第一次世界大戦を舞台に、1人用の「キャンペーン」や、最大32人対32人の大規模戦を楽しめる「マルチプレイヤー」などが人気の、大好評発売中のFPS『バトルフィールド 1』。発売以来、多くのプレイヤーが戦場に参戦し、今も火花を散らしている。砲弾の雨が降りそそぎ、土砂が舞い散るリアルな戦場を、ぜひ体験してみよう!
航空機や戦車が入り乱れるマルチプレイは本作の大きな魅力だが、シナリオに沿った演出でシーンを盛り上げる「キャンペーン」も忘れてはならない。特集4回目となる今回は、「大戦の書」と呼ばれる1人用モードを紹介。プロローグ&5つのシナリオの導入部分を取り上げつつ、「キャンペーン」ならではの魅力をお届けしよう。
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前回までの特集記事はこちら
古いけど新しい! 人気シリーズ最新作『バトルフィールド 1』は第一次世界大戦が舞台【特集第1回/電撃PS】
銃で敵を撃つだけが戦闘じゃない! 『バトルフィールド 1』の多彩な兵科や兵器に注目【特集第2回/電撃PS】
『バトルフィールド 1』本日開戦! 第一次世界大戦を豊富なゲームモードで戦い尽くせ【特集第3回/電撃PS】
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死にイベントで始まる「キャンペーン」! プレイヤーは戦場の”恐怖”を体感する!?
ゲーム起動後、すぐに始まる「プロローグ」は序章的な扱いで、特定の人物を主人公にした物語ではない。言うなれば戦場にいる”ただの兵士”の1人として、戦場そのものを見るという形式になる。
通常であればチュートリアルが始まるところだが、本作の「プロローグ」では操作説明などはほとんど表示されない。右も左もわからない状態で、戦場のど真ん中に投げ出される。そして突然「迎え撃て!」と命令されるのだ。心の準備をする暇もなく、正面からは無数の敵が突撃してくる。鬼気迫る状態からのスタートで、混乱するプレイヤーも多いことだろう。そして途切れぬ敵の波に押され、兵士たちは命を落としていく……。
それもそのはずで、これはいわゆる”死にイベント”である。状況もわからない戦場で、ただ言われた命令をこなして死んでいく……。これでもかというほど戦争の理不尽さを体験することになるだろう。操作している兵士が倒れると、その兵士の名前と生存年数が表示される。これがより物悲しさを増長する。
さらにこの「プロローグ」では、一度死んでも終わりではない。視点は同じ戦場のほかの兵士へと移り、再び理不尽な戦いへと身を投じることとなる。歩兵、機銃兵、戦車の射手とさまざまな兵士の死を体験し、「プロローグ」は終了となる。自分の努力もむなしく倒れていくさまは、なんと切ないものだろうか。
だが、これはあくまで第一次世界大戦という悲惨な戦争のイメージをつかんでもらうための導入。チュートリアルは、キャンペーンの各シナリオの最初にしっかりと用意されている。そのため、FPS初心者でも本作を問題なく遊ぶことが可能だ。
各シナリオでは5人の兵士の視点でさまざまなシチュエーションの戦闘を繰り広げる
プロローグを終えたら、5つのシナリオから好みのものを自由に選んで始めることができるようになる。それぞれ主人公となる人物の立場が異なり、戦場はもちろん任務の形式やシチュエーションなどがまったく違うので、続けて遊んでもマンネリ感は感じない。むしろ、どのシナリオも演出や心理描写が濃く、戦争映画などが好きな人であればすぐにのめり込めるだろう。ここでは、各シナリオの導入と最初のミッションを簡単に紹介していく。
【血と泥濘の先に】
舞台となるのは1918年、フランスのリベクール。イギリス軍は、守備を固めたドイツ軍の防衛線を突破できずに立ち往生していた。この戦線を突破するために投入されたのが、イギリス軍の虎の子Mark V戦車部隊。主人公のダニエル・エドワーズは、Mark V戦車の「ブラック・ベス」の操縦士としてこの作戦に参加することになる。
戦車戦が主軸となるこのシナリオでは、敵の防衛線を突破し、味方歩兵の支援をしつつ戦線を押し上げていくことになる。野砲や敵戦車などの敵火力にどう対処するかがポイントだ。強力無比なMark V戦車だが、信頼性が低いという大きな欠点も持っている。次々に訪れる危機的状況に衝突する隊員たち。しかし、生死をともにすることで、隊員同士が徐々に信頼しあっていく物語は必見だ。
【高き場所の友】
1917年のフランス、ヴォージュ。西部戦線では、名だたるエースパイロットを要するドイツ軍が連合国軍を圧倒していた。それを打開すべく、数々の試作機が開発される。このシナリオで登場するのは、前線に投入されたばかりの複葉機「ブリストルF.2A」と、そのパイロットのクライド・ブラックバーン。相棒のウィルソンとともに、大空での空中戦を楽しむことができる。
シナリオは、ブリストルの飛行テストのシーンから始まる。先導機に従って飛ぶ単純な飛行操作から始まり、バルーンを利用した攻撃訓練、地上の目標への対地攻撃訓練などを行なっていく。訓練を一通り終えた頃には、最低限のパイロットとしてのスキルは身につくだろう。だが、このシナリオはここでは終わらない。偶然出くわしてしまったドイツ軍の戦闘機相手の実戦が待っている。この戦いで大きな戦果を得たブラックバーンは、優秀なパイロットとして過酷な戦場の空へと送り込まれていく。
【サヴォイアに栄光あれ!】
このシナリオでは1918年の北イタリア、ドロミテのアルプス山脈で行なわれた戦いが描かれる。イタリアとオーストリア=ハンガリー帝国との戦いは険しい山脈が障害となり、互いに決定打を与えられずに膠着状態になっていた。主人公となるのは、イタリア軍の精鋭突撃兵「アルディーティ」に所属する、ルカ・ヴィンチェンツォ・コッキオラ。鎧を着込み、大容量のマガジンを持つ軽機関銃を装備した重歩兵となり、敵の要所へと攻め込んでいく。
山岳地帯にある砲台や対空砲などを破壊するため、険しい山道を登っていくアルディーティ部隊。ルカは装備した鎧のおかげで、敵の銃撃をものともせずに進むことができる。圧倒的な防御力と火力で、敵を蹴散らしていく爽快感を味わうことが可能だ。しかし、敵もただ指をくわえてみているだけではない。鎧など関係なしにダメージを与えてくる火炎放射兵や、機銃を備え付けたトラックなどが行く手を阻む。うまく対処できなければ、目標の達成は困難だろう。
【ランナー】
オスマン帝国中心部への、海上侵攻作戦から始まるこのシナリオは、1915年のガリポリ半島で行なわれたガリポリの戦いがモチーフとなっている。主人公は”オーストラリアの英雄”フレデリック・ビショップ。伝令兵のビショップの役割は、司令部からの命令を前線の兵士たちへ届けること。個別行動で命令を遂行する伝令兵は、戦場のまっただなかを目的地に向かってひた走ることになる。そのため、思いも寄らぬ戦闘に突入することもあり、先の読めない展開が続いていく。
物語は上陸作戦から始まる。味方の兵士とともに浜から突入し、橋頭堡を確保しなければならない。しかし敵は守備を固めているため、浜にはどんどんと仲間の屍が積み重なっていく。地獄のような戦場を抜け、占領した丘に拠点を築いたあとには、本来の役目が待っていた。最前線に取り残された味方への伝令。無数の敵が目を光らせる街中をいかにかいくぐることができるか。持ち前の腕と勇気が試される。
【記されぬ言葉】
1918年、アラビアの部族は、彼らを長年支配してきたオスマン帝国に反旗を翻した。今では”アラビアのロレンス”の名で知られる、英国の陸軍将校トーマス・エドワード・ロレンスに率いられた、アラビア部族の戦いが描かれる。舞台となるのはメソポタミア。主人公はロレンスではなく、彼の腹心であるザラ・グフランという女性だ。ロレンスの指示のもと、オスマン帝国を弱体化させるために単独でのゲリラ戦をしかけることになる。
最初のシナリオでは、砂漠のど真ん中で立ち往生している貨物列車から、敵の暗号書を盗み出すところからスタート。まずは双眼鏡で敵の配置を確認し、敵に発見されないように貨物室に忍び込む。敵を1人ずつ倒すか、素通りするか、または敵の装備を奪って強引に突破するか、手段はプレイヤーに委ねられている。ここで手に入れた暗号書を使い、アラビアを蹂躙している装甲車両”ジャナワール”を破壊するのがロレンスたちの目的だ。このシナリオでは、人数や装備で大きく劣る側での戦い方が楽しめる。
これら合計5つのシナリオは、どれも重厚で、やり応えのある内容となっている。まさに戦争映画を観ているような感覚で楽しめるので、FPS初心者はもちろん、マルチプレイに期待して購入したプレイヤーも、ぜひプレイしてみるといいだろう。
『バトルフィールド 1 Premium Pass』
『バトルフィールド 1』本編の新たな戦線を拡張させるPremium Passも発売中! 今後配信予定の4つのデジタル拡張パックをはじめ、新しい軍隊、マップ、オペレーションとゲームモードなどを手に入れることができる(ゲーム本編が必要)。
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バトルフィールド 1
・発売元:エレクトロニック・アーツ
・プラットフォーム:PlayStation®4
・ジャンル:ファーストパーソン・シューティング(FPS)
・発売日:好評発売中
・価格:パッケージ版 希望小売価格 7,800円+税
ダウンロード版 販売価格 8,424円(税込)
ダウンロード版 Deluxe Edition 販売価格 10,584円(税込)
ダウンロード版 Ultimate Edition 販売価格 15,984円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン時:2~64人)
・CERO:D(17才以上対象)
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© 2016 Electronic Arts Inc. バトルフィールドとバトルフィールド 1 は Electronic Arts Inc. もしくはその子会社の商標です。
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