シリーズ初となるPlayStation®4専用タイトルとして開発され、ドラマ・グラフィック・システムとすべてにおいて極上クオリティに仕上がった『龍が如く6 命の詩。』。「龍が如く」シリーズの次なる一歩となる注目の期待作を、体験版である『お試し版』を中心に、電撃PlayStation編集部がさまざまな視点から掘り下げる。
PS4®が持つ圧倒的なマシンパワーにより、”次世代の龍が如く”として圧倒的なクオリティを見せる『龍が如く6 命の詩。』。公開されているトレーラー映像だけでは物足りない! というファンの声に応え、11月29日(火)から本作の体験版である『龍が如く6 命の詩。 お試し版』が配信されている。この『お試し版』では、製品版の1章の途中までが丸々楽しめるうえにセーブデータの引き継ぎも可能と、お試しの域を超えた豪華な内容が特徴だ。特集の第3回では、そんなオトク要素満載の『お試し版』でも体感できる、『龍が如く6』のPS4®専用タイトルならではのポイントに注目していこう。
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前回までの特集記事はこちら
PS4®ユーザーがこの冬、『龍が如く6』をプレイすべき理由【特集第1回/電撃PS】
「龍が如く」シリーズで描かれてきた、”堂島の龍”桐生一馬の伝説を振り返る!【特集第2回/電撃PS】
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PS4®専用だからできたプレイヤーを圧倒するグラフィック、そして物語の魅力
プレイを開始してまず圧倒されるのは、グラフィック面での進化。なかでもキャラクターの表現は出演俳優陣がそのまま登場しているかと錯覚してしまうほど、肌の質感から表情の変化まで描かれている。これまでの作品ではイベントシーンとその他のシーンでモデリングに差があり、シーンの切れ目をプレイヤー側が認識せざるを得ない状況だった。だが、『龍が如く6』はその垣根が完全に取り払われており、物語への没入感を高めている。
その物語についても、冒頭からプレイヤーをグイグイ引き込んでくる。本作のストーリーは尾道仁涯町のあるシーンから始まり、そこからさかのぼって『龍が如く5』のエンディング直後からのドラマが描かれていくのが特徴。それらプロローグ部分をまるごと体験できるのも『お試し版』の大きな魅力だろう。
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爽快感にハマる「フルコンタクト格闘アクション」!
PS4®専用だからこそ実現した要素の1つが、敵との位置関係、シチュエーションに合わせて、桐生の攻撃や敵のリアクションが変化する「アクションマッチングシステム」の採用。ボタンを連打するだけで相手を自動的に追跡し、最適な攻撃アクションを繰り出してくれるという、シリーズ通しての戦闘コンセプト「誰でも、簡単に、カッコいい喧嘩バトル」を究極的に実現している!
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さらに、攻撃やガードを行なうことでヒートゲージが上昇。このヒートゲージを消費することで「アルティメットヒートモード」が発動できる。攻撃に特化したブースト状態になり、のけぞり耐性、攻撃速度の上昇など、さまざまな恩恵が受けられるように。このモード専用のアクションも多く存在しており、強敵に打ち勝つために欠かせない要素だ。
そして桐生の成長に欠かせないのが経験値。本作の経験値は「筋肉」「技巧」などの5つの項目に分かれており、これはシリーズ同様にバトルに勝つと得られるが、メインやサブストーリーを進める、プレイスポットをクリアする、食事をするなどでも手に入る。とくに食事は重要で、これまでのシリーズ以上に、さまざまな飲食店を巡ることになるだろう。獲得した経験値は桐生が持つスマホ(Xperia)を使って、ステータス強化やスキル習得などに使用できる。
シームレスになりリアリティが増した街並み
「龍が如く」シリーズといえば、舞台となる都市のリアリティ抜群の再現度。『龍が如く6』はその街の表現も大幅に進化している。その最たるものが、街の外と店舗との切り替えがまったくないシームレスになったマップだ。例えば神室町の天下一通りからビルに入り、階段を上って屋上から隣のビルへ飛び移って別の通りへ……といった移動ができるなど、おなじみの神室町でも街のスケール感が格段にアップし、シリーズを遊び尽くしたファンも新鮮な気持ちで探索が可能だ。もちろん、煌々と輝くネオンから道端を転がる空き缶まで、街に欠かせないオブジェクトもしっかりと作り込まれており、足を止めて眺めるだけでも楽しめる。
【神室町】ネオンが煌めく東洋一の歓楽街
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2012年に発生した大抗争(『龍が如く5 夢、叶えし者』)が終結し、東城会による神室町支配が安定しつつあったころ、街に大火事が発生。それを発端として、海外勢力の進出が活性化。現在は、東城会、中国系マフィア、韓国系マフィアの三大勢力が拮抗している。なお、『お試し版』では、神室町の一部を探索することができる。そのなかではカラオケ、麻雀(近代麻雀)、バッティングセンター、RIZAP(ライザップ)の4つのプレイスポットを楽しむことが可能だ。カラオケや麻雀、バッティングセンターなどは従来のシリーズ作品にも存在したが、本作ではそのすべてのゲーム性が一新。従来のファンも新鮮な気持ちで楽しむことができるだろう。
神室町プレイスポットPick Up1:バッティングセンター
シリーズではおなじみのスポットであるバッティングセンターだが、本作では”よりリアルなバッティング”を追求したものへと進化を遂げている。内角、外角、高め、低めなどの各コースにしっかりと投げ分けられてくる球を見極め、ジャストミートを狙おう。また、新たな要素としてタッチパッドを用いた操作方法も導入されている。
神室町プレイスポットPick Up2:RIZAP(ライザップ)
CMでおなじみRIZAPとのタイアップによって実現した、プレイスポット「スポーツジム」。ミニゲーム形式のトレーニングを行ない、さらにトレーナーからの食事アドバイスを的確にこなせば、大量の経験値が得られる。
神室町プレイスポットPick Up3:カラオケ
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流れてくる譜面に合わせてボタンを押し、スコアを競うミニゲーム。JOYSOUNDとのコラボによりランキング機能を搭載し、より本気でスコアアタックに挑戦することができる。
神室町プレイスポットPick Up4:ネコ集め
こちらは製品版でプレイ可能なプレイスポット。経営難のネコカフェを救うため、各地にいるノラネコを手懐けることになる。そのノラネコに合ったネコ缶を選び、なつき度をMAXにすればネコカフェに連れていくことが可能。集めたネコはネコカフェで触れ合える。
神室町プレイスポットPick Up5:Virtua Fighter 5 Final Showdown/ぷよぷよ
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こちらも製品版に収録。セガゲームスを代表する格闘アクションゲーム『バーチャファイター5 ファイナルショーダウン』と名作パズルゲーム『ぷよぷよ』が、ゲーム内でプレイ可能! もちろん2P対戦プレイにも対応している。
なお、上記で紹介しているもの以外のプレイスポットは、公式サイトでチェックしてほしい。
『お試し版』の先にある『龍が如く6』の魅力の数々
『お試し版』で体験できるのは本作のあくまで冒頭部分。その先にもさまざまなドラマやお楽しみ要素が待ち受けている。ここではそのなかでも、本編とは違ったゲーム性を持つ「クランクリエイター」と、神室町とは対照的なもう1つの舞台・尾道仁涯町について紹介しよう。
【クランクリエイター】「桐生会」を結成して大人数バトルに勝利せよ!
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「クランクリエイター」は、サブストーリーとして展開する、大人数VS大人数の乱戦バトルが楽しめる要素。とあるきっかけから、悪逆の限りを尽くす悪の組織「JUSTIS」に立ち向かうこととなった桐生は、自らの組「桐生会」を発足。スカウトバトルやサブストーリーなどで「組長」を仲間に加えて、桐生会の勢力を増強し、大人数バトルに勝利していくことになる。ゲーム性はアクションではなくRTS(リアルタイムストラテジー)的なものになっているが、RTS初心者でもわかりやすい内容になっており、さらにはオンライン上で他のプレイヤーと対戦することも可能だ。
●JUSTISの幹部”六狂人”
クランクリエイターでは、新日本プロレスとのコラボが実現! ストーリーを進めていくと人気レスラーたちが演じる”六狂人”との対決イベントが発生。彼らとのクランバトルに勝利すると、桐生と六狂人との直接バトルに突入する!
左からオカダ・カズチカ、棚橋 弘至、小島 聡、天山 広吉、内藤 哲也、矢野 通(敬称略)
【尾道仁涯町】広島の中心部からわずかにはずれた港町
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街全体に閉鎖的な雰囲気が漂う港町。戦前から漁業で繁栄を極めたが、大不況から立ち直れずにそのまま凋落していった。そんな時代に取り残されたような街は、日本を代表する極道組織の1つ・陽銘連合会の活動拠点でもある。そのため、裏社会の人間にとってこの地は特別な意味を持っている。その町並みの印象は神室町などの繁華街とはまったく異なり、実際に尾道を訪れたことのない人でも、どこか懐かしさを感じることだろう。
尾道仁涯町プレイスポットPick Up1:素潜り漁
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水中銃を使って魚を撃つシューティングゲーム。攻撃的な魚に触れるとエア体力ゲージが減少してしまう。ゲージがゼロになると漁が終了してしまうので、危険な魚は回避しつつ大漁を狙おう!!
尾道仁涯町プレイスポットPick Up2:草野球
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尾道仁涯町にある草野球チーム「瀬戸内ウォーリアーズ」のキャプテンとなった桐生。街中でスカウトしたメンバーを試合や特訓で鍛えて各能力を上昇させ、尾道最強のチームを作り上げよう!
尾道仁涯町プレイスポットPick Up3:スナック遊び
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ママや常連客と酒を飲みつつ談笑し、仲を深めていくミニゲーム。友好度を上げて相手の悩みを解決してあげると、ごほうびがもらえることも! また、店内にあるダーツやカラオケなども楽しめる。
尾道仁涯町のモデルとなった広島県尾道市もチェック!
『龍が如く6』の舞台の1つ、尾道仁涯町はいわゆる歓楽街ではない地方都市。今回はモデルとなった広島県尾道市の自治体とコラボレーションし、尾道市の魅力をギュッと詰め込んだ町並みとなっている(タイアップ店舗もあり)。尾道市は、瀬戸内海に面する港町として発展しただけでなく、千光寺を代表とする神社仏閣も多い。第2次世界大戦で空爆を免れ、歴史ある建物が壊されずに残っていることもあって、街全体にさまざまな時代の建物が混在。そんな情景が広がる街並みは、ゲーム内でもしっかりと再現されている。また、尾道市はネコの街としても知られており、街中のいたるところでネコを見かけることができる。ここではどれぐらいリアルなのかを、広島県尾道市の実際の写真と合わせていくつか紹介しよう(現地の写真は電撃PlayStation編集部撮影のものです)。
有名な景観の一つである坂道(左が現実で右がゲーム)
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昭和のにおいを感じさせるセンター街(左が現実で右がゲーム)
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レトロな車体が人気の山陽本線(左が現実で右がゲーム)
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千光寺山頂に続くロープウェイ乗り場(左が現実で右がゲーム)
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瀬戸内海の渡し船となるフェリー乗り場(左が現実で右がゲーム)
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▼お試し版『龍が如く6 命の詩。』のダウンロードはこちらから
▼PS4®『龍が如く6 命の詩。』のPS Storeでの予約購入はこちらから
特集第3回では、PS4®専用タイトルだからこそ味わえる『龍が如く6 命の詩。』の注目ポイントと、舞台となる神室町、尾道仁涯町の見どころをお届けした。ドラマはもちろん、ゲームとしての”遊び”も一級品のクオリティなので、ぜひ楽しみにしていてほしい。次回、発売当日公開予定の特集第4回では、『龍が如く6』の発売を記念してプレイインプレッションを掲載するとともに、シリーズ総合監督・名越稔洋氏のスペシャルメッセージをお届けする!
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龍が如く6 命の詩。
・発売元:セガゲームス
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:アクションアドベンチャー
・発売日:2016年12月8日(木)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 8,190円+税
ダウンロード版 販売価格 8,845円(税込)
・プレイ人数:1人
・CERO:D(17才以上対象)
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©SEGA
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