PS4®『ラチェット&クランク THE GAME』限定版は映画も同梱! 日本語吹替版の収録現場に行ってきた!!

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PS4®『ラチェット&クランク THE GAME』限定版は映画も同梱! 日本語吹替版の収録現場に行ってきた!!

誰もが楽しめる名作アクションが、PS4®で新生!

2002年に発売されたPlayStation®2『ラチェット&クランク』が生まれ変わって、 PlayStation®4に登場! 8月9日(火)発売予定の『ラチェット&クランク THE GAME』は、シリーズ1作目をベースにしつつ、新たなストーリーが展開する。

ハチャメチャで爽快なアクションとおなじみのキャラクターはそのままに、PS4®の圧倒的なグラフィックで新たな冒険が描かれる。

本作はゲーム本編のみの通常版のほかに、映画『ラチェット&クランク THE MOVIE』の日本語吹替版Blu-ray Disc™と、コロコロコミック編集部が編集した特別冊子がセットになった日本だけの「超★スペシャル限定版」を同時発売。

このたび、日本語版映画のアフレコが行なわれたので収録現場のレポート&キャストインタビューをお届けしよう。

【『ラチェット&クランク THE MOVIE』とは?】

期間限定生産「超★スペシャル限定版」に同梱される、約90分に及ぶフルCGアニメ。北米では2016年4月に劇場公開され、大きな話題を呼んだ。

ストーリーは「ラチェット&クランク」シリーズ第1作をベースにしながら、ラチェットとクランクの出会いなどをさらに詳しく描いたもの。ラチェット、クランク、キャプテン・クォークらおなじみのメンバーと新キャラクターが入り乱れて銀河を襲うピンチに立ち向かう。

今回同梱されるBlu-ray Disc™版には、ゲームでおなじみの声優陣による日本語吹替版を国内独占先行で収録。なお、ゲーム発売後にDVD版がリリースされる予定とのことだが、Blu-ray Disc™版が手に入るのは「超★スペシャル限定版」のみの予定だ。

アフレコ現場を直撃! メインキャストが語る収録秘話

5月14日(土)から2日間にわたり、都内スタジオで映画『ラチェット&クランク THE MOVIE』の日本語吹替収録が行なわれた。PS.Blog編集スタッフは、メインキャストがそろった5月15日(日)の収録を取材できたので、その模様をレポートしていこう。

取材当日は、ラチェット役の津村まことさん、クランク役の大川透さん、キャプテン・クォーク役の乃村健次さん、Dr.ネファリウス役の山野史人さん、ドレック役の後藤哲夫さんら主要キャストをはじめ10名以上の出演者(声優)がスタジオに集結。朝10時から夜10時すぎまでと長時間にわたる収録だったが、スタジオは終始和やかなムードに包まれていた。

収録は数分のシーンごとに行なわれ、テストが終わるたびに音響監督とスタッフが入念にチェック。語尾の微調整、言い回しの変更などの細かい部分までキャストに指示していた。

時には少し台本と違うセリフになっても、「面白ければOK!」とするのが「ラチェクラ」らしいところ。アクションシーンが多いため、必然的に叫んだり声を張ったりする場面も多くなるが、約12時間にわたってアフレコを行なっても、まったく声の張りが衰えないのはさすが! みなさんベテランぞろいとあって、収録はスムーズに進んだ。

また、音響監督がOKを出しても、キャストから「もう1回!」の声がかかることもしばしば。録り直しを終えたあと、「やりきった……!」との声が聞こえ、アフレコに懸ける熱量の高さがうかがえた。

では、収録直後に行なったメインキャストのインタビューをお届けしよう。

右奥からラチェット役の津村まことさん、クランク役の大川透さん、キャプテン・クォーク役の乃村健次さん、Dr.ネファリウス役の山野史人さん、ドレック役の後藤哲夫さん。

【顔をそろえての収録は初! 互いに刺激され、演技もヒートアップ】

──「ラチェット&クランク」が映画化され、日本語吹替版の制作が発表されました。まず映画化が決まった時の感想をお願いします。

大川:実はラチェット(津村さん)、クランク(大川さん)、クォーク(乃村さん)の3人は、『ラチェット&クランク THE GAME』の収録前に映画化の話を聞いていたんです。スタッフさんに「今回のゲームは、映画をベースにしているんです」と言われて。でも、日本語吹替版を制作することは決まっていなかったので、「ぜひやりたいね」とみんなで話していました。

乃村:見せていただいた映画は英語の音声で、ストーリーの詳細まではわからなかったしね(笑)。

大川:字幕もなかったもんね。雰囲気は伝わったけど。

──普段ゲームの収録は、おひとりずつ個別で行なうそうですね。今回、みなさんで顔を合わせての収録はいかがでしたか?

大川:長いこといっしょにやってますが、みんなそろっては初めてですよね。面白かったです!

後藤:顔を合わせたほうが楽しいよね。みんながいると刺激されますから。

大川:相手がいると、セリフのやりとりも全然違ってくる。やっぱりお互いにナマでしゃべったほうが、気持ちの持っていき方、お互いの関係性がよくわかるので。ひとりで収録する時は、想像するしかありませんから。

後藤:僕なんか、想像すらもできていなかったよ(笑)。ゲームの場合は、すべてのセリフが書かれた台本をもらうわけじゃないからね。今回やっとお互いの関係性がわかりました(笑)。

──それによって、演じ方も変わりましたか?

乃村:僕は初代『ラチェット&クランク』をプレイしていたので、2作目の収録時にはもうみなさんがどんな感じで演じているのかわかっていました。でも今回新鮮だったのは、声が加工されていないクランクの演技が聞けたこと(笑)。

クランクの声って、収録時に音声を加工しているんですよね。「どうやってしゃべっているんだろう」ってすごく興味があったのですが、今日収録現場で聞いたら大川さんの声なのにやっぱりクランクなんですよ。

津村:「大川さんが素の声でクランクを演じているのを聞いたら笑っちゃうかも」と思っていましたが、全然違和感ありませんでした! 違和感がなくて逆に肩透かしでした(笑)。

大川:なんだよ、肩透かしって(笑)!

山野:僕の声も加工してほしかったね。ネファリウスの声は高いから、ずっとあの声を出しているのは大変なんだよね。機械で加工してくれるとラクなのに(笑)。でも、楽しく演じられたね。

後藤:僕も楽しかったです。

──後藤さん演じるドレックは、初代『ラチェット&クランク』以来の登場です。久しぶりに演じた感想は?

後藤:やっぱり楽しかったですよ。収録前に、スタッフのみなさんに「何ヵ所か巻き舌を入れましょう」と言われたんです。でも、「入れられるところは全部入れちゃえ」って(笑)。

乃村:素晴らしい巻き舌でしたよ(笑)。

後藤:ホント? 良かった。今日は本当に楽しかったなぁ。

【クォークのカッコよさUp!? ゲームと映画の違いとは?】

──ゲーム版の「ラチェット&クランク」ファンに向け、映画ならではの見どころをお聞かせください。

乃村:海外版を観ると、映画よりもゲームのほうがオーバーに演じているんです。少なくともクォークに関しては、映画ではカッコよさを重視しているように感じられました。日本語版では、それを崩していくのが楽しかったですね(笑)。

というのも先輩方がノリノリなので、油断していると全部持って行かれてしまうんですよ(笑)。僕も負けじと頑張るから、相乗効果でどんどん面白くなっていくんです。演じながら、何度も笑いそうになりました。

山野:ネファリウスもテンションが高いんだよね。やけくそで演じている感じでしたよ(笑)。

大川:ラチェットはどうだった? ゲームと違いはあった?

津村:うーん、そんなに違いは感じなかったかも。

大川:それは素晴らしい。ゲームのラチェットの魅力が、そのまま映画にも出ているってことでしょ?

津村:うんうん……(うなずく)。

大川:じゃ、今の発言は津村さんが言ったことにしてください(笑)。

津村:(笑)。逆に、みなさんはゲームと映画で違いを感じましたか?

乃村:クォークは、やっぱり映画のほうがちょっとカッコつけてたかな。

山野:ネファリウスはゲームと変わらなかったね。

後藤:僕にはハジけている役しか来ないから(笑)。ドレックも、ゲームだろうと映画だろうと同じでした。

大川:僕は、自分でもゲーム版をずっとプレイしてきたので、映画を観ながら思わずコントローラを握りたくなりました(笑)。「あ、動かさなくてもいいんだ」って、何度も思いました。

【「ラチェクラ」演じて14年! 深まるキャラクターへの愛着】

──ゲーム版「ラチェット&クランク」は、14年も続くシリーズです。これまでのシリーズ作品を振り返った感想は?

大川:ほとんど毎年のように収録していた時期もありましたよね。「今年もまた『ラチェクラ』が来た!」とうれしく思っていました。僕の中では、ずーっと続くのが当たり前のシリーズ。でもその反面、改めて振り返ると「そんなに録ったのか!」という感慨もわいてきますね。

山野:それだけ楽しみにしてくれる方がたくさんいたってことですよね。

大川:支えてくださる方が、いっぱいいるんだよね。本当にうれしいことです。だって、普通はこんなに続きませんよ!

後藤:うれしいことだねぇ。

津村:ゲーム自体が面白いですから。私も夢中でプレイしました。

大川:僕も初期は相当やり込みました。

乃村:隠れてる裏技を探したりね。

大川:「こんなところにコレがあった!」という発見の楽しさも味わえるんだよね。

──長期にわたり同じキャラクターを演じていると、キャラへの愛着も深まるのではないかと思います。改めて、ご自身が演じているキャラへの想いをお願いします。

津村:ラチェットは、本当に大好きなキャラクターです。愛着もありますし、これからももっともっと演じたいと思っています。ちょっとお気楽キャラなところが好きなんですよ。「ヒーローなんてやりたくないよ!」って言っちゃうようなホワッとしたところがいいですよね。

大川:クランクはロボットですが、ロボットらしくないんです。感情豊かなところが面白いなと思います。

このシリーズは、言わばバディもの。人間同士のバディと同じように、ロンバックス族のラチェットとロボットのクランクが相棒になっています。1作目から友情が一気に深まり、その関係がずっと続いているので、ふたりでいるのが自然なんですよね。

今回の映画ではふたりが出会うところから描かれるので、「やっぱりラチェットとクランクは出会うべくして出会ったんだな」と感慨深い思いがありました。

津村:クランクは、すごくかわいいですよね。いつも「かわいいなー」と思いながら演じてます。

大川:これだけ長いこといっしょにいると、ただの相棒って感じがしませんよね。兄弟というか家族。ただの友情を超えているように感じます。ラチェットはお気楽だけど、クランクは超真面目。お互いにバランスが取れていて、良い関係だなと思います。

乃村:クォークは、そういうふたりをいつも引っ掻き回しているんですよね。大体、敵サイドにつくのですが(笑)。そしてお説教されて、改心するというパターンです(笑)。

大川:愛すべきキャラだよね。クォークがいないと寂しいもん。

乃村:ゲームシリーズの中で一度だけ、ひと言しか登場しないことがあったんです。あれは寂しかったです(笑)。クォークは僕ができる範囲のフルレンジで演じているので、とにかく女装でもなんでも振り切ってやるようにしています。

スタッフの方も、面白ければ採用にしてくれますしね。逆に面白くないと不採用(笑)。「うーーん、ちょっと考えます!」って言われて落ち込むこともあります(笑)。

大川:もはやクォーク=ノムケン(乃村さん)だよね。しっかり確立されていると思う。

乃村:実は、クォークと僕の性格がどんどん近づいているような気がしているんです(笑)。なんだか作品を重ねるごとに、クォークが子どもっぽくなっている気がして。あ、でも僕は裏切り者ではないですよ? 何かあると、すぐシュンとするところは僕に似ているかなと思います。

津村:え、そうなの(笑)? シュンとするんだ。

乃村:あれ、見たことないですか? 僕がシュンとしているところ(笑)。

──山野さんと後藤さんはいかがですか?

山野:ネファリウスは、実に異常というか、普通じゃないところが好きですね(笑)。自分の感情を思いっきり出せるところ、毎回楽しく演じています。

後藤:ドレックは、なぜ復活したかわからないんだよ(笑)。1作目で宇宙の彼方に飛んでったんだから。

大川:1作目のリブートだから、復活したんじゃないでしょうか。

後藤:え、めちゃめちゃ人気があるからじゃないの(笑)?

大川:あ、もちろん人気もあります!!

後藤:僕は用意していったものを、全部出したい性分なんだけど、今回はやりきりました!

【イベントシーンをつないだだけではない、完成度の高い映像作品】

──この映画は、『ラチェット&クランク THE GAME』の「超★スペシャル限定版」に同梱されるものです。ゲームの見どころ、演じた感想をお聞かせください。

大川:今回のゲームには、映画に登場しないキャラクターもたくさん出てきます。実は今回、クランクだけでなくラチェットの育ての親であるグリムローズも演じました。ゲームには、彼の双子の弟も登場するんです。「グリムローズと同じ顔だから、同じ声だろう」ということで、こちらも僕が演じています。

映画にはないエピソードもたくさん詰まっているので、長く遊べるのではないかと思います。というか、僕も早く遊びたい(笑)。

津村:私も早くプレイしたい!

乃村:セリフ量も、映画よりはるかに多かったですよね。ボリューム満点です。

──では最後に、発売を心待ちにしているファンへメッセージをお願いします。

津村:今回の『ラチェット&クランク THE GAME』は、初代『ラチェット&クランク』と設定が少し違うので、旧作を知る人がプレイするとより新鮮に楽しめるのではないかと思います。違った『ラチェクラ』が感じられると思いますので、ぜひお楽しみください。

大川:映画版『ラチェット&クランク THE MOVIE』は、ただゲームのイベントシーンをつないだだけのCGムービーではありません。ひとつの映像作品として、クオリティの高いものに仕上がっていると思います。

僕自身、まだBlu-ray Disc™の画質で観ていないので、完成が楽しみですね。音響も素晴らしいと聞いていますし。もちろんゲームも楽しみで、ワクワクしています。みなさんもいっしょに楽しみましょう!

乃村:ゲーム、映画ともに、ものすごく言葉にこだわりました。『ラチェクラ』の世界を面白くするため、言葉ひとつひとつについて「これは面白いかどうか」とスタッフみんながこだわり、収録に臨んでいます。ぜひみなさんにも、そのこだわりを感じていただきたい。「この言い回し、最高だぜ!」というフレーズを見つけてくださるとうれしいです。

山野:思いっきり暴れているので期待していてください! そしてネファリウスを可愛がって下さい!

後藤:ハジけている敵役の私を、楽しみにしてください。いくつになってもハジけますよ!


息がぴったりの5人のキャスト。映画では、それぞれの個性を発揮しつつ息の合った演技を聞かせてくれそうだ。ゲームと映画をいっしょに楽しむなら、ぜひ「超★スペシャル限定版」の予約を!

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ラチェット&クランク THE GAME

・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・フォーマット:PlayStation®4
・ジャンル:アクション
・発売日:2016年8月9日(火)予定
・価格:パッケージ版 希望小売価格 5,900円+税
    ダウンロード版 販売価格 5,292円(税込)
    超★スペシャル限定版 希望小売価格 6,900円+税
・プレイ人数:1人
・CERO:A(全年齢対象)

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