10年にわたり紡がれてきた桐生一馬伝説の最終章『龍が如く6 命の詩。』【ネタバレなしレビュー】

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10年にわたり紡がれてきた桐生一馬伝説の最終章『龍が如く6 命の詩。』【ネタバレなしレビュー】

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この年末年始のお休みに、ぜひプレイしたいPS4®の名作を、電撃PS編集部がネタバレなしで徹底レビュー!「やるなら今だ!あのゲーム」全14タイトル一挙公開中!

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新ゲームエンジンを採用してあらゆる面で進化を遂げた『龍が如く6』

己の信念を貫くストイックな生き様と、”龍”の如き圧倒的なその強さから、多くのファンを獲得してきた「龍が如く」シリーズの主人公・桐生一馬。そんな男の伝説は、2016年で11年目を迎えたナンバリング最新作『龍が如く6 命の詩。』で最終章を迎えた。本作の物語の軸となるのは、シリーズの中心人物である女性・澤村遥とその息子・ハルト。桐生は行方不明になった遥の足取りを追い、ハルトを保護しながら広島・尾道仁涯町(おのみちじんがいちょう)を訪れ、やがて東京・神室町をも巻き込む一大事件に巻き込まれていく。

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その壮絶なドラマに華を添えるのは、ビートたけし氏、藤原竜也氏、小栗旬氏、大森南朋氏など名だたる実力派俳優たち。単にキャラクターに声を当てるのではなく、新ゲームエンジンの”ドラゴンエンジン”で精巧に再現された彼らがキャラクターとして登場することで、俳優が持つ”味”をダイレクトに堪能できる。

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また、映像表現の進化だけでなく、ゲームプレイの部分でも新エンジンにより革新的な試みがされているのも『龍が如く6』のポイントだ。神室町や尾道仁涯町は屋外と施設がシームレスにつながり、施設の出入りや戦闘での画面の切り替えはゼロに。これにより、探索時のストレスはフリーになり、ゲームへの没入感が格段に向上している。また、戦闘面では敵の体勢や位置によって、こちらの攻撃が自然にヒットする「アクションマッチングシステム」を採用。より自然体なアクションを、カンタンなボタン入力で繰り出すことができる。

桐生一馬という男の魅力を存分に味わえる遊びが満載!

本編ストーリーも熱いがフルボイスで体験できるサブストーリーもかなり熱い!!

骨太の本編ストーリーをはじめ、出演俳優陣の顔ぶれが毎回話題になる「龍が如く」シリーズ。もちろん本作でもその部分は太鼓判のデキで、新たに採用された”ドラゴンエンジン”による映像表現のクオリティと合わせて、ドラマへの没入感はシリーズナンバー1と断言できる。とくに小栗旬氏が演じる染谷巧は、その生き様や立ち振る舞いから人気がアップ。今後のキャラクター人気ランキング上位入りすることは間違いないはず!

ただし、今回電撃PlayStation編集部が推したい部分は、桐生のいろいろな顔が拝めるサブストーリー。じつは本作からサブストーリーもフルボイス仕様となり、本編では見られない桐生ちゃん(あえてこう呼ぶ)を楽しむことができる。そのなかでも話題をさらったのは、尾道仁涯町のご当地キャラクター、小野ミチオ関連のサブストーリーだ。はっさくを頭に被った奇抜なキャラクターの姿で、抱腹絶倒のセリフを桐生役の黒田崇矢氏のクールボイスで聴くことができる。一度見たら&聴いたら絶対に忘れられないインパクトがあり、ぜひ尾道仁涯町に行ったら体験してほしい。なにげにストーリーの締めでは、プレイヤーをホロリとさせてくれる展開が待つのもポイント高し!

ご当地歩きをゲーム内で満喫できる再現度の高い2つの都市

今回の舞台となるのは、シリーズの顔でもある東京・神室町と、広島・尾道仁涯町の2つ。神室町はシリーズファンにはなじみの場所とはいえ、新ゲームエンジンでスケール感がリアルに調整されたことで、何度も歩き回った場所も印象がガラッと変わり、すべてが新鮮に感じられる。とくに映像面ではネオンや看板の光源表現が素晴らしく、”眠らない街”という言葉がピッタリくるほどギラギラしている。本作から可能になった主観視点で移動を行なえば、実際に歓楽街を自分が歩いているかのような錯覚を味わえるだろう。

また、尾道仁涯町にいたっては、シリーズではじめてモデル地を名言しているだけあり、広島県の尾道市の人気観光スポットを集約して再現。例えばロープウェイと瀬戸内海を眺められる風光明美な場所として人気の千光寺、本土と向島を結ぶフェリー乗り場など、実際の写真と見比べてもどちらが本物か悩むほど忠実に再現されている。食事処の料理も含めて、ひととおり回ってみれば、尾道市を観光している気分を味わえるのも魅力だ。

現役プロレスラーたちをも従えるほどの強さを見せる桐生一馬48歳!

「龍が如く」シリーズといえば、本編ストーリー以外にも柱となりうるやり込み度バツグンのプレイスポットも人気の理由。本作でも数多くの遊びが体験できるが、目玉は何といっても新日本プロレスの人気レスラーたちが出演する「クランクリエイター」だろう。オカダ(レインメーカー)、矢野、天山、小島、棚橋、内藤たちが”六狂人”と呼ばれるJUSTISの幹部となり、桐生が結成した桐生会と激突する物語が展開していく。

このプレイスポットは多人数戦闘をメインにした遊びのため、物語はオマケ程度だと思われがちだが、じつは戦いを経て彼らが仲間になっていくドラマがかなり熱い! 組員の収集というコレクター性もさることながら、物語の続きが見たくなってつい遊び続けてしまう高い中毒性も魅力なのだ。プレイすれば「龍が如く」とプロレスの親和性の高さに、きっと驚かされるはず。また「トランキーロ あっせんなよ」をはじめ、レスラーの名言も多数飛び出すので、プロレス好きからこの作品に入るのもありだろう。

ちなみに12月7日(木)に発売される『龍が如く 極2』では、レジェンドレスラー(武藤敬司、蝶野正洋、長州力、天龍源一郎、藤波辰爾)が参戦する「新・クランクリエイター」が登場。もちろん、本作で活躍したレスラーたちも登場するので、そちらもぜひ体験してほしい。

この冬PlayStation®4で遊びたい「龍が如く」シリーズは多数!

今回取り上げた『龍が如く6 命の詩。』以外にも、PlayStation®4ではさまざまな「龍が如く」シリーズがプレイできる。1作目、2作目を映像の進化や追加シナリオで”極”クオリティへと昇華させた『龍が如く 極』『龍が如く 極2』(12月7日(木)発売)は、桐生一馬の原点が詰まっているだけに、本作をプレイしたあとからでもプレイしておきたい作品だ。また、桐生一馬とシリーズの人気キャラクター、真島吾朗が主役の『龍が如く0 誓いの場所』も、桐生が”堂島の龍”と呼ばれる所以が描かれている人気タイトルのひとつ。さらには幕末を舞台にした『龍が如く 維新!』も、スピンオフタイトルでありながら高い評価を得ている。ぜひ未プレイのタイトルがある人は、PlayStation®4でこの冬を”龍尽くし”で満喫してほしい。

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龍が如く6 命の詩。

・発売元:セガゲームス
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:アクションアドベンチャー
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 8,190円+税
    ダウンロード版 販売価格 8,845円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:D(17才以上対象)

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『龍が如く6 命の詩。』公式サイトはこちら

この年末年始のお休みに、ぜひプレイしたいPS4®の名作を、電撃PS編集部がネタバレなしで徹底レビュー!「やるなら今だ!あのゲーム」全14タイトル一挙公開中!

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©SEGA

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