【TGS2016】4Kモニターで体感するハイエンドな映像表現！ PS4®Pro映像デモセッションレポート

さらにきめ細かく、色鮮やかに。超高画質な映像表現はゲームプレイへの没入感をも向上させる

PlayStation®4の新たなラインナップとして、11月10日(木)に国内発売予定のPlayStation®4 Pro。CPU、GPUをはじめとしたシステムアーキテクチャの性能強化によって、これまで以上に精緻で快適な映像表現を可能とするハイエンドモデルだ。

フルハイビジョンの4倍の画素数である4K解像度、そして映像本来の明暗部を再現してより広範囲な色幅の再現を可能にする最新映像技術のHDR(ハイダイナミックレンジ)に対応し、より高画質、より快適なゲームプレイを実現する。

千葉・幕張メッセにて開催中の｢東京ゲームショウ2016｣では、4Kモニターに接続したPS4®Proを使ったクローズドな映像デモセッションが実施され、PS4®Proによる次世代の映像表現を体感することができた。

『バイオハザード7　レジデントイービル』の恐怖や不安が一層際立つフォトリアルな映像表現

最初に鑑賞したのは、2017年1月26日(木)発売予定のPS4®用ソフトウェア『バイオハザード7　レジデントイービル』(カプコン)。古びた木造家屋の中で逃げ惑うゲーム冒頭のシーンを、担当スタッフが解説を交えながらデモプレイを披露した。

屋敷の中は薄暗いが、壁や床、家具などが汚れて傷んだ質感がはっきりと伝わり、そんな場所を探索する恐怖や不安が一層際立つ。斧を持って迫る大男はグロテスクで、追いつかれて攻撃されたときの恐ろしさも半端なものではなかった。

担当スタッフが｢本作のために開発した”REエンジン”は、実写映画に匹敵するフォトリアルな表現にこだわっているので、人の目で見た現実世界に近い映像を実現できるPS4®Proとの相性は非常に高い｣というように、舞台やキャラクターの質感まで感じ取ることができた。とくに、シェードランプや燃えさかる炎といった光の表現力は圧巻。恐怖にあおられる中にも、思わず目を奪われる美しさがあった。

『Horizon Zero Dawn』で感じられた自然の雄大さとマシンの”メカメカしさ”のコントラスト

続いては、2017年3月2日(木)発売予定の完全新作アクションRPG『Horizon Zero Dawn』(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)のデモプレイを鑑賞。こちらは今回のセッション用の特別仕様として、HDRと標準のDR(SDR)をプレイ中に切り替えられるようになっていた。

本作の舞台は、大災厄に襲われ、かつての文明が失われ動物の姿を模した機械たちに支配された世界。SDRのままでも美しい映像だが、HDRに切り替えると、太陽の光が際立ち、植物の枝葉の輪郭までくっきりと映し出される。また、マシンの体を構成する膨大な数のパーツも鮮明に見え、”メカメカしい”表現力が向上。このコントラストが、謎に満ちた世界への没入感をアップさせてくれることだろう。

発売中のタイトルもPS4®Pro対応へアップデート

次に、『inFAMOUS First Light』『アンチャーテッド海賊王と最後の秘宝』(ともにソニー・インタラクティブエンタテインメント)のデモプレイを鑑賞。すでに発売中の両タイトルは、PS4®Pro向けにアップデートされることが予定されており、これらもHDRとSDRの切り替え機能を使って映像の違いを確認することができた。

『inFAMOUS First Light』は夜のシーンが映し出され、ビルの屋上から見る街の遠景、レンガ造りの建物、濡れた路面に反射するクルマのヘッドライト……、あらゆるものをより鮮明に表現。主人公のフェッチが繰り出すレーザーの描写では、レーザーの光に照らされるフェッチの表情まで生き生きと見ることができ、とくに印象的だった。

『アンチャーテッド海賊王と最後の秘宝』では、主人公のネイサンが海辺に浮かぶ小舟に乗っているシーンを鑑賞。HDRに切り替えると、照りつける太陽の日差し、海底の砂の質感などが、よりきめ細かく見える。美しい世界を駆けめぐる冒険心が、さらにくすぐられる。

もとより洗練された映像美で高く評価されている両タイトルが、これまで以上に精緻で快適な映像表現になるのは驚きだ。この表現力を体験すれば、すでにプレイした方もPS4®Proでもう一度遊びたいと思うだろう。