明なんだけど!」とツッコミを入れていた。

ベヒーモスの素材で、高性能な装備をつくろう!

ベヒーモスを狩猟して得られる素材からは、操虫棍「ゲイボルグ」や防具「ドラケンシリーズ」を作成できる。クエストの難易度が高いこともあり、その性能もかなり高くなるという! 「ドラケンシリーズ」にはジャンプ攻撃時の属性攻撃が上昇するという、専用のセットボーナスが用意されているそうだ。

ステージ上で語られた、互いのコラボに関するこだわり

コラボスペシャルステージの締めくくりとして、カプコン開発陣の3人と吉田氏によるトークショウが行なわれた。辻本氏と藤岡氏は、吉田氏とは約10年の付き合いがあるという。今回のコラボが実現した経緯やコラボ内容に関するこだわりなどについては、「E3 2018」でのインタビューでも紹介しているので、ぜひチェックしてほしい。

徳田氏は、「モンハン」に”敵視”という『FFXIV』の戦闘ルールや、「エクリプスメテオ」を避けるといったギミックを盛り込んだらどうなるのか興味があり、欲望のままに企画書をまとめたという。『モンスターハンター:ワールド』側からの企画書を見たとき、吉田氏は「モンハンのシステムにないものばかりだけど、大丈夫なの!?」と思ったそうだ。

また、今回のコラボは相互に行なわれ、『FFXIV』には今夏に『モンスターハンター:ワールド』からモンスターの「リオレウス」が登場する。『FFXIV』でのコラボイベントに参加するには、「いずれかのジョブがレベル70である」「メインクエスト「紅蓮のリベレーター」をクリアしている」という条件を満たしていなければならない。

辻本氏から「ハードルが高くない?」と言われることが多いという吉田氏は、今回のステージで『モンスターハンター:ワールド』側がベヒーモスの登場するクエストの注意点を事細かに説明していたことを挙げ、「そっちも大概だよ!」とコメント。カプコン開発陣の3人も、「事前にここまで攻略法を説明するなんて初めてだよね」と苦笑い。

『FFXIV』に登場するリオレウスについても期待してほしいと語った吉田氏は、「プライドを賭けて世界と戦っているふたつのゲームによる、会社の垣根を越えて本気を出した”お祭り”を、ぜひ楽しんでください!」と言葉を結び、コラボスペシャルステージは幕を閉じた。

コラボスペシャルステージや「狩王決定戦2018 決勝戦」の模様は、特設サイトで公開中のアーカイブ映像で閲覧できる。『モンスターハンター:ワールド』のフィールドを駆け回るベヒーモスの勇姿を、ぜひチェックしてほしい!

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