【E3 2016】PS4®『Horizon Zero Dawn』メディアセッションレポート! 開発スタッフが実機プレイで解説!

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【E3 2016】PS4®『Horizon Zero Dawn』メディアセッションレポート! 開発スタッフが実機プレイで解説!

人気FPS「KILLZONE」シリーズの開発を手がけたGuerrilla Gamesによる、完全新規のオープンワールドアクションRPGとして注目を集めるPlayStation®4用ソフトウェア『Horizon Zero Dawn』。昨年の発表以来、多くのゲームファンが2017年のソフト発売を待ち焦がれている作品だけに、「E3 2016」のPlayStation®ブースでもひときわ目立つシアターが用意されるなど大々的な展示が行なわれていた。

「E3 2016」2日目となる現地時間6月15日(水)には、Guerrilla Gamesの開発スタッフであるMathijs De Jonge氏(ゲームディレクター)と、John Gonzalez氏(リードライター)による『Horizon Zero Dawn』のメディア向けセッションが開催された。

「KILLZONE」シリーズでもゲームディレクターを務めていたDe Jonge氏と、世界的な大ヒット作『Fallout: New Vegas』で開発の中心メンバーだったGonzalez氏、2人の大物クリエイターが明らかにした、ゲームの詳しい内容をお届けしよう。

プレスカンファレンスで公開されたデモを開発者自身が解説!

『Horizon Zero Dawn』の舞台は、1000年前の大災厄によって人類の文明が滅び、動物の姿を模した機械(マシン)が我が物顔で大地を闊歩するようになった地球。プレイヤーは各地を旅する熟練の女性ハンターであるアーロイとなり、広大な大地でマシンを狩りながら、その世界に隠された謎に迫る冒険を体験していくことになる。

『Horizon Zero Dawn』「アーロイの旅立ち」篇トレーラー(日本語吹替版)

セッションは、現地時間6月13日(月)に行なわれた「E3 2016 PlayStation® Press Conference」で公開されたデモプレイと同じフィールドをDe Jonge氏が自らプレイし、Gonzalez氏とともにゲームのシステムを詳しく説明するという内容だった。

ただし、ここでのプレイはプレスカンファレンスと全く同じではなく、ノンプレイヤーキャラクター(NPC)の部族が暮らす集落での行動も見ることができた。プレスカンファレンスの模様は動画で公開されているので、先にそちらをチェックしてから以下を読むことをオススメする。

PlayStation® – E3 2016 Press Conference |(日本語同時通訳音声)

【各地の部族の集落では、NPCとのやり取りや買い物ができる!】

Gonzalez氏によるストーリーの簡単な説明の後に始まったゲームのデモプレイ。De Jonge氏操るアーロイは、おもむろにとある集落へと入っていき、そこに暮らすNPCの族長らしき女性と会話を始めた。NPCとの会話ではアーロイの返答を選択することができ、その返答に応じてNPCの対応も変化する場合があるそうだ。

この会話中に、村を襲おうとするマシンを食い止めるためのクエストが発生し、村の外へと向かう流れを見ることができた。

ちなみに、会話によるメインストーリーの分岐はないとのこと。Gonzalez氏によれば「本作のメインストーリーはアーロイの物語を伝えるもので、その流れがNPCとの会話で大きく変わることはありません。ただし、多少の展開の変化は出てくるでしょう」とのこと。会話の返答によって、突然村人が敵になるといったケースはなさそうだ。

続いてアーロイが話しかけたのは装備を販売する武具屋のNPC。アーロイの装備は、弓、近接攻撃用の槍、ロープキャスター、パチンコのような道具で飛ばすグレネードといったさまざまな武器に加えて服が存在し、それぞれ素材を使って強化が可能。集落の店で新しい服を購入し、装備を変更するとアーロイの姿にもそれが反映された。

各種の装備は倒したマシンやフィールドでの採取により入手できる素材でカスタマイズでき、その幅も多岐に渡るという。どの武器や矢を装備するかは、プレイヤーのプレイスタイルに合わせて自由に選べるという。

【雄大な自然を再現したフィールドでは、天候変化も発生】

準備を整えたDe Jonge氏は、いよいよ集落を出て広大なフィールドへ。ここからはプレスカンファレンスで公開されたデモプレイと同様の流れとなる。フィールドに関しては、今回のデモの舞台になった草原/森林地帯のような場所以外にも多様なロケーションが用意されるそうだ。

De Jonge氏は「今回見ていただいた草原以外に、砂漠やジャングル、雪の残る山岳、地下の洞窟など、ゲームにはさまざまな地形が登場します。また今回のデモではお見せできていませんが、雨や雪、嵐といったダイナミックな天候の変化も起こりますし、昼夜の概念もあります」と語っていた。

大自然の中をマシンが闊歩するゲームの世界設定については「デザイン上で念頭においたのは、原始的ともいえる雄大な自然の中でハイテクなマシンが動きまわる、驚くべき世界を創造することでした。BBCの自然ドキュメントだったり、Guerrilla Gamesが得意としてきた未来的なメカデザインだったりと、我々が興味を持ったものやノウハウがゲームの中に活かされています」とのコメントが。

その言葉通り質感たっぷりに表現された自然の中をマシンが闊歩する姿は、幻想的ともいえるものだった。

【敵を丸裸にできる「スキャン」を活用し、有利に戦いを進めよう!】

フィールドをしばらく進むと、シェルウォーカーというコンテナを背負ったヤドカリのようなマシンと遭遇。ここでDe Jonge氏は「スキャン」を使用して、敵の能力を確認していた。スキャンは凄腕ハンターのアーロイの心強い能力のひとつで、発動後に敵を見ると、その敵のレベルや能力、倒した時に手に入る素材などが詳しいデータとして表示される。さらに弱点は黄色に光り、その後の移動経路の予測も点線で表示されるという、至れり尽くせりの能力だ。

De Jonge氏からは「アーロイはハンターですから、なるべく弾薬やトラップを使わずに効率よく、素早く獲物を倒すことが重要になります。手に入れた素材を温存するために、どうしたら早く倒せるかを考えながらプレイしてもらいたいです。小さな敵は頭や目を狙えばクリティカルヒットになりますが、大きな敵は弱点を隠すアーマーを攻撃して剥がしたり、身につけた武器を破壊して攻撃を止めたり、いろいろな攻略方法があります。スキャンを活用して弱点を探し、不意打ちを狙ったりするといいでしょうね」というアドバイスがあった。

ちなみに矢やグレネードなどの消耗品は、クラフト機能で素材を使って自作が可能。弾切れの危険を避けるなら、きちんと素材を集めてこまめな補給が必要になるだろう。またこれらの中には、敵の動きを止めるものや爆発するものなど、さまざまな効果を持つ種類が用意され、それぞれを敵の弱点に応じて使い分けることで有利に戦いが進められる。

今回のデモプレイではアーロイが2種類の弓を持っており、合計で5種類の矢を使い分けることができた。ゲームを進めて新しい地域や部族と出会うことで武器の種類も増えるとのことなので、自分の好みに応じて膨大な種類の装備を作り、選ぶ楽しみも味わえる。

シェルウォーカーを倒して先に進むと、小さな恐竜のようなマシンのウォッチャーに追われる男と遭遇。De Jonge氏が強力な打撃攻撃をウォッチャーに見舞って倒すと、男は悪魔のような強力なマシンが集落を襲おうとしていることを告げ、新たなクエストが発生した。

【オーバーライドでマシンを味方に! 中には騎乗できるものも!】

クエストの目標をマップで確認したDe Jonge氏は、付近にいたブロードヘッドと呼ばれる牛型のマシンに気付かれないよう近づき、ロープキャスターを取り出す。この武器は相手にロープを打ち込んでその場から逃がさないことを狙ったもので、複数本を撃ちこめば敵を転倒させられる。動きを止めたブロードヘッドにオーバーライド(ハッキング)を行ない、見事自分に従わせた。

オーバーライドについて、De Jonge氏は「アーロイを成長させ、アビリティを強化することで、さまざまな種類のマシンをハッキングして味方にできます。最初のうちに従えられるのは小型のマシンだけですが、ゲームを進めていくことでより大きなマシンもハッキングできるようになります」と語る。

なお、アビリティについては他にもさまざまな種類があり、レベルの上昇に合わせて自分の好きなものを習得していけるそうだ。

【強力なマシンとの対決では、トラップも駆使した戦術が重要!】

さまざまな説明を行ないつつ、De Jonge氏はブロードヘッドに乗ってクエストのボスが待ち受けるエリアに突入。そこで待ち受けていたのは、ウォッチャーを攻撃し、凶暴化させるサソリのような姿のマシン、コラプター。

アーロイを発見したコラプターはすぐさまこちらに攻撃を開始。体当たり、しっぽを使った回転攻撃、大ジャンプの踏み潰し攻撃など、豊富なバリエーションの攻撃を使い分けるコラプターに対して、De Jonge氏は爆発する矢と設置型のトラップで対抗していく。

使われたトラップは矢を当てると爆発するもので、うまくコラプターをおびき寄せて近づいた時に矢を放って爆発させることで大きなダメージを与えていた。

ちなみに、攻撃などの際は右スティックを押し込むことで一定の間、時間の流れを緩やかにすることが可能。騎乗したままでの射撃や、精密な狙い撃ちをするときは、これを活用すればいい。

コラプターを十分に弱らせたところで、De Jonge氏は武器をロープキャスターに持ち替え、次々と発射。ロープから逃れようとしたコラプターがよろめいて倒れると、頭の部分から弱点が露出し、そこを矢で狙い撃って倒したところで、今回のデモプレイは終了となった。

軽快かつダイナミックなアクションをオープンワールドで堪能できる快作!

セッションの終了後、取材班も会場のシアターに展示されていた試遊版をプレイ。こちらは先ほどのデモプレイとはまたバージョンが異なるもので、”気づかれずにウォッチャーを倒す”など、条件が付けられたクエストを通じて本作の基本アクションを思い切り楽しめるものだった。

触ってみて感じたのは、操作していてとにかく気持ちがいいということ。アーロイの動作はキビキビとしていながらもダイナミックで、広大なフィールドを自由に駆け回るオープンワールド作品ならではの爽快感を存分に楽しめた。

また、巨大な敵の弱点を探し、多彩な武器を効果的に使いこなすバトルの戦略性も、アクションゲームファンにはたまらないところ。「とにかく早く製品版を遊びたい!」と思わせるタイトルだった。

【セッション担当の2人から、日本のPS.Blog読者にメッセージ!】

John Gonzalez氏(写真右):「『Horizon Zero Dawn』はどの国の方々にも楽しんでいただきたいと考えて制作しています。日本のユーザーのみなさんにも我々が創りだした世界について興味を持っていただけているようで、とてもうれしく思います」

Mathijs De Jonge氏(写真左):「今年の東京ゲームショウで『Horizon Zero Dawn』を日本のみなさんにも体験していただけると思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。」

国内のアクションゲームファンは、2人の言葉通り、ぜひ今年の東京ゲームショウでその気持ちよさを味わってみてほしい。

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Horizon Zero Dawn (ホライゾン ゼロ ドーン)

・発売元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント
・プラットフォーム:PlayStation®4
・ジャンル:アクションRPG
・発売日:2017年予定
・価格:未定
・プレイ人数:1人
・CERO:審査予定

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『Horizon Zero Dawn』公式サイトはこちら

©Sony Computer Entertainment Europe. Published by Sony Computer Entertainment Inc. Developed by Guerrilla.

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