人類の文明が衰退し、巨大な機械の獣が地上を支配する1000年後の未来を描いたアクションRPG『Horizon Zero Dawn(ホライゾン ゼロ ドーン)』。特集第2回となる今回も、本作ならではの魅力を紹介していく。
本作はストーリーをベースに進めていくRPGだが、アーロイの前に立ちはだかる強大な機械を相手にした”狩り”が最大の魅力と言っても過言ではない。多種多様な装備を使うことで、さまざまな戦い方を楽しめるのも大きな特徴だ。今回は、本作の基本的な狩りの流れや、戦闘の多様性に注目していこう。
まずは入念な下調べから! 「フォーカス」を使い、敵の行動パターンや弱点を把握!
アーロイは「フォーカス」という装置を使って、機械をスキャンして機械の情報を得ることができる。これを使って、敵の移動ルートや弱点属性などを事前に確認し、戦い方を事前に考えるのが本作の基本だ。なお、一度「フォーカス」した敵はメニューからいつでも詳細なデータを確認できる。弱点以外にも、手に入る素材などが閲覧できるため、初めて見た機械は必ず「フォーカス」しておこう。
機械はアーロイに気付いていない状態では、一定ルートを巡回している。「フォーカス」を使うと、その機械の移動ルートが画面上に矢印で表示されるため、やり過ごしたり待ち伏せをしたりするのに役立つ。また敵をマーキングすることで、つねに敵の位置を把握することもできる。
機械には部位によって弱点となる属性や耐性のある属性が設定されている。対応した属性で攻撃すれば、より効率的にダメージを与えることが可能だ。
隠れた状態で先制攻撃! 物語が進めば機械を仲間にすることも!
機械はかなり手ごわいため、いかに先制攻撃で有利に立つかが重要。そこで役立つのが、背の高い草むら。しゃがんで草むらに入ると、アーロイの姿をすっぽりと隠してくれるので、近くを機械が通っても気付かれることはない。ほかにも、水中に潜って隠れたり、障害物で視界をさえぎったりすることで、敵の目から身を隠すことができる。
敵に見つかっていない状態で接近すると、強力な一撃を繰り出す「サイレントストライク」を繰り出すことができる。敵の巡回ルート付近に草むらがあったら、身を潜めて「サイレントストライク」を狙ってみよう。
※「サイレントストライク」スキルの取得が必要
ストーリーを進めることでアーロイが身に付ける能力「オーバーライド」は、機械をハッキングして一時的に味方にすることが可能。対象の機械によって味方になった際の行動が異なり、機乗して乗り物として使えるものや、敵と戦ってくれるもの、周囲のマップをスキャンするものなどが存在する。
弓から罠まで数多の道具のなかから、自分に合ったものを選び、機械を狩れ!
本作にはさまざまな武器や道具が登場し、どれを使うかはプレイヤーに委ねられている。武器は4つまでスロットに装備でき、戦闘中でも素早く切り替えることが可能だ。武器によっては複数の矢や弾を使い分けることができるため、実際の選択肢はもっと多い。武器とは別に、地面に設置する罠や、アーロイに効果をもたらす薬などもあり、敵に応じて自分なりの戦い方を考え、装備を切り替えていくのも本作の醍醐味といえる。
【弓】
攻撃の中心として使うのにうってつけの、扱いやすい遠距離用武器。ピンポイントで部位を狙うのには最適で、機械の小さな弱点などを攻撃したいときに活躍する。連射力に優れる弓、威力に優れる長弓、属性付きの矢を扱える戦弓の3種類があり、弓ごとに使える矢の種類が異なっている。自分が使いやすい組み合わせのものや、ほかの武器との組み合わせを考慮して選ぶのもいいだろう。
【槍】
アーロイが初期から持っている近接用の武器。素早く槍を振るう弱攻撃と、威力に優れた強攻撃を繰り出せる。うまく敵の装甲やパーツに当てることができれば、部位破壊することも可能だ。
【スリング】
爆弾を発射できる射撃武器。弓と違い、弾が放物線状に飛んでいく。属性付きの弾を扱えるスリングと、さまざまな条件で爆発を引き起こすブラストスリングに分かれる。爆発範囲の敵すべてに効果があるため、敵の群れを攻撃するのにも役立つ。
【ラトラー】
複数のボルトを連射する銃。一度に与えるダメージは大きいものの、距離が離れると弾が散らばってしまうため、弓よりも近距離の戦いに向いている。属性付きの弾があれば、一度に多くの属性値を稼げるため、状態異常を引き起こしやすい。
【ロープキャスター】
機械にワイヤーを撃ち込み、逆側を地面に固定することで、敵を地面に拘束する。敵の動きを完全に止めるには複数撃ち込まねばならないことも多く、その本数は敵の巨大さに比例する。動きを止めたあとは、槍で強烈な一撃をお見舞いしたり、オーバーライドしたり、そのスキに罠を設置したりと、組み合わせしだいでさまざまな戦い方が可能だ。
【トラップキャスター】
任意の2カ所のポイント間にワイヤーを張り、引っかかった敵にダメージや属性攻撃を与えるトラップ設置用の武器。フォーカスで敵の巡回ルートを調べて、その進路上に仕掛けたり、敵が逃げそうな場所に仕掛けておき、追い込んで引っかからせるといった使い方もできる。
どこから攻める? 狙う部位によって立ち回りや入手素材が変化する戦略性
機械は堅い装甲に守られているため、普通に攻撃しているだけでは決定打は与えられない。ただし、攻撃を繰り返すことでダメージが蓄積し、その部分の装甲がはがれていく。装甲がはがれた場所を攻撃することで、ようやく効果的なダメージを入れられるようになっている。
ではチマチマと装甲をはがさなければいけないのかというと、そんなことはない。基本的に機械には弱点となる部位が設定されており、そこを突けば大ダメージを与えられる。弱点となるのは機械のコアだけでなく、動力源だったりキャニスターと呼ばれる燃料が詰まったタンクだったりと、その種類はさまざま。動力源は雷属性で攻撃すると感電する、燃料タンクなら火炎属性で攻撃すると爆発するなど、その反応も異なる。
「フォーカス」を使えば、敵の破壊可能な武器が黄色くハイライトされて表示される。また、メニューから機械一覧でデータを見れば、どの部位にどの属性の攻撃を当てるのが効果的か確認できるので、非常に便利。
また、弱点以外にも、敵には破壊できる部位が設定されていることも多い。例えば牛のようなブロードヘッドは、角を破壊できる。角の破壊に成功すれば、ブロードヘッドの突進攻撃を無力化できるなど、敵の戦闘力を下げることにつながっていく。恐竜のような機械・サンダージョーは、体中に数多の武器を内蔵しているが、これらもすべて破壊することも可能だ。それだけでなく、物によっては落下した武器を拾って自分で使うこともできる。
使える状態で敵が落とす武器は限られるが、そのぶん非常に強力。もしこういった武器を持った敵がいたら、優先的に狙ってみるのもアリかも?
ちなみに、部位を破壊しなくても倒せるが、破壊すると戦闘がラクになるだけでなく、手に入る素材も増えるのでちょっとお得だ。
機械は素早く動き回るため、部位破壊を狙ってもなかなか壊せないかもしれない。そこで有効なのが、上で説明した数々の武器。罠や属性付きの攻撃で動きを止めれば、狙った部分に攻撃を当てやすくなるというわけだ。
継続ダメージを与える火炎や、一定時間マヒさせる電撃、動きを鈍らせたうえで与えるダメージが増加する冷気など、属性攻撃はそれぞれ異なる効果を発揮する。なお、状態異常にするには、同じ属性の攻撃を連続で当てて、状態異常ゲージを満タンにしなければならない。
このように、敵の部位をどうやって、どの順番で破壊するのかを考えながら戦うのが、本作の戦闘の最高におもしろいところだ。このほかにも、スキルや武器の改造などで、プレイスタイルに応じて細かくカスタマイズすることができる。
発売に備え、自分だったら巨大な機械をどう狩るか、戦術を練ってみてはいかがだろうか。
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Horizon Zero Dawn (ホライゾン ゼロ ドーン)
・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:オープンワールド・アクションRPG
・発売日:2017年3月2日(木)予定
・価格:パッケージ版 通常版 希望小売価格 6,900円+税
パッケージ版 初回限定版 希望小売価格 6,900円+税
ダウンロード版 通常版 販売価格 7,452円(税込)
ダウンロード版 デジタル初回限定版 販売価格 7,452円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:D(17才以上対象)
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©Sony Interactive Entertainment Europe. Published by Sony Interactive Entertainment Inc. Developed by Guerrilla.
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