ついに本日12月8日(木)に発売となったシリーズ最新作『龍が如く6 命の詩。』。今回は名越総合監督の動画メッセージと電撃PlayStation編集部によるプレイインプレッションで、改めて本作の魅力をチェックしていく。
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「桐生一馬伝説、最終章」というキャッチコピーと、ビートたけし氏をはじめとする豪華俳優陣の起用で、ファンのみならずPlayStation®4ユーザーの注目を集めてきたシリーズ最新作『龍が如く6 命の詩。』。ついに発売を迎えた本作の魅力を、さまざまな角度から追いかけてきた特集第4回は、シリーズ総合監督・名越稔洋氏からの熱いメッセージを動画でお届けする。また、作品をやり込んだ電撃PlayStation編集部スタッフによるインプレッションも公開。
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前回までの特集記事はこちら
PS4®ユーザーがこの冬、『龍が如く6』をプレイすべき理由【特集第1回/電撃PS】
「龍が如く」シリーズで描かれてきた、”堂島の龍”桐生一馬の伝説を振り返る!【特集第2回/電撃PS】
『龍が如く6 命の詩。 お試し版』で極上の遊びを体験せよ!【特集第3回/電撃PS】
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シリーズ総合監督、名越稔洋氏が語る『龍が如く6 命の詩。』に込めた想い
シリーズ総合監督であり、本シリーズのまさに生みの親ともいえる名越稔洋氏。今回は発売にあたり名越氏のスペシャルメッセージを動画にて公開。本作がなぜPS4®専用になったのか、そしてPS4®だからこその体験とは何なのか。その熱い想いをぜひ感じ取ってほしい。
◆名越稔洋総合監督のメッセージはこちら
シリーズをこよなく愛する電撃PSスタッフが『龍が如く6』を語りつくす!!
【プレイインプレッション①】
PS4®専用タイトルだからこそできた『龍が如く6』という体験!
ついに発売された『龍が如く6』! 待ちに待ち焦がれたファンのみなさんは絶賛プレイ中でしょうが、なかにはシリーズ初のPS4®専用タイトルとなったことで本体ごと購入しようかどうか悩んでいるユーザーもいるかと思います。そこで、俺のプレイインプレッションでは”PS4®だからこそ体験できる『龍が如く6』のスゴさ!”に注目していこうと思います。
<グラフィックがスゴい!>
やはりプレイして最初に意識するのが、グラフィックの進化。PlayStation®3とのマルチ対応だったころにはできなかった要素として、”イベントシーンと通常シーンの垣根がなくなっている”というものがあります。これはどういうことかというと、これまでのシリーズ作品ではイベントシーンは精細なCGが用意され、通常のアドベンチャーシーンは別のモデルが使用されていました。しかし、本作ではそれが完全になくなり、イベントシーンのCGクオリティのままでゲームを楽しめるようになったのです。イベントシーンとの切り替えもなく、そのままシーンが続いていくので、プレイヤーの没入感もハンパない!! ゲームの区切りがないため、夢中になって遊んでいて気づけば数時間が経っている──なんて状況になること請け合いです。
また、街の作り込みもすばらしく、東京・神室町や広島 尾道仁涯町のスケール感は、控えめに言ってもこれまでにない体験を味わわせてくれました。よくあるオープンワールドゲームのスケールを1つの街の密度にまで落とし込んだ……と言えば伝わりやすいでしょうか。ビルや商店街の屋上を走り回れる、細かい路地裏にも入り込める、ビルやネオンで輝く看板といったものだけでなくショップの店内にあるオブジェクトまでしっかり細かく作り込まれているなどなど……現実の街を限界までゲームに落とし込んでいるのです。コンビニやドン・キホーテにある飾りにすべて干渉できるとか、いい意味でブッ飛んでいますよ!
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<人物描写がスゴい!>
グラフィックの話ともつながってきますが、本作では主要人物たちのモデリングもいつも以上に力が入っていて「ここまで来たか!」と目を見張るものがあります。広瀬徹役のビートたけしさん、染谷巧役の小栗旬さんといった俳優陣は、その熱演も相まって「実写か!?」と勘違いするほどの衝撃を受けます。個人的に……というより、プレイした人の大半が俺と同じ感想を抱くと思いますが、小栗さんが演じている染谷はとくにカッコイイ! ネタバレになるので書くことはできませんが、ぜひ彼の生き様にも注目してほしいです。加えて、ファン向けの要素になってしまいますが、ポケサーファイターやムナンチョヘペトナス教といった、過去シリーズに登場したサブキャラクターや要素も回収・解決している点も見逃せません。
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<物語がスゴい!>
これまでシリーズを支えてきた主人公・桐生一馬の物語の最終章を描いているだけあって、物語も壮大かつ熱いものになっています。前述のとおりの没入感と、フルボイス化によって、より心に響くストーリーが展開。神室町と尾道仁涯町を股にかけ、それぞれで多くの人と出会い複雑に絡み合っていく人間ドラマは、まさに最高傑作というにふさわしいデキです。いちファンとしての目線で言えば、「龍が如く」らしい終盤からの怒濤の展開には呼吸すら忘れそうになるぐらい引き込まれます。こちらもネタバレになるためあいまいな言葉になってしまいますが、とくにファンなら気になって仕方がないであろう”桐生一馬としての生き様の答え”も、しっかりと描かれています。個人的には、最終章を迎えたという寂しさは禁じ得ませんが、とてもしっくりとくるエンディングでした。
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<バトルがスゴい!>
『龍が如く6』のために新たに生み出された「ドラゴンエンジン」の真価の1つが、本作のバトルに採用されている「アクションマッチングシステム」です。桐生と敵の立ち位置や体勢、戦闘している場所に合わせて挙動が変化。さらに、桐生が繰り出した攻撃によって敵がどう反応するかをも予測し、それを攻撃モーションに反映する画期的なシステムを採用しています。これによって、あらゆる攻撃のリアクションがダイレクトに伝わる爽快感バツグンのバトルが楽しめるように。もちろん、「誰でも、簡単に、カッコイイ喧嘩バトル!」という「龍が如く」シリーズのコンセプトもしっかりと守られているので、本当に気持ちよく戦っていけます。
また、本作では経験値が「筋肉」「俊敏」「根性」「技巧」「魅力」と5つの項目に分類され、それらを消費することでステータスやスキルを習得していくスタイルになっています。一見、ちょっと面倒臭そうに感じてしまうかもしれませんが、この経験値は敵を倒すだけでなく、メインストーリーを進める、食事をする、プレイスポットで遊ぶといったゲームプレイのあらゆる場面で入手することができます。そのため、”経験値稼ぎをさせられている”という感覚はなく、遊んでいるうちに自然と桐生を育てられるという、これまでにない遊びやすさを実現。バトルのサクサク感も合わさり、とてもスムーズに遊べますよ!
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以上、いち早く『龍が如く6』をプレイしたファンからのプレイインプレッションでした。もし、これを読んでいる読者のなかで「PS®4と『龍が如く6』を買うか悩んでいる……」という人がいたら、今からでも遅くはありません。本作は、本当にゲームが好きなら絶対に遊ぶべきタイトルに仕上がっているので、ぜひぜひ手に取って、この感動体験を受け止めてください。世界が一変するはずですから!!(Deep)
【プレイインプレッション②】
メインストーリーを追うのを忘れてしまうほど魅力的な寄り道が充実!
人間ドラマこそ「龍が如く」の至宝! という持論を抱く自分としては、まずは桐生一馬に「11年間お疲れ様でした」と伝えたい。シリーズを追いかけてきたファンとしては、そんな想いを抱かせる名作で大満足でした。
と、このように自分が「龍が如く」シリーズにハマる一番の理由はドラマ部分で、プレイスタイルも先を知りたいからメインストーリーをガンガン進めるタイプなのですが、それをいい意味で足止めしてくれるのが、プレイスポットの数々なんですよ(笑)。
今回は過去シリーズに登場したものでも、操作感覚という部分がすべて一新され、遊びごたえが一新されています。たとえば初代『龍が如く』の「ちょうど打とうと思ってたんだ。ひねくれたカーブをな!」で印象深い、神室町のバッティングセンターでのバッティングですが、こちらもより”リアル”な球の軌道と、打った瞬間の気持ちよさがあり、ついつい足を運んでしまいます。
しかも今回は桐生を成長させるのに必要な経験値がもらえるので、遊びと桐生育成を同時にこなせるといった素敵仕様に! ちなみに、プレイスポットはバトルでは得にくい経験値項目(主に技巧と魅力)が得られるのでおススメだったりします。
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そして尾道仁涯町でのお気に入りプレイスポットは素潜り漁です。銛を撃つ水中銃で魚を撃っていく、いわゆるガンシューティングゲームなのですが、これがまた熱いんですよ。いつリロードをはさむか、どの獲物を狙うかなど、気分はまさに漁師です。なにせゲットした魚はお金にもなるので、魚たちがお札に見えてしまうほど。って汚れていますね、ハイ(笑)。なお、海のギャングと呼ばれるサメも登場します。『龍2』の虎退治に続き、サメ退治という新たな桐生一馬伝説を、ぜひその手で打ち立ててくださいな。
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ちなみに今回街歩きの最中にスマホで写真をバンバン撮れるのですが、通行している人に向けてカメラを向けると、いろいろな反応を見せてくれるのが楽しいです。ノリのいい人はピースをしてくれるので、写真を撮りまくって「神室町&尾道仁涯町コレクション2016」を作ってみてはいかが?
そして今回語らずにはいられないのが、もう1つのメインストーリーともいうべきドラマのボリュームと、ゲームとしての遊びが体験できる「クランクリエイター」でしょう。これは新日本プロレスの人気レスラーたちが、ライバル組織「JUSTIS」の六狂人という幹部として登場し、桐生が結成した「桐生会」と大人数の抗争バトルを繰り広げる遊びです。
ゲーム自体はリアルタイムストラテジー(RTS)で、戦闘が始まったら時間で蓄積されるコストを使い、仲間をバトルエリアに出撃させ、最奥にいるボスを撃破するだけ。シンプルで一度遊べば理解できるし、1回のプレイも3分ほどとちょうどよく、さらに経験値やお金も稼げるとあって、これがまた中断のタイミングが見つからないんですよね。「龍が如く」ファンの方は、『龍が如く5 夢、叶えし者』のアナザードラマを思い出していただければ、その満足度たるものを理解していただけると思います。メインストーリーもそうですが、こちらでの桐生の伝説も、ぜひ最後まで見届けてほしいです。
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ちなみに12月15日(木)から発売される「ブシロード ウエハース 龍が如く6 命の詩。」でも、同梱キャラクターカードのパスコードを使って仲間を増やせます。自分は箱買いする勢いでモリモリ食べて、真島吾朗や堂島大吾たち「龍が如く」メンバーをゲットし、桐生会を構成する予定です(笑)。(編集O)
「ブシロード ウエハース 龍が如く6 命の詩。」の紹介はこちら
PS4®専用タイトルとして開発され、さまざまな挑戦を盛り込んだ『龍が如く6 命の詩。』。今回は名越総合監督の想いと、2つのプレイインプレッションによって本作の魅力をお伝えした。だが、本作にはまだまだ伝えきれていない楽しさ、体験が詰まっている。「桐生一馬伝説、最終章」というキャッチコピーのインパクトに負けない”おもしろさ”が存在しているので、ぜひ手に取ってプレイしてみてほしい。
次回最終回では、本作の開発を指揮したプロデューサー/脚本・演出の横山昌義氏、ディレクターの阪本寛之氏へのスペシャルインタビューをお届けする予定だ。
▼PS4®『龍が如く6 命の詩。』のPS Storeでの購入はこちらから
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龍が如く6 命の詩。
・発売元:セガゲームス
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:アクションアドベンチャー
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 8,190円+税
ダウンロード版 販売価格 8,845円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:D(17才以上対象)
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©SEGA
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