『ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド』正式リリース後の世界をめぐる【特集第4回／電撃PS】

『蒼天のイシュガルド』で新たに追加された地域は、いずれも『新生』時代のエリアの2倍以上の広さ。さらには街中をのぞくすべてのエリアで飛行可能とあり、探索可能な空間が非常に広大です。ゆえに、クエストで各所を駆け回るとはいえ、現時点ですみずみまで探索し尽くした人はかなり少ないはず。

……というわけで今回は、『蒼天のイシュガルド』メインストーリーの序盤〜中盤に訪れるエリアで撮影した美観を厳選紹介！　これからイシュガルドを訪れる方はもちろん、レベル上げに追われて景色を見る余裕のなかった方も、ここであらためて『FFXIV』の美しい世界を堪能してください。

ちなみに、徒歩より格段に速く移動できる｢マウント｣に騎乗すると専用のBGMが流れるのですが、新天地の雰囲気を感じたい場合や、フィールドに流れる新曲を思う存分堪能したい場合は、｢システムメニュー｣の｢サウンド設定｣で｢騎乗中のBGM再生を有効にする｣のチェックを外し、騎乗時のBGMをオフにしておくのもいいかもしれません。なぜなら、新フィールドのBGMはエリアで異なるのはもちろん、今現在冒険者がいる場所や、エオルゼアの時刻によって、BGMの種類が変わったり、同じ曲でも曲調が変化したりと非常に表情豊かだからです。昼間は元気な雰囲気の曲が、夜になるとピアノソロが入ってしっとりした感じに……といった小さな驚きとともに探索ができるので、かなりオススメですよ。

◆皇都イシュガルド

冒険の拠点となる都市。邪龍ニーズヘッグを退けたとされる征竜将ハルドラスら｢建国十二騎士｣の像や、竜槍ゲイボルグを得に活躍した女竜騎士・聖レネットの像など、戦いの歴史にもとづく建造物が数多くあります。そのつくりは、堅固かつ壮麗。街のところどころに対竜バリスタが設置されており、今が｢竜詩戦争｣の最中であることを如実に物語っています。

基本的に雪や曇の天候が多く、晴れ間が見えることは稀。ですが、晴れた際に望める遠方の山々は非常に雄大ですので、もし晴れたタイミングで街を訪れたら、ぜひ見てみてください。

◆クルザス西部高地

かつてエオルゼアを襲った｢第七霊災｣で気候が変化し、雪深くなったエリア。ドラゴン族に味方する｢異端者｣たちの根城となっており、各所にドラゴン族とヒトとの戦いの跡が見られます。皇都イシュガルドと同様に雪や曇りが多いですが、晴れた際の景観は見事の一言。死した巨竜のうえに灰が降り積もってできたとされる臥竜島や、雪中の秘湯・ドラゴンスピット、凍った湖に取り残された巨大船・ノーススター号などなど、意外なところに名所があるのも特徴です。

◆アバラシア雲海

無数の浮島が連なって構成される地域。これまでのエリアと異なり晴れ間が多く、初めて足を踏み入れたときに｢おお｣と感嘆を漏らす人も多い様子。新たな蛮族・バヌバヌ族の居住区域や、水を生み出す湧水のクリスタルが採れる水場などがあります。翼を生やした(背負った？)モンスター・ゲイラキャットやキリンに似たダルメルなどなど、ユニークな新(？)モンスターが多いのも特徴。なお、初めて足を踏み入れるのは序盤ですが、飛行可能になるのはかなり後になってからですね。

◆高地ドラヴァニア

ドラゴン族の本拠地とされるエリア。これまではあえて訪れるヒトも少なく、戦火が及んでいませんでしたが、近ごろは新蛮族・グナース族がドラゴンたちにちょっかいをかけ、たびたび戦闘となっている様子。ちなみに、大樹が茂る｢チョコボの森｣はドラゴン族から見つかりにくいため、チョコボを狩猟する人々の生活の地にもなっています。物語の重要人物のひとりはこの地に住んでいたことがあるようですが……。そのほか、霊峰ソーム・アルや悲嘆の飛泉など、高山に連なる場所に目立つ景観が多いようです。