【TGS2016】期待のPS VR専用ロボットアクションの詳細が明らかに! 『RIGS』メディアセッションレポート

0 0
【TGS2016】期待のPS VR専用ロボットアクションの詳細が明らかに! 『RIGS』メディアセッションレポート

20160917-tgs2016-rigs-01.jpg

『RIGS Machine Combat League』(以下『RIGS』)は、PlayStation®VRの発売と同日の10月13日(木)に登場する対戦型ロボットアクション。”ロボットに乗りたい”という夢をVR空間でかなえてくれることや、武器の照準はVRヘッドセットを向けた方向で合わせるという独特の操作方法が話題を呼び、ロボットアニメやロボットゲームファンから熱い注目を集めている。

※クリックすると拡大します。

本作は、RIGS(リグス)と呼ばれる巨大な競技用マシンを使用したスポーツが親しまれている近未来を舞台に、世界各地の主要都市に設けられた専用のアリーナで個人やチームで勝敗を競い合うことになる。

20160917-tgs2016-rigs-04.jpg

千葉・幕張メッセにて開催中の「東京ゲームショウ2016」では、2日目にあたる9月16日(金)に本作のメディア向けクローズドセッションが行なわれ、開発を手掛けるGuerrilla Games CambridgeからリードデザイナーのGareth Hughes氏と、アーティストのOli McDonald氏が登壇。ほぼ完成品というバージョンの実機プレイを用いた解説と質疑応答により、さまざまな要素が明らかにされた。

左から、ローカライズ担当であり今回のクローズドセッションで通訳を務めたソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の浦野圭、Guerrilla Games CambridgeのGareth Hughes氏、Oli McDonald氏。3人とも、本作のピットクルーをイメージした衣装で登場!

強くこだわったパイロット視点! 自分そのものとなるキャラクターの外見はカスタマイズ可能!!

クローズドセッションは、Hughes氏の解説に合わせてMcDonald氏が『RIGS』の実機プレイを披露する形で進行。最初に行なわれたメインメニューの紹介では、表示される各メニューはプレイヤーであるパイロットが手にした携帯端末から空間に投射しているという演出が明かされた。

Hughes氏によると、プレイ中は”常にパイロットの視点であること”に強くこだわったという。RIGSを操縦する試合中はもちろん、ローディング画面以外はメニュー画面さえも一人称視点であることで、自分がパイロットとして本作の世界に”いる”という極上の体験を味わってほしいそうだ。

自分の分身というか自分そのものとなるパイロットには、男性と女性のどちらを選択することも可能。ゲーム内で入手できるお金を使って、パイロットスーツやバイザー、ヘルメットなどを購入することもでき、それによって外見が変化する。そうしたカスタマイズアイテムは、オフラインでのシングルプレイ時に楽しめる「チャレンジモード」をクリアしたり、ゲーム内でスポンサーと契約したりすることでアンロックされる仕組みだ。

20160917-tgs2016-rigs-06.jpg

操縦できる機体は24種類+α! 個性的な6種類のアビリティも明らかに!!

メインメニューから選択できる「ショウルーム」では、プレイヤーが所持している機体であるRIGSの確認や、新たなRIGSを購入可能。「テストアリーナ」で実際にRIGSを操縦しながら、性能をチェックすることもできる。「テストアリーナ」では、RIGSの特徴やアビリティの性能などを解説するチュートリアルが用意されており、マニュアルを読まなくてもプレイが可能とのことだ。

本作に登場するRIGSは、これまでに発表されていた「ハンター」「ミラージュ」「テンペスト」という3つのクラスに「センチネル」を加えた、4つのクラスがあることも明らかにされた。各クラスには6機のRIGSがあり、それぞれが異なるアビリティを持っているため、操縦できるRIGSは基本的に24種類となる。ここで”基本的に”という言葉を用いたのは、アビリティを持たないテスト用のRIGSが各クラスに用意されているためだ。RIGSはそれぞれ2種類の武器を所持しており、その組み合わせや性能は機体によって全て異なる。

20160917-tgs2016-rigs-07.jpg

<個性的な4つのクラス>

ハンター
4mサイズの最も小さい機体。素早い動きを得意とし、ほかの機体では通れない狭い空間に入ることができる。

ミラージュ
最も背の高い機体で、ダブルジャンプというアビリティも持ち合わせている。

テンペスト
背中に羽根のような機構を備え、ホバリングによる浮遊が可能。上空から敵を捉え、狙い撃つ戦い方ができる。

センチネル
遠距離攻撃と近接攻撃の両方に長けた、大柄な機体。ジャンプボタンの長押しで出せる垂直ジャンプは急上昇が可能なうえに最大まで溜めると着地時に衝撃波で敵を攻撃できる。

<プレイスタイルに合わせて選べる6種類のアビリティ>

ノックアウト
近接攻撃が強力になるアビリティ。近接攻撃を当てることで、食らった相手は攻撃力が上昇する「パワーモード」を数秒間使うことができなくなる。また、相手のオーバードライブ状態を一瞬で解除することもできる。

シーフ
マップ上にあるパワースフィアと呼ばれるアイテムを、撃つだけで入手できる。移動速度を上げる「ターボモード」時は、敵のレーダーに映らなくなるという特徴も。

エンジニア
味方のRIGSに照準を合わせると、ライフを回復させることができる。さらに、近くにいる敵のレーダーを妨害可能。

ボム
敵の攻撃を受けてやられたときに、爆弾を設置! 爆発すると、近くにいる敵や味方がダメージを受ける。

キャラペス
自機の後方にシールドを展開しているため、後方からの攻撃をある程度防ぐことが可能。

ヴァンパイア
敵を倒すと、自分のRIGSのライフが回復する。

シングルプレイではCPUが操縦するチームメンバーと力を合わせてリーグ戦に!

今年6月に開催された世界最大規模のゲーム見本市「E3 2016」では、本作がマルチプレイ専用ではなく、オフラインのシングルプレイにも対応していることが発表されたが、その詳細が判明! 基本的に3対3のチーム戦となる本作の試合では、シングルプレイ時はCPUが操縦するチームメンバーと力を合わせてリーグ戦に挑む。

チームメンバーは試合ごとに雇う必要があり、その強さによって試合後に支払う報酬が異なる仕組みだ。ゲームを進めるとプレイヤーの認知度が上がり、認知度が上がるほど強力なチームメンバーを雇うことができるのだが、試合に勝ったときの賞金からチームメンバーの強さに応じて報酬が支払われる。そのため、自分がより多くの賞金を獲得するには、相手の強さに合わせて適切なチームメンバーを選ぶといった戦略も重要に!

20160917-tgs2016-rigs-08.jpg

リーグ戦には3つのディビジョンがあり、最初は「リーグ3」というディビジョンからスタート。10試合を行なって1位になると「リーグ2」に上がることができ、そこでさらに1位になるとトップディビジョンである「リーグ1」に入ることができる。

また、オンラインのマルチプレイでも、プレイヤー6人による3対3のチーム戦以外に、2人のプレイヤーがそれぞれCPUのチームメンバーを率いて戦うモードの実装が明らかにされた!

「チャレンジモード」でお金やアイテムを稼ぎながら、RIGSの操縦を習得!

シングルプレイ時のみ挑戦できる「チャレンジモード」では、用意されたさまざまなチャレンジをクリアすることで、お金やカスタマイズアイテムをゲットできる。初公開となった「マカオ」のステージで、McDonald氏がゴールまでのタイムを競う「スピードラン」と、マップ上のターゲットを全て破壊するまでのタイムを競う「ターゲットハント」というチャレンジに挑戦! 見事に高評価でクリアし、お金やカスタマイズアイテムでありヘルメットを入手。そして、認知度が上昇している模様も披露された。

チャレンジは豊富に用意されており、やり込み要素も十分。RIGSの操縦に慣れることを主な目的とした、「ベーシックチャレンジ」と呼ばれる難易度の低いものも用意される。

20160917-tgs2016-rigs-09.jpg

質疑応答でさらに見えてきた『RIGS』の世界! 日本のロボットファンに向けてのメッセージも!!

セッションの最後に行なわれた質疑応答ではさまざまな質問が投げかけられ、ここまでに伝えきれなかった数々の要素や今後の展望について、Hughes氏が語ってくれた。

20160917-tgs2016-rigs-10.jpg

──マップ中央にあるゴールに機体がオーバードライブ状態で飛び込むとスコアを獲得できる「パワースラム」以外に、本作にはどんなルールの試合がありますか。

マップ上のボールを奪い合い、相手ゴールにタッチダウンする「エンドゾーン」と、相手チームをどれだけ早く倒せるかを競う「デスマッチ」というルールがあります。シングルプレイのリーグ戦でもこれらのルールで遊ぶことができます。

──本作はe-sports(エレクトロニック・スポーツ)的な要素の強いゲームですが、本作でそのような大会を行なう予定はあるのでしょうか。

具体的な予定はありませんが、私たち開発スタッフも本作はe-sportsにマッチしたゲームだと認識しています。発売後にユーザーからの意見を取り入れ、そのような体験ができるゲームにしたいと思っています。

──RIGSのデザインでモチーフにしたものはありますか?

全体的なイメージとして、F1からインスピレーションを受けています。戦闘ではなくスポーツを意識しているので、RIGSは素早く動けそうなデザインとなりました。また、シルエットを見ただけでどの機体かわかるように気を配っています。

──DLCによって新たな機体などが追加される予定は?

すでに企画中です。しかし、それが機体なのか、ルールなのか、マップなのかは、まだ検討している段階です。発売後に、ユーザーからの要望も取り入れたいと考えています。ルールに関しては、マッチングの関係でただ新しいものを追加するのではなく、人気のないルールと入れ替えるといったことも想定しています。

──3D酔いに対して、どのような対策が練られているのでしょうか。

敵にやられたときに脱出装置が働く急上昇シーンなど、一部の演出を任意でカットする機能を実装しています。

──発売を楽しみにしている日本のファンに向けて、メッセージをお願いします。

本作をプレイすれば、ロボットに乗り込み、操縦している感覚を存分に味わえます。パイロット自身の姿も見られるので、臨場感は抜群。巨大ロボットの操縦を夢見ている方は、『RIGS』を遊ぶしかないでしょう!

「東京ゲームショウ2016」のプレイステーション®ブースでは、本作の試遊台が出展されている。発売まで待てないという人は、ぜひ足を運んでほしい!

——————————————

RIGS Machine Combat League

・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:対戦型ロボットアクション
・発売日:2016年10月13日(木)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 6,900円+税
    ダウンロード版 販売価格 7,452円(税込)
・プレイ人数:1人(オンライン:1~6人)
・CERO:A(全年齢対象)

※PlayStation®VR専用

——————————————

『RIGS Machine Combat League』公式サイトはこちら

20160917-tgs2016-rigs-11.png

©Sony Computer Entertainment Europe. Developed by Guerrilla Cambridge.

コメントの受付は終了しました。

お客様の生年月日を入力してください。

Date of birth fields